JPH0430703Y2 - - Google Patents

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JPH0430703Y2
JPH0430703Y2 JP1984106369U JP10636984U JPH0430703Y2 JP H0430703 Y2 JPH0430703 Y2 JP H0430703Y2 JP 1984106369 U JP1984106369 U JP 1984106369U JP 10636984 U JP10636984 U JP 10636984U JP H0430703 Y2 JPH0430703 Y2 JP H0430703Y2
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magnetic sheet
bucket
door
sheet pack
magnetic
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は磁気記録・再生装置に関するもので、
詳しくは、磁気シートパツクが装填されたバケツ
トを移動させることにより磁気シートパツクの位
置決めを行い、この位置決めによつて磁気シート
パツクが排出機構の排出付勢に抗してバケツト内
に保持されるようにした磁気記録・再生装置に関
するものである。
〔従来技術〕
電子スチルカメラでは、従来の銀塩写真フイル
ムの代わりに磁気シートを利用し、この磁気シー
トの記録面に磁気記録装置から得られたビデオ信
号を磁気記録してゆく。このような磁気記録装置
は、例えば実開昭57−201699号で知られるよう
に、磁気シートを回転自在に収納した磁気シート
パツクを磁気シートパツクホルダ(以下、バケツ
トと言う)内に装填し、ドアを閉止することによ
つてバケツトを所定のローデイング位置に移動さ
せて磁気シートパツクを固定、位置決めする。こ
のローデイング位置においては、磁気シートはそ
の中央部に設けられたセンタコアを介して、装置
本体に設けられたスピンドルに精度良く装着さ
れ、磁気シートの記録面には磁気ヘツドが近接あ
るいは接触する。そして、撮影時には前記スピン
ドルをモータによつて駆動し、磁気シートを例え
ば3600rpmで回転させながら、前記磁気ヘツドに
より磁気シート記録面に0.06mm幅の一本の磁気ト
ラツクを形成して、一画面分のフイールド記録を
行うものである。このようにして記録された磁気
シートは、磁気記録装置と同様に、磁気シート回
転用のスピンドルや磁気ヘツド等を備えた磁気再
生装置にかけられ、画像の再生が行われる。
上述のように、いわゆる電子スチルカメラに利
用される磁気記録装置、あるいはこれにより得ら
れた記録済み磁気シートから画像再生を行う磁気
再生装置においては、磁気シー記録面上のトラツ
ク幅が非常に狭いことから、磁気シートのセンタ
コアをスピンドルにガタのなうように高精度で装
着しなければならない。従つて、磁気シートのセ
ンタコアとスピンドルとの装着を行う以前に、磁
気シートを回転自在に収納している磁気シートパ
ツク自体も、所定位置に位置決めしておく必要が
ある。
このような要請から、従来、磁気シートパツク
をまずバケツトに装填してからこのバケツトを磁
気記録・再生装置本体内のローデイング位置に移
動させ、この移動過程において装置本体側に設け
られている位置決めピンを磁気シートパツクに形
成されている位置決め用の穴に嵌合させることに
より、磁気シートパツクの高さ方向および面内方
向での位置決めを行うようにしている。
一方、磁気シートパツクの使用が終わり、これ
を装置本体外に取り出す場合には、ローデイング
位置に係止されているドアを開放する。このドア
の開放に伴つて、磁気シートパツクを収納してい
るバケツトもアンローデイング位置に移動してく
ることになるが、バケツトには通常、排出機構が
併設されているので、アンローデイング位置にバ
ケツトが移動してくるとこの排出機構が作動して
磁気シートパツクがバケツトからポツプアツプ
し、磁気シートパツクが取り出し易い状態にな
る。
ところで従来の排出機構では、ドアが開かれて
バケツトがアンローデイング位置にきた時に、排
