JPS61214104A

JPS61214104A - 垂直磁気ヘツド装置

Info

Publication number: JPS61214104A
Application number: JP5532885A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Yamamoto; 博之山本; Tatsuo Imamura; 今村　辰男; Makoto Koike; 誠小池; Hiroyuki Watabe; 洋之渡部; Jiro Fukuda; 慈朗福田
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1985-03-18
Filing date: 1985-03-18
Publication date: 1986-09-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（技術分野）本発明は、垂直磁気ヘッド、更に詳しくは、安定した垂
直磁気記録再生を行なえるようにした垂直磁気ヘッドに
関する。

（従来技術）磁気記録媒体をその厚さ方向に磁化する垂直磁気記録方
式においては、原理的に磁気記録される磁化の波長が短
波長（高周波）であればある丹Ｆ上記磁気記録媒体内で
の自己減磁界が小さくなるために、高密度記録に適して
いることが知られている。

このような垂直磁気記録を行なうには、大きな垂直磁気
異方性を有する磁気記録媒体と、鋭くて強い垂直成分磁
界を発生する磁気記録ヘッドが必要とされている。そし
て、垂直磁気記録を行なう方式としては、補助磁極励磁
型垂直磁気ヘッド方式と主磁極励磁型垂直磁気ヘッド方
式とが知られている。

上記補助磁極励磁型垂直磁気ヘッド方式においては、第
３図に示すように、例えば厚さ１μｍ以下のＣｏ−ｚｒ
−Ｎｂ　等の高透磁率磁性薄膜からなる主磁極１と、フ
ェライト等からなる高透磁率磁性体ブロック２ａに情報
信号電流送受用の巻線２ｂが巻回されている補助磁極２
とが所定の空隙３を有して対向配置されるようになって
いる。そして、磁気記録および再生を行なう際には上記
空隙３に磁気記録媒体４を走行させ、この媒体４の磁化
膜を上記主磁極１に所定の圧力で摺接するようだなって
いる。上記磁気記録媒体４は、第４図に示すように、厚
さ約５０μｍの高分子フィルム等からなる可撓性のある
ベース４ａの上下面に、Ｎｉ−Ｆｅを主成分とするパー
マロイ等からなる厚さ約０．５μｍの高透磁率磁性層４
ｂｌ　、　４ｂ２を形成し、さらにその上下面に媒体面
に対して垂直方向の磁化容易軸を有するＣｏ−Ｃｒから
なる厚さｏ、ｉ〜０．５ｔｌＬ塵の垂直磁気記録層４ｃ
１．４ｃ２を形成して構成されている。ここで上記高透
磁率磁性層４Ｍは面内方向の磁化容易軸を有していて記
録・再生時忙おける感度アップと記録された際のビット
の保存性向上の働きをしている。なお、上記ベース４ａ
の下面にも高透磁率磁性層４ｂｚと垂直磁気記録層４ｃ
２とを形成したのは、上記ベース４ａが薄い高分子フィ
ルムであるため片面（例えば上面）にだけ金属薄膜を形
成すると磁気記録媒体がカーリングを起してしまう。こ
のカーリングは磁気記録再生にとって好ましくないので
、他の面（例えば下面）にも金属薄膜を形成してカーリ
ングを防止するようにしている。もっとも、上述のよう
に同じものを用いて膜形成をすることは必ずしも必要と
しないことは勿論である。

このように構成されている補助磁極励磁型垂直磁気ヘッ
ドの記録時の動作は、図示しない信号発生部から送出さ
れた情報信号が巻線２ｂに印加されると、補助磁極２に
磁界が発生し、この磁界は主磁極１に作用し、この主磁
極１の先端部に鋭い磁界を発生する。そして、この鋭い
磁界により磁気記録媒体４に上記情報信号が磁気変換さ
れて記録される。また、上記補助磁極励磁型垂直磁気ヘ
ッド方式においては、磁束の流れが開磁路構成罠なって
いるために、上述の鋭い磁界は、例えば主磁極１→磁気
記録媒体４→補助磁極２という磁路で流れた後、空間を
通過して主磁極１へ還流する。

