JPS61209260A - 樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

樹脂組成物の製造方法

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JPS61209260A
JPS61209260A JP60051483A JP5148385A JPS61209260A JP S61209260 A JPS61209260 A JP S61209260A JP 60051483 A JP60051483 A JP 60051483A JP 5148385 A JP5148385 A JP 5148385A JP S61209260 A JPS61209260 A JP S61209260A
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JP
Japan
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resin
weight
white inorganic
resin composition
heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP60051483A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Kiyohara
一人 清原
Takanori Nakatate
中楯 隆徳
Kazuya Harada
原田 一彌
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は樹脂組成物の製造方法に関し、詳しくは通常印
画紙と呼ばれる反射光で観賞する写真材料支持体等に用
いて有用な樹脂組成物の製造方法に関する。
[発明の背景] 従来、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹
脂に酸化チタン、硫酸バリウム等の白色無機顔料を添加
する方法としては、特公昭49−1055γ号、同59
−1415号等公報に開示されている如く、グリコール
中に白色無機顔料を添加分散せしめスラリーとした後、
ポリエステル製造工程に添加する方法が一般的に行なわ
れている。
しかしながら、この方法により樹脂組成物の不透明度を
高める等の目的でグリコール中への白色無機顔料の添加
割合を多く(例えば101量%以上)した場合、グリコ
ール中の顔料が凝集、沈殿を生じ易くなり、顔料を均一
に分散した樹脂組成物を得ることが困難であった。
また、白色無機顔料として10重量%以上を分散含有す
る樹脂組成物の製法としては、特開昭47−2593号
に、押出機等の成形機に白色無機顔料と樹脂とを供給し
て樹脂の融点以上の温度で溶融混合すると同時に押出成
形する方法が開示されており、さらに特開昭51−28
141号には、溶融状態の樹脂に所望量の顔料を添加、
混合して樹脂組成物を得る方法が開示されている。
しかしながら、上記それぞれの公報に開示された技術に
おいては、得られた樹脂組成物を、さらに押出し成形し
て二輪延伸を施しフィルム状とする場合、延伸時にフィ
ルムがしばしば破断し、安定したフィルム状成形物が得
られなかった。
[発明の目的] 本発明は上記の事情に鑑み為されたものであり、本発明
の目的は、白色無機顔料を多fit(好ましくは樹脂組
成物に対し10重量%以上の含有率)に均一に分散含有
し、かつ二輪延伸してもフィルムの破断を生じない樹脂
組成物の製造方法を提供することである。
[発明の構成コ 本発明の上記目的は、ポリエステル樹脂を主成分とする
熱可塑性樹脂に、310℃2時間の加熱減量が0.5重
量%以下である平均粒子径0.1〜10μlで最大粒子
径が50μ園を越えない白色無機顔料を加えて混練する
樹脂組成物の製造方法により達成される。
[発明の具体的構成] 本発明に用いられるポリエステル樹脂を主成分とする熱
可塑性樹脂(以下本発明の樹脂という)とは、ポリエス
テルのみからなる熱可塑性樹脂はもちろんのこと、主成
分であるポリエステルの樹脂特性を実用的に変動させな
い範囲において他のポリマー、添加剤等を加えたものも
包含される。
本発明に用いられるポリエステル樹脂としては、テレフ
タル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸等の芳香族ジカルボン酸とエチレングリコール、1
,3−プロパンジオール、1゜4−ブタンジオール等の
グリコール類との縮合物のポリマー、例えば、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレン2.6−ジナフタレ
ート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート等、あるいはこれらの共重合体が挙げられ
る。本発明に用いられるポリエステル樹脂としては、ポ
リエチレンテレフタレート(以下、PETと省略する)
が好ましい。
本発明の樹脂のフェノール/テトラクロロエタン(60
/40重量比)の混合溶媒中、20℃で測定した固有粘
度は、0.4〜1.0が好ましく、より好ましくは0.
5〜o、aである。
本発明に用いられる白色無機顔料としては、代表的には
酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、シリカ、
アルミナ、タルク、硫化亜鉛、クレー等から選ばれる1
種または2種以上の混合顔料が挙げられるが、本発明に
おいては、本発明の樹脂を不透明白色化する白色無機顔
料であればこれらに限定されない。
本発明に用いられる白色無機顔料の平均粒子径は、0.
