JPS61209556A - 長期保存可能な天ぷらの製造方法 - Google Patents

長期保存可能な天ぷらの製造方法

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JPS61209556A
JPS61209556A JP60051095A JP5109585A JPS61209556A JP S61209556 A JPS61209556 A JP S61209556A JP 60051095 A JP60051095 A JP 60051095A JP 5109585 A JP5109585 A JP 5109585A JP S61209556 A JPS61209556 A JP S61209556A
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JP
Japan
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tempura
water
food
fried
long period
Prior art date
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Pending
Application number
JP60051095A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Kaneko
義男 金子
Akio Sato
明男 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Suisan Kaisha Ltd
Original Assignee
Toyo Suisan Kaisha Ltd
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Publication date
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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、数カ月の長期間にわたって保存が出来る天
ぷらの製造方法に関する。さらにいえば、喫食時に加温
されただし汁、天汁等にひだすのみで容易に復元する天
ぷらの製造方法に関するものである。
(従来の技術) 即席麺の具として長期に保存の出来る天ぷらは従来にも
存在していた。これはほぼ常法によって天ぷらを得、そ
の際に保存の必要性から・含有水分を7%程度とするも
のであった。そして、その製法としては低温、例えば1
40℃で約30分という長時間の油ちょうをする方法、
油ちょうを途中で中止してその後これにマイクロ波をか
ける方法。
さらには前記のマイクロ波に代えて真空乾燥する方法等
が行われていた。しかしながら、これら従来の方法はい
ずれも次の如き問題点を有しており、その改善が望まれ
ていた。即ち、低温で長時間の油ちょうをする方法は低
温であるため膨化が不充分で喫食時の濶もどしが悪いと
いう欠点があった。
また、低温下の油ちょうのため、油切れが悪く食味に油
りぼさを残していた。次の油ちょう処理を途中で中止し
てマイクロ波をかける方法は、高周波の性質から揚種の
中の水分の多い部分が集中的に加熱されるため、品温が
上昇しこの部分が焦げやすく特に野菜を揚種としたもの
にあっては、この方法を採用することは難しかった。そ
のため、この方法を採用してマイクロ波をかける場合は
、出力を低くして長時間かけなければならないという問
題があった。さらに、第3の真空乾燥を行なうものにあ
っては、上記の焦げの問題がない代わりに設備費が多大
となるとともに、乾燥時間が8〜24時間もかかるとい
う問題が存していた。
(発明が解決しようとした問題点) この発明は上記の従来技術の問題点を解決し、充分に揚
種が膨化してしかも部分的な焦げがなく、しかも長期保
存後の復元性も良好な天ぷらを低コストのマイクロ波の
照射で得ようとするものである。
(問題点を解決するための手段) この発明は、魚介肉類、鳥獣肉類、野菜類その他よりな
る揚種に水と小麦粉を主成分とした衣をつけ、これを水
