JPS61204279A - 塗料用樹脂組成物 - Google Patents

塗料用樹脂組成物

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JPS61204279A
JPS61204279A JP4527585A JP4527585A JPS61204279A JP S61204279 A JPS61204279 A JP S61204279A JP 4527585 A JP4527585 A JP 4527585A JP 4527585 A JP4527585 A JP 4527585A JP S61204279 A JPS61204279 A JP S61204279A
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JP
Japan
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parts
composition according
reacting
dicarboxylic acid
compound
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JP4527585A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Sato
晴彦 佐藤
Hirotoshi Umemoto
梅本 弘俊
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Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は塗料用樹脂組成物に係り、ざらに詳しくはプレ
コートメタル用バインダー、特に前処理兼用のブライマ
ーのバインダーとして用いるに適した樹脂組成物に関す
るものである。
(従来の技術) 鉄板、亜鉛引き鉄板、アルミニウム板等金属素材を塗装
するに際しては先ず金属素材に化成被覆処理をほどこし
、次いで第1次塗装としてブライマー塗装した後、第2
次塗装として上塗を行なう所謂2コート・2ベ一ク方式
が一般的である。このようにして塗装されたプレコート
メタルは建材等多くの用途に使用されるが、耐候性、耐
食性、加工性、耐水性など高度の性能が要求され、特に
上記プライマー塗−に関しては下地および上塗との密着
性、加工性、耐食性、耐水性、耐薬品性などいづれにも
優れていなくてはならず、特にかこくな条件下での密着
性、例えば湿潤付着性、耐沸水性の優れたものであるこ
とが望ましい。
従来より、かかる用途でのブライマー塗料とし6式 (式中、nはO又は1〜14の整数) で表わされるエポキシ樹脂とアミン樹脂、又はブロック
イソシアナート化合物の混合系を主成分とする熱硬化型
のものが多く使用されている。しかし耐食性、耐薬品性
には優れていても、かかる塗料は加工性に劣る欠点を有
している。
この加工性の向上のため、例えば■高分子聞エポキシ樹
脂を主成分とするもの、または■比較的低分子部のエポ
キシ樹脂をジカルボン酸で高分子量化したポリヒドロキ
シポリエーテルポリエステルを主成分とするブライマー
用塗料が提案されている。しかし、■の高分子量エポキ
シ樹脂は耐食性や加工性に優れているが、溶剤に対する
溶解性や他の塗料用原料との相溶性に劣る。
また、■のポリヒドロキシポリエーテルポリエステルは
通常、アミノ樹脂あるいはブロックイソシアナート化合
物との混合系で実用に供されるが、特にブロックイソシ
アナート化合物と組合せた場合、相溶性が十分でないた
めに配合上の制約を受は十分なる性能を発揮できない欠
点がある。更に、上記高分子量化において所望の分子量
に達するまで反応が行なわれるが、この場合グリシジル
基とカルボキシル基の付加反応以外に、エポキシ樹脂中
に含まれているヒドロキシル基、あるいはグリシジル基
とカルボキシル基の付加反応で生成するヒドロキシル基
と、カルボキシル基との脱水縮合反応などの副反応によ
