JP2021143486A - 接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来型のコンクリート硬化体の接続構造に比べ、高い強度と優れた耐久性を有する、コンクリート硬化体とその端部に後打ちされる打継ぎコンクリートとの接続構造を提供する。【解決手段】側面視及び上面視において互いに対向して離間するコンクリート硬化体の端部と、該コンクリート硬化体の端部に後打ちされる打継ぎコンクリートとの接続構造であって、前記コンクリート硬化体の端部には、接続軸横断方向に上面視で楔型形状の複数の楔型突出部が形成され、前記楔型突出部は、上面視で接続軸方向へ突出するとともに次第に先細りする形状を有し、該楔型突出部の接続軸方向の突出長さ寸法は、該楔型突出部の根元部における接続軸横断方向の突出幅寸法以上であることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート硬化体とその端部に後打ちされる打継ぎコンクリートとの接続構造に関する。
従来から、工場生産されるコンクリート製品を打継ぎコンクリートによって接続する際、種々の方法によって接続し、コンクリート製品と打継ぎコンクリートとの剛性を向上させる工夫が成されていた。例えば、道路橋の施工を例に取ると、省力化やコスト低減等を図るためにプレキャストコンクリート床版が多く利用されている。そして、プレキャストコンクリート床版は分割して工場から施工現場に運搬され、桁上に揚重機により配置されるとともに、それぞれのプレキャストコンクリート床版が打継ぎコンクリートによって互いに接続されている。交通荷重を直接支持するプレキャストコンクリート床版には高い強度と耐久性が求められ、それはプレキャストコンクリート床版の接続部においても同様であり、これまで、プレキャストコンクリート床版の接続構造やその方法について、以下に示す種々の提案が成されている。
例えば、特許文献1には、図21(a)に示されるように、プレキャストコンクリート床版の端部に凸型多段せん断キーを形成し、接続部に打設される打継ぎコンクリートとの間に付着抵抗とせん断抵抗を得て接続部における剛性を高めた発明が開示されている。
また、特許文献2には、図21(b)に示されるように、プレキャストコンクリート床版の端部に、橋軸直角方向に凹凸を形成し、プレキャストコンクリート床版の端部に生じる引張り力に対する抵抗力を向上させる発明が開示されている。
特開2019−002250号公報 特開2019−183425号公報
しかしながら、上記した従来技術によって、ある程度、接続部の剛性を高めることはできるものの、接続部の無いプレキャストコンクリート床版と同等の剛性を確保することは難しい。特に、プレキャストコンクリート床版の全体又は一部が、超高強度繊維補強コンクリート(以下単に「UFC」と称することがある。)で構成されているような場合、接続部に打設される打継ぎコンクリートと床版との打継ぎ面では、グリーンカットによる処理を施しても、ほとんどUFC内の繊維が架橋しないため、引張強度は低くなり、接続部における弱点となっている。
そこで、本願発明は、上記した種々の問題点に鑑み、従来型の床版等を含むコンクリート硬化体の接続構造に比べ、高い強度と優れた耐久性を有する、コンクリート硬化体とその端部に後打ちされる打継ぎコンクリートとの接続構造を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、側面視及び上面視において互いに対向して離間するコンクリート硬化体の端部と、該コンクリート硬化体の端部に後打ちされる打継ぎコンクリートとの接続構造であって、前記コンクリート硬化体の端部には、接続軸横断方向に上面視で楔型形状の複数の楔型突出部が一体に形成され、前記楔型突出部は、上面視で接続軸方向へ突出するとともに次第に先細りする形状を有し、該楔型突出部の接続軸方向の突出長さ寸法は、該楔型突出部の根元部における接続軸横断方向の突出幅寸法以上であることを特徴とする接続構造である。
上記請求項1に係る発明によれば、側面視及び上面視において互いに対向して離間するコンクリート硬化体の端部、例えば、実施例に示したようなコンクリート硬化体であるプレキャストコンクリート床版1の端部(端部11及び/又は防水層端部21)において、接続軸横断方向(図1のX方向)に複数の楔型突出部(楔型突出部121及び/又は楔型突出部221)が一体に形成され、当該楔型突出部は上面視で接続軸方向(図1のY方向)へ突出するとともに、次第に先細りする形状を有している。そして、上記楔型突出部の接続軸方向の突出長さ寸法(図2のh)は、該楔型突出部の根元部における接続軸横断方向の突出幅寸法(図2のb)以上であることを特徴としている。このような特徴的な接続構造を有することにより、接続部2に後打ちされる打継ぎコンクリート3と、床版本体10の端部11及び/又はUFC防水層20の防水層端部21との間に、付着抵抗に加えて、せん断抵抗を得ることが可能となり、コンクリート硬化体と打継ぎコンクリートとの間に高い密着性を確保することが可能となる。
