JP2007275848A - 産業廃液を活用した複合材料、産業廃液の固液分離方法、並びに産業廃液の保存方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】改良された産業廃液の固液分離方法、新規な産業廃液の保存方法、及び産業廃液を活用した新規な複合材料の提供。
【解決手段】産業廃液にポリビニルアルコールを溶解させた後、該溶液に火山噴出物材料を混合攪拌する、産業廃液の固液分離方法。産業廃液にポリビニルアルコールを溶解してゲル状物とする、産業廃液の保存方法。火山噴出物材料、産業廃液及びポリビニルアルコールを含む混練物を乾燥、固化して得られた複合材料。火山噴出物材料としては、シラスバルーンが好適である。また、複合材料は土壌代替材として特に好ましく使用される。
【選択図】なし
Description
また、本発明は、上記産業廃液を腐敗させることなく長期保存を可能にする産業廃液の保存方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記産業廃液を固液分離せずに、または、固液分離した液部分を活用して得られ、それによって産業廃液の廃棄処理を不要にできる、新規な複合材料を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記産業廃液を固液分離せずに活用できる、新規な家畜用飼料の製造方法を提供することを目的とする。
(1)産業廃液にポリビニルアルコールを溶解させた後、該溶液に火山噴出物材料を混合攪拌することを特徴とする、産業廃液の固液分離方法。
(2)火山噴出物材料がシラスバルーンである、上記(1)記載の方法。
(3)産業廃液にポリビニルアルコールを溶解してゲル状物とすることを特徴とする、産業廃液の保存方法。
(4)火山噴出物材料、産業廃液及びポリビニルアルコールを含む混練物を乾燥、固化して得られた複合材料。
(5)混練物が産業廃棄物焼却灰及び/又は石炭焼却灰をさらに含む混練物であり、当該混練物を乾燥、固化して得られたものである、上記(4)記載の複合材料。
(6)混練物が炭及び/又は活性炭をさらに含む混練物であり、当該混練物を乾燥、固化して得られたものである、上記(4)記載の複合材料。
(7)混練物が有機肥料及び/又は合成肥料をさらに含む混練物であり、当該混練物を乾燥、固化して得られたものである、上記(4)記載の複合材料。
(8)混練物を粒状に成形後、乾燥、固化して得られた粒状の複合材料である、上記(4)〜(7)のいずれか一つに記載の複合材料。
(9)粒子表面に植物の種子を定着させた、上記(8)記載の複合材料。
(10)混練物をパネル状に成形後、乾燥、固化して得られたパネル状の複合材料であって、その少なくとも片側の表面層に植物の種子を保持してなる、上記(4)〜(7)のいずれか一つに記載の複合材料。
(11)緑化資材用である、上記(4)〜(10)のいずれか一つに記載の複合材料。
(12)産業廃液が酒類製造廃液である、上記(4)〜(11)のいずれか一つに記載の複合材料。
(13)火山噴出物材料がシラスバルーンである、上記(4)〜(12)のいずれか一つに記載の複合材料。
(14)上記(1)または(2)に記載の方法によって産業廃液から固液分離して得られた液体と、ポリビニルアルコールと、火山噴出物材料と、ポルトランドセメント又は/及びアルミナセメントとを含む混練物を乾燥、固化して得られた壁用断熱材。
(15)酒類製造廃液から家畜用飼料を製造する方法であって、酒類製造廃液にポリビニルアルコールを溶解させた溶液を乾燥、固化することを特徴とする家畜用飼料の製造方法。
本発明において、「産業廃液」とは、焼酎粕廃液等の酒類の製造により生じる廃液(種類製造廃液)、食肉処理場や牛、馬、豚の農場等から出る排水、及び工場から排出される有害物質を含まない汚泥水、並びに、これらを活性汚泥処理した汚泥液分(以下「活性汚泥液」ともいう)等の種々の産業分野で排出される、有機分(有機性固体)を溶解乃至分散状態で含有する廃棄目的の水系液状物を意味する。
電磁式ふるい振とう器((株)井内盛栄営製)に標準ふるいを5〜10段装着し、試料をふるい振とうすることで分級し、各粒子区分の重量比で測定した。すなわち、標準ふるいを目開きの大きいものを上にして順次重ね、上段に試料20gを入れ15分間ふるい振とうさせ、各メッシュ毎の試料の重量を測定し、粒度分布を求めた。
平均粒径(μm)=a−〔(b−c)×{(50−d)/e}〕・・・(I)
