JPS6120260A - 磁気デイスク記録再生装置の誤插入防止機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、磁気ディスク記録再生装置において、磁気デ
ィスクを収納したカートリッジが挿入されていないにも
かかわらず装置内部が誤動作によってカートリッジが挿
入された状態となっている場合に、知らずにカートリッ
ジを挿入しようとしてカートリッジ等を損傷させる事故
を防止する為の機構に関する。

く従来技術〉 磁気ディスク（以下、単にディスクという）を収納した
カートリッジを挿入口から挿入してカートリッジホルダ
ー上に載置した後、カートリッジホルダーを降下させる
ことによりカートリッジを装着位置に保持して記録や再
生を行ない、カートリッジホルダーを上昇させることに
よりカートリッジの装着状態を解除して、カートリッジ
の引抜きを可能とするような構造の磁気ディスク記録再
生装置は周知である。この種の従来の装置においては、
衝撃等によってカートリッジホルダーが移動してカート
リッジ装着状態となった場合でも、扉を押し開いてカー
トリッジを挿入すること力呵能である為、知らずにカー
トリッジを挿入しようとしてカートリッジ先端を駆動用
ピストンや磁気ヘッドに衝突させ、これらの部材やカー
トリッジを損傷させてしまうことがあった。

〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明は、従来の装置が、上述のように、カートリッジ
の不挿入時に誤動作して装着状態になった場合でもカー
トリッジの挿入ができるという点に着目し、このような
場合には、カートリッツの挿入を不能として誤挿入を防
止し、装置内の部材やカートリッジの損傷を未然に防ぐ
ことのできる誤挿入防止機構を提供することを目的とし
てなされたものである。

〈問題点を解決する為の手段〉 上記の目的を達成する為に、本発明は、カートリッジの
挿入に応じて移動したカートリッジホルダーを装着位置
まで駆動するスライド部材を設けるとともに、挿入口に
カートリッジの挿入により押し開かれる扉を設け、スラ
イド部材がカートリッジの不挿入時にカートリッジホル
ダーを装着位置に駆動した状態にある時に、前記層に係
止して扉の押し開トを阻止する係止部材をスライド部材
に設けたことを特徴としている。

〈作用〉 本発明によれば、何らかの原因で、カートリッジ゛が挿
入されていないのにカートリッジホルダーが移動してカ
ートリッジ装着状態となった場合に、カートリッツを挿
入しようとしても、スライド部材に設けられた係止部材
が扉に係止して、扉が開かず、カートリッジの誤挿入が
阻止されるのである。

〈実施例〉 以下、図示の実施例により、本発明を具体的に説明する
。

第２図は、本発明に係る装置に用いられるカートリッジ
の一例を示すものである。図において、ディスク３は、
袋状のプラスチック等でできたカートリッジ１１こ納め
られており、カートリッツ１には、窓部１ｃが開口され
ており、窓部１ｃの上には、シャッター２がカートリッ
ジの縁１１に沿って移動可能に設けられている。シャッ
ター２とカートリッジ１とは、スプリング（図示せず）
によって連結され、シャッター２は、第２図中右上方へ
付勢されている。シャッター２には、窓部２ａが開口さ
れており、装置外にあるときには、食い違った位置にあ
る２つの窓部が装置内でのみ一致させられ、ディスク３
の一部が露出するように構成されている。

カートリッジ１には、装置内でのカートリッツ位置決め
を行なわせる為に、穴１ａ、ｌｂがあけられている。ま
た、ディスク３の中央には、ディスク３をチャッキング
して回転させる為のハブ３１が設けられ、カートリッジ
１には、ハブ３１に対応した穴１ｄがあけられており、
ハブ３．にあけられた２つの穴３ａ、’３ｂを介して、
磁力によって駆動側スピンドルハブにチャフキングされ
る。

第３図は、カートリッジ１の概略断面とカートリッジ１
を装置正面から挿入する過程を示す。ディスク３は、カ
ートリッジ１の厚み方向の中央付近に位置するよう構Ｉ
＃、されている。シャーシ８の上に固着された二対の位
置決め部材４，５上にカートリッジ１を装着して、駆動
ハブ９にディスク３をチャッキングさせ、ディスク３と
磁気ヘッド７とを密着させて記録再生可能な状態にする
為に、磁気ヘッド移動部材６の上に固定された磁気へラ
ド７、一対の位置決め部材４の掛は部材４１及び駆動用
スピンドル９１を避けて、カートリッジ１が装置正面の
パネル１８の挿入口１８．がら挿入され、所定の位置で
位置決め部材４，５及びハブ９上に降下されるようにな
っている。すなわち、カートリッジ１は、１″及び１゛
として鎖線で示した位置を経て、実線の装着位置に装着
される。