請求項2に係る発明は、前記楔型突出部の前記突出長さ寸法と前記突出幅寸法との寸法比は1:1である請求項1に記載の接続構造である。
上記請求項2に係る発明によれば、例えば、図2(a)に示される楔型突出部121、221の高さ(図示h)と幅(図示b)を同程度の寸法とすることで、打継ぎのない一体構成部分と同等の引張強度を得ることが可能となる。
請求項3に係る発明は、さらに、前記コンクリート硬化体の端部には、接続軸方向へ突出する凸型せん断キーが一体に形成され、前記楔型突出部は、前記凸型せん断キーの上方に形成される請求項1又は2に記載の接続構造である。
上記請求項3に係る発明によれば、例えば、図1(a)及び(c)に示されるように、コンクリート硬化体であるプレキャストコンクリート床版1の端部に一体に形成された凸型せん断キー13と、楔型突出部121、221とによる相乗効果によって、コンクリート硬化体と打継ぎコンクリートとの間に高い密着性を確保し、互いに接続されるコンクリート硬化体の剛性を高めることが可能となる。
請求項4に係る発明は、前記コンクリート硬化体は、床版本体と、該床版本体の上方に形成されるとともにUFCから成るUFC防水層とから構成され、前記楔型突出部は、前記UFC防水層の防水層端部に形成される請求項1乃至3のいずれかに記載の接続構造である。
上記請求項4に係る発明によれば、水密性が要求されるUFC防水層20の接続部分に楔型突出部221を形成することによって、高い密着性と水密性を確保することが可能となり、接続部における漏水を効果的に抑制することが可能となる。
請求項5に係る発明は、前記打継ぎコンクリートはUFCから成る請求項1乃至4のいずれかに記載のコンクリートの接続構造である。
上記請求項5に係る発明によれば、打継ぎコンクリートを高強度、高耐久のUFCから構成することにより、例えば、複数のコンクリート硬化体であるプレキャストコンクリート床版1が、本発明の接続構造によって複数箇所で連続して接続された場合に、構造物全体の剛性を高めることが可能となる。
請求項6に係る発明は、前記コンクリート硬化体はUFCから成る請求項1乃至5のいずれかに記載の接続構造である。
上記請求項6に係る発明によれば、上記請求項5に係る発明に加えて、例えば、床版本体10もUFCによって形成しているので、プレキャストコンクリート床版1全体の剛性を高めることが可能となる。
請求項7に係る発明は、前記コンクリート硬化体の少なくとも一部がUFCにより構成される場合は、該コンクリート硬化体の端部から突出する繊維材が、前記打継ぎコンクリートに架橋される請求項1乃至6のいずれかに記載の接続構造である。
上記請求項7に係る発明によれば、例えば、コンクリート硬化体であるプレキャストコンクリート床版1の少なくとも一部をUFCによって構築する場合、未硬化層形成シートを貼り付けるなどして成形後に端部の目粗し処理を行い、当該プレキャストコンクリート床版1の端部(端部11及び/又は防水層端部21)でUFC内の繊維材を打継ぎコンクリート3に架橋させることができる。こうすることで、接続部2の打継ぎコンクリート3との高い密着性を確保して、互いに接続されるコンクリート硬化体全体の剛性を高めることが可能となる。
請求項8に係る発明は、前記楔型突出部には、接続軸方向へ突出する開き止め鉄筋が設けられている請求項1乃至7のいずれかに記載の接続構造である。
上記請求項8に係る発明によれば、楔型突出部121、221によって得られる前述した各効果に加えて、さらに、図9や図18に示されるように、開き止め鉄筋が打継ぎ面を横断するようにして設けられるので、コンクリート硬化体と打継ぎコンクリートとがさらに強固に接続され、互いに接続されるコンクリート硬化体全体の剛性を高めることが可能となる。