分が10〜30%になるまで油ちょうしたのち60〜1
60torrの減圧雰囲気下でマイクロ波を照射し水分
子%以下まで乾燥することを特徴とする。以下に、この
発明を説明する。
この発明において揚げ衣、揚種の作り方は従来の方法が
略そのまま適用出来る。即ち、衣は、水に食塩、膨張剤
を加えたものに澱粉、WI力小麦粉を順次加えて攪伴し
調整した衣とする。膨張剤としては公知のものが使用さ
れ、例えば重曹、リンゴ酸などである。また、澱粉とし
ては米粉、コンスターチが用られ、必要に応じて卵白な
どの蛋白材料を添加してもよいことは勿論である。
一方、揚種としてはこれまた従来から使用されているも
のがそのまま使用出来、例えば小エビ類の魚介類の外、
各種肉類、人参、ネギ等の野菜類である。これらの夫々
に前記の調整した衣を付は常法によって油揚げをする。
また、これらはかき揚げ風にしたもめもでもよい。かき
揚げをつくる方法としては、本出願人が先に特公昭58
−52624号として提案したように、型枠を用いて仮
泊ちょうするか、または高温の植物油を短時間シャワー
して揚種についている衣を予め固化して、その後これを
130〜145℃で油ちょうするようにするとよい。更
に、イカ肉、エビ肉、鳥獣肉などを固形物がなくなるま
で粉砕し、これに植物油、卵白を混練したのちシート状
に成型し、これに衣を付けて揚げてもよい。このように
して得られた天ぷらは、いずれもその水分を10〜30
%の範囲にする。この水分を10%未満とすると油ちょ
う時間が当然長(なり焦げの問題を生じるからである。
また、水分が30%を超えると次工程のマイクロ波によ
る誘導加熱に際して水分が多量に存在している揚種が集
中的に加熱されてこの部分に焦げが生じるという問題が
発生するからである。この発明においてこの水分量は特
に重要であって、さらにその好ましい範囲は15〜25
%である。このようにして得られた天ぷらは、次に高周
波誘導加熱によって乾燥する。この高周波誘導加熱は公
知な方法が適用されるが、ただ本発明はこれを60〜1
60torrの減圧雰囲気下で行なうものである。これ
は高周波誘導加熱にあたって、揚種の品温上昇による焦
げを回避することと膨化発泡の一層の増進を図るためで
ある。即ち、加熱を減圧下で行なうことによって水分の
蒸発が活発に行われ、膨化がよくおこなわれる。また、
水分の蒸発が活発に行われると、その際に気化熱を奪っ
て品温の上昇が回避されるというものである。この発明
において雰囲気が160torrを超えると揚種の水分
蒸発が不充分となる。このため膨化発泡も満足になされ
ない。品温も上昇する結果となる。また、下限の60t
Orrはこれ未満にする必要性がないばかりか、放電ト
ラブルを起こしやすい。この発明で用いるマイクロ波の
周波数は特に限定されないが、2450±50H2のも
のでよい。マイクロ波の照射時間は対象体の含有水分の
量にもよるが、2〜10分でよい。これによって最終的
に本発明の意図する製品が得られる。
(発明の効果) 以上の通り、本発明は誘電体損失によって天ぷらを一挙
に加熱するものであるから、その表面のみならず内部と
くに揚種内の誘電体損失の大きい物質、すなわち水分が
加熱されることになる。、しかも水分が内部から組織を
押し拡げながら蒸発するのでその膨化発泡がよく行なわ
れるのである。
そしてその雰囲気は減圧下としであるので水分の蒸発速
度は一挙に速まりさらに発泡を増進し、また残存水分の
拡散速度も上昇することになる。さらに、水蒸気の蒸発
は気化熱を奪い、品温の上昇を防ぐため焦げの心配もな
い。
次表は、衣液とエビ、人参、長ネギのよせあげ材料を型
枠に充填して仮泊ちょう後、再び140℃で6分間波ち
ょうして得た平均水分20%の天ぷら試料について、各
種のマイクロ波をかけた結果を示したものである。この
試験は1個36gの試料30個用意し、これを6グルー
プに分け、それぞれを出力1.3kwのマイクロ波で各
圧力雰囲気に保って5分間加熱したときの天ぷらの温度
及び乾燥の程度を示した。
同表かられかるように、雰囲気の圧力は60〜160t
orrでよく乾燥し、しかも品温は75”0.60℃と
80℃以下の低温であることがわかる。また、得られた
ものの含有水分も5%以下で長期保存の可能なものであ