り、枝分れの多いポリヒドロキシポリエーテルポリエス
テルが生成して、所望の加工性を与える樹脂が得られな
かったり、あるいは反応中にゲル化する場合さえもある
。反応温度を下げるとこれらの現象は避けられるか、反
応時間が長くなり実用性に乏しい。
これに対して、式 (式中、nは前記と同意義。) で示されるエポキシ樹脂を出発とした場合、該エポキシ
樹脂に含まれるヒドロキシル基や、グリシジル基とカル
ボキシル基の付加反応で生成するヒドロキシル基は第3
級ヒドロキシル基であるため前述の場合と異なって、ヒ
ドロキシル基とカルボキシル基との脱水縮合反応は起り
にくく、比較的安定にポリヒドロキシポリエーテルポリ
エステルを製造することができる。しかしながら、この
ようなポリヒドロキシルポリエーテルポリエステルは、
それに含まれるヒドロキシル基が第3級ヒドロキシル基
であるため、アミン樹脂やブロックイソシアナート化合
物とび反応性が著しく劣り、十分な架橋塗膜を得るには
より高温での焼付けが必要となる。
またエポキシ樹脂に反応性の大きい第1級ヒドロキシル
基を導入し、硬化性を大ならしめる試みとして、例えば
特開昭57−164重量6号などでは水酸基を有するエ
ポキシ樹脂にε−カプロラクトンを反応させラクトン変
性エポキシ樹脂を得ている。この場合剛直なエポキシ樹
脂骨格から離れたところに反応性の大きい第1級水酸基
が導入され、またメチレン鎖が導入されるため、硬化性
、可撓性が改善され、素地密着性も良好になるとされて
いる。しかしながら、かかる樹脂は低分子量すぎ折り曲
げ性が不足し、コイルコート用としては加工性に劣る欠
点を有している。ざらにエポキシ樹脂に対し、酸性度の
強い酸を導入し、硬化性を改善するとか、多塩基酸と共
にアルキレンイミンを反応させ両性化により耐食性を改
善することも同一出願人の特願昭59−19590号、
同59−22488号等に提案されている。しかしなが
ら、従来提案されてきた技術はいずれも耐食性、加工性
、密着性、耐水性、可撓性等所望特性のいくつかを個々
に改善する技術に止まり、それらをバランス良く改善し
、また耐沸水性、i!ia潤付着性といった点から、あ
るいはコイルコート用の加工性といった点から充分満足
すべきものではなかった。
(発明が解決しようとする問題点) そこで、プレコートメタルのブライマー用樹脂組成物で
あって、耐候性、耐食性、耐水性、耐薬品性、加工性、
素地ならびに上塗との密着性に優れ、且つ、耐沸水性、
湿潤付着性に優れた性能を有するものを得ることが本発
明の目的である。
(問題点を有するための手段) 本発明者らによりこの度、上記開目的が水酸基を有する
エポキシ樹脂にジカルボン酸を反応させ、次いで一般式 で表わされる環状エステルを反応させて得られる生成物
[A]とポリイソシアナート化合物にイソシアナート保
護剤をイソシアナート基の数/保護剤の活性水素の数の
比が5/1〜5/4となるように反応させて得られるブ
ロックイソシアナート化合物[B]とを、化合物[A]
に含まれる第1級ヒドロキシル基の数/化合物[8]に
含まれる遊離イソシアナートの数の比が10/1〜1/
1となるように反応させて得られる熱硬化性樹脂からな
る塗料用樹脂組成物により達成せられることが見出され
た。
本発明においてエポキシ樹脂成分としては、水酸基を有
する限り任意のエポキシ樹脂が用いられる。例えば式 (式中、RはH又4;tcH3ニーA−(;t  >C
(CH3)2、−CH2−1−0−1嘗 −5−1又は−8−;nはO又は14の整数)鴛 で表わされる樹脂が使用されてよく、その具体例として
例えば、東部化成社製商品名[エボトートYD−017
J、[同YD−0144、「同YD−0重量4、「同Y
D−1284、大日本インキ化学工業社製商品名「エビ
クロン4050J等の市販品が挙げられ、これらを単独
またはこれらの50重量%以下をその他のエポキシ樹脂
(例えばポリアルキレングリコールグリシジルエーテル
等)で置換した系で構成される。上記置換率が50重母