米焼酎粕廃液(明石酒造(株)製)10リットルにポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製「ゴーセノールN300」)を3kg混合し、70〜80℃に攪拌しながら加熱して均一に溶解することにより、濃厚なポリビニルアルコール水溶液を得た。次に、このポリビニルアルコール水溶液5kgにシラスバルーン(豊和直(株)製「SKB−6000」、平均粒径180μm、かさ密度が1.8g/cm3)を5kg添加し、攪拌機(光洋機械産業(株)製、モルタルミキサー)でよく混練することによって可塑性の混練物を得た。得られた混練物を30cm×30cm×5cmの型枠に2kg投入し、圧力20kgf/cm2でプレス成形して、パネル状成形物を得た。そして、かかるパネル状成形物を型枠から取り出し、熱風乾燥炉において500℃で30分間加熱乾燥して固化させることにより、密度が2.5g/cm3のパネル状の複合材料を得た。
実施例1で調製したポリビニルアルコール水溶液5kgに、シラスバルーン(豊和直(株)製「SKB−6000」)4kgと火力発電所から出る石炭焼却灰(トーガク提供)2kgとを混合した混合物を添加し、攪拌機でよく混練することによって可塑性の混練物を得た。そして、この混練物を実施例1と同様にして成形、乾燥して固化させることにより、密度が4.0g/cm3のパネル状複合材料を作製した。
芋焼酎粕廃液(明石酒(株)製)10リットルにポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製「ゴーセノールN300」)を3kg混合し、70〜80℃に攪拌しながら加熱して均一に溶解することにより、濃厚なポリビニルアルコール水溶液を得た。次にこのポリビニルアルコール水溶液5kgにシラスバルーン(豊和直(株)製「SKB−6000」)を5kg添加し、攪拌機で良く混練することによって可塑性の混練物を得た。得られた混練物を1.8kgと0.2kgに分け、1.8kgの混練物を30cm×30cm×5cmの型枠に2kg投入し、20kgf/cm2のプレス成形し、0.2kgの混練物に西洋芝(タキイ種苗(株))の種子3gを均一に混ぜ込み、次いでプレス成形した前記成形物の表面に全ての種子混練物を均一層となるように展開し、再度20kg/cm2のプレス圧でプレス成形した。この後、プレス成形したものを型枠から取り出し、熱風乾燥炉において100℃で2時間加熱乾燥して、固化させることにより、密度が2.8g/cm3の種子入りのパネル状複合材料を得た。この種子入りのパネル状複合材料に水を3リットル散布したところ、散布後、25目に均一な発芽が得られた。
麦焼酎粕廃液(明石酒(株)製)10リットルにポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製「ゴーセノールN300」)を3kg混合し、70〜80℃に攪拌しながら加熱して均一に溶解することにより、濃厚なポリビニルアルコール水溶液を得た。次にこのポリビニルアルコール水溶液5kgにシラスバルーン(豊和直(株)製「SKB−6000」)を4kgと、火力発電所から出る石炭焼却灰(トーガク提供)2kgを混合した混合物を添加し、攪拌機で良く混練することによって可塑性の混練物を得た。得られた混練物を1.8kgと0.2kgに分け、以降は実施例3と同様の条件で密度が3.8g/cm3のパネル状複合材料を得た。
米焼酎粕廃液(明石酒(株)製)10リットルにポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製「ゴーセノールN300」)を3kg混合し、70〜80℃に攪拌しながら加熱して均一に溶解することにより、濃厚なポリビニルアルコール水溶液を得た。次にこのポリビニルアルコール水溶液5kgにシラスバルーン(豊和直(株)製「SKB−6000」)を4kgと木炭焼却灰(豊新(株)提供)2kgとを混合した混合物を添加し、攪拌機で良く混練することによって可塑性の混練物を得た。得られた混練物から、実施例1と同様の条件で、成形、加熱乾燥を行って、密度が3.1g/cm3のパネル状複合材料を得た。
米焼酎粕廃液(明石酒(株)製)10リットルにポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製「ゴーセノールN300」)を3kg混合し、70〜80℃に攪拌しながら加熱して均一に溶解することにより、濃厚なポリビニルアルコール水溶液を得た。次にこのポリビニルアルコール水溶液5kgにシラスバルーン(豊和直(株)製「SKB−6000」)を4kgと木炭焼却灰(豊新(株)提供)2kgとを混合した混合物を添加し、攪拌機で良く混練することによって可塑性の混練物を得た。得られた混練物を1.8kgと0.2kgに分け、以降は実施例3と同様の条件で、成形、加熱乾燥を行い、密度が3.3g/cm3のパネル状複合材料を得た。
