JPS61214212A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS61214212A
JPS61214212A JP5438285A JP5438285A JPS61214212A JP S61214212 A JPS61214212 A JP S61214212A JP 5438285 A JP5438285 A JP 5438285A JP 5438285 A JP5438285 A JP 5438285A JP S61214212 A JPS61214212 A JP S61214212A
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JP
Japan
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magnetic
binder
recording medium
magnetic recording
cellulose
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Application number
JP5438285A
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English (en)
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Kiyomitsu Mine
嶺 清光
Yayoi Kobayashi
小林 弥生
Yasushi Kawaguchi
泰史 川口
Hiroyuki Iguma
猪熊 博行
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、磁気記録媒体に関するもので、特に磁性層に
防黴剤を含有させた磁気記録媒体に関するものである。
[従来技術] 一般に磁気記録媒体は、磁性粉末をバインダーに混合、
分散せしめて得られた磁性塗料を、ポリエチレンテレフ
タレートフィルムなどの支持体上に塗布、乾燥して磁性
層を形成したものである。
このような磁気記録媒体は、磁気テープ、磁気ディスク
、磁気シート、フロッピー等としてオーディオ、ビデオ
、コンピュータ等の分野に広く使用されている。
そして、前記バインダーには、一般に、熱可塑性樹脂や
熱硬化性樹脂、例えば塩化ごニルー酢酸ビニル系共重合
体樹脂、セルロース誘導体、エポキシ樹脂、ポリビニル
ブチラール、ポリウレタン樹脂、合成ゴム系樹脂、アク
リル系樹脂、ポリエステル樹脂等の合成樹脂が使用され
ている。しかしながら、このような合成樹脂をバインダ
ーとして用いて形成された磁性層を有する磁気記録媒体
は、その表面又は内部にカビ等の微生物が発生しやすい
。とりわけ、ポリウレタン樹脂をバインダーとして用い
たものは、微生物(カビ)が発生しやすく、テープ同志
の粘着による磁性層の剥離、ヘッドの汚染、テープの平
面性の阻害、テープやディスクの信号エラー等を引き起
こし好ましくない。このため、このようなカビの発生を
極力抑えるため各種の対策が考えられ、この一部が実施
されている。例えば、山野:防菌防黴4[10]、47
8 (1976’)には環境条件の改良、合成樹脂材料
の選択あるいばカビの発生を防止づる薬剤を使用する方
法が記載されているが、これらは磁気記録媒体に適用し
たものではなく、その実行性に乏しい。なかでも薬剤の
使用によるカビ等の微生物の発生の防止は、磁気特性、
耐久性、ドロップアウト等の点で、その選択が困難であ
り、適当な薬剤が未だ見い出されていないのが現状であ
る。
[発明の目的] 従って、本発明の第1の目的は、防黴剤を使用すること
によりカビ等の微生物の発生を減少ないしはなくした磁
気記録媒体を提供することである。
本発明の第2の目的は、前記カビ等の微生物の発生を減
少ないしはなくすることにより耐久性の良好な磁気記録
媒体を提供することにある。
本発明の第3の目的は、前記カビ等の微生物の発生を減
少ないしなくすることにより良好な磁気特性を与える磁
気記録媒体を提供することにある。
本発明の第4の目的は、人間に対し安全性の高い防黴剤
を含有する磁気記録媒体を提供することにある。
本発明の上記目的は、磁性層のバインダー中に特定の防
黴剤を少なくとも1種含有することによって達成される
。更に本発明の上記目的は、バインダー中にポリウレタ
ン樹脂を含有する時にきりめで容易に達成される。
[発明の構成] 本発明の磁気記録媒体の磁性層を形成するために用いら
れるバインダーとしては塩化ビニル−酢酸ビニル系共重