%を越えると、耐食性、耐水性、密着性、耐薬品性、硬
化性等が低下する傾向にある。
本発明において、上記ジカルボン酸くb2)としては、
例えばポリメチレンジカルボン酸(アジピン酸、アゼラ
イン酸、セパチン酸など)、芳香族ジカルボン酸(無水
フタル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸など
)、ダイマー酸、ポリブタジェンジカルボン酸、ポリエ
ステルジカルボン 上を使用に供する。特に、ポリメチレンジカルボン酸が
加工性、溶解性、相溶性の点から好ましく、中でもアゼ
ライン酸が最も好ましい。また、かかるb2成分に3価
のカルボン酸類を併用してもよい。
水酸基を有するエポキシ樹脂にかかるジカルボン酸を反
応せしめることによりエポキシ環が開環しエステル結合
により該酸が樹脂中に組み入れられる。この際、例えば
、アミン触媒を用いることが好ましい。しかしながら触
媒の使用は本発明に −於いては必ずしも必須ではなく
、第1級ヒドロキシル基を有する第2級アミンを用いる
ならば、該アミンも樹脂中に組み込まれ第1級ヒドロキ
シル基を与えることになるので特にかかるアミンの使用
が推奨せられる。使用せられる第2級アミンとしては、
例えば、ジアルカノールアミンノールアミン、ジブロバ
ノールアミン、ジェタノールアミンなど)、アルキルア
ルカノールアミン(エチルエタノールアミンなど)等が
挙げられ、これらの1種または2種以上を使用に供する
。特に、ジアルカノールアミンが好ましく、中でもジェ
タノールアミンが最適である。
反応はエポキシ樹脂を溶解もしくは適当な非反応性溶剤
にとかした後、ジカルボン酸成分および所望により加え
られる触媒成分を添加し、要すればN2ガス下、通常8
0〜200℃で1〜15時間加熱反応させればよい。ジ
カルボン酸成分の組み込まれたエポキシ樹脂は、従って
原料エポキシ樹脂の有する水酸基以外に、カルボキシル
基とグリシジル基との反応によって生成する水酸基およ
び/またはアルカノールアミンの有する第1級ヒドロキ
シル基を有する。
次に本発明に於ては、式 0−(GH2)n −C=0    (式中、nは4〜
10の整数)で表わされる環状エステル化合物が反応せ
しめられ、第1級、第2級ヒドロキシル基に該ラクトン
が開環しエステル結合で組み込まれる。
上記環状ラクトン化合物としては、例えばε−カプロラ
クトン、ξーエナントラクトン、ηーカプリロラクトン
、あるいはそれらの環置換体が用いられ、特に好ましい
ラクトンは炭素数6〜8のものである。
この反応には錫化合物、鉛あるいはマンガンの有機塩を
触媒として用いることが好ましい。特に好ましい触媒と
しては、式 (式中、Xはアルキル基、アリール基、アラルキル基、
アリルオキシ基:X′はアルキル基、アリール基、アラ
ルキル基、アシルオキシ基、ハロゲン、水酸基、X“は
ハロゲン原子) で表わされる化合物、例えば、塩化第1錫、テトラフェ
ニル錫、テトラオクチル錫、ジフェニル錫ジウラレート
、トリー〇ーブチル錫ハイドロオキサイド、トリー〇ー
ブチル錫アセテート、ジメチル錫オキサイド、ジブチル
錫オキサイド、ジラウリル錫オキサイド、ジ−n−ブチ
ル錫ジクロライド、ジオクチル錫ジクロライド等、及び
酢酸鉛、酢酸マンガン、2−エチルヘキサン酢酸鉛、サ
リチル酸鉛、安患香酸鉛等があげられる。
ラクトン変性ポリエステル樹脂中のラクトン部分はポリ
エステル鎖に結合された状態に於てポリエステル樹脂に
可撓性を与える。しかしながら、本発明者らはこのラク
トン量が塗膜の軟質化のみならず、湿潤付着性にも影響
を及ぼし、熱硬化性樹脂中1重量%未満では満足な湿潤
付着性が得られず、他方30重量%をこえると軟質化が
過度にすぎ、また耐薬品性、耐湿性等の性能が劣化する
傾向のあることも認めており、従ってラクトン量は熱硬
化性樹脂の1〜30重量%の範囲内であることが特に好
ましい。しかしながら本発明ではかなり高分子化された
樹脂が用いられるので所望により上記範囲外のものも使
用可能で例えば50重ω%程度までのラクトンが許容せ
