JPS63290802A - 水系水中防汚剤 - Google Patents

水系水中防汚剤

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JPS63290802A
JPS63290802A JP12857287A JP12857287A JPS63290802A JP S63290802 A JPS63290802 A JP S63290802A JP 12857287 A JP12857287 A JP 12857287A JP 12857287 A JP12857287 A JP 12857287A JP S63290802 A JPS63290802 A JP S63290802A
Authority
JP
Japan
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water
antifouling agent
resin
antifouling
aqueous
Prior art date
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Pending
Application number
JP12857287A
Other languages
English (en)
Inventor
Mototsugu Tokunaga
徳永 元次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水系水中防汚剤に関するものである。詳しくは
漁網、船底等の常時、または海水に浸漬されている物体
の表面に、貝類や藻類が付着することを防止するための
水系水中防汚剤に関するものである。
漁網、船底等の水中浸漬物体は長時間水中に放置されて
いるため、貝類、海藻類、コケムシ類等の水棲生物の付
着が激しく、船の抵抗を強めたり、海水の流通を阻害し
、また養IA、114では魚網の目詰りによる養殖魚の
酸欠死、寄生虫の発生助長、定置網では引上げ時の抵抗
増や耐久性の低下を余儀なくされていた。
このため、かかる問題を解消するため約20年前からト
リアルキル錫化合物、トリフェニル錫化合物等の有機錫
化合物を含有する防汚組成物で処理されていた。
しかし、これらの有機錫化合物は分解し難い化合物であ
り、魚および人体に対する毒性が極めて強い欠点を有し
ていた。
さらに、有機錫化合物は特有の悪臭があり、漁網へ含浸
、乾燥させる際に作業員が気分を害し1頭痛、めまいを
起す等の作業性にも問題を有し、公害面で大きな社会問
題を内在していた。
最近、TBTO(トリブチルティンオキサイド)などの
重金属化合物の環境汚染が環境庁の生物汚染調査によっ
て、明らかとなり事態を重視した中央公害対策審議会化
学物質専門委員会では、同化学物賀の汚染防止対策のた
め、使用禁止自主規制を決定している。
本発明者は従来の水中防汚剤が有していた欠点5問題点
を解決すべく鋭意研究の結果、本発明を完成するに至っ
たものである。
すなわち、本発明は、 水系樹脂エマルジョンをバインダーとして使用し、これ
に防汚剤としてテトラアルキルアンモニウムクロライド
、およびクロロフェノール誘導体を主成分として含有す
ることを特徴とする水系水中防汚剤を提供するものであ
る。
本発明水系水中防汚剤は海水中の水棲生物の付着、繁殖
を抑えると共に、養殖魚、養殖貝等の養殖物に悪影響を
与えず、しかもこれら養殖物等を通じて防汚剤を摂取し
ても蓄積による慢性中毒や、急性毒性を発生しない安全
性の高いものである。さらに、従来使用されていた有機
溶剤型水中防汚剤(トルエン、キシレン、ターペン、パ
ークロールエチレン、トリクロールエチレンW)が有し
ていた火災の危険や、気化ガスによる人体への影響等の
作業性の問題点も解決できた。
本発明は水系樹脂エマルジョンとテトラアルキルアンモ
ニウムクロライド及びクロロフェノール化合物からなり
、必要に応じて相互溶剤[エタノール、イソプロピルア
ルコール、ブチルセルソルブ、ポリエチレングリコール
等の水に可溶で、且つクロルフェノール化合物を可溶化
する低毒性溶剤等]や、樹脂可塑剤[ジフェニルエーテ
ル、トリアルキルフォスフェート等]を含有させること
ができる。
本発明において使用するテトラアルキルアンモニウムク
ロライドは、特に好ましくは、下記一般式のに示す通り
、水に僅かに溶出するところのアルキル基の炭素数が1
〜20の範囲で、且つ総アルキル基の炭素数が15〜2
2の範囲が良い、総アルキル基の炭素数が14以下であ
れば、水への溶出性が極めて強くなり、また、総アルキ
ル基の炭素数が上記範囲を越えると溶出性が無くなり、
本願発明の効果を充分発揮することができない。
テトラアルキルアンモニムクロライドの水、または海水
への溶出性は、温度に依存するため、春先では比較的低
炭素原子数のものが良好であり。
また夏期では炭素原子数の比較的大きなカチオン性界面
活性剤が良好であることが言える。
一般式、    R3 R1−Nω−IN2O3・・・■ [尚、一般式中R1,R2、R3,およびR4の炭素原
子数は1〜20であり、且つR1、R2、Rff、およ
びR4の総炭素原子数は15〜24である] 本発明に使用されるクロロフェノール類は殺菌剤として
、すでに良く知られたものであり、木用途である防汚剤
として、・利用した場合に効果かある程度予測されるも
のであるが、テトラアルキルアンモニウムクロライドを
併用することで、驚く程持続性面で卓越した効果を有す
ることを見い出し、本発明を完成するに至ったものであ
る。
これらクロロフェノール類は酸性で水不溶性であるが、
中性以上であれば、急激に水可溶性となることは、その
構造から予測されるところである。