合体樹脂、セルロース誘導体、エポキシ樹脂、ポリビニ
ルブチラール、ポリウレタン樹脂、アクリル系樹脂、ポ
リエステル樹脂等の合成樹脂が用いられ、このうち本発
明の目的を達成するために用いられるバインダーとして
は、ポ    。
リウレタン樹脂が好ましい。このポリウレタン樹脂はそ
の全部をバインダーとして用いてもよく、あるいは一部
を用いてもよい。ポリウレタン樹脂をバインダーとして
一部用いるときは、バインダーとじて併用しうる他の合
成樹脂としては、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂
、ニトロセルロース、ポリビニルブチラールを挙げるこ
とができ、そして好ましい組み合せは、ポリウレタン樹
脂と塩化ビニル−酢酸ビニル−ポリビニルブチラール共
重合体樹脂を代表的な例として挙げることができる。
本発明において好ましく用いられるポリウレタン樹脂は
、はとんど全ての市販品を使用できる。
即ち、フタル酸、アジピン酸、マレイン酸の如き有機二
塩基酸と、エチレングリコール、プロピレングリコール
、ブチレングリコール、ジエチレングリコールなどのグ
リコール類又はトリメチロールプロパン、ヘキサントリ
オール、グリセリン、トリメチロールエタン、ペンタエ
リスリトールなどの多価アルコール類との反応によって
得られるポリエステルポリオールをトリレンジイソシア
ネート、4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネート
、ヘキサメチレンジイソシアネート、メタキシリレンジ
イソシアネートの如きポリイソシアネート化合物によっ
てウレタン化したポリエステルポリウレタン樹脂及びポ
リエーテルポリウレタン樹脂、及びボレエーテルポリウ
レタン樹脂、更に環を有したものなどが使用される。
[−+0−R−000−R’−〇〇+70ROOCNH
−R”−NHCO→−[I]式 但し口は5〜100の整数、Rは炭素数1〜4個のヒド
ロキシアルキル基又は炭素数1〜4個のヒドロキシアル
コキシル基を少なくとも2個有した脂環族又は芳香族化
合物によって導入される2価又は−+ CHz 楠「、
nは4〜6の整数である。
これらの分子量はs、ooo〜soo、ooo好ましく
は10.000〜200,000のものが有効である。
これらのポリウレタンについ工は特開昭54−2688
0@に記載されている。
本発明において用いられるポリウレタン樹脂は、遊離イ
ソシアネート又はヒドロキシ基を含有するウレタン樹脂
又はウレタンプレポリマーの形でも、あるいはこれらの
反応性末端基を含有しないもの、例えばウレタンエラス
トマーの形であってもよい。
ウレタン樹脂、ウレタンプレポリマー、ウレタンエラス
トマーの製造方法、硬化架橋方法−については当業界で
広く知られているので、その詳細な説明は省略する。
本発明の磁気記録媒体に使用することのできる防黴剤は
、次の条件を多く満たすものが好ましい。
(1)少量で防黴剤効果が大きいこと。
(2)人間に対する安全性が高いこと。
(3)残効果性が高いこと。
(4)臭気が強くないこと。
(5)メチルエチルケトン等のバインダー溶剤に溶解す
ること。
次に、上記の条件を満たし本発明において好ましく用い
られる防黴剤の具体例として、以下に例示化合物を示す
が本発明はこれに限定されない。
〈例示化合物) <1)2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾール (2)α−ブロムシンナムアルデヒド (3)0−フェニルフェノール (4)N−(フルオロジクロロメチルチオ)−7タルイ
ミド (5)N、N−ジメチル−N′−フェニル−N′−フル
オロジクロロメチルチオスルファミド (6)2.3.5.6−テトラクロロ−4−メチルスル
フォニル−ピリジン (7)2−オクチルイソチアゾリン−3−オン(8)へ
キサヒト0−1.3.5−トリス(2−ヒドロキシエチ
ル)−8−トリアジン(9)ベンジルブロモアセテート (10) 2−ピリジンチオールナトリウム−1−オキ
シド (11)1.2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン(1
2)ボタシウムN−ヒドロキシメチル−N−メチルジチ
オカーバメイト (13)2.4.5.6−チトラクロロイソフタロニト
リル (14)ジチオ2’ 、2’ −ビス(ベンゾメチルア
ミド) (15)サリチルアニリド これ等の防黴剤は使用される磁気記録媒体の構造または
用途により適宜選択されるが、前記の条件を総合して以
下の化合物例が特に好ましい。
例示化合物(1)、(4)、(5)、(6)、(7)、