られる。
本発明における生成物[B]は、ポリイソシアナート化
合物(bl)とイソシアナート保護剤〈bl)とを、(
bl〉のイソシアナート基の数/(bl)の活性水素基
の数の比較が5/1〜5/4となるような割合で反応さ
せることにより得られる。この反応は通常、無溶剤ある
いは熱反応性溶剤中にて室温〜150℃の温度で行なわ
れるが、b1成分を非反応性溶剤に溶解し50〜100
℃に加熱した後、b2成分もしくはその適当な非反応性
溶剤との溶液を滴下しつつ反応せしめることが、生成物
[B]の品質および反応制御の点から好ましい。
上記ポリイソシアナート化合物(bl)としては、例え
ば脂肪族もしくは脂環族ジイソシアナート化合物(ヘキ
サメチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナ
ート、水素化ジフェニルメタンジイソシアナートなど)
、芳香族ジイソシアナート化合物(トリレンジイソシア
ナート、ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアナー
トなど)、トリイソシアナート化合物等が挙げられ、こ
れらの1種または2種以上を使用に供する。特に、脂肪
族もしくは脂環族ジイソシアナート化合物が、熱硬化性
脂肪の溶解性、相溶性、および加工性の点から好適であ
る。
上記イソシアナート保護剤(bl)は、b1成分のイソ
シアナート基に付加して生成する付加物が常温において
安定で、且つ140〜250℃に加熱した際解離して遊
離のイソシアナート基を再生せしめるようにするもので
なければならない。
かかる保護剤としては、例えばラクタム系保護剤(ε−
カプロラクタム、γ−ブチロラクタムなど)、オキシム
系保護剤(メチルエチルケトオキシム、シクロヘキサノ
ンオキシムなど)、アルコール系保護剤(メタノール、
エタノール、イソブチルアルコールなど)、フェノール
系保護剤(フェノール、パラターシャリブチルフェノー
ル、クレゾールなど)が挙げられる。
上述のb1成分とb2成分の反応により得られる生成物
[B]の系には通常、イソシアナート基の全部が保護さ
れた全ブロック体、一部が保護され残りのイソシアナー
ト基は保護されていない部分ブロック体、および全部の
イソシアナート基が保護されていないままの未ブロック
体が存在する。
かかる生成物[81にあって、全ブロック体は熱硬化性
樹脂を塗膜化する際の架橋剤として構成する。部分ブロ
ック体の内、1個の遊離イソシアナート系と1個以上の
ブロックイソシアナート基を有するものは生成物[A]
に付加し、塗膜化時の架橋性官能基としての役割を有し
、また2個以上の遊離イソシアナート基と1個以上のブ
ロックイソシアナート基を有するものは生成物[A]を
鎖延長して分子量を大きくし、且つ架橋性官能基を付加
する役目を有する。未ブロック体は生成物[A]を鎖延
長して分子量を大きくし、主鎖中にウレ゛タン結合を導
入する。
本発明に係る熱硬化性樹脂の製造法は、上記生成物[A
]と生成物[8Fとを反応させて目的とする熱硬化性樹
脂を得る。この場合の1反応割合は、生成物[A]に含
まれる第1級ヒドロキシル基の数/生成物[B]に含ま
れる遊離のイソシアナート基の数の比が10/1〜1/
1、好ましくは5/1〜5/4の範囲となるように設定
する。上記反応は通常、要すればN2ガス下50〜15
0℃の温度で、イソシアナート基が実質的には存在しな
くなるまで行なう。また、場合によってはイソシアナー
ト基が残存していても分子量が所望の値に達した時点で
、例えば1級アルコールを加えて反応を停止させてもよ
い。
(作 用) 以上の構成から成る本発明方法によれば、金属被覆用、
特にプライマー用塗料のバインダーとして有用な熱硬化
性樹脂を、反応中にゲル化を来たすことなく低温、短時
間で効率的に製造することができる。かかる熱硬化性樹
脂は、分子中に反応性に優れた第1級ヒドロキシル基を
含有し、従来より要求されている密着性、加工性、耐食
