JPS61200272A - 建物外壁の仕上層の補修方法 - Google Patents
建物外壁の仕上層の補修方法Info
- Publication number
- JPS61200272A JPS61200272A JP4082085A JP4082085A JPS61200272A JP S61200272 A JPS61200272 A JP S61200272A JP 4082085 A JP4082085 A JP 4082085A JP 4082085 A JP4082085 A JP 4082085A JP S61200272 A JPS61200272 A JP S61200272A
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- substrate
- layer
- repairing
- cracks
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分賢〉
本発明は、鉄筋・鉄骨建物等の外壁の補修方法の改良に
関するものである。
関するものである。
〈従来の技術〉
鉄筋・鉄骨等の建物では、その外壁2モルタル又はタイ
ル等によって仕上げるが、この仕上層 +−) 廿付
β目 奴 ゴペ し ÷4−r−1+ ↓、1ホ 7
奴 lピ lひ Iし ブー ル 1ψて、仕上層に
ひび割れができたり、駆体より浮き上がって駆体との間
に空隙部を生ずるが、これをそのまま放置すると駆体の
劣化を早めるだけでなく、仕上層が駆体から剥離して落
下するなどの事故を招く虞れがある。またひび割れがら
水分・空気Oガス等が侵入して、コンクリートの中性化
、鉄筋・鉄骨等が腐食するなどして建物の耐久性を損う
。
ル等によって仕上げるが、この仕上層 +−) 廿付
β目 奴 ゴペ し ÷4−r−1+ ↓、1ホ 7
奴 lピ lひ Iし ブー ル 1ψて、仕上層に
ひび割れができたり、駆体より浮き上がって駆体との間
に空隙部を生ずるが、これをそのまま放置すると駆体の
劣化を早めるだけでなく、仕上層が駆体から剥離して落
下するなどの事故を招く虞れがある。またひび割れがら
水分・空気Oガス等が侵入して、コンクリートの中性化
、鉄筋・鉄骨等が腐食するなどして建物の耐久性を損う
。
このため、仕上層の補修工事を行うが、従来の補修方法
は、第3図に示すように駆体1と浮き上がった仕上層2
との間しこ生じた空隙部3に、エポキシ樹脂4又はスラ
リー状のポリマーセメントを注入して空隙部35:埋め
ると同時に、エポキシ樹脂4の接着力によって仕上層2
を駆体1に固着する。またひび割れ5に対しては、同じ
くエポキシ樹脂4又はポリマーセメントをひび割れ5上
に塗付して、これをかくずようにしていた。
は、第3図に示すように駆体1と浮き上がった仕上層2
との間しこ生じた空隙部3に、エポキシ樹脂4又はスラ
リー状のポリマーセメントを注入して空隙部35:埋め
ると同時に、エポキシ樹脂4の接着力によって仕上層2
を駆体1に固着する。またひび割れ5に対しては、同じ
くエポキシ樹脂4又はポリマーセメントをひび割れ5上
に塗付して、これをかくずようにしていた。
そして、この従来工法による補修により、仕I−賂2を
寸釈伏1ン培諮六ねて侑1藪の酵わ1寸−目は解消され
、ひび割れ5もかくされて、建物は一時は美しく仕上が
る。
寸釈伏1ン培諮六ねて侑1藪の酵わ1寸−目は解消され
、ひび割れ5もかくされて、建物は一時は美しく仕上が
る。
〈発明が解決しようとする問題点〉
しかし、更に期間がたつと、再び仕上層2にひび割れ5
が入り、浮き上がってくる。これは、つぎの理由による
と考えられる。すなわち建物は日射や気温の変化あるい
は振動等によって僅かではあるが、膨張・収縮している
。そして、その伸縮率は材質の相違によって当然ちがっ
てくるため、鉄筋コンクリートの駆体1とモルタルの仕
上層2では相違する。
が入り、浮き上がってくる。これは、つぎの理由による
と考えられる。すなわち建物は日射や気温の変化あるい
は振動等によって僅かではあるが、膨張・収縮している
。そして、その伸縮率は材質の相違によって当然ちがっ
てくるため、鉄筋コンクリートの駆体1とモルタルの仕
上層2では相違する。
しかるに上記の従来方法では、仕上層2をエポキシ樹脂
4によって駆体1へ完全【こ接着してしまうので、両者
はそれぞれ固有の伸縮率Gこよって自由に膨張・収縮す
ることができなくなる。
4によって駆体1へ完全【こ接着してしまうので、両者
はそれぞれ固有の伸縮率Gこよって自由に膨張・収縮す
ることができなくなる。
このため、表面にあって外気の影響3大きくうける仕上
層2は、内部の駆体1に比して当然大きく伸縮するが、
上記のようにエポキシ樹脂4によって駆体1へ完全に接
着されると、自由に伸縮できなくなる。このため、ひび
割れ5とい゛)現象となって現われるのである。また膨
張力が接着力より大きいと、仕上層2は再び駆体1より
剥離して浮き上がる。
層2は、内部の駆体1に比して当然大きく伸縮するが、
上記のようにエポキシ樹脂4によって駆体1へ完全に接
着されると、自由に伸縮できなくなる。このため、ひび
割れ5とい゛)現象となって現われるのである。また膨
張力が接着力より大きいと、仕上層2は再び駆体1より
剥離して浮き上がる。
〈解決するための手段〉
本発明は上記の点に着目して、仕上層を駆体へ接着する
場合、接着剤として接着後も大きな引張伸度があって、
仕上層独自の伸縮をある程度許容する弾性モルタルを使
うことによって、補修後再び仕上層が浮き上ったり、ひ