本発明における実施例として、プレキャストコンクリート床版の端部の構造を示した斜視図が図示されている。なお、(a)にはプレキャストコンクリート床版の上面にUFC防水層が形成された床版の接続構造が、(b)には床版の端部を楔型形状にした接続構造が、(c)にはせん断キーと楔型形状の端部とを組み合わせた床版の端面の接続構造が示されている。 本発明における、楔型形状の接続部に作用する抵抗力等を説明する模式図(a)と、短繊維の配置態様の比較図(b)と、寸法形状を導き出した計算式(c)である。 (試験その1)における、基準試験体の側面図と上面図である。 (試験その1)における、接続部にせん断キーを利用した試験体の側面図と上面図である。 (試験その1)における、接続部を楔型形状とした試験体の側面図と上面図である。 (試験その1)における、接続部を楔型形状とした試験体の側面図と上面図である。 (試験その1)における、接続部の上部を楔型形状とし、下部をせん断キーとした試験体の側面図と上面図である。 図3〜図7に示された各試験体の(試験その1)における試験結果であって、(a)には荷重とたわみ量の関係を示したグラフが、(b)には(a)の一部を拡大したグラフが、(c)は各試験体のひび割れ発生荷重が示されている。 (試験その2)における、上面にUFC防水層が形成された試験体であって、UFC防水層の接続部に開き止め鉄筋が配置された試験体の側面図と上面図である。 (試験その2)における、上面にUFC防水層が形成された試験体であって、UFC防水層の接続部を楔型形状とし、下部をせん断キーとした試験体の側面図と上面図である。 (試験その2)における、上面にUFC防水層が形成された試験体であって、UFC防水層の接続部を凹凸形状とし、下部をせん断キーとした試験体の側面図と上面図である。 (試験その2)における、上面にUFC防水層が形成された試験体であって、UFC防水層の接続部にせん断キーを追加した試験体の側面図と上面図である。 図9〜図12に示された各試験体の(試験その2)における試験結果であって、(a)には荷重とたわみ量の関係を示したグラフが、(b)には(a)の一部を拡大したグラフが示され、(c)には荷重と目開き量の関係を示したグラフが示されている。 (試験その3)における、上面にUFC防水層が形成された試験体であって、接続部の無い基準試験体の側面図と上面図である。 (試験その3)における、上面にUFC防水層が形成された試験体であって、床版本体にせん断キーを設けた試験体の側面図と上面図である。 (試験その3)における、上面にUFC防水層が形成された試験体であって、UFC防水層の接続部を楔型形状とし、床版本体にせん断キーを設けた試験体の側面図と上面図である。 (試験その3)における、上面にUFC防水層が形成された試験体であって、UFC防水層の接続部を楔型形状(増厚)とし、床版本体にせん断キーを設けた試験体の側面図と上面図である。 (試験その3)における、上面にUFC防水層が形成された試験体であって、UFC防水層の接続部を楔型形状とし、さらに開き止め鉄筋を配置して、床版本体にせん断キーを設けた試験体の側面図と上面図である。 (試験その2)及び(試験その3)における載荷試験条件(a)と、使用材料の特性(b)が示されている。 図14〜図17に示された各試験体の(試験その3)における試験結果であって、(a)には荷重とたわみ量の関係を示したグラフが、(b)には(a)の一部を拡大したグラフが示され、(c)には試験時のひび割れ発生荷重が示されている。 床版の継手構造における従来技術(特許文献1及び特許文献2)を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の接続構造の一実施形態について説明する。なお、本発明の接続構造は、道路橋のほか、鉄道施設や港湾施設、トンネル内に設置される床版、建築物におけるプレキャストコンクリート床版の接続構造、その他各種構造材の接続構造を含む、コンクリート硬化体とその端部に後打ちされる打継ぎコンクリートとの接続構造において適用することが可能である。
[超高強度繊維補強コンクリート]
以下に説明する本実施形態のプレキャストコンクリート床版1をコンクリート硬化体の一例として使用した接続構造においては、接続部2に打設される打継ぎコンクリート3として、超高強度繊維補強コンクリート(以下単に「UFC」と称することがある。)を好適な材料として使用している。UFCは鋼繊維等を配合した軽量で高強度かつ高耐久のコンクリート材料である。
UFCは従来型の接続部2に使用されていた高強度コンクリートよりも引張強度が4〜5倍程度高く、付着強度も1.5〜2倍程度高い。したがって、当該UFCを打継ぎコンクリート3として使用することにより、打継ぎ部の目開き抑制効果と、UFCが有する高い引張り耐力及び高いせん断耐力との相乗効果により、高い剛性、曲げ耐力を得ることが可能となる。