一方、再生時の動作は、上記磁気記録媒体４から発生さ
れる磁界が上記主磁極１で鋭い磁界となシ補助磁極２の
巻線２ｂで磁気電磁変換されて情報信号として図示しな
い信号受信部へと送られていくようになっている。

ところで上述の構成の補助磁極励磁型垂直磁気ヘッド方
式において安定した記録・再生を行なうＫは、先ず上記
主磁極１と磁気記録媒体４とが確実に摺接し、しかも同
主磁極１と媒体４との耐久性を考慮すると摺接圧力が強
すぎることも好ましいことではない。そこで、従来はこ
のような問題点を解決するために、補助磁極２がわに、
磁気記録媒体を円滑に走行させるための案内用パッドを
同磁極２とは別体に設けていた。

しかし、上述の別体の案内用パッドを設けると、同パッ
ドを定位置に保持するための構造が複雑になり部品点数
が増しコストアップとなるばかりでなく、磁気記録・再
生の特性が今一つ物足りなく、特に再生信号の振＠（エ
ンベロープ）が一様にならないことがあった。

（目的）本発明の目的は、上述の事情に鑑み、構成の簡素化によ
り部品点数を減らし、かつ磁気記録再生特性の良好な垂
直磁気ヘッド装置を提供するにある。

（概要）本発明は上記目的を達成するために、磁気記録媒体と主
磁極との相対位置を規制するだめの案内用パッドを、補
助磁極と一体に設け、部品点数を減らすと共に、磁気記
録再生特性を良好にするようにしたことを特徴とするも
のである。

（実施例）、。

以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。第１
図（Ａ）　、　（Ｂ）は、本発明の第１の実施例を示す
垂直磁気ヘッドの断面図および要部斜視図である。第１
図（Ａ）　、　（Ｂ）に示すように断面形状が「山」の
字型をしたフェライト等の高透磁率磁性体ブロック（高
透磁率軟磁性ブロック）からなる補助磁極部１１の第１
の突起部と第２の突起部の夫々の上面には、硬度の高い
非磁性体、硬質ガラス、非磁性フェライト等からなる上
面が円弧状をした半円柱状のパッドｌｌａ　、　ｆｌｂ
が接合されている。そして、上記補助磁極部１１の中央
部の第３の突起部である補助磁極１１ｃは短句柱状をし
ていて、この補助磁極１１ｃの先端面は上記バッド１１
ａ。

１１ｂの上端よりやや低くなっており、さらに同補　　
　−助磁極１１ｃの先端部には巻線２ｂが巻回されてい
上記補助磁極１１ｃの上方には所定の空隙を隔てて主磁
極１が配設されている。そして、上記空隙には磁気記録
媒体４が矢印Ａ方向に走行するように配設されていて、
同媒体４の上面は上記主磁極１に摺接し、下面は上記パ
ッドｌｌａ　、　ｌｌｂに摺接しながら走行するようＫ
なっている。

このように構成しであるので、従来に比べ別体に設けた
案内用パッドを必要とせず、また補助磁極１１ｃの近傍
にパッド１１ａ、１１ｂを配設しであるため主磁極１と
磁気記録媒体４とは常に安定した状態に摺接しておΦ、
正確な磁気記録および再生を行うことができる。

なお、上記磁気記録媒体４およびパッド１１ａ。

１１ｂの耐久性を高めるために、第１図に示すように、
５ｉＯｚ　、　ｌ！ｚｏａ　、　ＴａｚＯｓ　ｒセラミ
ックス系の非磁性体等からなる例えば１μ扉程度の保護
膜４ｄを上記媒体４の下面に形成してもよい。