性、耐水性、耐薬品性に優れたブライマー用塗料の提供
に寄与する。
ラクトン成分が組み込まれたことにより第1級ヒトOキ
シル基が付与されるだけでなく、そのメチレン鎖により
内部応力緩和による密着性の改善・湿潤付着性、耐沸水
性の改善が得られ、加工性、ハイソリッド化、低温硬化
特性の良好なこととあいまって、プレコートメタル用の
プライマーとして極めて好適である。当該熱硬化性樹脂
を塗料化する場合、そのまま単純で熱硬化性クリヤー塗
料として使用でもよく、また通常はこれに顔料、その他
の充填剤や添加剤(流動調整剤、可塑剤など)等を適宜
配合して用に供する。更に、必要に応じて硬度、耐薬品
性、耐水性等の塗膜性能をより高めるため、通常の硬化
剤(ブロックイソシアナート化合物、アミン樹脂など)
を併用すればよい。
次に、実施例、比較例、参考例および試験例を挙げて本
発明を具体的に説明する。
実施例1 エポキシ樹脂(東部化成社製商品名「エボトートYD−
017J 1エポキシ当量1960)784部(重量部
、以下同様)を、キジロール246゜8部およびセロソ
ルブアセテート196部に溶解した後、アゼライン[2
5,1部およびジェタノールアミン13.3部を加え、
N2ガス下140℃で4時間反応し、樹脂固型分の酸価
が1.2KOHma/ aになったところで冷却し溶液
の温度が100℃になったところでプラクセルM(ダイ
セル化学社製商品名、ε−カプロラクトン)171゜2
部及び塩化第1錫0.5部を加えた後140℃まで昇温
する。この温度で保温しながら経時サンプリングを実施
しIRにて未反応ε−カプロラクトン量を追跡し、反応
率が98%以上になった時点で反応を終了し、キジロー
ル314部およびメチルエチルケトン245部を加え、
冷却して生成物[A−1]を得る。
別途、セロソルブアセテート375部にヘキサメチレン
ジイソシアナート224部およびε−カプロラクタム1
51部を加え、100℃で3時間反応させて、イソシア
ナート当fi562(l当量の生成物[B−1]を得る
次に先の生成物[A−1]に生成物[B−重量75,0
部およびキジロール263部を加え、N2ガス下100
℃で3時間反応した所、赤外吸光分析でイソシアナート
の吸収が観測されなくなったので、メチルエチルケトン
244部を加え、冷却して熱硬化性樹脂溶液[C−1]
を得る。
実施例2 [エボトートYD−0174784部をキジロール14
5.2部およびセロソルブアセテート290.4部に溶
解させた後アゼライン酸25.1部およびジメチルベン
ジルアミン1.7部を加え、N2ガス140℃で3時間
反応し樹脂固型分の酸価が1.5KOHmo/gになっ
たとこ為で冷却し、溶液の温度が100℃になったとこ
ろでプラクセル間168部及び塩化第1錫0.5部を加
え実施例1と同様にして反応させる。反応終了後キジロ
ール4重量部及びメチルエチルケトン295部を加え、
冷却して生成物[A−2]を得る。
次に生成物[A−2]に実施例1の生成物[8−1] 
66部及びメチルエチルケトン180部を加え、N2ガ
ス下100℃で4時間反応したところでイソプロピルア
ルコール160部を加え冷却して熱硬化性樹脂溶液[C
−2]を得る。
実施例3 エポキシ樹脂(東部化成社製商品名[エポトートYD−
014J、エポキシ当量950)475部をキジロール
95部およびセロソルブアセテート重量9部に溶解した
後、アゼライン重量939.2部およびジェタノールア
ミン8.3部を加え、1゜45℃で6時間反応し、樹脂
固型分の酸価が1゜1KOH重量重量/gになったとこ
ろで冷却し、溶液の温度が100℃になったところでプ
ラクセル間105部及び塩化第1錫0.3部を加え、実
施例1と同様にして反応を行なう。反応終了後キジロー
ル209部およびメチルエチルケトン130部を加え、
冷却して生成物[A−31を得る。
別途、イソホロンジイソシアナート222部をセロソル
ブアセテート222部に溶解し80℃まで加熱した後、
ε−カプロラクタム重量3部とセロソルブアセテート重
量3部の溶液を1時間にわたって滴下しつつ反応させる