また、本実施形態では、優れた水密性・気密性、さらに、優れた流動性や充填性を有し、現場において打設、養生が可能な常温硬化型のUFCを一例として使用している。このようなUFC特有の性質を利用して、普通コンクリート等から構築された床版本体10の上面にUFC防水層20を形成することも可能である。なお、使用されるUFCは上記した常温硬化型のものに限らず、様々な仕様、配合によるUFCを使用することが可能であり、本発明の接続構造による顕著な効果を得ることができる。
[実施形態の概要]
本発明の接続構造の一例として、図1にはコンクリート硬化体であるプレキャストコンクリート床版1の接続軸方向(図示Y方向)における、床版本体10の端部11及びUFC防水層20の防水層端部21の斜視図が示されている。
より詳細に説明すると、図1(a)に示される実施形態では、普通コンクリートから成る床版本体10の上面にUFC防水層20が形成されたプレキャストコンクリート床版1において、床版本体10の接続軸方向(図示Y方向)の端部11に、特許文献1に示されるような凸型せん断キー13が形成されている。
さらに、UFC防水層20の防水層端部21には、接続軸横断方向(図示X方向)に、上面視で楔型形状を有する楔型端部22が形成され、当該楔型端部22には複数の楔型突出部221が形成されている。この実施形態では床版本体10の凸型せん断キー13と、UFC防水層20の楔型突出部221とによる相乗効果によって、接続されるプレキャストコンクリート床版1全体の剛性を高めている。
続いて、図1(b)に示される実施形態では、床版本体10のみから成るプレキャストコンクリート床版1において、床版本体10の接続軸方向(図示Y方向)の端部11に、接続軸横断方向(図示X方向)に上面視で楔型形状を有する楔型端部12が形成され、当該楔型端部12には複数の楔型突出部121が、床版本体10の全断面にわたって形成されている。なお、床版本体10を構成する材料は、普通コンクリートとしてもよいし、床版本体10をUFCによって構成してもよい。
また、図1(c)に示される実施形態では、床版本体10のみから成るプレキャストコンクリート床版1において、床版本体10の接続軸方向(図示Y方向)の端部11に、特許文献1に示されるような凸型せん断キー13が形成されている。
さらに、床版本体10の端部11の上部には、接続軸横断方向(図示X方向)に上面視で楔型形状を有する楔型端部12が形成され、当該楔型端部12には楔型突出部121が複数形成されている。この実施形態では床版本体10の凸型せん断キー13と、楔型突出部121とによる相乗効果によって、接続されるプレキャストコンクリート床版1全体の剛性を高めている。なお、床版本体10を構成する材料は、普通コンクリートとしてもよいし、床版本体10をUFCによって構成してもよい。
[接続構造]
以下に、本発明における特徴的な接続構造について説明する。側面視及び上面視において互いに接続軸方向(図示Y方向)に対向して離間するプレキャストコンクリート床版1の接続部2は、どうしても打継ぎ接合となるために、接続部2のない一体的なプレキャストコンクリート床版1と比較すると剛性が低下してしまう。
特に、床版本体10の上面にUFC防水層20を備えたプレキャストコンクリート床版1や、床版本体10自体がUFCから成るプレキャストコンクリート床版1を接続するような場合、床版本体10の端部11や、UFC防水層20の防水層端部21と、打継ぎコンクリート3との間で、繊維の架橋効果があまり見込めない。したがって、接続部2における剛性の低下が顕著となる。そこで本実施形態では、接続部2のない一体的なプレキャストコンクリート床版1と遜色ない剛性を確保しつつ、互いに対向するプレキャストコンクリート床版1を接続するものである。
図2(a)には、本発明の実施形態における楔型端部12、22の概略形状が図示されている。本実施形態では、床版本体10及び/又はUFC防水層20の接続軸方向(図示Y方向)の端部11及び/又は防水層端部21に、接続軸横断方向(図示X方向)に上面視で楔型形状を有する楔型端部12、22を形成し、当該楔型端部12、22には略三角形状の楔型突出部121、221が形成されている。
略三角形状の複数の楔型突出部121、221を形成することにより、接続部2に打設される打継ぎコンクリート3と、床版本体10の端部11及び/又はUFC防水層20の防水層端部21との間に付着抵抗に加えて、せん断抵抗を得ることが可能となり、プレキャストコンクリート床版1と接続部2との高い密着性を確保することが可能となる。