次に、このようなカートリッジ１の移動機構について、
第４図及び第５図により説明する。第４図は側面図、第
５図は平面図であり、カートリッジの挿入口１８．付近
は略図となっている。

図において、揺動レバー１９は、側板１０，１．１に固
着されたビン１鈷、１１１により回転自在に支承され、
更に、揺動レバー１９は、カートリッツホルダー１２に
固着された２本のビン１２．　、１２５により回転自在
に支承されている。カートリッジホルダー１２の片側に
は、一対のビン１２．．１２□が固着され、ビン１２１
゜１２２によりローラ１３，１４が回転自在に支承され
ている。カートリッジホルダー１２は、スプ１）、ング
２０により、カートリッジ１を位置決め部材４，５（第
３図参照）に装着させる方向に、付勢されている。

側板１１には一対のビン１１２，１１３が固着され、ビ
ン１１２．１１３にはローラー２１．２２が回転自在に
支承されている。ａ−ラー２１．２２は、スライド板２
３の一対の長穴２３ａ　、　２３ｂに夫々嵌合され、ス
ライド板２３は、長大２３ａ、２３ｂの範囲内で移動可
能である。スライド板２３には、同方向に傾斜した一対
の傾斜部２３１゜２３□力吐向きに設けられ、各傾斜部
２３．，２３２は、夫夫ローラー１３．１４と当接して
いる。スライド板２３は、スプリング２４により、スラ
イド板２３のパネル１８側の端に固着されたイジェクト
ボタン１７がパネル１８より突出する方向に、付勢され
ており、イジェクトボタン１７とは反対側に固着された
ロックビン２３３がロックレバ−２６によって係止され
ることにより、スプリング２４の付勢による移動が阻止
されている。ロックレバ−２６は、側板１１に固着され
たピン比により回転自在に支承され、その係止部２６、
がロックピン２３．を係止する方向、即ち第４図中時計
方向に、スプリング２５により付勢されている。

第４図に示すように、カートリッジ１が挿入されていな
い時には、ロックレバ−２６がスライド板２３の復帰を
阻止している為、σ−ラ１３．１４はスライド板２３の
一対の傾斜部２３．，２３２の上縁と当接しており、カ
ート１廠ジホルダ−１２は、第３図に示した位置決め部
材４，５（第４図、第５図では図示せず）から離れた高
い位置にある。

今、カートリッジ１を挿入口１８１からカートリッジホ
ルダー１２に挿入して行くと、やがてカートリッツ１の
先端）２によりロックレバ−２６が押されて反時計方向
に回動し、係止部２６．とスライド板２３のロックビン
２３３との係止が解かれる。この為、スライド板２３は
スプリング２４の付勢により移動し、一対の傾斜部２３
．，２３２も移動して、ローラー１３．１４は、同時に
、次第に低い位置へ移って行く。揺動レバー１９により
、カートリッジホルダー１２は、カートリッジ１装着状
態に対しカートリッジ１の幅方向の平行が常に保たれて
おり、従って、カートリッジホルダー１２と共にカート
リッジ１も降下し、位置決め部材４，５上に、位置決め
される。

ディスク３への記録再生終了後、カートリッジ。

１を回収するには、イジェクトボタン１７を使用者が指
等で押すことにより、スライド板２３の一対の傾斜部２
３．，２３２がローラー１３．１４を次第に押し上げ、
更に、イジェクトボタン１７を押すことにより、ロック
レバ−２６の摺接部２６２と摺接しながらロックピン２
３．が移動し、係止部２６１によりロックビン２３３即
ちスライド板２３が係止される。同時にロックレバ−２
６のスプリング２５の付勢による回転力によりカートリ
ッジ１の先端１２が押し戻されて、カートリッジ１が第
４図に示す位置まで押し戻されて、引抜き可能となる。

第１図は、カートリッジ挿入口付近の側面図であり、次
にこの図により誤挿入防止機構の詳細を説明する。

第１図に示すように、カートリッジホルダー１２のパネ
ル１８側端縁には、可撓性を有するカートリッジ押え部
材１２６と扉２７に対する当て部材１２７が固着されて
おり、又、スライド板２３の端縁には、扉２７に対する
係止部材２３４が固着されている。側板１０゜１１には
、一対のビン１０２．１＋、力個着されており、このビ
ン３０２，１１５により扉２７が回動自在に支承され、
スプリング２８により、第１図中反時計方向、即ち挿入
口１８．を閉じる方向に、付勢されている。

