JPH0220573A - 防汚剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水棲生物が船底、漁網等の水中接触物に付着
するのを防止するための防汚剤に関する。

〔従来技術〕

船底、漁網等の水中接触物に藻類、フジッボ、センブラ
、コケムシ類などの水棲生物が付着するのを防止するこ
とを目的として、従来一般に、有ａ錫化合物、アルキル
化水銀、酸化水銀、亜、酸化銅等の金属化合物類が広く
使用されてきた。

また金属を含まない有機化合物である、テトラアルキル
チウラムジスルフィンド類等を成分とする魚網防汚剤も
知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の技術で述べたもののうち金属化合物類は、概して
毒性が強く、取り扱いには特別の注意を要し、魚体への
蓄積に因る奇形の発生や環境汚染が問題化している。ま
たテトラアルキルチウラムジスルフィノド類を単独で使
用した場合には、防汚効果は不充分である。

本発明は、毒性及び環境汚染の恐れのない防汚剤を提供
することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は３−（１−アリルオキシアミノブチリデン）−
６，６−ジメチル−２．４−ジオキソシクロヘキサンカ
ルボン酸メチル、２−（１−エトキシイミノブチル）−
５−（２−（エチルチオ）プロピルクー３−ヒドロキシ
−２−シクロヘキセン−１−オン、エチル　０−ベンゾ
イル−３−クロロ−２，６−シメトキシベンゾヒドロキ
シメート、トランス−５−（４−クロロフェニル）−Ｎ
−シクロヘキシル−４−メチル−２−オキソ−３チアゾ
リジンカルボキサミド、（Ｅ）−４−クロロ−α、α　
、α−トリフルオロ−Ｎ−（１−イミダゾール−１−イ
ル−２−プロポキシエチリデン）−０−）ルイジン及び
それらの塩からなる群より選ばれた少くとも１種を含有
してなる防汚剤である。

本発明で使用される防汚性を有する有機化合物は下記の
構造をしている。

３−　（１−アリルオキシアミノブチリデン）６．６−
ジメチル−２．４−ジオキソシクロヘキサンカルボン酸
メチル ２−（ｌ−エトキシイミノブチル）　−５−［２（エチ
ルチオ）プロピルクー３−ヒドロキシ−２−シクロヘキ
セン−１−オン エチル　０−ベンゾイル−３−クロロ−２）６−シメト
キシベンゾヒドロキシメート トラヘスー５−（４−クロロフェニル）−Ｎ−シクロヘ
キシル−４−メチル−２−オキソ−３−チアゾリジンカ
ルボキサミド （Ｅ）−４−クロロ−α、α、α−トリフルオローＮ−
（１−イミダゾール−１−イル−２−プロポキシエチリ
デン）−０−トルイジンこれらの化合物は農薬活性を示
す化合物として知られているものである。また３−（１
−アリルオキシアミノブチリデン）−６，６−ジメチル
−２．４−ジオキソシクロヘキサンカルボン酸メチル及
び２−（１−エトキシイミノブチル）−５−〔２−（エ
チルチオ）プロピルクー３−ヒドロキシ−２−シクロヘ
キセン−１−オンはＮａのようなアルカリ金属等の塩と
して使用してもよい。

本発明の防汚剤は、さらに効果を増すために他の生物活
性成分を混合してもよい。

本発明の防汚剤は一般的方法により調製できる。

すなわち、上記防汚性を有する有機化合物を一般塗料用
の天然樹脂、油、合成樹脂、合成ゴム等の樹脂と溶剤、
必要に応じ顔料、可塑剤、各種添加剤などとともに分散
または溶剤に溶解する。好ましい樹脂はロジン、塩化ゴ
ム、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂等である。