出機構が排出作動するように構成しなくてはなら
ない。というのは、ドアあるいはバケツトが所定
位置まで開かれる以前に排出機構が作動すると、
これにより磁気シートパツクが装置本体内でポツ
プアツプし、それ以後のドアあるいはバケツトの
開き方向への移動を阻害したり、さらには装置本
体側の機構部等に接触するなどの弊害が生じたり
するからである。従つて、ドアあるいはバケツト
が所定量開放されるまでの間排出機構の作動を係
止しておくために、これらの間に連動機構が必要
になるものである。
しかしながら、排出機構の作動をドアあるいはバ
ケツトに連動させることは、ドア回りの構成を複
雑化させる要因となり、その操作もかなり頻繁に
行われることを考慮すると、この部分に複雑な連
動機構を設けることは、信頼性の点でも難点が多
い。
〔考案の目的〕
本考案は、上述のような従来技術に鑑みてなさ
れたもので、構成が簡略化され、しかも作動の信
頼性の高い排出機構を備えた磁気記録・再生装置
を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
上記目的の達成にあたり、本考案では、磁気シ
ートパツクが装填されたバケツトが、ドアの閉止
によりローデイング位置に移動され磁気シートパ
ツクが装置本体部に設けられた位置決め部材によ
つて係合保持された時点で、排出機構の係止を解
除するように構成すると共に、この位置決め部材
を利用して磁気シートパツクを所定のローデイン
グ位置に保持しておくようにしたことを特徴とす
るものである。
このような構成からなる本考案は、電子スチル
カメラに用いられる磁気記録装置のほか、記録済
みの磁気シートから画像を再生するためのビユア
ーや、ハードコピーを得るためのプリンタなどに
組み込まれる磁気再生装置、さらには記録、再生
の両機能をもつた磁気記録再生装置にも利用する
ことができる。本明細書では、これらのいずれの
態様をも含めて、磁気記録・再生装置と称するこ
ととする。
〔実施例の構成〕
本考案を適用した磁気記録・再生装置の内部構
造を概略的に示す第2図において、磁気シートパ
ツク2が磁気記録・再生装置の装置本体1に対し
て所定の装填位置にセツトされ、ドア3がロツク
位置に係止された状態では、図示したように、磁
気シートパツク2に回転自在に収納された磁気シ
ート4は、その中央部に固着されたセンタコア5
を介して、装置本体1に設けられたモータ6によ
つて駆動される。この際のチヤツキングは、モー
タ6の回転軸7に固着されたスピンドル8を介し
て行われ、スピンドル8に埋め込まれたマグネツ
トMgおよび鉄製のスピンドル8と、センタコア
5に固着された鉄製の薄板9との間の磁気吸着が
利用されている。また、このチヤツキング時の正
確な位置決めを行うために、センタコア5にはそ
の一辺が弾性をもつた略五角形の嵌合穴5a(第
1図参照)が形成され、この嵌合穴5aの弾性を
もつた一辺を押し広げながら前記スピンドル8の
中央突出部が進入するようになつている。
ドア3の内壁には、センタコア5を押圧するた
めの板ばね15、磁気シートパツク5を押圧する
板ばね16、バケツト11を押圧する板ばね17
が固着されている他、ばね19を介して規整板ホ
ルダ18が取り付けられている。この規整板ホル
ダ18には、規整板20が固着されており、この
規整板20は、バケツト11及び磁気シートパツ
ク2の上面にそれぞれ形成された開口を通つて、
磁気シート4の非記録面に近接して、磁気シート
4の記録面に対する磁気ヘツド21のヘツドあた
りを良好に保つ作用を行う。なお、符号22は、
磁気ヘツド21を磁気シート4の径方向に送り移
動させるためのヘツド送り機構を示す。
前記ドア3は、装置本体1の両側に固定された
基板10に、図において横方向に挿通された回動
軸50(第1図参照)を介して回動自在に取り付
けられている。また、磁気シートパツク2を装填
するバケツト11もこの回動軸50に同軸に取り
付けられている。ドア3は、ばね51(第1図)
により基板10に対して開放方向に付勢されると
共に、バケツト11もばね(図示省略)によつて
開放付勢されている。但し、前記ドア3はバケツ
ト11よりも大きく開放されるので、それぞれが
開放されると第1図に示したようにそれぞれの開