特にUFCによって楔型突出部121、221が形成される場合は、上記した付着抵抗及びせん断抵抗をさらに向上させることができる。例えば、図2(b)には、楔型の接続構造と、平面的な接続構造における短繊維の配置態様が模式的に示されている。図示されるように、UFCを型枠内に打設すると、UFC中の短繊維が、壁面効果によって型枠面に対して平行方向を向きやすくなる。したがって、図示された平面的な接続構造から判るように、端面の目粗しを行っても、後に打設される打継ぎコンクリート3との間で架橋する短繊維が少なく、またその長さも短くなってしまう。
一方、図示された楔型の接続構造から判るように、打ち継ぎ面となる端部に楔型突出部121、221を設けたことにより、UFC中の短繊維が接続軸方向に向きやすくなる。したがって、端部の目粗しを行うことによって、後に打設される打継ぎコンクリート3との間で架橋する短繊維が多くなり、またその長さも長めに確保することが可能となる。このような効果によって、間詰め硬化材3との付着抵抗及びせん断抵抗をさらに向上させて、ひび割れの抑制や、打ち継ぎ目における目開きの抑制、さらに接続部2の剛性を高めることができる。
続いて、図2(c)には、UFCにより形成された楔型突出部121、221を例に、その寸法・形状についての検討内容が示されている。式(1)には、UFCの引張強度の特性値8.8N/mmから求められる楔型突出部121、221の根元に作用する引張力の最大値が示され、式(2)には、実験によって得たUFCの打継ぎ部のせん断強度平均値5.3N/mmから求められる楔型突出部121、221がせん断で抵抗する力が示されている。そして(3)、(4)式の関係から、図2(a)に示される楔型突出部121、221の高さ(図示h)と幅(図示b)を同程度の寸法とすることで、打継ぎのない一体構成部分と同等の引張強度を得ることができることを示している。
[静的曲げ試験結果]
本発明の接続構造を提案するにあたり、各種試験体を作成し、以下に示す3パターンの静的曲げ試験による比較試験を行って、楔型突出部121、221による効果を検証している。
(試験その1)では、プレキャストコンクリート床版1の床版本体10自体をUFCにより構築し、厚さ100mm、幅150mm、長さ1000mmの試験体を作製して各種接続構造における比較試験を行っている。
また、(試験その2)及び(試験その3)では、プレキャストコンクリート床版1の床版本体10を普通コンクリートで構築し、その上面に厚さ20mmのUFC防水層20を構築している。そして、厚さ170mm、幅150mm、長さ1000mmの試験体によって各種接続構造における比較試験を行っている。
(試験その1)
図3には、基準試験体(No,1)として接続部2の無い、UFCによって一体に形成された試験体が示されており、厚さ100mm、幅150mm、長さ1000mmの試験体の側面図と上面図が示されている。また、いずれの試験体も共通であるが、載荷には万能試験機を使用し、図示されるように支点間距離800mm、載荷点間距離150mmの4点曲げ載荷としている。載荷は単調載荷とし、破壊とみられる兆候、又は、たわみ30mmまで載荷するものとした。
図4には、互い対向して離間する床版本体10の端部11に、凸型せん断キー13が形成された接続部2を有する試験体(No,2)が示されている。そして、接続部2にはUFCから成る打継ぎコンクリート3が打設されている。また、試験体No,2〜5に共通して、床版本体10に上下2段の継手鉄筋が図示されるように突出して設けられており、一方の床版本体10には異形鉄筋D10が、他方の床版本体10には異形鉄筋D6が配筋されている。
図5には、互い対向して離間する床版本体10の端部11に、上面視で楔型形状を有する楔型端部12が形成され、当該楔型端部12に、略三角形状の連続する楔型突出部121が形成されて接続された試験体(No,3)が示されている。これは図1(b)の斜視図に示されるような接続構造を有する試験体となる。接続部2にはUFCから成る打継ぎコンクリート3が打設されている。また、床版本体10には打継ぎ部分の目開きを抑制するための上下2段の継手鉄筋が端部11から35mmほど突出して設けられており、一方の床版本体10には異形鉄筋D10が、他方の床版本体10には異形鉄筋D6が配筋されている。
図6には、図5に示された試験体(No,3)と少々異なり、互いに対向して離間する床版本体10の楔型突出部121が互い違いに配置された試験体(No,4)が示されている。
図7に示される試験体(No,5)は、図4に示された凸型せん断キー13が形成された接続部2を有する試験体(No,2)と、図5に示された楔型突出部121が形成された接続部2を有する試験体(No,3)との複合型の接続部2を有し、図1(c)の斜視図に示されるような接続構造を有する試験体である。
