JP7477081B2 - 橋梁構造 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の床版が橋梁の橋軸方向に配設されてなる橋梁構造に関する。
従来、例えば特許文献1に示すように、プレキャスト床版のパネル間継手部に太径のループ鉄筋を配筋できるようにして、ひび割れ幅制御設計の適用領域を拡大し、これにより道路橋などの床版施工と床版が損傷した際の補修を容易に行なえるようにしたプレキャスト床版のパネル間継手が知られている。
このプレキャスト床版のパネル間継手は、互いに接合されるプレキャスト床版の接合端部同士を突き合わせることにより形成された継手空間に、プレキャスト床版に配筋された上端配力筋と下端配力筋の端部を延長することにより、継手空間内で円弧状に形成された複数のループ鉄筋を配筋している。そして、このループ鉄筋内に複数のループ内補強筋を橋軸直角方向に配筋して結合した後、前記継手空間内に間詰めコンクリートを打設することにより、プレキャスト床版の接合端部に下方に突出するハンチを設け、下端配力筋の端部をハンチ内で曲げ下げることで、曲げ下げ量に対応する分、ループ鉄筋の曲げ半径を大きく形成するように構成されている。
また、例えば特許文献2に示すように、プレキャスト床版から容易に構成でき、プレキャスト床版の厚さの増加を抑えつつ疲労耐久性を向上させたプレキャスト床版システムを提供するようにしたプレキャスト床版システムが知られている。
このプレキャスト床版システムは、板状に形成され、厚さ方向に交差する方向に並べて配置された一対のプレキャスト床版と、一対のプレキャスト床版の間に設けられるとともに一対のプレキャスト床版に付着され、一対のプレキャスト床版の間で曲げモーメントを伝達することで一対のプレキャスト床版を一体化する接続部とを備え、接続部の弾性率は、一対のプレキャスト床版の弾性率よりも小さく、接続部の引張強度は、一対のプレキャスト床版の引張強度以上であり、前記接続部が一対のプレキャスト床版に付着する付着強度は、一対のプレキャスト床版の引張強度以上に設定されたものである。
特許5203277号公報 特許5879452号公報
特許文献1に開示されたプレキャスト床版のパネル間継手では、プレキャスト床版のパネル間継手部にこれまでより太い径のループ鉄筋を配筋することができ、これによりひび割れ幅制御設計の適用領域を拡大でき、道路橋などの床版施工と床版が損傷した際の補修を、ある程度容易化することが可能である。
しかしながら、前記継手空間内に橋軸直角方向に交互に所定間隔おきに配筋されたループ鉄筋内に、複数のループ内補強鉄筋を橋軸直角方向に配筋して結合した後、前記継手空間内に間詰コンクリートを打設するという煩雑な作業が必要であった。このため、床版の施工作業等を、より容易化することが望まれていた。
一方、特許文献2に開示されたプレキャスト床版システムによれば、接続部の弾性率と、接続部の引張強度と、プレキャスト床版に対する接続部の付着強度とを上述のように設定したため、プレキャスト床版により橋梁構造等を容易に構成できるとともに、プレキャスト床版の厚さの増加を抑えつつ疲労耐久性を向上できるという利点がある。
この反面、相隣接するプレキャスト床版の間に形成された間隙内に充填された充填材からなる接続部の弾性率と、接続部の引張強度と、プレキャスト床版に対する接続部の付着強度とを上述のような値に設定する必要があるため、使用可能な材料が著しく限定されるという問題がある。また、相隣接するプレキャスト床版の間に形成された間隙の側方及び下方を覆うように、型枠を取付けた状態で注入用ノズルから型枠内に充填材を注入した後、この充填材が固化した時点で、プレキャスト床版から型枠を取外す必要があり、前記接続部の設置作業が煩雑であるという欠点があった。
本発明の目的は、前述の状況に鑑み、橋梁に床版を設置する作業と、この床版を補修する作業とを容易に行うことができる橋梁構造を提供することである。
本発明に係る橋梁構造は、繊維補強コンクリート材を含有する複数の床版が橋梁の橋軸方向に配設されてなる橋梁構造であって、相隣接する前記床版の接合部の上部には、相対向する床版の壁面が互いに離間した間隙部が形成され、前記接合部の下部には、相対向する床版の壁面が互いに当接した当接部が形成され、前記間隙部内には、充填材が充填されており、前記接合部には、前記相対向する床版の一方からなる第一床版の上方部から、前記相対向する床版の他方からなる第二床版に向けて突出する第一突部と、前記第二床版の下方部から前記第一床版に向けて突出する第二突部とが設けられ、前記第一突部の先端面と前記第二床版の壁面との間に、前記間隙部が形成され、前記第一突部の下面と、これに当接する第二突部の上面とにより前記当接部が形成されるとともに、前記第二突部の先端面と、これに当接する前記第一床版の壁面とにより前記当接部が形成されたものである。