(8)、(9)、(10)、(12)これ等の防黴剤は
三愛石油観、パーマケムアジア■、バイエルジャパン、
神楽塗料■、堺化学工業■などのメーカーにより入手す
ることができる。
これ等の防黴剤の添加量は、防黴剤の種類により異なる
が乾燥したバインダーに対し1o〜soo。
Elf)l 、好ましくは100〜2000EII)f
flである。
本発明の磁気記録媒体の磁性層に上記防黴剤の1種又は
2種以上を含有させるには、前記防黴剤をアセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘ
キサノン、メタノール、エタノール、酢酸エチル、ジオ
キサン、トルエン、メチレンクロライド等の1種又は2
種以上の有機溶剤に溶解して、または市販の溶液を、バ
インダーの溶液と混合し、塗布乾燥すればよい。
本発明の磁性層にはこの他に低分子化合物、高分子化合
物あるいは固体粒子、例えば潤滑剤、帯電防止剤等を含
有させてもよい。
又、本発明に用いられるポリウレタン樹脂は固体粒子、
例えばカーボンブラック、アルミナ等とともに併用し、
分散性、耐久性等の諸物性を改良してもよい。
本発明の磁性層の厚さは約0.1〜5μ程度であり、好
ましくは0.2〜3μ程度である。
又、本発明の層に低分子量のイソシアネートあるいはポ
リイソシアネートを添加し、硬化し易くしてもよい。
使用しうるaS!lWI剤としてはシリコンオイル、カ
−ボンブラック、グラファイト、二硫化モリブデン、二
硫化タングステン、炭素原子数12〜16個の一塩基性
脂肪と該脂肪酸の炭素原子数と合計して炭素原子数が2
1〜23個になる一画のアルコールからなる脂肪酸エス
テル(いわゆるロウ)等にも使用できる。これらの潤滑
剤はバインダー1ooii m部に対して0.2〜20
重量部の範囲で添加される。これらについては特公昭4
3−23889号、同43−81543号公報明細書、
米国特許第3,470,021号、同第3,492,2
35号、同第3,497,471号、同M3,523.
086号、同第3,625,720号、同第3,830
,772号、同第3,634,253号、同第3,63
0.772号、同第3.634.253号、同第3,6
42,539号、同第3,687,725号の各明細書
、アイ・ビー・エム テクニカル ディスクロージャ 
プルタン誌第9巻、第7号、第779頁(1966年1
2月)  (I BM  TechnicalDisc
losure Bulletln Vol、 9. N
o、9゜Page 779  (196B、 Dece
mber ) : エレクト0=クス誌第12号、第3
80頁(1961)  (ELEKTRONIK、No
、12、PaQe  380.1981)等ニ記載され
ている。
また帯電防止剤としては、グラファイト、カーボンブラ
ック、カーボンブラックグラフトポリマーなどの導電性
粉末ニサボニンなどの天然界面活性剤:アルキレンオキ
サイド系、グリセリン系、グリシドール系などのノニオ
ン界面活性剤:高級アルキルアミン酸、第4級アンモニ
ウム塩類、ピリジン、その他の複素環類、ホスホニウム
またはスルホニウム類などのカチオン界面活性剤:カル
ボン酸、スルホン酸、燐酸、II!エステル基、燐酸エ
ステル基等の酸性基を含むアニオン界面活性剤ニアミノ
酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコールの硫酸ま
たは燐酸エステル類等の両性活性剤などが使用される。
これらの帯電防止剤として使用し得る界面活性剤は米国
特許第2,271,623号、同第2,240,472
号、同第2,288,226号、同第2,876.12
2号、同第2,676.924号、同第2,676、9
75号、同第2,691,566号、同第2,727,
860号、同第2,730,498号、同第2,142
.379号、同第2,739,891号、同第3,06
8.101号、同第3,158,484号、同第3,2
01,253号、同第3,210.191号、同第3,
294,540号、同第3,415.(349号、同第
3,441,413号、同第3,442,654号、同
第3,475 、174号、同第3,545,974号
停0各囮m書に記載されている。
これらの界面活性剤は、単独または混合して添加しても
よい。
本発明は磁性層のバ、インダーとしてポリウレタン樹脂
を含有するときに効果が大きいが、他の公知の樹脂を含
有してもよい。
前記他の公知の樹脂の中でもセルロース誘導体を第2の
バインダー成分とし・て加えると前記の固体粒子または
潤滑剤を使用した場合にこれらの分散性が向上し易くな
ったり、又、前記固体粒子または潤滑剤を使用しない場