図8には、図3〜7に示された試験体(No,1〜5)の載荷試験の結果が示されている。図8(a)には、荷重(kN)とたわみ量(mm)の関係が示され、図8(b)には、図8(a)に示したグラフの一部(たわみ量0〜0.6mmまで。)を拡大したグラフが示されている。荷重とたわみ量の関係から、特に、楔型突出部121が形成された楔型端部12によって接続された試験体(No,3〜5)は、接続部2のない基準試験体(No,1)とほぼ同等の剛性を有していることが判る。
また、図8(c)には、目視確認による各試験体のひび割れ発生荷重(kN)が示されているが、この結果からも、楔型突出部121が形成された楔型端部12によって接続された試験体(No,3〜5)は、接続部2の無い基準試験体(No,1)とほぼ同等の剛性を有していることが判る。
(試験その2)
図9〜12には、プレキャストコンクリート床版1の床版本体10を普通コンクリートにより構築し、その上面に厚さ20mmのUFCによるUFC防水層20を構築した各試験体(No,1〜4)の側面図及び上面図が記載されている。試験体の寸法は、厚さ170mm(UFC防水層20の厚さ20mmを含む。)、幅150mm、長さ1000mmである。また、各試験体ともに、互いに対向する床版本体10の端面11には凸型せん断キー13が形成されている。なお、各試験体の内部には共通して鉄筋が配筋されているが、本発明では接続部2の継手構造による効果を明らかにする趣旨から、配筋態様についての説明は省略する。
図9には、互いに対向して離間するUFC防水層20の防水層端部21に、打継ぎ部分の目開きを抑制するための異形鉄筋D6が図示されるように設置された試験体(No,1)が示されている。接続部2にはUFCから成る打継ぎコンクリート3が打設されている。
図10には、互いに対向して離間するUFC防水層20の防水層端部21に、楔型端部22が形成され、当該楔型端部22に連続する楔型突出部221が形成された試験体(No,2)が示されている。本試験体の楔型突出部221は、幅20mm、突出長さ40mmの略三角形状を有し、先端部には10mmの平坦部が形成されている。そして、接続部2にはUFCから成る打継ぎコンクリート3が打設されている。
図11には、互いに対向して離間するUFC防水層20の防水層端部21に、凹凸端部23が形成され、当該凹凸端部23に連続する逆台形突出部231が形成された試験体(No,3)が示されている。本試験体の逆台形突出部231は、端部幅45mm、根元幅35mm、突出長さ30mmの逆台形形状を有している。そして、接続部2にはUFCから成る打継ぎコンクリート3が打設されている。
図12には、互いに対向して離間する床版本体10の接続部2の上面に、図示されるようなせん断キーを追加して設けた試験体(No,4)が示されている。また併せて異形鉄筋D10から成る補強筋を設けている。そして、接続部2にはUFCから成る打継ぎコンクリート3が打設されている。
図19(a)には、上記試験体No,1〜4の試験体に対する載荷試験条件が図示され、いずれの試験体も共通であるが、載荷には万能試験機を使用し、支点間距離800mm、載荷点間距離150mmの4点曲げ載荷としている。載荷は単調載荷とし、破壊とみられる兆候、又は、たわみ30mmまで載荷するものとした。また、図19(b)には、試験体材料の特性が示されており、普通コンクリートのほか、UFC防水層20を構成する材料である「UFC(床版部)」の特性と、接続部2に打設されるUFCから成る打継ぎコンクリート3「UFC(接合部)」の特性が示されている。
図13には、図9〜12に示された試験体(No,1〜4)の載荷試験の結果が示されている。図13(a)には、荷重(kN)とたわみ量(mm)の関係が示され、図13(b)には、図13(a)に示したグラフの一部(たわみ量0〜0.5mmまで。)を拡大したグラフが示されている。加えて、図13(c)には、荷重と打継ぎ部の目開き量(mm)との関係が示されている。これらの結果から、他の接続構造に比べて楔型突出部221が形成された試験体(No,2)の剛性が高く、打継ぎ部の目開き量も最も抑えられていることが判る。
(試験その3)