この構成によれば、プレキャスト床版よりも軽量な繊維補強コンクリート材を含有する床版を、施工現場に搬入して桁材上に設置する作業や、傷んだ床版を交換する作業等を容易に行うことができる。そして、相隣接する床版の接合部の上部に形成された間隙部内に、充填材を充填する際には、その下方に位置する当接部より充填材の漏れを防止できるため、下方に型枠を設けることなく、前記充填材を適正に充填することが可能である。したがって、充填材の充填作業を容易に行うことができるとともに、充填材の使用量を低減することができるという利点がある。しかも、接合部の下部には、相対向する床版の壁面が互いに当接した当接部が形成されているため、この当接部で床版の移動を規制することにより、橋梁の桁材上に載置された床版の設置状態を安定して保持できるという利点がある。
また、この構成によれば、床版の板厚方向中間部位置する当接部と、その下方部に位置する当接部とにより、床版の水平方向および垂直方向の二方向に連続して延びる当接部が構成されるため、充填材を間隙部内に充填する際に、充填材の漏れを前記当接部の両方により、効果的に防止することができる。しかも、第一突部の下面と、これに当接する第二突部の上面とからなる当接部により、床版の上下移動を規制できるとともに、第二突部の先端面と、これに当接する第一床版の壁面とからなる当接部により、床版が橋軸方向に移動するのを規制できるという利点がある。
また、前記当接部に、止水用シール材が配設されていることが好ましい。
この構成によれば、床版の下方への透水を止水用シール材により効果的に防止することができるため、床版の下方に流出した水分により、I形鋼等からなる桁材等が腐食するのを、より効果的に防止することができる。
また、前記充填材は、合成樹脂材と細骨材とからなる樹脂モルタルであることが好ましい。
この構成によれば、セメントモルタルに比べて作業性の良い樹脂モルタルからなる充填材を間隙部内に充填して固化させる作業を容易に行うことができる。しかも、前記樹脂モルタルは、優れた接合力、防水性、耐薬品性、耐磨耗性等を有しているため、床版の接合部を効果的に保護することができる。
また、前記床版の橋軸方向と直交する方向の両端部には、橋梁の桁材に一定の間隔で植設されたジベルに外嵌される透孔が形成され、前記透孔内には、グラウト材が充填されていることが好ましい。
この構成によれば、床版の橋軸直角方向の両端部を、橋梁の桁材に安定して保持させることができる。
また、前記第二突部には、その上面から上方に突出するズレ止め筋が設けられ、前記第一突部には、前記ズレ止め筋が挿入される挿入部が形成された構成としてもよい。
この構成によれば、相隣接する床版を前記ズレ止め筋により強固に接合して、各床版の移動を効果的に規制することができるため、床版を、より安定して保持させることができるという利点がある。
また、前記第二床版内には、その橋軸方向に延びる縦補強筋が設けられ、前記縦補強筋には、前記第二突部の上方に突出する突出部が設けられ、前記第一突部には、前記突出部が嵌められる嵌合部が形成された構成としてもよい。
この構成によれば、突出部を嵌合部に嵌めることにより、第一,第二床版を強固に接合することができるため、各床版が橋軸方向または橋軸直角方向に移動するのを効果的に規制して、第一,第二床版の接合部が損傷するのを防止することができる。
本発明に係る橋梁構造によれば、橋梁に床版を設置する作業と、この床版を補修する作業とを容易に行うことができるという効果を奏する。
本発明に係る橋梁構造の第一実施形態を示す平面図である。 図1のII‐II線断面図である。 図1のIII‐III線断面図である。 本発明に係る橋梁構造の第二実施形態を示す断面図である。 本発明に係る橋梁構造の第三実施形態を示す平面図である。 図5のVI‐VI線断面図である。 本発明に係る橋梁構造の第四実施形態を示す断面図である。 本発明に係る橋梁構造の第五実施形態を示す平面図である。 図8のIX‐IX線断面図である。 図9のX‐X線断面図である。 図8のXI‐XI線断面図である。 図8のXII‐XII線断面図である。 本発明に係る橋梁構造の第六実施形態を示す断面図である。 図13のXIV‐XVI線断面図である。 第六実施形態に係る床版の接合状態を示す平面図である。 図15のXVI‐XVI線断面図である。
以下、本発明に係る橋梁構造の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第一実施形態)