。滴下終了後、更に3時間にわたり80℃に保温しなが
ら反応を完結させ、イソシアナート当fi670(]当
量の生成物[B−2]を得る。
次に先の生成物[A−3]に生成物[B−2]55.9
部およびセロソルブアセテート重量8部を加え、100
℃で3時間反応した所でイソプロピルアルコール102
部を加え、冷却して熱硬化性樹脂溶液[(、−3]を得
る。
実施例4〜6 第1表記載の組成に基づき実施例1と同様にて反応を行
ない、熱硬化性樹脂溶液[C−4]〜[C−6]を得た
。得られたワニスの一特数値は第1表記載の如くである
実施例7 エポキシ樹脂(ダイセル化学社製商品名[プラクセルG
−402J 、エポキシ当量1350.2−カプロラク
トン含料20wt%)405部をキジロール重量5.3
部およびセロソルブアセテ−892,3部に溶解した後
にアゼライン酸18゜8部およびジェタノールアミン1
0.5部を加えN2ガス下140℃で5時間反応し、樹
脂固型分の酸価が1.5KOHma/gになったところ
で冷却しキジロール42.2部およびメチルエチルケト
ン69.2部を加え生成物[A−7Jを得る。
次いで生成物[A−7]に実施例1の生成物[8−1]
54部およびセロソルブアセテート46.1部を加え、
100℃で3時間反応したところでイソプロピルアルコ
ール69.2部を加え、冷却して熱硬化性樹脂溶液[C
−71を得る。
実施例8 第1表記載の組成に基づき実施例7と同様にして反応を
行ない熱硬化性樹脂溶液[C−81を得た。
比較例1および2 第1表記載の組成に基づき、実施例1と同様にして反応
を行ない、熱硬化性樹脂溶液[C−9]および[C−1
0]を得た。
次に各実施例の樹脂組成物を用い塗料化し、塗装した際
の塗膜性能を参考例として示す。
参考例1〜8 第2表に基づき、実施例1〜8の熱硬化性樹脂溶液にル
チル型酸化チタン30部およびストロンチウムクロメー
ト25部を3本ロールを用いて十分混練した後、メトキ
シメチル化メラミン(「サイメルー303」、ACC社
製商品名)10部を加え、ブライマー用塗料を調整する
参考例9 第2表に基づき実施例1の熱硬化性樹脂溶液250部に
ルチル型酸化チタン30部およびストロンチウムクロメ
ート25部を3本ロールを用いて十分混練した後、尿素
ホルムアルデヒド樹脂(「ベッカミンG−1850J、
大日本インキ社製商品名」不揮発分60%)16.7部
を加え、ブライマー用塗料を調整する。
参考例10 実施例1の熱硬化性樹脂溶液250部にルチル型酸化チ
タン30部およびストロンチウムクロメート25部を加
え、3本ロールを用いて十分混練した後にε−カプロラ
クタムでブロックしたイソホロンジイソシアネート10
部を加え、ブライマー用塗料を調整する。
参考例重量 第2表の組成に基づき実施例1の熱硬化性樹脂溶液[C
−1]にルチル型酸化チタン30部及びストロンチウム
クロメート25部を3本ロールを用いて十分混練してブ
ライマー用塗料を調整する。
比較参考例1.2 第2表の組成に基づき比較例1及び2の熱硬化性樹脂溶
液[C−9]及び[C−10]にルチル型酸化チタン3
0部及びストロンチウムクロメート25部を加え、3本
ロールを用いて十分混練した後、[サイヌル303J1
0部を加え、ブライマー塗料を調整する。
試験例1 ブライマー用塗料を下記条件により塗膜化し、性能評価
を行なった。その結果を第2表に示す。
■素材ニリン酸亜鉛処理亜鉛引鉄板 ■プライマー焼付条件=210℃X45秒■プライマー
膜厚:8μ ■上塗焼付条件:210’CX60秒 ■上塗膜厚:15μ なお、上塗りには市販品のコイルコーティング用塗料を
用いた。
(以下余白) F+1  JIS−に5400塗料一般試験法による鉛
筆引っかき試験。
注2 折り曲げテープハクリ ○ 全くはがれない (実用性有り) △ わずかにはがれる(実用上問題有り)X 半分以上
はがれる(実用上問題有り)注3  JIS−に540
0塗料一般試験法による耐酸性試験及び耐アルカリ性試
験。