放停止位置が異なり、バケツト11に磁気シート
パツク2を装填することが可能となる。
バケツト11に磁気シートパツク2を装填し、
ドア3を第1図に示した開放状態から閉止方向に
回動させてゆくと、ドア3およびバケツト11は
ローデイング位置に向かつて移動される。そし
て、前記ドア3と基板10との間に設けられたロ
ツク機構30の作用により、ドア3は所定のロツ
ク位置を越えてオーバーストロークしてからロツ
ク位置に戻つて係止されるようになつている。こ
のオーバーストローク過程中に、バケツト11内
に装填された磁気シートパツク2や規整板20の
位置決めを行うと共に、センタコア5とスピンド
ル8とのチヤツキングを行う。
すなわち、ドア3を閉じてゆくと、板ばね17
がバケツト11を押圧する。これにより、バケツ
ト11はドア3との間に間隙をもつたまま装置本
体1側に向かつて移動され、ローデイング位置に
至る。この時、装置本体1に設けられている突起
24あるいは位置決めピン25が、バケツト11
の開口を通つて磁気シートパツク2の下面あるい
は磁気シートパツク2に形成された位置決め孔2
6(第1図参照)に嵌合して磁気シートパツク2
の高さ方向および面内方向の位置決めを行う。な
お磁気シートパツク2に設けられている位置決め
孔26は、磁気シートパツク2に貫通孔として形
成され、位置決めピン25の高さとしても、磁気
シートパツク2の厚み程度に設定されている。
さらにドア3が閉じられてゆくと、ドア3はす
でにローデイング位置に達しているバケツト11
に向かつて移動し、ドア3の内壁に設けられた板
ばね15,16が規整板ホルダ18、バケツト1
1に形成されている開口から進入してくる。そし
て、バケツト11、磁気シートパツク2はローデ
イング位置に保持され、また規整板ホルダ18も
装置本体1に突出して形成された位置決め用のピ
ン等により上下方向および面方向での位置決めが
なされる。
さらにドア3を閉止方向にオーバーストローク
させると、板ばね15の自由端に設けられた押圧
ピン27の先端が、パツクホルダ2の開口を通し
て磁気シート4のセンターコア5を押圧し、セン
ターコア5が適正な状態でスピンドル8にチヤツ
キングされるようにする。その後、ドア3に対す
る閉止方向の押圧を解除すれば、ドア3を開放方
向へと付勢しているバネ51によつてドア3が第
2図の状態へと復帰し、押圧ピン27がセンター
コア5から離れる。これと同時に、ドア3はロツ
ク機構30によつて図中上下のいずれにも移動で
きないようにロツク位置で位置決めされる。
前記ロツク機構30は、第1図に示すように、
それぞれ軸31,32により基板10に回動自在
に軸着された保持レバー35、ロツクレバー36
を含んでいる。保持レバー35は、ばね37によ
つて時計方向に付勢され、またロツクレバー36
は、ばね38によつて反時計方向に付勢されてい
る。前記保持レバー35は、ドア3側に対向した
平面部として形成された受け部35aと、その自
由端側に弧状に突出して形成された保持部35b
とを備えている。また、ロツクレバー36は、そ
の自由端側にフオーク状に形成されたロツク部3
6aと、このロツクレバー36の回動面と直角な
方向に突出して形成された突起36bとを有して
いる。なお、このロツクレバー36には、ドア開
放レバー45が一体的に設けられている。
さらにドア3には、その回動方向に沿つて突出
し、ドア3がオーバーストロークした時に前記保
持レバー35の受け部35aを押圧する押圧ピン
40と、ドア3の側壁内面にドア3の回動方向と
直交する方向に突出して形成されたロツクピン4
1が植設されている。このロツクピン41は、ド
ア3をロツク位置に係止する時に、前記ロツクレ
バー36のロツク部36bによつて挟まれること
になる。
前記バケツト11には、排出機構55(以下、
エジエクタ55という)が設けられている。この
エジエクタ55は、磁気記録・再生装置の作動
後、ドア3を開いてゆく時にバケツト11内に装
填されている磁気シートパツク2を、バケツト1
1からポツプアツプして排出させる作用を行う。
エジエクタ55は、第1図、第3図および第4図
に示したように、バケツト11に回動自在に設け
られたエジエクトレバー56と係止レバー57と