び割れしたりする従来工法の欠点を伴わない補修方法を
提供しようとするものである。
場合、接着剤として接着後も大きな引張伸度があって、
仕上層独自の伸縮をある程度許容する弾性モルタルを使
うことによって、補修後再び仕上層が浮き上ったり、ひ
び割れしたりする従来工法の欠点を伴わない補修方法を
提供しようとするものである。
〈実施例〉
以下に本発明の実施例を図面に基いて説明する。第1図
に示すように駆体11より仕上層12が浮き上って、両
者間に空隙部13が生じ、且つ仕上層12にひび割れ1
4ができたときは、まず空隙部13(こ大きな引張伸度
を有する弾性モルタルaを注入する。弾性モルタルaは
、つぎのように構成する。すなわちアクリル酸エステル
共重合樹脂を主成分とし、該樹脂の濃度50%のものに
、ポルトランドセメントと硼砂、硅石粉などの骨材を、
重量比で1:1:3の割合で混合する。そして、この混
合物に4%までの水を加えて希望する粘度に調整したも
のである。
に示すように駆体11より仕上層12が浮き上って、両
者間に空隙部13が生じ、且つ仕上層12にひび割れ1
4ができたときは、まず空隙部13(こ大きな引張伸度
を有する弾性モルタルaを注入する。弾性モルタルaは
、つぎのように構成する。すなわちアクリル酸エステル
共重合樹脂を主成分とし、該樹脂の濃度50%のものに
、ポルトランドセメントと硼砂、硅石粉などの骨材を、
重量比で1:1:3の割合で混合する。そして、この混
合物に4%までの水を加えて希望する粘度に調整したも
のである。
上記の弾性モルタルaを塗布した皮膜は、膜厚10間の
もので、つぎの引張強度とづ[張伸度を有する。
もので、つぎの引張強度とづ[張伸度を有する。
引張強度(温度20°C) : l 7に9f/Cm
(湿度−1oa) : 42 kg f / cm引
張伸度(温度20°Cり:350% (温度−10°c):170% 一10°Cという低温度での伸びが非常によい。
(湿度−1oa) : 42 kg f / cm引
張伸度(温度20°Cり:350% (温度−10°c):170% 一10°Cという低温度での伸びが非常によい。
このような弾性モルタルaを空隙部13内しこ注入して
、空隙部13を充填すると、空隙部13が埋まると同時
にこの弾性モルタルaの接着力によって、仕上層12は
駆体11Gこ接着される。
、空隙部13を充填すると、空隙部13が埋まると同時
にこの弾性モルタルaの接着力によって、仕上層12は
駆体11Gこ接着される。
しかし、この弾性モルタルaは、上記のような大きな引
張伸度をもつので、例えば外気温が変化した場合、仕上
層12は弾性モルタルaの引張伸度内で、駆体11と別
【こ独立して伸縮できる。このため、仕上層12は駆体
11との接着状態を保ちながら、剥離することなしにあ
る程度伸縮できるのである。
張伸度をもつので、例えば外気温が変化した場合、仕上
層12は弾性モルタルaの引張伸度内で、駆体11と別
【こ独立して伸縮できる。このため、仕上層12は駆体
11との接着状態を保ちながら、剥離することなしにあ
る程度伸縮できるのである。
また弾性を有するピン(図示せず)を仕上層12から駆
体11に通して、仕上層12を駆体11に接着してもよ
い。但しこの場合のビンは、仕上層12が伸縮するとき
、それに応じて撓みうる弾性を有することが必要である
。
体11に通して、仕上層12を駆体11に接着してもよ
い。但しこの場合のビンは、仕上層12が伸縮するとき
、それに応じて撓みうる弾性を有することが必要である
。
ひび割れ14を補修する【こは、まずひび割れ14 G
、: 沿ッテ幅3〜5朋のスリット15を、第2図のよ
うに設けて、仕上層12を左右Gこ分断スル。そして、
このスリット15が、仕上層1zが膨張したときの逃げ
部となるので、膨張時に仕上層12が浮き上がるのを防
止する。
、: 沿ッテ幅3〜5朋のスリット15を、第2図のよ
うに設けて、仕上層12を左右Gこ分断スル。そして、
このスリット15が、仕上層1zが膨張したときの逃げ
部となるので、膨張時に仕上層12が浮き上がるのを防
止する。
スリット15には、これまた大きな引張伸度をもつ弾性
モルタルbを充填して目立たないようにする。弾性モル
タルbは、前記のアクリル酸エステル共重合樹脂に、ポ
ルトランドセメントを重量比で1=1に混合してつくる
。
モルタルbを充填して目立たないようにする。弾性モル
タルbは、前記のアクリル酸エステル共重合樹脂に、ポ
ルトランドセメントを重量比で1=1に混合してつくる
。
〈発明の効果〉
本発明は以上説明したように、大きな引張伸度を有する
弾性モルタルによって、皮体と仕上層間に生じた空隙部
を埋めるので、外気温等が変化したとき、仕上層は皮体
との接着状態を保ちながら、弾性モルタルの引張伸度内
で自由に伸縮できる。このため従来工法のように、補修
後再び簡単に仕上層が浮き上がったり、ひび割れしない
。
弾性モルタルによって、皮体と仕上層間に生じた空隙部
を埋めるので、外気温等が変化したとき、仕上層は皮体
との接着状態を保ちながら、弾性モルタルの引張伸度内
で自由に伸縮できる。このため従来工法のように、補修
後再び簡単に仕上層が浮き上がったり、ひび割れしない
。
また、特にひび割れに対しては、これに沿ってスリット
を設けるため、このスリットが仕上層の膨張時の逃げ部
となるので、一層ひび割れが生じにくくなる効果を有す
る。
を設けるため、このスリットが仕上層の膨張時の逃げ部
となるので、一層ひび割れが生じにくくなる効果を有す
る。
なお、実施例では仕上層としてモルタル仕上げについて
説明したが、タイル仕上げについても、同様の補修方法
