JPS61205509A - 加速カツト制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車用空調装置等に用いられる加速カット
制御方法に関する。

（従来技術及びその問題点） 従来、空調装置付車輌において、空調装置を作動させた
状態で自動車を発進させようとする時には、エンジンの
トルクの不足をきたし、エンジンの回転が不円滑になる
等の問題があった。これを解決するために、アクセルと
連動したスイッチによって加速状態を検出し、加速状態
の一定時間、空調装置の圧縮機の駆動を停止し、エンジ
ンの出力を全て発進の為に用いるようにした加速カット
制御方法は、実公昭４７−２９３０７号公報に開示の如
く公知である。

しかしながら、斯かる従来の加速カット制御方法は、ア
クセルペダルを踏んだり放したりすることを連続すると
空調装置がチャタリング風に電源投入状態と電源切断状
態とを繰り返して作動してしまうという問題点があった
。

（発明の目的） 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、空調装置の
空調フィーリングの良い加速カット制御方法を提供する
ことを目的とするものである。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するため本発明においては、加速状態検
出手段によって加速状態を検出し、当該検出時に空調装
置の電源を切断すると共に該電源切断状態は所定時間経
過後に解除される加速カット制御方法において、前記空
調装置の電源切断状態の解除後、所定時間は電源投入状
態を保持することを特徴とする加速カット制御方法を提
供するものである。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
１図は本発明に係る加速カット制御装置の構成図を示し
、同図中１はコントロールユニットで、エンジンからの
回転駆動力を空調装置の圧縮機（図示省略）に伝達する
電磁クラッチのクラッチコイル２に電源３から供給され
る電流を諸検出値に基づいて制御するものである。即ち
、前記クラッチコイル２は途中に前記コントロールユニ
ット１を介して電源３と電線で接続され、前記コントロ
ールユニット１には空調装置を使用状態とする空調装置
スイッチ４と空調装置のブロワを起動させるプロワスイ
ッチ５と車室内の温度を検出するサーモメータ６とアク
セルペダルが踏み込み状態のとき投入状態（ＯＮ）とな
るアクセルスイッチ（加速状態検出手段）７とが夫々電
線で接続されている。コントロールユニット１は空調ス
イッチ４とプロワスイッチ５とサーモメータ６とアクセ
ルスイッチ７とからの電気信号に応じて電源３からクラ
ッチコイル２へ供給される電流を制御している。

前記コントロールユニット１は下記の方法で加速カット
制御を行う、尚、以後スイッチ等の投入状態を単にＯＮ
と呼び、切断状態をＯＦＦと呼ぶ。

第１に、アクセルスイッチ７がＯＮの時、クラッチコイ
ル２の電源をＯＦＦとする。第２に、アクセルスイッチ
７のＯＮ状態がａ（例えば１０）秒以上継続した時、ク
ラッチコイル２の電源のＯＦＦ状態はａ秒で打ち切り、
電源ＯＮ状態に復帰する。

第３に、アクセルスイッチ７がＯＮとなってクラ。

ッチコイル２がＯＦＦとなっている状態でアクセルスイ
ッチ７がＯＦＦとなっても、ａ秒間は、クラッチコイル
２の電源のＯＦＦ状態を維持する。

第４に、８秒間クラッチコイル２の電源のＯＦＦ状態が
継続した後、クラッチコイル２の電源がＯＮに復帰した
時から、ｂ（例えば３）秒間はアクセルスイッチ７がＯ
Ｎとなって、クラッチコイル２の電源のＯＮ状態を維持
する。

第２図は本発明に係る加速カット制御方法による車両の
加速状態に応じた空調装置の作動例を示すタイムチャー
トである。同図中１１に示すように、アクセルペダルの
踏み込みがａ秒以上継続した時には最初のａ秒だけ空調
装置がＯＦＦとなり。

エンジンの駆動力はすべて加速のために使われるように
なる。又、同図中１２に示すように、アクセルペダルの
踏み込みがａ秒以下しか行われなかった時にも空調装置
のＯＦＦ状態がａ秒だけ継続され、これにより車両の加
速フィーリングが良くなる。更に、同図中１３に示すよ
うに、アクセルペダルを踏んだり放したりすることを連
続しても最初に踏んだときからａ秒間は空調装置のＯＦ
Ｆ状態が継続し、又８秒間経過後の５秒間は空調装置の
ＯＮ状態が継続する。これにより空調装置の空調フィー
リングが良くなる。

尚、上記実施例においては加速状態検出手段即ち、アク
セルペダルの踏み込み状態を検出する手段として、アク
セルスイッチ７を用いたが、これに限られることなく、
吸気系の負圧状態を検出する負圧スイッチを用いても良
い。

（発明の効果） 以上詳述したように本発４明の加速カット制御方法は、
加速状態検出手段によって加速状態を検出し、当該検出
時に空調装置の電源を切断すると共に該電源切断状態は
所定時間経過後に解除される加速カット制御方法におい
て、前記空調装置の電源切断状態の解除後、所定時間は
電源投入状態を保持するようにしたので、不規則な加速
を行った場合にも、空調装置の空調フィーリングが維持
できるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は本発明が適用
される加速カット制御装置の概略構成図。 第２図は本発明の方法による加速状態と空調装置の作對
状態を示すタイムチャートである。 １・・・コントロールユニット、２・・・クラッチコイ
ル。 ３・・・電源、４・・・空調装置スイッチ、７・・・ア
クセルスイッチ（加速状態検出手段）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　１．加速状態検出手段によって加速状態を検出し、当
   該検出時に空調装置の電源を切断すると共に該電源切断
   状態は所定時間経過後に解除される加速カット制御方法
   において、前記空調装置の電源切断状態の解除後、所定
   時間は電源投入状態を保持することを特徴とする加速カ
   ット制御方法。