を備えている。エジエクトレバー56は、ばね5
8により軸59を中心として反時計方向に付勢さ
れ、一方係止レバー57は、ねじりコイルばね6
0により軸61を中心として時計方向に付勢され
ると共に、第4図で明らかなように、軸61の下
方に向けて押圧付勢されている。
前記エジエクトレバー56の自由端には、テー
パ縁63および係止縁64が形成されると共に、
ピン65が植設されている。このピン65は、軸
59を中心としてバケツト11に形成されている
円弧状のスロツト66を貫通し、バケツト11内
に突出している。また、係止レバー57の一方の
自由端には、前記エジエクトレバー56の回動路
に臨むように、係止ピン63が植設されている。
さらに、係止レバー57の他方の自由端57a
は、ドア3の内壁に植設された解除ピン70(第
4図参照)による押圧部として構成されている。
なお、第1図および第4図では、図面の煩雑化
を避けるために、第2図に示した装置本体1およ
び装置本体1に設けられている各部材についての
図示を省略してある。
〔実施例の作用〕
上記エジエクト機構55を含む本考案装置の作
用は、以下のとおりである。まず、第1図に示し
たアンローデイング状態で、バケツト11の上方
から磁気シートパツク2を挿入してゆく。この挿
入と共に、磁気シートパツク2の外装にスライド
自在に設けられたシヤツタ44が開かれ、規整板
20、磁気ヘツド21が磁気シート4に接近でき
るようになる。
このようにして磁気シートパツク2をバケツト
11内に挿入してゆくと、第3図に2点鎖線で示
すように、磁気シートパツク2の下縁がピン65
を押圧することになり、従つてエジエクトレバー
56は、ばね58に抗して時計方向に回動され
る。さらに、磁気シートパツク2が挿入されるこ
とにより、エジエクトレバー56も回動されてゆ
き、そのテーパ縁63は係止レバー57に植設さ
れている係止ピン68を介して、係止レバー57
を反時計方向に回動させる。そして、係止ピン6
8がテーパ縁63を乗り越えると、係止レバー5
7がねじりコイルばね60の付勢により時計方向
に回動し、係止ピン68は、第3図で破線で示し
たように、エジエクトレバー56の係止縁64に
落ち込む。この結果エジエクトレバー56は、ば
ね59が蓄勢された状態で係止されることにな
る。なお、磁気シートパツク2の挿入量は、スロ
ツト66の端部にピン65が当接することにより
規制される。
バケツト11に磁気シートパツク2を装填した
後、ドア3をばね51に抗して押して閉じてゆく
と、板ばね17(第1図)によりバケツト11が
押されるので、バケツト11が装置本体1内のロ
ーデイング位置に移動される。その後に、ドア3
がバケツト11に向かつて閉じられてゆく。ドア
3がバケツト11に接近してゆくと、前述したよ
うに、磁気シートパツク2あるいは規整板20の
位置決めが行われる。そして、ドア3が、第2図
に示したローデイング位置を越えてオーバースト
ロークされると、さらにセンタコア5とスピンド
ル8とのチヤツキングが行われる。これと共にロ
ツク機構30が作動し、ドア3に植設された押圧
ピン40が、保持レバー35の受け部35aを押
圧する。従つて、保持レバー35はばね37に抗
して反時計方向に回動される。これにより、保持
レバー35の保持部35bは、ロツクレバー36
の突起3bの下面に摺接しながら移動する。そし
て、ドア3がオーバーストロークの終端まで押さ
れると、前記保持部35bが突起36bの下面か
ら脱し、この結果ロツクレバー36はばね38の
付勢により反時計方向に回動する。この時点でド
ア3は、ロツク位置を越えたオーバーストローク
位置にあり、ロツクピン41はロツクレバー36
のロツク部36aよりも奥に入つているので、ロ
ツクレバー36は、ロツク部36aの右側の縁が
ロツクピン41に当接して停止されている。
これと同時に、ドア3の内壁に植設された解除
ピン70が、係止レバー57の自由端57aを押
圧する。この結果、第5図に示したように、係止
レバー57は、係止ピン68が植設されている側
が持ち上げられ、係止ピン68が係止縁64の上
面側に退避するので、係止レバー57はねじりコ
イルばね60の付勢により、自由端57aがバケ
ツト11に突設されたストツパ69に当接するま