麦焼酎粕廃液(明石酒(株)製)10リットルにポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製「ゴーセノールN300」)を3kg混合し、70〜80℃に攪拌しながら加熱して均一に溶解することにより、濃厚なポリビニルアルコール水溶液を得た。次にこのポリビニルアルコール水溶液5kgにシラスバルーン(豊和直(株)製「SKB−6000」)を5kgと万能肥料((株)トップ提供)5gとを混合した混合物を添加し、攪拌機で良く混練することによって可塑性の混練物を得た。得られた混練物を1.8kgと0.2kgに分け、得られた混練物を1.8kgと0.2kgに分け、以降は実施例3と同様の条件で、成形、加熱乾燥を行い、密度が2.9g/cm3のパネル状複合材料を得た。
活性汚泥液(児湯食鳥(株)製)10リットルにポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製「ゴーセノールN300」)を3kg混入し、70〜80℃に攪拌しながら加熱して均一に溶解することにより、濃厚なポリビニルアルコール水溶液を得た。次にこのポリビニルアルコール水溶液5kgにシラスバルーン(豊和直(株)製「SKB−6000」)を5kg添加し、攪拌機で良く混練することによって可塑性の混練物を得た。得られた混練物を、実施例1と同様の条件で成形、加熱乾燥して、密度が2.9g/cm3のパネル状複合材料を得た。
焼酎粕廃液の活性汚泥液(薩摩加工(株)製)10リットルにポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製「ゴーセノールN300」)を3kg混入し、70〜80℃に攪拌しながら加熱して均一に溶解することにより、濃厚なポリビニルアルコール水溶液を得た。次にこのポリビニルアルコール水溶液5kgにシラスバルーン(豊和直(株)製「SKB−6000」)を5kg添加し、攪拌機で良く混練することによって可塑性の混練物を得た。得られた混練物を、実施例1と同様の条件で成形、加熱乾燥して、密度が3.0g/cm3のパネル状複合材料を得た。
焼酎粕廃液の活性汚泥液(薩摩加工(株)製)10リットルにポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製「ゴーセノールN300」)を3kg混入し、70〜80℃に攪拌しながら加熱して均一に溶解することにより、濃厚なポリビニルアルコール水溶液を得た。次にこのポリビニルアルコール水溶液5kgに、シラスバルーン(豊和直(株)製「SKB−6000」)を4kgと木炭焼却灰(豊新(株)提供)2kgとの混合物を添加し、攪拌機で良く混練することによって可塑性の混練物を得た。得られた混練物を1.8kgと0.2kgに分け、以降は実施例3と同様にして、密度が2.9g/cm3の種子入りのパネル状複合材料を得た。
米焼酎粕廃液(明石酒(株)製)10リットルにポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製「ゴーセノールN300」)を3kg混合し、70〜80℃に攪拌しながら加熱して均一に溶解することにより、濃厚なポリビニルアルコール水溶液を得た。次にこのポリビニルアルコール水溶液5kgに、シラスバルーン(豊和直(株)製「SKB−6000」)を4kgと石炭焼却灰(電脳技研(株)提供)2kgとを混合した混合物を添加し、攪拌機で良く混練することによって可塑性の混練物を得た。得られた混練物を造粒機(梅木製作所(有)製、同盤方式)で粒径範囲3〜15mmの粒状物に成形した。そして、回転熱風乾燥炉において該粒状物を500℃で30分間加熱、乾燥することにして、粒状の複合材料を作製した。この粒状の複合材料のかさ密度は2.7g/cm3であった。
米焼酎粕廃液(明石酒(株)製)10リットルにポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製「ゴーセノールN300」)を3kg混合し、70〜80℃に攪拌しながら加熱して均一に溶解することにより、濃厚なポリビニルアルコール水溶液を得た。次にこのポリビニルアルコール水溶液5kgに、シラスバルーン(豊和直(株)製「SKB−6000」)を4kgと石炭焼却灰(トーガク提供)2kgを混合した混合物を添加し、攪拌機で良く混練することによって可塑性の混練物を得た。得られた混練物を造粒機で粒径範囲3〜10mmの粒状物に成形しながら最後に西洋芝(タキイ種苗(株))の種子600gを均一に振りかけて粒の表面に定着させた。この後、かかる粒状物を回転熱風乾燥炉において100℃で30分間加熱、乾燥することによって、かさ密度が3.0g/cm3の種子入りの粒状複合材料を得た。