合でも本発明の―の硬さが向上し強靭な層を得ることが
出来る点において好ましく、ウレタン丘(脂を単独で使
用した場合より優れた効果を奏する。
使用可能なセルロース;A導体には、12ルロースエー
テル、セルロース無機酸エステル、セルロース有機酸エ
ステル等があげられる。セルロースエーテルとしては、
メチルセルロース、エチルセルロース、プロピルセルロ
ース、イソプロピルセルロース、ブチルセルロース、メ
チルエチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロ
ース、エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース・ナト
リウム塩、ヒドロキシエチルセルロース、ベンジルセル
ロース、シアノエチルセルロース、ビニルセルロ−ス チルセルロース等が挙げられる。セルロース無機酸エス
テルとしては、ニトロセルロース、IiilI酸セルロ
ース、燐酸セルロース等が挙げられる。また、セルロー
ス有機酸エステルとしては、アセチルセルロース、プロ
ピオニルセルロース、ブチリルセルロース、メタクリロ
イルセルロース、クロルアセチルセルロース、β−オキ
シプロピオニルセルロース、ベンゾイルセルロース、p
−トルエンスルホン酸セルロース、アセチルプロビオニ
ルセルロース、アセチルブチリルセルロース等が挙げら
れる。これらセルロース誘導体の中でニトロセルロース
が好ましい。ニトロセルロースの具体例としては、旭化
成■製のセルツバBTH1/2.ニトロセルロース5L
−1%ダイセル■製のニトロセルロースR81/2、が
挙げられる。ニトロセルロースの粘度(JIs、 K−
6703(1975)に規定されているもの)は2〜1
/64秒であるのが好ましく、特に1〜1/2秒が優れ
ている。
これらの他の樹脂は、本発明において磁性層のバインダ
ーとして用いられうポリウレタン樹脂100重量部に対
して、相容性のある限り0〜901■部の範囲で混合し
てもよい。
ざらに本発明の磁性層には前記添加剤の他に添加剤や可
塑剤等を添加することができる。
本発明において用いられる分散剤としてはカプリル酸、
カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、バルミチン酸
、ステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール
酸、リルン酸、ステアロール酸等の炭素数8〜18Im
の脂肪酸=tti記の脂肪酸のアルカリ金属(cr、N
a、に等)またはアルカリ土類金1 (Ma 、Ca 
、Ba等)から成る金属石鹸:レシチン等が使用される
。この他に炭素数12以上の高級アルコール、およびこ
れらの硫酸エステル等も使用可能である。これらの分散
剤はバインダー100重量部に対して1〜20重量部の
範囲で添加される。
また可塑剤としてはトリエチルホスフェート、トリス(
2−:チルヘキシル)ホスフェート、トリブチルホスフ
ェート、トリス(ジクロルプロピル)ホスフェート、ト
リオクチルホスフェート、トリブトキシエチルホスフェ
ート、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフ
ェート等のホスフェート系ニジメチルフタレート、ジブ
チルフタレート、ジブチルフタレート、ジイソブチルフ
タレート、ジシクロへキシルフタレート、ジブチルフタ
レート、ジラウリルフタレート、ブチルラウリルフタレ
ート、ブチルベンジルフタレート等の7タレート系等が
使用される。
本発明の磁性層の形成は少なくとも本発明のバインダー
を有機溶媒に溶解し、塗布溶液として支持体上に塗布す
る。
支持体としてはポリエチレンテレフタレート等のポリエ
ステル類、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セル
ローストリアセテート、セルロースダイアセテート等の
セルロース誘導体、ポリカーボネートなどのプラスチッ
ク、Cu 、Ai、lnなどの金属、ガラス、いわゆる
ニューセラミックス(例えば窒化ホウ素、炭化ケイ素)
等の各種セラミックス等が使用される。
支持体の形態は、テープ、シート、カード、ディスク、
ドラム等いずれでもよく、形態に応じて種々の材料が必
要に応じて選択される。
これらの支持体の厚みはテープ、シート状の場合は約3
〜100μ程度、好ましくは5〜50μであり、ディス
ク、カード状の場合は、30μ〜101I11程度であ
り、ドラム状の場合は円筒状とし、使用するレコーダー
に応じてその型が決められる。