次に、本発明の第２の実施例を第２図（Ａ）　、　（Ｂ
）。

（Ｃ）に基づいて説明する。第２図（Ａ）　、　（Ｂ）
　、　（Ｃ）に示すように、本実施例の垂直磁気ヘッド
装置は、上記第１図の補助磁極部と全く同様な補助磁極
部１１と主磁極部１０とから構成されている。

上記主磁極部１０は、横幅が前記補助磁極部１１よりや
や広く、断面形状が逆「山」の字型をしたフェライト等
からなる高透磁率磁性体ブロック１２の第１の突起部と
第２の突起部の夫々の下面（第２図ｃＡ）において）に
は、硬度の高い非磁性体。

硬質ガラス、非磁性フェライト等からなる下面が断面形
状が円弧状をした半円柱状のパッド１２ａ。

て補助磁極部１１の補助磁極１１ｃと対向するように配
設されている。上記ブロック１２の第３の突起部の下面
（第２図（Ａ）において）には、上記パッド１２ａ　、
　１２ｂと同様の部材からなる左右の挾持部１２ｃｌ　
、　１２ｃ２によって主磁極１が挾持されるように接合
され、これら挾持部１２ｃｌ　、　１２ｃ２　と主磁極
１の下面は図示のように断面形状が円弧状に形成されて
いて、その下端面は上記パッド１２ａ　、　１２ｂの各
下端面と同一平面上にあるようになっている。

上記主磁極部１０と補助磁極部１１とは所定の幅の空隙
を隔てて配設されており、上記空隙の間を磁気記録媒体
４が、その上下面を夫々上記主磁極１、パッド１２ａ　
、　１２ｂの下端面およびパッドｌｌａ　。

１１ｂの上端面に摺接しながら矢印Ｂ方向に走行するよ
うになっている。

このように構成すると上記主磁極１と磁気記録媒体４と
は、前記第１の実施例より更に一段と安定した摺接状態
を維持することができ、更に正確な磁気記録・再生を行
うことができる。

また、上記磁気記録媒体４の上下面に、前記第１の実施
例と同様の保護膜４ｄｚ　、　４ｄを形成すれば、前述
の場合と同様の効果を得ることは勿論である。

また、磁気記録媒体４の上面に形成する保護膜４ｄｚの
厚さは０．０４μｍ程度以下であることが望ましい。

なお、本実施例のような構成にすれば、第２図（Ａ）に
符号Ｃ，Ｄで示すような閉ループの磁路が形成され、記
録及び再生動車が向上する。

（効果）本発明によれば、補助磁極と一体にパッドを形成してい
るのでパッドを定位置に保持するための部品等が必要で
なく部品点数を減らすことができ、また補助磁極の近傍
にパッドを配設しているので、磁気記録・再生特性が安
定し、特に再生信号の振幅を一様に維持することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）　、　ＣＢ）は゛、本発明の第１の実施例
を示す垂直磁気ヘッド装置の断面図および要部斜視図、
第２図（Ａ）　、　（Ｂ）　、　（Ｃ）は、本発明の第
２の実施例を示す垂直磁気ヘッド装置の断面図および要
部斜視図、第３図は、従来の補助磁極励磁型垂直磁気ヘッド装置の
要部側面図、第４図は、垂直磁気記録に用いられる磁気記録媒体の拡
大断面図である。１・・・・・主磁極１１ｃ・・・ｅ補助磁極４・・・・・磁気記録媒体１１ａ、ｌｌｂ、１２ａ、１２ｂ、１２ｃｉ、１２ｃ２
”パッド（Ａ）ど０馬２区（Ｂ）　　　　　１１０

Claims

【特許請求の範囲】磁気記録媒体を介して対向配置されるべき主磁極と補助
磁極とを有する垂直磁気ヘッド装置において、上記磁気記録媒体と上記主磁極との相対位置を規制する
ためのパッドが、上記補助磁極に一体的に形成されてい
ることを特徴とする垂直磁気ヘッド装置。