米焼酎粕廃液(明石酒(株)製)10リットルにポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製「ゴーセノールN300」)を300g混入し、70〜80℃に攪拌しながら加熱して均一に溶解することにより、ポリビニルアルコール水溶液を得た。この水溶液にシラス原料(若松商店(有)製)1kgを均一に混合攪拌し、12時間静止することにより有機物が30%、水の部分が70%に分離された。沈降物は熱風乾燥機で500℃以下で乾燥して集塊体とし、分離した水は水道水で2.0倍に薄めて放流基準値にした。
実施例13で分離して得た液部分10リットルに対して、PVA500gを溶解させ、この溶液に、予めシラスバルーン(豊和直(株)製「SKB−6000」)1kgに対してポルトランドセメント(アサノセメント社製)700gを混合しておいた混合物を混合して攪拌し、かかる混合物を壁に厚さ3mmにコテ仕上げで塗工し、乾燥することで断熱壁材を作製した。
実施例11で作製した粒状複合材料を50cm×50cm×7cmの型枠に厚み5cm程度となるように敷き詰め、次いで、実施例12で得られた種子入り粒状複合材料を厚み1cm程度となるように敷いてから、水を5リットル散布したところ、散布後、2週間目に均一な発芽が得られた。
実施例10で作製した30cm×30cm×5cmのパネル状複合材料(1.2kg)を水中に30分間浸漬後、重量計測を行ったところ、4.3kgになり、吸水量は3.1kgであった。従って、1cm3当たり0.69g水を吸収し、優れた吸水能力を確認できた。
上記実験例2で水を吸収させたパネル状複合材料を工場内(温度13〜18℃、湿度50〜70%)に、その略全面が開放した状態で40日間放置したところ、約0.8kgの水を保持していた。従って、PVAと火山噴出物材料の組み合わせにより、水分の蒸発速度が十分に遅く、優れた保水性を示すことを確認できた。
廃液(麦焼酎粕廃液)10リットルに対して、PVA1kgを入れ、80〜90℃で撹拌しながら溶解させ、PVAと廃液が十分に混合できたのを確認し(40分間)、その後保存容器(プラスチック製容器)に移した。この作業を3月1日に実施したが、その後、約1ヵ月後の4月5日迄、腐敗・臭気の発生は認められなかった。
実施例10で作製したパネル状複合材料を、図1に示すように、2点支持して(支点間距離30cm)、パネル状複合材料の中心位置に荷重を掛けて、下記式に基づいて曲げ強度(kg/cm2)を算出したところ、30kg/cm2であった。
l 支点間距離
h 部材断面縦
Claims (15)
- 産業廃液にポリビニルアルコールを溶解させた後、該溶液に火山噴出物材料を混合攪拌することを特徴とする、産業廃液の固液分離方法。
- 火山噴出物材料がシラスバルーンである、請求項1記載の方法。
- 産業廃液にポリビニルアルコールを溶解してゲル状物とすることを特徴とする、産業廃液の保存方法。
- 火山噴出物材料、産業廃液及びポリビニルアルコールを含む混練物を乾燥、固化して得られた複合材料。
- 混練物が産業廃棄物焼却灰及び/又は石炭焼却灰をさらに含む混練物であり、当該混練物を乾燥、固化して得られたものである、請求項4記載の複合材料。
- 混練物が炭及び/又は活性炭をさらに含む混練物であり、当該混練物を乾燥、固化して得られたものである、請求項4記載の複合材料。
- 混練物が有機肥料及び/又は合成肥料をさらに含む混練物であり、当該混練物を乾燥、固化して得られたものである、請求項4記載の複合材料。
- 混練物を粒状に成形後、乾燥、固化して得られた粒状の複合材料である、請求項4〜7のいずれか一項に記載の複合材料。
- 粒子表面に植物の種子を定着させた、請求項8記載の複合材料。
- 混練物をパネル状に成形後、乾燥、固化して得られたパネル状の複合材料であって、その少なくとも片側の表面層に植物の種子を保持してなる、請求項4〜7のいずれか一項に記載の複合材料。
- 緑化資材用である、請求項4〜10のいずれか一項に記載の複合材料。
- 産業廃液が酒類製造廃液である、請求項4〜11のいずれか一項に記載の複合材料。
- 火山噴出物材料がシラスバルーンである、請求項4〜12のいずれか一項に記載の複合材料。
- 請求項1または2に記載の方法によって産業廃液から固液分離して得られた液体と、ポリビニルアルコールと、火山噴出物材料と、ポルトランドセメント又は/及びアルミナセメントとを含む混練物を乾燥、固化して得られた壁用断熱材。
- 酒類製造廃液から家畜用飼料を製造する方法であって、酒類製造廃液にポリビニルアルコールを溶解させた溶液を乾燥、固化することを特徴とする家畜用飼料の製造方法。
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