JP2021143486A - 接続構造 - Google Patents
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Abstract
Description
以下に説明する本実施形態のプレキャストコンクリート床版1をコンクリート硬化体の一例として使用した接続構造においては、接続部2に打設される打継ぎコンクリート3として、超高強度繊維補強コンクリート(以下単に「UFC」と称することがある。)を好適な材料として使用している。UFCは鋼繊維等を配合した軽量で高強度かつ高耐久のコンクリート材料である。
本発明の接続構造の一例として、図1にはコンクリート硬化体であるプレキャストコンクリート床版1の接続軸方向(図示Y方向)における、床版本体10の端部11及びUFC防水層20の防水層端部21の斜視図が示されている。
以下に、本発明における特徴的な接続構造について説明する。側面視及び上面視において互いに接続軸方向(図示Y方向)に対向して離間するプレキャストコンクリート床版1の接続部2は、どうしても打継ぎ接合となるために、接続部2のない一体的なプレキャストコンクリート床版1と比較すると剛性が低下してしまう。
本発明の接続構造を提案するにあたり、各種試験体を作成し、以下に示す3パターンの静的曲げ試験による比較試験を行って、楔型突出部121、221による効果を検証している。
図3には、基準試験体(No,1)として接続部2の無い、UFCによって一体に形成された試験体が示されており、厚さ100mm、幅150mm、長さ1000mmの試験体の側面図と上面図が示されている。また、いずれの試験体も共通であるが、載荷には万能試験機を使用し、図示されるように支点間距離800mm、載荷点間距離150mmの4点曲げ載荷としている。載荷は単調載荷とし、破壊とみられる兆候、又は、たわみ30mmまで載荷するものとした。
図9〜12には、プレキャストコンクリート床版1の床版本体10を普通コンクリートにより構築し、その上面に厚さ20mmのUFCによるUFC防水層20を構築した各試験体(No,1〜4)の側面図及び上面図が記載されている。試験体の寸法は、厚さ170mm(UFC防水層20の厚さ20mmを含む。)、幅150mm、長さ1000mmである。また、各試験体ともに、互いに対向する床版本体10の端面11には凸型せん断キー13が形成されている。なお、各試験体の内部には共通して鉄筋が配筋されているが、本発明では接続部2の継手構造による効果を明らかにする趣旨から、配筋態様についての説明は省略する。
図14〜16には、プレキャストコンクリート床版1の床版本体10を普通コンクリートにより構築し、その上面に厚さ20mmのUFCによるUFC防水層20を構築した各試験体(No,1〜5)の側面図及び上面図が示されている。試験体の寸法は、厚さ170mm(UFC防水層20の厚さ20mmを含む。)、幅150mm、長さ1000mmである。また、接続部2を有する各試験体は、互いに対向して離間する床版本体10の端部11に凸型せん断キー13が形成されている。なお、各試験体の内部には共通して鉄筋が配筋されているが、本発明では接続部2の接続構造による効果を明らかにする趣旨から、配筋態様についての説明は省略する。
前述したように、本実施形態の各種接続部2におけるコンクリート硬化体の端部の形状は複雑であるので、発泡スチロールによって形成された発泡型枠を好適に使用することができる。当然ながら、鋼製、木製、ゴム製など種々の材料からなる型枠材の使用を否定するものではない。
2 接続部
3 打継ぎコンクリート
10 床版本体
11 端部
12、22 楔型端部
13 凸型せん断キー
20 UFC防水層
21 防水層端部
23 凹凸端部
121、221 楔型突出部
231 逆台形突出部
Claims (8)
- 側面視及び上面視において互いに対向して離間するコンクリート硬化体の端部と、該コンクリート硬化体の端部に後打ちされる打継ぎコンクリートとの接続構造であって、
前記コンクリート硬化体の端部には、接続軸横断方向に上面視で楔型形状の複数の楔型突出部が一体に形成され、
前記楔型突出部は、上面視で接続軸方向へ突出するとともに次第に先細りする形状を有し、該楔型突出部の接続軸方向の突出長さ寸法は、該楔型突出部の根元部における接続軸横断方向の突出幅寸法以上である
ことを特徴とする接続構造。 - 前記楔型突出部の前記突出長さ寸法と前記突出幅寸法との寸法比は1:1である
請求項1に記載の接続構造。 - さらに、前記コンクリート硬化体の端部には、接続軸方向へ突出する凸型せん断キーが一体に形成され、
前記楔型突出部は、前記凸型せん断キーの上方に形成される
請求項1又は2に記載の接続構造。 - 前記コンクリート硬化体は、床版本体と、該床版本体の上方に形成されるとともにUFCから成るUFC防水層とから構成され、
前記楔型突出部は、前記UFC防水層の防水層端部に形成される
請求項1乃至3のいずれかに記載の接続構造。 - 前記打継ぎコンクリートはUFCから成る
請求項1乃至4のいずれかに記載のコンクリートの接続構造。 - 前記コンクリート硬化体はUFCから成る
請求項1乃至5のいずれかに記載の接続構造。 - 前記コンクリート硬化体の少なくとも一部がUFCにより構成される場合は、該コンクリート硬化体の端部から突出する繊維材が、前記打継ぎコンクリートに架橋される
請求項1乃至6のいずれかに記載の接続構造。 - 前記楔型突出部には、接続軸方向へ突出する開き止め鉄筋が設けられている
請求項1乃至7のいずれかに記載の接続構造。
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