海水中には、多くの電解質を含み、多くはアルカリ性の
物性であるため、クロロフェノール類の持続性に難点が
あった。
このため単独使用には使用量からもロスが多く。
あまり好ましくない、 発明者は、これらクロロフェノ
ール類の有する欠点を解消すべく、鋭意研究の結果、ア
ミン化合物、特に第4級アンモニムクロライドカチオン
界面活性剤が、クロロフェノールの流出緩衝保護に寄与
することを見い出し、本発明に到達したものである。
アンモニウムクロライド単独でも、防汚性はある程度効
力をもつが、クロロフェノールとの相剰性は予想以上の
ものがあった。かかる理由は明白ではないが、アンモニ
ムクロライドがクロロフェノール類のpHW衝剤として
作用しているのか。
あるいはクロロフェニルアンモニウム塩として水溶性を
低下させて、効力を持続させているとものとJft定さ
れる。
クロロフェノール類には、種々考えられるが、比較的毒
性が低い2,4.4’、−1リクロロ−27−ヒトロキ
シジフエニールエーテ゛ル[下記一般式0式% フェニール)メタン[下記一般式■参照]が極めて好ま
しい。
CI    OH 尚、併用されるテトラアルキルアンモニウムクロライド
(第4級アンモニウムクロライド)のアルキル基の炭素
数は前記の通り、1〜20であり、僅かに水に可溶化す
る分子量約250〜400程度のものが望ましい、これ
らテトラアルキルアンモニウムクロライドとクロロフェ
ノールの配合比率は、100:1〜to’o(重量比)
がより好ましい。
バインダーである水系461I′I)1エマルジヨンは
皮膜形成を有するアクリル系樹脂(エチルアクリレート
、ブチルアクリレート、酢酸ビニル等のホモポリマーま
たはコポリマー等)および水系ウレタン樹脂であり、形
成皮膜が木に不溶性であれば、特に制限されないが、よ
り好ましくは均一塗付のためにテトラアルキルアンモニ
ウムクロライドのカチオン界面活性剤を配合する際に相
溶性の良い樹脂エマルジョンが好ましい。
本発明に係る漁網の防汚方法または船底処理方法は乾燥
後1本発明における水系水中防汚剤固型分当り、網重量
に対して10〜40%程度になるよう、船底処理に際し
ては2〜20g/m2程度になるよう粘度および樹脂、
防汚剤(テトラアルキルアンモニウムクロライド、クロ
ロフェノール類)濃度が調整される。かかる水系水中防
汚剤の塗布方法は、浸漬法およびスプレー・ハケ塗りに
より処理した後に、充分乾燥することにより達成される
次に本発明を実施例により具体的に説明する。
[部、%は重量基準を示す] 実施例1〜3−比較例1〜3 第1表に示した配合割合の水系水中防汚剤組成物の中に
ポリエチレンハイゼックス網を浸績して。
引上げた後、まる2目間天日乾燥して、充分水分を含有
していないことを確認して、愛媛県新浜沖に沈めて、比
較例1〜2と比較観察した。それらの結果を第2表に示
した。
判定基準: ■=生物付着が全くないか、あっても僅かである。
O:生物付着が明らかに認められるが、実用上差しつか
えない。
Δ:生物付着が、かなり認められ、実用上使用できない
×:生物付着が、著しく多量に付着している。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水系樹脂エマルジョンをバインダーとして使用し
    、これに防汚剤としてテトラアルキルアンモニウムクロ
    ライド、およびクロロフェノール誘導体を主成分として
    含有することを特徴とする水系水中防汚剤。
  2. (2)水系樹脂エマルジョンは水が揮散することで、成
    膜性を持ち、且つ形成された成膜は水には不溶性となる
    アクリル樹脂、ウレタン樹脂および酢酸ビニル樹脂から
    選択されたものであることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の水系水中防汚剤。
  3. (3)防汚剤として配合されるクロロフェノール誘導体
    が2,4,4′−トリクロロ−2′−ヒドロキシジフェ
    ニルエーテル、およびビス(5−クロロ−2−ヒドロキ
    シフェニール)メタンから選択されたものであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の水系水中防汚剤
  4. (4)水系樹脂エマルジョン固型分と防汚剤固型分の比
    率が10:1〜10(重量比)で構成することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の水系水中防汚剤。
JP12857287A 1987-05-25 1987-05-25 水系水中防汚剤 Pending JPS63290802A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5336367A (en) * 1991-10-31 1994-08-09 Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. Solid-state imaging device and method of manufacturing the same
EP1628528A1 (en) * 2003-05-21 2006-03-01 Novapharm Research (Australia) Pty. Limited Biofilm growth prevention
JP2012126647A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Sanyo Chem Ind Ltd 魚網用抗菌剤組成物

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