で、若干時計方向に回動する。そして、係止ピン
68の下面は、エジエクトレバー56の上面に乗
り上げた状態になり、エジエクトレバー56は係
止解除され、ばね59の付勢によつて反時計方
向、すなわち磁気シートパツク2を排出する方向
に回動しようとする。しかしこの時点では、位置
決めピン25が磁気シートパツク2の位置決め孔
26に嵌合しているので、エジエクトレバー56
によつて磁気シートパツク2が排出方向に押され
ても、磁気シートパツク2はそのままの位置に保
持されていることになる。
その後、ドア3に対する閉じ方向への押圧を解
くと、ドア3はばね51の付勢により開放方向に
復帰する。この時点で、前述したように、センタ
コア5を押圧している押圧ピン27がセンタコア
5から離れる。ドア3がオーバーストローク位置
から戻つてゆく過程で、ロツクレバー36のロツ
ク部36aがロツクピン41の下までくると、ロ
ツクレバー36はさらに反時計方向に回動できる
ようになり、第4図に示したように、フオーク状
のロツク部36aはロツクピン41に対して上方
から係合してくる。この結果、ロツクピン41は
ロツク部36aによつて両側を挟み込まれる形で
係止され、ドア3は閉止方向、開放方向のいずれ
の方向にも移動できなくなる。
一方、ドア3がオーバーストローク位置から戻
ることに追随して押圧ピン40も戻されるため、
保持レバー35はばね37の付勢により時計方向
に回動しようとするが、ロツクレバー35の突起
36bが保持部35bの先端部分に位置している
ので、保持レバー35も係止される。また、解除
ピン70もドア3が戻ることによつて、係止レバ
ー57の自由端57aから離される。
こうして第2図に示したロツク位置となり、磁
気記録・再生装置が作動されると、磁気シート4
は不要な摩擦を受けることなく、モータ6によつ
て高速回転されながら磁気ヘツド21によるアク
セスを受けることになる。しかも、ドア3は開
放、閉止のいずれの方向にも移動することがない
ので、例えドア3に外力が加わつても磁気記録・
再生動作には影響が及ぼされない。
磁気記録・再生処理が終わつて磁気シートパツ
ク2を取り出す場合には、ドア開放レバー45を
押圧操作する。ドア開放レバー45が押圧される
と、これと一体にロツクレバー36が第1図上時
計方向に回動する。従つて、ロツク部36aがロ
ツクピン41の上方に退避し、ロツクピン41に
対する係止を解除するので、ドア3はばね51の
付勢により開放される。なお、これと共にバケツ
ト11も開放され、それぞれ第1図に示した開放
位置に向かつて移動する。
ドア開放レバー45の操作によりロツクレバー
36が時計方向に回動されると、ロツクレバー3
6に一体に形成されている突起36bは、保持部
35bの先端部から上方に退避するため、保持レ
バー35はばね37の付勢で時計方向に回動す
る。従つて、保持部35bは突起36bの下面に
入り込むことになり、ロツクレバー36は第1図
に示した位置に保持されることになる。また、ド
ア3の開放により板ばね17の押圧が解かれるの
で、バケツト11も開放移動するので、センタコ
ア5がスピンドル8から離脱し、磁気シートパツ
ク2はパツクホルダ11と共に取り出し位置に移
動してくることになる。
こうしてバケツト11が開放され、所定位置ま
で移動されると、位置決めピン25は磁気シート
パツク2の位置決め孔26から脱することにな
る。従つて磁気シートパツク2は、バケツト11
内で移動できるようになり、ばね58によつて反
時計方向に付勢されているエジエクトレバー56
によりバケツト11からポツプアツプされ、磁気
シートパツク2の取り出しが容易になる。このよ
うに磁気シートパツク2がバケツト11からポツ
プアツプされるには、磁気シートパツク2の位置
決め孔26から位置決めピン25が完全に離脱す
ることが必要となる。従つて、バケツト11の開
き位置と磁気シート2のポツプアツプのタイミン
グをとるためには、単に位置決めピン25の高さ
調整をすればよいことになる。
上述のようにエジエクトレバー56が回動し、
エジエクトレバー56の自由端が係止ピン68の
下面から移動すると、係止レバー57はねじりコ
イルばね60によりバケツト11の表面に向かつ