本発明において、防汚剤中の有効成分の配合量は要求性
能により任意に調整、変更できる。

本発明の防汚剤は塗布または含浸等対象物に適した各種
方法により適用される。

〔実施例〕

本発明を、実施例及び比較例によりさらに詳細に説明す
る。

ただし、本発明の範囲は下記実施例により何等の制限を
受けるものではない。

なお、以下の例中において、「％」は重量基準である。

実施例１ 下記のような処方に従い防汚剤を調整した。

試料１ 試料２ 弁柄 硫酸バリウム ロジン 塩化ゴム キシレン １０％ １０％ ２５％ １５％ ２０％ 弁柄 硫酸バリウム ロジン アクリル樹脂 キシレン 試料３ エチル　Ｏ−ヘンジイル ３］ １０％ ２０％ ２５％ １５％ ２０％ 弁柄 硫酸パリ、ラム ロジン アクリル樹脂 キシレン １０％ １５％ ２５％ １５％ ２０％ 試料４ トランス キサミド 弁柄 硫酸バリウム ロジン 塩化ビニル樹脂 キシレン 試料５ （４−７ｏｏ−１ 」 １０％ ２１％ ２６％ １３％ ２０％ アクリル樹脂　　　　　　　　　１０％キシレン　　　
　　　　　　　　２０％比較例１ 亜酸化銅　　　　　　　　　　　３０％弁柄　　　　　
　　　　　　　　１０％硫酸バリウム　　　　　　　　
　１５％ロジン　　　　　　　　　　　　５％ 塩化ビニル樹脂　　　　　　　　５％ キシレン　　　　　　　　　　　２０％メチルイソブチ
ルケトン　　　　１５％上記の防汚剤を予め防錆塗料を
塗装した鋼板上にそれぞれ２回塗装し風乾した。得られ
た塗装鋼板を、静岡県網代漁港内の海面下約１ｍに浸漬
保持し、水棲生物の付着状況を観察した結果を第１表に
示す。

弁柄 硫酸バリウム １０％ １５％ ロジン ２５％ 第 表 試料７ ただし表中 付着生物なし やや付着生物あり 廿　かなり付着生物あり 実施例２ 下記のような処方に従い防汚剤を調整した。

試料６ アクリル樹脂 キシレン １０％ ７５％ 試料８ アクリル樹脂 キシレン １０％ ７５％ アクリル樹脂 １０％ キシレン ７５％ 試料９ に示す。

第 表 塩化ビニル樹脂 酢酸ブチル 試料１０ ５　％ ８５％ アクリル樹脂　　　　　　　　　１０％キシレン　　　
　　　　　　　　７５％上記の防汚剤をそれぞれポリエ
チレン製漁網に浸漬し、塗布含浸せしめ風乾した。得ら
れた漁網を、静岡県網代漁港内の海底下約１ｍに浸漬保
持し、水棲生物の付着状況を観察した結果を第２表ただ
し表中　−付着生物なし ＋　付着生物あり 〔発明の効果〕 第１表及び第２表かられかるように、本発明の防汚剤で
処理したものは、海水中で長期間にわたり水棲生物の付
着防止効果が持続した。

本発明は、毒性及び環境汚染の恐れのない防汚剤を提供
するものであり、産業上の意義は極めて大きい。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）３−（１−アリルオキシアミノブチリデン）−６
   ，６−ジメチル−２，４−ジオキソシクロヘキサンカル
   ボン酸メチル、２−（１−エトキシイミノブチル）−５
   −〔２−（エチルチオ）プロピル〕−３−ヒドロキシ−
   ２−シクロヘキセン−１−オン、エチルＯ−ベンゾイル
   −３−クロロ−２，６−ジメトキシベンゾヒドロキシメ
   ート、トランス−５−（４−クロロフェニル）−Ｎ−シ
   クロヘキシル−４−メチル−２−オキソ−３−チアゾリ
   ジンカルボキサミド、（Ｅ）−４−クロロ−α，α，α
   −トリフルオロ−Ｎ−（１−イミダゾール−１−イル−
   ２−プロポキシエチリデン）−ｏ−トルイジン及びそれ
   らの塩からなる群より選ばれた少なくとも１種を含有し
   てなる防汚剤。