図14〜16には、プレキャストコンクリート床版1の床版本体10を普通コンクリートにより構築し、その上面に厚さ20mmのUFCによるUFC防水層20を構築した各試験体(No,1〜5)の側面図及び上面図が示されている。試験体の寸法は、厚さ170mm(UFC防水層20の厚さ20mmを含む。)、幅150mm、長さ1000mmである。また、接続部2を有する各試験体は、互いに対向して離間する床版本体10の端部11に凸型せん断キー13が形成されている。なお、各試験体の内部には共通して鉄筋が配筋されているが、本発明では接続部2の接続構造による効果を明らかにする趣旨から、配筋態様についての説明は省略する。
図14には、基準試験体(No,1)として接続部2の無い、厚さ170mm(UFC防水層20の厚さ20mmを含む。)、幅150mm、長さ1000mmの試験体の側面図と上面図が示されている。試験体の上面には厚さ20mmのUFC防水層20が形成されている。
図15には、接続部2の打継ぎコンクリート3と、UFCから成るUFC防水層20とを一体にして打設した試験体(No,2)が図示され、互いに対向して離間する床版本体10の端部11には凸型せん断キー13が形成されている。
図16には、互いに対向して離間するUFC防水層20の防水層端部21に、楔型端部22が形成され、当該楔型端部22に連続する楔型突出部221が形成された試験体(No,3)が示されている。本試験体の楔型突出部221は、幅50mm、突出長さ50mmの略三角形状となっている。また、互いに対向して離間する床版本体10の端部11には凸型せん断キー13が形成されている。
図17には、互いに対向するUFC防水層20の防水層端部21に、厚さ30mmの楔型端部22が形成され、当該楔型端部22に連続する楔型突出部221が連続して形成された試験体(No,4)が記載されている。本試験体の楔型突出部221は、幅50mm、突出長さ50mmの略三角形状となっている。
図18には、互いに対向して離間するUFC防水層20の防水層端部21に、楔型端部22が形成され、当該楔型端部22に連続する楔型突出部221が連続して形成された試験体(No,5)が記載されている。本試験体の楔型突出部221は、幅50mm、突出長さ50mmの略三角形状となっているとともに、開き止め鉄筋D6が各楔型突出部221に配置されている。また、互いに対向する床版本体10の端部11には凸型せん断キー13が形成されている。
試験その3は、前述した試験その2と同様、図19(a)に示されるように、上記試験体No,1〜5の試験体に対して万能試験機を使用して、支点間距離800mm、載荷点間距離150mmの4点曲げ載荷としている。載荷は単調載荷とし、破壊とみられる兆候、又は、たわみ30mmまで載荷するものとした。また、図19(b)には、試験体材料に特性が示されており、普通コンクリートのほか、UFC防水層20を構成する材料である「UFC(床版部)」の特性と、接続部2に打設されるUFCから成る打継ぎコンクリート3「UFC(接合部)」の特性が示されている。
図20には、図14〜18に示された試験体(No,1〜5)の載荷試験の結果が示されている。図20(a)には、荷重(kN)とたわみ量(mm)の関係が示され、図20(b)には、図20(a)に示したグラフの一部(たわみ量0〜3mmまで。)を拡大したグラフが示されている。荷重とたわみ量の関係から、楔型突出部221が形成された楔型端部22によって接続された試験体(No,3〜5)は、いずれも基準試験体(No,1)と遜色のない剛性を有している。また、図20(c)に示された、ひび割れ発生荷重や全断面有効で計算した引張縁応力度からも、接続部2に楔型突出部221を形成することによって、接続部のない基準試験体と同等レベルの性能を発揮することが判る。
[コンクリート硬化体の端部の形成方法]
前述したように、本実施形態の各種接続部2におけるコンクリート硬化体の端部の形状は複雑であるので、発泡スチロールによって形成された発泡型枠を好適に使用することができる。当然ながら、鋼製、木製、ゴム製など種々の材料からなる型枠材の使用を否定するものではない。
また、コンクリート硬化体の端部と打継ぎコンクリート3との付着力を確保するために、端部に目粗しを施すが、上記発泡型枠の表面に未硬化層形成シートを貼り付けることが好ましい。このようにすることで、脱型後の端面に未硬化層が形成され、ウォータージェットやブラシを使用することによって、端部の目粗しを素早く行うことが可能となる。なお、必ずしも上記未硬化層形成シートを使用することに限定されるものではなく、硬化遅延シートのほか、硬化遅延剤を塗布することによって、端部の目粗しを行うようにすることも可能である。