る。こうして得られたものは、カップ麺などの密封容器
に入れて保存すれば常温で6力月以上も品質が保障され
、またこれを喫食するときは熱湯に浸すだけで吸水し復
元することが出来る。
実施例1 水40階1.−食塩350g、重曹20011Jンゴ酸
120gを加えよく混合したのち、この中に米粉4 K
g 、コンスターチ8.5tC#、薄力粉12.5に9
を順次加え、これを低速回転することによって衣液を調
整した。別に、小エビ、人参。
たまねぎ、長ねぎのかき揚げ具材を適当な大きさに調整
、用意した。次に、テフロンコーテングした金属性型枠
内に上記具材および衣液を入れ、これを150℃の植物
油の中に2分間入れ、直径約8a1の円盤状に1次成型
した。つづいてこの1次成型品を別の油槽に入れて14
0℃の植物油中で6分間波ちょう処理を行なった。その
後これを引上げ充分に油切りして、平均水分20%の天
ぷらを得た。さらにこれを70tOrrの減圧雰囲気下
において、1.3Kwのマイクロ波を5分照射して最終
製品たる水分5%の乾燥かきあげ天ぷらを得た。なお天
ぷらを市販即席麺の具として発泡スチロール製容器に麺
とともに収納し、アルミ箔によるラニネート蓋で密封し
、常温下に3か月保存した。その後、この蓋を開きこれ
に熱湯を注いでから蓋をかぶせて3分間湯戻しした後蓋
を開き喫食したところ、通常のかきあげ天ぷらと変わら
ない食感を得ることができた。
実施例2 この実施例は、実施例1において具材を型枠に充填後、
型枠の上から熱油を45秒間シャワーし直径81の円盤
状に1次成型した外は実施例1と同様とした。この乾燥
天ぷらを実施例1と同様な方法で喫食したところ、実施
例1と同様な食感を得ることができた。
実施例3 水4(lに食塩350g1重曹2001 リンゴ酸12
09を加えよく混合したのち、この中に米粉4Kg、コ
ンスターチ8.5Kg、薄刃小麦粉12.5Nyを順次
加え低速回転で混和して衣を調整した。この衣液で青じ
そ、千切りした人参を被覆してバラバラにしたものを1
40℃の植物油中に投じ5分間波ちょう処理をした。油
中よりこれを引上げ、充分に油を切り平均水分20%の
天ぶらを得た。これを7Qtorrの減圧雰囲気下にて
1,3kwのマイクロ波を5分間照射して最終製品であ
る水分5%の乾燥天ぷらを得た。この乾燥天ぷらを実施
例1と同様な方法で試食してみたところ結果は実施例1
と同様であった。
実施例4 ミンチしたイカ肉6 Kgに植物油1.5Kg、卵白1
00gを混合し、横2 cIR,縦6 cIR,厚さ0
.5Ctaのシート状に成型し具材とした。次に水30
Kgに食塩350g、重曹20(1,リンゴ酸120グ
を加えよく混合したものの中に米粉4 Kg 、コンス
ターチ8.5Ky、1カ小麦粉12.5Kgを順次加え
て低速回転で攪拌し衣液を調整し前記具材を被覆した。
これを140℃に加熱した植物油の中に投じ5分間油ち
ょう処理した。つぎに、これを引上げ充分に油を切り平
均水分22%の天ぷらを得た。これを70torrの減
圧雰囲気下にて1.3kwのマイクロ波を8分照射して
水分5%の乾燥天ぷらを得た。この乾燥天ぷらを実施例
1と同様の方法で試食したところ通常の天ぷらと変らな
い食味であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)魚介肉類、鳥獣肉類、野菜類その他よりなる揚種
    に水と小麦粉を主成分とした衣をつけ、これを水分が1
    0〜30%になるまで油ちょうしたのち60〜160t
    orrの減圧雰囲気下でマイクロ波を照射し水分7%以
    下まで乾燥することを特徴とする長期保存の可能な天ぷ
    らの製造方法。
  2. (2)揚種が魚介類、鳥獣肉類を粉砕しこれに植物油、
    卵白を加え混練してこれを成型したものであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の長期保存の可能な
    天ぷらの製造方法。
JP60051095A 1985-03-14 1985-03-14 長期保存可能な天ぷらの製造方法 Pending JPS61209556A (ja)

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