1μ−〜10μ−で最大粒子径が50μmを越えないも
のである。これらの白色無機顔料は必要に応じて界面活
性剤等により表面処理が施されてもよい。
本発明においては、十分な不透明度、白色度を有するフ
ィルムを得るために上記白色無機顔料を本発明の樹脂組
成物に対し10重蟲%以上添加することが好ましく、よ
り好ましくは15重量%〜40重量%である。
本発明に用いられる白色無機顔料は、310℃2時間の
加熱減量が−0,5重量%以下、好ましくは0.311
%以下であることが必要である。
この白色無機顔料の310℃2時間の加熱域lを一度0
.5重1%以下としても、例えば大気中に一定時間放置
しておくと、310℃2時間の加熱減量が0.5重量%
以上となるので、310℃2時間の加熱減量を0.5重
量%とした白色無機顔料は密封容器あるいは乾燥条件下
に保管するか、または上記条件の加熱減量を0.5重量
%以下としたものをすぐに混練様に供給することが必要
である。即ち、本発明においては、本発明の樹脂への混
練時における白色無機顔料の310℃2時間の加熱減量
が0.5重量%以下であることが必要である。ここで3
10℃2時間の加熱域lとは、JIS−に−5101(
M料試験方法)21項「水分」の記載に準じて(但し、
加熱温度を105〜110℃に代えて310℃を用いた
)行った顔料の加熱前後の試料の重量差を加熱前の試料
重量で割った百分率で示した値である。測定に供する試
料重量は顔料の種類によって異なるが、一般的には数り
〜数+9が好ましい。
310℃2時間の加熱減量が0.5重量%を越える白色
無機顔料を10重量%以上添加した樹脂組成物は、押出
成形後の二輪延伸時においてしばしばフィルムが破断し
て長時間連続して成形を行うことが困難である。
白色無機顔料の310℃2時間の加熱減量を0.5重量
%以下とするためには、例えば横置型熱風循環撹拌乾燥
機の如き乾燥機により 180〜320℃数時間程度の
加熱乾燥により得ることができるが、転像方法には限定
されず、本発明においては、顔料の310℃2時間の加
熱減量が0.5重量%以下とすることができればよい。
310℃2時間の加熱減量が0.5重量%以下である白
色無機顔料を本発明の樹脂に加えて混練する手段として
は、−軸あるいは二輪スクリュー混練機、ヘンシェルミ
キサー、パンバリミキサー等の混練機が用いられる。
混練機の温度としては、好ましくは本発明の樹脂の融点
〜310℃であり、より好ましくは本発明の樹脂の融点
〜300℃である。310℃を越える温度で混練すると
、310℃2時間の加熱減量が0.5重量%以下である
白色無機顔料を使用しても、後の二輪延伸時においてフ
ィルムの破断が発生することがあり、あまり好ましべな
い。
本発明で得られる樹脂組成物においては、本発明の目的
を害しない範囲で他の添加剤、例えば蛍光増白剤、染料
、紫外線吸収剤、帯電防止剤等を含有することができる
本発明で得られる樹脂組成物を混練後二軸延伸成形する
には、樹脂組成物を溶融後、スリットダイから押し出し
、回転ドラム等の急冷表面に接地し、無定形のシートと
した後、本発明の樹脂のガラス転移温度(T1以上13
0℃以下の温度範囲で、縦又は横方向の一軸方向に順次
または二輪同時に延伸することができる。
延伸に次いで、熱固定、熱緩和を行なうことが好ましい
[発明の具体的効果] 以上説明した如く、本発明においては、ポリエステル樹
脂を主成分とする熱可塑性樹脂に、310℃2時間の加
熱減量が0.5重量%以下である白色無機顔料を加えて
混練したので、樹脂組成物中に白色無機顔料を多層に均
一に分散含有することができ、かつ樹脂組成物を二輪延
伸してもフィルム成形物に破断を生じることがない良好
な樹脂組成物の製造方法が提供できた。
[発明の具体的実施例] 以下本発明を実施例により具体的に説明するが本発明の
実施の態様がこれらに限定されるものではない。
実施例1 平均粒子径0.3μ謁のアナターゼ型酸化チタンを23
0℃5時間加熱乾燥して310℃2時間の加熱減量を0