て付勢されているので、係止レバー57は第1図
あるいは第4図に示したようにバケツト11の表
面と平行になるように揺動し、初期状態に戻るこ
とになる。なお上述の実施例において、エジエク
タ55をバケツト11の他の側、すなわち装置本
体1側の面に取り付けても同様の機能が得られる
ことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上に述べたとおり、本考案ではバケツトから
磁気シートパツクをポツプアツプして排出させる
排出機構を、磁気シートパツクをローデイング位
置に位置決めした時点で作動可能状態にし、この
位置決めを行つている位置決め部材により磁気シ
ートパツクを排出機構の排出付勢力に抗して保持
するようにしてあるので、排出機構の排出作動の
タイミングをとるために、排出機構と、ドアある
いはバケツトとの間に複雑な連動機構を設ける必
要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す斜視図であ
る。第2図は、本考案が適用された磁気記録・再
生装置の内部構造の一例を示す断面図である。第
3図は、本考案に用いられるエジエクタの作用説
明図である。第4図は、ドアが閉じられてゆく過
程での、ドアとエジエクタとの関連を示す説明図
である。第5図は、ドアがオーバーストロークさ
れた状態での、ドアとエジエクタとの関連を示す
説明図である。 1……装置本体、2……磁気シートパツク、3
……ドア、11……バケツト、25……位置決め
ピン、26……位置決め孔、30……ロツク機
構、55……エジエクタ、56……エジエクトレ
バー、57……係止レバー、65……ピン、66
……スロツト、68……係止ピン、70……解除
ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 磁気シートパツクが収納されるバケツトをドア
    の閉止動作に連動して所定位置に移動させること
    により装置本体に設けられた位置決め部材と磁気
    シートパツクに形成された係止部とを係合させて
    磁気シートパツクの位置決めを行うようにした磁
    気記録・再生装置において、 磁気シートパツクをバケツトから排出させるた
    めの排出機構を蓄勢しながらバケツト内に磁気シ
    ートパツクを装填し、この装填が完了した時に前
    記排出機構が蓄勢して係止されるように構成され
    ると共に、前記位置決め部材と係止部との係合が
    なされた時には前記排出機構の係止が解除される
    ように構成され、この位置決め部材と係止部との
    係合により磁気シートパツクは前記排出機構の排
    出方向への蓄勢力に抗してバケツト内に保持され
    るようにしたことを特徴とする磁気記録・再生装
    置。
JP10636984U 1984-07-16 1984-07-16 磁気記録・再生装置 Granted JPS6124850U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10636984U JPS6124850U (ja) 1984-07-16 1984-07-16 磁気記録・再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10636984U JPS6124850U (ja) 1984-07-16 1984-07-16 磁気記録・再生装置

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58150165A (ja) * 1982-02-27 1983-09-06 Tokyo Electric Co Ltd フロツピイデイスク
JPS59198559A (ja) * 1983-04-22 1984-11-10 Hitachi Ltd 記録媒体の装着排出機構
JPS60191465A (ja) * 1984-03-09 1985-09-28 Canon Inc 記録又は再生装置

Patent Citations (3)

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