JPS61209530A - 植生基盤材の製造方法 - Google Patents

植生基盤材の製造方法

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JPS61209530A
JPS61209530A JP60048217A JP4821785A JPS61209530A JP S61209530 A JPS61209530 A JP S61209530A JP 60048217 A JP60048217 A JP 60048217A JP 4821785 A JP4821785 A JP 4821785A JP S61209530 A JPS61209530 A JP S61209530A
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JP
Japan
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base material
vegetation base
ash
coal
organic
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Pending
Application number
JP60048217A
Other languages
English (en)
Inventor
三村 善弘
利郎 押方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
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Publication of JPS61209530A publication Critical patent/JPS61209530A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は植生基盤材(植物栽培地)の製造方法に関する
ものである。
[イ]従来技術 近時、石油代替エネルギーとして石炭が注目されている
例えば電力産業界においては、火力源を既存の石油から
石炭への転換が図られ、または石炭火力発電所の新設数
も徐々に増加している。
ところで通常石炭火力発電所で消費される石炭量は発電
設備100万KW当り230〜250万t/年といわれ
ており、その結果、燃焼後に石炭灰が国内炭で2割前後
、外国炭で1割前後発生する。
従って、全国の石炭灰の発生量は莫大な量となり、例え
ば昭和56年度の実績では258万tであり、昭和65
年度には約650万tに達するものと予想されている。
このように大量に発生する石炭灰は総量の約7割が海も
しくは陸地の埋立て用として廃棄処分されている。
また一方、同じ廃棄物として下水処理場等から排出され
る有機性の汚泥やあるいは食品工場等から排出される有
機性の産業廃棄物は、脱水、乾燥、焼却等の中間処理を
施して減量化をはかり、残ったものを埋立て地に廃棄処
分している。
[口]本発明が解決しようとする問題点上記した産業廃
棄処理方法には次のような問題点が存在する。
(1)処分地を無制限に拡張できないこと、および処分
地の新設が困難である事などの理由から、処分能力が限
界に近付きつつある現在、増産化傾向にある上記二つの
廃棄物の有効な処理方法の提案が緊急の課題となってい
る。
(2)最近これらの有機性廃棄物をコンポスト化するこ
とによって有機肥料として利用する提案が活発化してい
る。
しかし、廃棄物を主成分とする有機肥料は、化学肥料な
どに比べて成分が不明確である事から肥料の品質、安全
性、施用基準等の点が解決されていない。
(3)現存する廃棄物を利用した有機肥料の水溶成分を
分析すると、電気伝導度が非常に高い。
例えば下水汚泥のそれは2400μt) / c+wで
あり、コンポストのそれは4420μU / cmであ
る。
植物栽培地の電気伝導度が高くなると、育成植物の発芽
が遅延化したり、生育を阻害する事実が確認された。
〈4)有機汚泥やコンポスト等の有機肥料と砂質土から
成る植生基盤材を空気圧送すると、植生基盤材を構成す
る成分の比重差により移送中に成分が分離して法面等に
吹き付けられるので、均一で良質な客土層を形成するこ
とが困難である。
従って、客土層形成の1作業性が低いものである。
[ハ]本発明の目的 本発明は以上のような問題点を解決するために成された
もので、電気伝導度を低(抑え、育成植物の発芽遅延等
を防止できる、植生基盤材の製造方法を提供する事を目
的とする。
また、本発明は、吹き付けて客土層を形成する際に施工
性の向上を計ることができる、植生基盤材の製造方法を
提供することを目的とする。
さらに、本発明は品質、安全性に優れた植生基盤材の製
造方法を提供する事を目的とする。
[二]問題点を解決するための手段 本発明は有機性廃棄物をコンポスト化して得られる完熟
堆肥、または有機性汚泥に、固化剤を加えて撹拌混合し
て造粒し、この造粒物に石炭灰を加えて撹拌混合して製
造する、植生基盤材の製造方法に関するものである。
[ホ]実施例 次に本発明に係る植生基盤材の一実施例について説明す
る。
<A>植生基盤材の材料 (1)石炭灰のフライアッシュ 石炭灰は捕集される場所によってクリンカーアッシュ、
シンダーアッシュ、およびEP灰と呼称され、またシン
ダーアッシュとEP灰を合せてフライアッシュと呼称さ
れている。
本発明にはクリンカーアッシュとフライアッシュを使用
する。
フライアッシュは5i02、もしくはAl2O3を主成
分とし、土壌改良剤として作用させる事を目的とする。