支持体上への前記磁性塗料を塗布し、磁性層を形成する
ため、グラビアロールコーティング、マイヤーバーコー
ティング、ドクターブレードコーティング、リバースロ
ールコーティング、ディップコーティング、エアーナイ
フコーティング、カレンダーコーティング、スキーズコ
ーティング、キスコーティング、ファンティンコーティ
ング等の方法が利用でき、また、その他の方法も可能で
あり、これらの具体的説明は、「コーティング工学」 
(昭46年3月、朝倉書店発行、第258頁以下)や、
「プラスティックフィルム−加工とその応用−」(昭和
46年、技報堂発行)に詳細に記されている。
このような方法により支持体上に塗布された磁性層は、
必要により層中の本発明にかかる磁性粉末を配向させる
処理を施した後、塗布した磁性層を乾燥する。また、必
要により表面平滑加工を施したり、所望の形状に裁断し
たりして、磁気記録媒体を製造する。
塗布の際に使用する有機溶媒としては、アセトン、メチ
ルエチルケトン(MEK)、メチルイソブチルケトン(
MIBK)、シクロヘキサノン等のケトン系:メタノー
ル、エタノール、プロパツール、ブタノール等のアルコ
ール系:酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エ
チル、酢酸グリコール、エチレングリコールモノアセテ
ート等のエステル系:エチレングリコールジメチルエー
テル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン(THF)等のエーテル系
:ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素:
メチレンクロライド、エチレンクロライド四塩化炭素、
クロロホルム、エチレンクロルヒドリン、ジクロルベン
ゼン等のハロゲン化炭化水素等のものが使用できる。
本発明の磁気記録媒体の磁性層としては従来から公知の
磁性層、例えば磁性粉末とバインダーを主成分とする磁
性層が使用される。
本発明に使用する磁性粉末としては、 7−Fez  O:l  、Co含有の7−F13ZO
B 、Fea  Ot+ 、Co含有のF133 04
 、Cr Oz、1”e 、 Fe −Ni 、 Co
 −Ni−P合金、Co −Ni−Fe合金等、公知の
磁性粉末が使用でき、例えば、特公昭44−14090
号公報、特公昭45−18372号公報、特公昭47−
22062号公報、特公昭47−22513号公報、特
公昭46−38755号公報、特公昭47−4286号
公報、特公昭47−12422号公報、特公昭47−1
7284号公報、特公昭47−18509号公報、特公
昭47−18573号公報等に記載されている。
磁性粉末とバインダーとの混合割合は、重量比で強磁性
粉末100重量部に対してバインダー10〜200重量
部の範囲で使用される。
実施例 以下に本発明の実施例により、更に具体的に説明する。
ここに示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精神か
ら逸脱しない範囲において変更しうるちのであることは
容易に理解されることである。
従って、本発明は下記の実施例に制限されるべきではな
い。
実施例−1 磁性層のバインダーとして、クリスポン4216(大日
本インキ化学■製、ウレタン樹脂)とVAGHCUCC
社製、部分加水分解した、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体)を用いて、下記表−1の磁性塗料組成物を調整し
た。
表−1 上記組成物をボールミルで充分混合分散した後コロネー
トL(日本ポリウレタン■製のポリイソシアネートであ
って、1モルのトリメチロールプロパンと3モルのトリ
レンジイソシアネート付加物の75重量%の酢酸エチル
溶液)5部を加え、均一に混合した。これを10個に分
割した後表−2のように本発明の化合物を添加して磁性
塗料を作製した。
この磁性塗料を膜厚5ミクロンのポリエチレンテレフタ
レートフィルム面に2000ガウスの磁場を印加しつつ
、乾燥膜厚5μになるように塗布乾燥した。
但し、防黴剤の濃度は乾燥組成物に対する濃度で示す。
このようにして得られた磁気記録媒体に次の方法で防黴
効果を測定した。その結果を表−2に示す。
防黴剤効果評価法 Chaetoa+iu+e globosum : A
 T CC6205CIadosporiun+ he
rbarum: I AM 拳F −517T ric
hoderma : T −1A T C09645A
speroillus  penicillodes:
 IAM  2772Aspergillus  re