UFCから成る床版本体10やUFC防水層20を接続する場合は、端部の目粗しの際に、UFC中の鋼繊維を曲げたり切除したりしないように配慮し、鋼繊維が打継ぎ目を架橋するようにすることが好ましく、これにより打継ぎコンクリート3との一体性を高めることが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について図面にもとづいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものではない。
例えば、前述の打継ぎコンクリート3やUFC防水層20、床版本体10にUFC(超高強度繊維補強コンクリート)を使用した実施例を記載したが、本発明の範囲は使用材料によって限定されるものではない。すなわち、普通コンクリートから成るプレキャストコンクリート床版1の端部に、楔型突出部121、221を形成することにより、打継ぎコンクリート3との高い密着性を確保し、剛性を高めることができる接続構造を提案したものである。
また、本実施形態では、プレキャストコンクリート床版の接続構造を例に実施の態様を説明したが、必ずしも本発明の接続構造は、プレキャストコンクリート床版にのみ有効なものではない。例えば、柱や梁、壁などを含む各種コンクリート硬化体の端部と打継ぎコンクリート3との接続構造に適用することができることは言うまでもない。さらに、プレキャストコンクリートに限定されるものではなく、現場打ちされたコンクリート硬化体を打継ぎコンクリート3によって打ち継ぐ場合も本発明の接続構造によって顕著な効果を得ることが可能である。
また、本発明の楔型突出部は、図1等に示されるような、先端部に鋭角な角部が形成されるものに限らず、例えば、図10に示されるような先端部にフラットな面を有するものも含まれ、本発明の効果を得ることができるものである。加えて、本発明の楔型突出部は接続軸横断方向に連続して形成してもよく、また、所定間隔をあけて複数配置することも可能である。
また、本発明の楔型突出部は、各実施形態で示された寸法値や設置間隔に限定されるものではなく、任意の寸法及び設置個数を設定することが可能である。
また、本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。また、上記実施例に記載された具体的な材質、寸法形状等は本発明の課題を解決する範囲において、変更が可能である。
1 プレキャストコンクリート床版
2 接続部
3 打継ぎコンクリート
10 床版本体
11 端部
12、22 楔型端部
13 凸型せん断キー
20 UFC防水層
21 防水層端部
23 凹凸端部
121、221 楔型突出部
231 逆台形突出部

Claims (8)

  1. 側面視及び上面視において互いに対向して離間するコンクリート硬化体の端部と、該コンクリート硬化体の端部に後打ちされる打継ぎコンクリートとの接続構造であって、
    前記コンクリート硬化体の端部には、接続軸横断方向に上面視で楔型形状の複数の楔型突出部が一体に形成され、
    前記楔型突出部は、上面視で接続軸方向へ突出するとともに次第に先細りする形状を有し、該楔型突出部の接続軸方向の突出長さ寸法は、該楔型突出部の根元部における接続軸横断方向の突出幅寸法以上である
    ことを特徴とする接続構造。
  2. 前記楔型突出部の前記突出長さ寸法と前記突出幅寸法との寸法比は1:1である
    請求項1に記載の接続構造。
  3. さらに、前記コンクリート硬化体の端部には、接続軸方向へ突出する凸型せん断キーが一体に形成され、
    前記楔型突出部は、前記凸型せん断キーの上方に形成される
    請求項1又は2に記載の接続構造。
  4. 前記コンクリート硬化体は、床版本体と、該床版本体の上方に形成されるとともにUFCから成るUFC防水層とから構成され、
    前記楔型突出部は、前記UFC防水層の防水層端部に形成される
    請求項1乃至3のいずれかに記載の接続構造。
  5. 前記打継ぎコンクリートはUFCから成る
    請求項1乃至4のいずれかに記載のコンクリートの接続構造。
  6. 前記コンクリート硬化体はUFCから成る
    請求項1乃至5のいずれかに記載の接続構造。
  7. 前記コンクリート硬化体の少なくとも一部がUFCにより構成される場合は、該コンクリート硬化体の端部から突出する繊維材が、前記打継ぎコンクリートに架橋される
    請求項1乃至6のいずれかに記載の接続構造。
  8. 前記楔型突出部には、接続軸方向へ突出する開き止め鉄筋が設けられている
    請求項1乃至7のいずれかに記載の接続構造。
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