またこのフライアッシュは、「ポゾラン反応」(水の存
在において常温で起こる石灰とフライアッシュ中のシリ
カおよびアルミナとの化学反応であり、セメントと同様
に水和物を生じ凝結硬化する)によって固化する性質を
有する。
(2)石炭灰のクリンカーアッシュ クリンカーアッシュはフライアッシュに比べ粒径が大き
いので透水材としての機能を有する。
(3)完熟堆肥 食品工場等から排出される有機性の廃棄物をコンポスト
化して製造した堆肥でPH6〜7のものを使用する。
(4)固化剤 固化剤は、有機性汚泥やコンポストの造粒を目的とした
もので、例えば石膏および普通ボルトランドセメントを
使用する。
石膏は、天然石膏や焼成等特別に加工した高品質で高価
な石膏を使用することなく、排煙脱硫装置から排出され
る安価に入手できる、三水石膏を使用する。
(5)水 (6)砂質土、化学肥料 (7)植物の種子 (8)補強材 フレキシブルな金属性の網または合成樹脂性の網を使用
する。
この補強材はあらかじめ岩盤やモルタル吹付は法面等に
設置しておく。
<B>植生基盤材の製造方法 (造粒物の製造) 前記のコンポストした完熟堆肥または有機性汚泥に固化
材を撹拌混合して、造粒物を製造する。
コンポストや有機性汚泥を造粒するのは、造粒物からの
塩基成分の溶出量を低(抑えることにより電気伝導度を
低下させるためである。
(造粒物の成分比) 有機性汚泥またはコンポストの重量比1に対す次に、上
記造粒物に石炭灰を混合撹拌して製造する植生基盤材の
具体的な実施例について説明する。
[実施例1] [実施例2] 以上を撹拌混合して植生基盤材を得た。
(客土層の形成) 上記混合比率で撹拌混合して製造した植生基盤材を、眉
強材が設置された岩盤やモルタル吹付は法面等に空気圧
送して吹き付ける。
吹き付けられた植生基盤材は、吹き付は面上に造粒物と
石炭灰による団粒構造の客土層が形成される。
客土層の団粒間に発生する空隙内には、水や空気等が蓄
えられる。
植物の良好な育成に必要な植生基盤材の条件は、養分や
水分などを保持する保水性と、通気性、透水性である。
そのため石炭灰を単独で使用した場合には、養分や水の
保水性が劣化し、また完熟堆肥を単独で使用した場合に
は保水性は期待できるが、通気性、透水性が悪くなるの
で「根腐れ」を起こしやすい等の問題がある。
すなわち、完熟堆肥と石炭灰を混合すると完熟堆肥に保
水性を期待でき、通気性、透水性は石炭灰のクリンカー
アッシュに期待する事ができる。
さらに石炭灰を混合すると、フライアッシュの「ポゾラ
ン反応」によって植生基盤材の強度を10Kg/cd以
下に硬化させる事ができ、雨水による浸蝕を防止できる
上に、岩盤やモルタル吹付は法面等への付着力が向上す
るので植生基盤材の崩落が防止できる。
(施工性についての実験例) 有機肥料を造粒して用いる本発明に係る植物基盤材と、
造粒していない植物基盤材を巾1 m X長さ2mの人
工法面(勾配30〜45°)へ空気圧送法による吹付実
験を行った。
造粒していない場合は砂質土(クリンカーアッシュ)と
有機肥料とが分離し、砂質土が先に送られて法面に付着
し、その後から粒径が小さく粘度状になった有機肥料が
ベタベタと付着した状態となる。
一方本発明の場合は、砂質土との分離がなく、均一で良
質な厚層客土層が得られる。
また、空気圧送管に粘土状の付着がない゛ので、原料の
ロスが少なく、圧力損失も少ない。
(塩基成分の溶出量についての実験例)ケンタラキー3
1フユスクの種子をポットに200粒播種し、28日経
過した時の成立本数及び成長量は以下のとおりであった
[へ]効果 発明は以上説明したようになるから次のような効果を期
待することができる。
(1)有機性汚泥やコンポストに固化材を加えて造粒し
たので、塩基成分の溶出量を低(抑えられ、電気伝導度
を従来の植生基盤材に比べて低くできる。
従って、植物の良好な育成条件を十分に満足した客土が
得られ、発芽の遅延や育成の抑制を防止できる。
(2)本発明に係る植生基盤材は、塊粒体であるから、
空気圧送しても成分・が分離せずに吹き付けができ、均
一な客土層を形成することができる。
(3)造粒物を吹き付けるので、客土層は団粒構造とな
る。
従って、団粒間の空隙は育成に必要な水分や空気を十分
に蓄えて、良好な環境が得られる。
(4)廃棄物である石炭灰と、食品工場等から排出され
る有機性廃棄物を加工して得られる完熟堆肥を撹拌混合
することによって、植物の育成に良好な植生基盤材を得
ることができる。
従って、これらの廃棄物の有効利用を図ることができる
ので、石炭灰と有機性廃棄物を大量に資源化および再利
用することができる。
(5)石膏は、排煙脱硫装置から排出される三水石膏を
そのまま使用できる。
従って、天然石膏や高品質石膏等は不要となり、省エネ
ルギー化を促進できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有機性廃棄物をコンポスト化して得られる完熟堆
    肥、または有機性汚泥に、固化剤を加えて撹拌混合して
    造粒し、この造粒物に石炭灰を加えて撹拌混合して製造
    する、植生基盤材の製造方法
  2. (2)固化剤として、石膏および普通ポルトランドセメ
    ントを使用して行う、特許請求の範囲(1)記載の植生
    基盤材の製造方法
JP60048217A 1985-03-13 1985-03-13 植生基盤材の製造方法 Pending JPS61209530A (ja)

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