尚、扉２７とカートリッジ押え部材１２６との間及びカ
ー）　１７ツジ１と係止部材２３．との間に干渉が生じ
ないように、これらの各部材は、第１図の紙面の垂直な
方向の位置に配慮を加えて夫々形成されている。又、第
１図において、可動部材は、カートリ７ジ１を挿入して
いない待期状態を実線で示してあり、特に、カートリッ
ジホルダー１２、出て部材１２７及び係止部材２３４に
は斜線を施して示しである。

今、パネルｉ３の挿入口１８．Ｊ：リカートリッジ】を
挿入して行くと、扉２７が押し開かれて２７″゛で示す
鎖線の位置まで回動し、カートリッジ１は奥まで挿入可
能である。そして、所定位置まで挿入されると、前述し
たように、スライド板２３は、ロックビン２３．とロッ
クレバ−２６の係止部２６、との係止が解かれて、挿入
口１８．方向に移動し、２３′として鎖線で示す位置に
移って、カートリッジホルダー１２を鎖線で示す１２゛
の位置まで降下させ、又、扉２７は、２７”から２７”
の位置まで戻り、カートリッジ１は、１゛で示す鎖線位
置において装着状態となる。

もし、カートリッジ１が装着されていないのに衝撃等の
何らかの原因でロックレバ−２６が回転すると、ロック
ビン２３．と係止部２６１との係止が解かれてスライド
板２３が移動し、カートリッジホルダー１２が装着位置
まで降下した誤動作状態となる。

この時には、スライド板２３に設けられている係止部材
２３４が鎖線で示す２３．゛の位置に移動しており、扉
２７を押し開こうとしても、鎖線で示す２７゛の位置で
係止部材２３４“と係止し、これ以上内側へは回動する
ことができない。従って、この誤動作状態でカートリッ
ジ１を挿入しようとしても、扉２７が２７゛の位置まで
しか押し開かれず、それ以上の挿入が自動的に阻止され
るのであり、カートリッジ１がそのまま挿入された場合
に生ずる先端１２と駆動用スピンドル９１や位置決め部
材４，５、或は磁気ヘッド７等との接触が防止される。

尚、この誤動作状態は、イジェクトボタン１７を押して
カートリッジ回収動作を行なうことによって解消され、
各可動部材は待機状態の位置に戻って、カートリッジ１
の装着が可能となる。

〈発明の効果〉 以上の説明から明らかなように、本発明は、カートリッ
ジが挿入されていないのに装着状態となった誤動作時に
は、スライド部材に設けた係止部材が扉に係止し、扉の
押し開きが不能となってカートリッジの誤挿入が阻止さ
れるのであり、誤挿入による装置内の部材やカートリッ
ジの損傷が未然に防止される利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の要部側面図、第２図は、
本発明の装置に用いられるカートリッジの一部破断斜視
図、 第３図、第４図及び第５図は、実施例の装置におけるカ
ートリッジ脱着機構を示し、 第３図は、全体の側面図、 第４図は、要部の側面図、 第５図は、全体の平面図である。 １・・・カートリッジ ３・・・ディスク １２・・・カートリッジホルダー １８１・・・挿入口 ２３・・・スライド板（スライド部゛材）２３、・・・
係止部材 ２７・・・扉

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　磁気ディスクを収納したカートリッジを挿入口から挿
   入してカートリッジホルダー上に載置した後カートリッ
   ジホルダーを移動させることによりカートリッジを装着
   位置に保持し、カートリッジホルダーを逆に移動させる
   ことによりカートリッジの前記保持を解除してカートリ
   ッジの引抜きを可能とするように構成された磁気ディス
   ク記録再生装置において、カートリッジの挿入に応じて
   移動してカートリッジホルダーを装着位置まで駆動する
   スライド部材を設けるとともに、挿入口にカートリッジ
   の挿入により押し開かれる扉を設け、スライド部材がカ
   ートリッジの不挿入時にカートリッジホルダーを装着位
   置に駆動した状態にある時に前記扉に係止して扉の押し
   開きを阻止する係止部材をスライド部材に設けたことを
   特徴とする磁気ディスク記録再生装置の誤挿入防止機構
   。