.11i量%とし、フェノール/テトラクロロエタン中
の固有粘度(以下の固有粘度も同様)0.8のPET樹
脂とともに二輪スクリュー混練機[池貝鉄工(株)製P
CM−651に供給した。
供給比率はPET樹脂100重量部に対して乾燥した酸
化チタン20!量部である。混練機の樹脂濃度は280
℃であった。
得られた樹脂組成物を溶融後スリットダイから30℃に
冷却された回転ドラム上に押出し、無定形のシートとし
た後、縦方向に95℃で2.8倍延伸し、ついで横方向
に105℃で3.0倍延伸し、ついで200℃で熱固定
したところ、成形途中でフィルムが裂けるようなことが
なく安定して連続成形することができた。
比較例 1 上記実施例1において、平均粒子径0.3μmのアナタ
ーゼ型酸化チタンを乾燥せずに用いた以外は同様にして
樹脂組成物を得た。このアナターゼ型酸化チタンの31
0℃2時間の加熱減量は1.0重量%であった。
得られた樹脂組成物を実施例1と同様に押出し、二輪延
伸成形したところ、延伸時にフィルムが破断し連続成形
ができなかった。
実施例2 平均粒子径0.(3μIの硫酸バリウムを230℃5時
間加熱乾燥して、310℃2時間の加熱減量を0.07
重量%とし、固有粘度0.65のPET樹脂とともに二
輪スクリュー混練機に供給した。供給比率はPET樹脂
100重量部に対して乾燥した硫酸バリウム25重量部
である。混練時の樹脂温度は290℃であった。得られ
た樹脂組成物を溶融後スリットダイから25℃に冷却さ
れた回転ドラム上に押出し、無定形のシートとした後、
縦方向に100℃で3.2倍延伸し、ついで横方向に1
10℃で3.3倍延伸し、ついで210℃で熱固定した
ところ、成形途中でフィルムが破断することなく安定し
て連続成形することができた。
[比較例2] 実施例2の硫酸バリウムを乾燥せずに固有粘度0.65
のPET樹脂と混練した。この硫酸バリウムの310℃
2時間の加熱減量は0.8111%であった。供給比率
、濃度は実施例2と同じ条件であった。得られた樹脂組
成物を押出し二輪延伸成形しようとしたところ、延伸時
にしばしばフィルムが破断し安定して連続成形すること
ができなかった。
[比較例3] 実施例2において、混練時の温度を330℃で行った以
外は同様にして樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物
を実施例2と同様に押出し二輪延伸成形したところ、フ
ィルムがしばしば破断した。
実施例3 200℃5時間加熱乾燥したルチル型酸化チタン10重
量部および200℃5時間加熱乾燥した硫酸バリウム1
0重量部を固有粘度0.8のPET樹脂100重量部お
よびポリプロピレン樹脂5重量部とともに二輪スクリュ
ー混練機で280℃で混練して樹脂組成物を得た。20
0℃5時間加熱乾燥したルチル型酸化チタン、200℃
5時間加熱乾燥した硫酸バリウムの合計の310℃2時
間の加熱減量は0.15重嚢%であった。得られた樹脂
組成物を実施例2と同様にしてフィルム成形したところ
安定して連続成形できた。
特許出願人 小西六写真工業株式会社 代 理 人 弁理士 市之瀬 宮人、3・45声ノ壇!
理 7゛鼎−・−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリエステル樹脂を主成分とする熱可塑性樹脂に、31
    0℃2時間の加熱減量が0.5重量%以下である平均粒
    子径0.1〜10μmで最大粒子径が50μmを越えな
    い白色無機顔料を加えて混練することを特徴とする樹脂
    組成物の製造方法。
JP60051483A 1985-03-14 1985-03-14 樹脂組成物の製造方法 Pending JPS61209260A (ja)

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Cited By (3)

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