strictus:AHU  7422上記5種の菌株
の斜面培地より胞子を一白金耳採り各々、殺菌水(Tw
een80.0.05%添加)5IIIi  に懸濁さ
せ単一胞子懸濁液を調整する。これを等容量ずつ採り混
合し混合胞子懸濁液とする。
次に、乾熱殺菌した直径g□mmペトリ皿の中央に、5
QX5QIIIIDの試験片を磁性層を上にして平らに
置き、前記混合胞子懸濁液を0.5CCまきかけ、湿度
28±2℃、湿度95〜99%に保った場所に1週間置
いて、カビの生育の状況にて判定する。
評価は菌糸の成長程度により良い方から◎、O1Δ、X
で表わす。
◎ 極めて良好(カビがほとんど発生せず)O良好(ご
く僅かカビが発生) Δ やや不良(多少カビが発生) X 不良(多数カビが発生) また、別の試料の磁気記録媒体を1/2インチ幅に切断
してオープンリールに巻取りクロマノイズを測定した。
クロマノイズの試料2〜1oの測定結果は試料N011
を基準とした。
なおりロマノイズはクロマ信号(3゜58MH2)を0
6714V 1)−1)にして輝度信号にのせ録画し、
それを再生し、クロマ信号のみをとり出し、その実効値
とクロマ信号をとり除いたときの雑音レベルとの比を表
わす。
これについても表−2に示す。
さらにもう一つの別の試料の磁気記録媒体を17′2イ
ンチ幅に切断してビデオカセットに装填し、200回後
の走行安定性テストを行った。その結果についても表−
2に示す。
この走行安定性の評価はテープの折れ、耳ちりを基準に
実用的な尺度で良い方から01Δ、×と分類した。
さらにまた別の試料の磁気記録媒体を1/2インチ幅に
切断してセロテープによる接着性テストを行った。これ
らの結果についても表−2に示す。
この接着性の評価は各試料の磁性層にセロテープをおし
つけて剥がしたときの、剥がれ具合いを目視で判定した
もので、剥がれ方が極めて少ないときを01少ないとき
をOとし、No、1の試料の場合との比較で測定した。
以下余白 表−2 表−2により、本発明に係る試料N0.2〜10はカビ
に対する抵抗性が高く、同時にクロマ特性、走行安定性
、接着性の点で劣らないことがわかる。
実施例2 CO含含有−Fez  03 磁性粉末 270!量部
VAGH(米国U、C,C,社製、 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルア ルコール共重合体)40〃 バンデックスT−5201<大日本 インキ化学工業社製、ウレタンエラ ストマー)40〃 コロネートL(日本ポリウレタン工 業社製、三官能性低分子量イソシア ネート化合物)20〃 H8−500(旭カーボン社製、 カーボンブラック)34〃 (X−Fe2 o3 粉末        11〃メチ
ルイソブチルケトン      420重量部トルエン
            420〃この組成物をボール
ミルで混合分散して磁性塗料を調製した。但し、磁性塗
料の中に、本発明の化合物を添加し乾燥組成物に対する
濃度が表−3になるように調製した。この磁性塗料を厚
さ75μのポリエステルフィルム両面に乾燥厚が3μと
なるように塗布、乾燥して磁性層を形成した。次いで、
オレイン酸50!量部、ノルマルヘキサン1000重1
部からなる含浸溶液に短時間浸漬し、乾燥後円板状に打
ち抜いて磁気ディスクをつくった。
このようにして得られた磁気ディスクの防黴効果を実施
例1と同じ方法で実験し評価した。その結果を表3に示
す。
なお、防黴効果、耐久性の評価は実施例と同様である。
また磁気ディスクの耐久性を調べるため、各磁気ディス
クを汚れ防止用ジャケットに挿入して記録再生装置に装
填し、磁気ヘッドをパッド圧25g/C112テ接触さ
せて周連10mn+/sec テ摺接させながら再生出
力が初期出力の50%になるまでの走行時間を測定した
その結果を表3に示す。
表−3 表−3により本発明によって得られた磁気ディスクは防
黴効果を有し、かつ防黴剤使用による耐久性の劣下のほ
とんどないことがわかった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁性層のバインダー中に防黴剤を含有することを
    特徴とする磁気記録媒体。
  2. (2)バインダー中にポリウレタン樹脂を含有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体
JP5438285A 1984-09-14 1985-03-20 磁気記録媒体 Pending JPS61214212A (ja)

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