が可能である。
説明したが、タイル仕上げについても、同様の補修方法
が可能である。
第1図は本発明による補修方法を示す説明用断面図、第
2図はひび割れに対する補修方法を示す説明用断面図、
第3図は従来の補修方法を示す説明用断面図である。 11−皮体、 12−仕上層、 13−空隙部、 14− ひび割れ、15− スリッ
ト、 a −弾性モルタル、 b −弾性モルタル、 出願代理人 松本 久
2図はひび割れに対する補修方法を示す説明用断面図、
第3図は従来の補修方法を示す説明用断面図である。 11−皮体、 12−仕上層、 13−空隙部、 14− ひび割れ、15− スリッ
ト、 a −弾性モルタル、 b −弾性モルタル、 出願代理人 松本 久
Claims (1)
- 1、建物外壁の仕上層の浮き上がりによつて駆体との間
に生じた空隙部に大きな引張伸度を有する弾性モルタル
を充填して仕上層を駆体に接着すると共に、仕上層に生
じたひび割れに沿つてスリットを設け、このスリットに
大きな引張伸度を有する弾性モルタルを充填することを
特徴とする建物外壁の仕上層の補修方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4082085A JPS61200272A (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 | 建物外壁の仕上層の補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4082085A JPS61200272A (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 | 建物外壁の仕上層の補修方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61200272A true JPS61200272A (ja) | 1986-09-04 |
JPH0470465B2 JPH0470465B2 (ja) | 1992-11-11 |
Family
ID=12591293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4082085A Granted JPS61200272A (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 | 建物外壁の仕上層の補修方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61200272A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001295476A (ja) * | 2000-04-12 | 2001-10-26 | Yoshiyuki Ogushi | コンクリート躯体の補強方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5225426A (en) * | 1975-08-20 | 1977-02-25 | Osaka Bosui Kensetsusha Kk | Method of repairing cracks developed in concrete construction |
JPS5744006U (ja) * | 1980-08-26 | 1982-03-10 | ||
JPS583111A (ja) * | 1981-06-30 | 1983-01-08 | Fujitsu Ltd | 磁気記録装置の診断方法 |
JPS5876656A (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-09 | 積水化学工業株式会社 | セメント構造物の補修方法 |
-
1985
- 1985-02-28 JP JP4082085A patent/JPS61200272A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5225426A (en) * | 1975-08-20 | 1977-02-25 | Osaka Bosui Kensetsusha Kk | Method of repairing cracks developed in concrete construction |
JPS5744006U (ja) * | 1980-08-26 | 1982-03-10 | ||
JPS583111A (ja) * | 1981-06-30 | 1983-01-08 | Fujitsu Ltd | 磁気記録装置の診断方法 |
JPS5876656A (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-09 | 積水化学工業株式会社 | セメント構造物の補修方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001295476A (ja) * | 2000-04-12 | 2001-10-26 | Yoshiyuki Ogushi | コンクリート躯体の補強方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0470465B2 (ja) | 1992-11-11 |
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