5%HCI及び5%Na Ol−(水溶液24時間浸漬
後の目視判定による。
O全く異常がない (実用性有り) Δ ツヤびけ    (実用上問題有り)X ふくれ 
    (実用上問題有り)注4  JIS−に540
0塗料一般試験法による耐沸騰水性試験。
8時間浸漬後の目視判定による。
○ 全く異常がない (実用性有り) Δ ツヤびけ    (実用上問題有り)X ふくれ 
    (実用上問題有り)注5 素地までカットを入
れた試験片を塩水噴霧試験機(J l5−Z−2371
)rK験した後、カット部をテープ剥離。
O(剥離片中) O〜 1.0IIIIll(実用性有
り) Δ(剥離片中) 1,1〜2.0重量重量重量(実世上
問題有り) ×(剥離片中)  2.重量重量重量1以上(実用上問
題有り) 注6 耐水性試験LI Is−に5400塗料一般試験
法、40℃、500時間)を行なった試験片に対してJ
 Is−に6850 (接着剤の引っ張りせん断試験方
法)記載の試験を行ない、湿潤付着性を評価した。
0 500 ko/ 3 cmで剥離しない(実用性有
り) Δ 300kg/3C霧で50%程度剥離する(実用上
問題有り) 8 100kg/3cmでほぼ全面剥離する(実用上問
題有り)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水酸基を有するエポキシ樹脂にジカルボン酸を反
    応させ、次いで一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中、nは4〜1
    0の整数) で表わされる環状エステル化合物を反応させて得られる
    生成物[A]とポリイソシアナート保護剤をイソシアナ
    ート基の数/保護剤の活性水素の数の比が5/1〜5/
    4となるように反応させて得られるブロックイソシアナ
    ート化合物[B]とを、化合物[A]に含まれる第1級
    ヒドロキシル基の数/化合物[B]に含まれる遊離イソ
    シアナートの数の比が10/1〜1/1となるように反
    応させて得られる熱硬化性樹脂からなる塗料用樹脂組成
    物。
  2. (2)生成物[A]が環状エステルにより変性されたエ
    ポシ樹脂にジカルボン酸を反応させて得られるものであ
    る特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  3. (3)ジカルボン酸がポリメチレンジカルボン酸である
    特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  4. (4)ジカルボン酸がアゼライン酸である特許請求の範
    囲第1項記載の組成物。
  5. (5)環状エステル化合物が式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中、nは4〜1
    0の整数) で表わされるラクトンである特許請求の範囲第1項記載
    の組成物。
  6. (6)環状エステル化合物を[A]樹脂固型分中1〜3
    0重量%になる量で用いる特許請求の範囲第1項記載の
    組成物。
  7. (7)ポリイソシアナート化合物がイソホロンジイソシ
    アナートである特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  8. (8)ポリイソシアナート化合物がヘキサメチレンジイ
    ソシアナートである特許請求の範囲第1項記載の組成物
  9. (9)イソシアナート保護剤がε−カプロラクタムであ
    る特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  10. (10)生成物[A]とエポキシ樹脂の配合物に化合物
    [B]を反応せしめる特許請求の範囲第1項記載の組成
    物。
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