図1~図3は、本発明に係る橋梁構造1の第一実施形態を示している。この橋梁構造1は、例えば、橋脚10上に載置されて橋梁の橋軸方向Xに延びるように設置されたI型鋼等からなる桁材2(図3参照)と、この桁材2上において橋軸方向Xに配列された複数の床版3,4とを有している。
床版3,4は、例えば、セメント、水、補強繊維を混練した混練物を成形型内に充填して、養生固化することで得られる繊維補強コンクリート材からなっている。前記セメントの材質は、特に限定されず、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、超早強ポルトランドセメント等、各種セメントを使用できる。これらのなかでも、生産性、強度等の点から早強ポルトランドセメントを使用することが好ましい。セメントに対する水の配合割合が多すぎると床版3,4の強度が低下する傾向にあり、逆に水の配合割合が少なすぎると成形時にセメント混練物の流動性が低下して成形性を阻害する傾向にある。このため、セメントと水との配合割合は、セメント100重量部に対して水が20~100重量部、さらには20~50重量部の範囲内であることが好ましい。
前記補強繊維としては、ポリビニルアルコール繊維(ビニロン繊維)、ポリプロピレン繊維やポリエチレン繊維等のポリオレフィン系繊維、アラミド繊維、炭素繊維、鋼繊維、ガラス繊維等が挙げられる。補強繊維の繊維長は特に限定されないが、4~35mmの範囲が好ましい。補強繊維の繊維長が4mm未満では補強効果が不足する傾向がみられる。補強繊維の繊維長が長い方が補強効果の点では有利であるが、その一方で、繊維長が長くなるほど分散性が低下し、成形体内で補強繊維が偏在して、かえって床版3,4の強度を低下させる場合もある。また、補強繊維の太さにも特に限定はないが、通常、10μm~100μmのものが用いられる。
前記繊維補強コンクリート材は、セメント混練時にビニロン等の補強繊維を均一に分散させるだけで、この補強繊維の絡み合いによる補強効果が得られる。したがって、従来、床版を補強するために設けられていた網状補強材等を省略することも可能であり、これにより床版3,4を効果的に軽量化することができる。
補強繊維の配合量は、セメント100重量部に対して0.5~5重量部とすることが好ましい。補強繊維の配合量が少ないと、補強効果も低く、床版強度も低くなる。補強繊維の配合量が多いほど床版補強効果においては有利である。しかし、補強繊維の配合量が過剰であるとセメント混練物中での分散性が悪くなり、補強繊維が偏在して、床版3,4の強度が不均一になり、かえって床版3,4の強度を低下させるおそれがある。このような観点から、補強繊維の配合量の好ましい範囲は、セメント100重量部に対して0.5~3重量部である。
床版3,4を構成する繊維補強コンクリート材は、その軽量化を目的として、多孔質であってもよい。なお、「多孔質」であるとは、例えば、発泡剤や起泡剤等を用いて床版3,4の内部に独立気泡および連続気泡等の気泡を含ませることを意味する。また、床版3,4を構成する繊維補強コンクリート材は、その軽量化を目的として、樹脂発泡体をさらに含んでいてもよい。
また、床版3,4の橋軸方向Xの端部には、相隣接する床版3,4を互いに接合する接合部5がそれぞれ設けられている(図2参照)。この接合部5の上部には、相対向する床版3,4の壁面が互いに離間した間隙部6が形成されるとともに、この間隙部6内には、充填材7が充填されている。また、前記接合部5の下部には、相対向する床版3,4の壁面が互いに当接した当接部8が設けられている。
前記充填材7としては、高強度の接合力と優れた防水性とを備えた樹脂モルタル、例えばエポキシ樹脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂またはポリエレア樹脂等からなる合成樹脂と、砂等の細骨材とが混合された樹脂モルタルが好適に使用される。
床版3,4の接合部5には、図2に示すように、相隣接する床版3,4の一方からなる第一床版3の上方部から、相隣接する床版3,4の他方からなる第二床版4に向けて突出する第一突部31が設けられている。また、接合部5には、第二床版4の下方部から、第一床版3に向けて突出する第二突部42が設けられている。そして、第一突部31の突出量3Lが、第二突部42の突出量4Lよりも短く設定されている。これにより、第一突部31の先端面と第二床版4の上部壁面との間に、所定幅S、具体的には4L-3Lの幅寸法を有する間隙部6が形成されている。この間隙部6の幅寸法Sは、特に限定されないが、例えば20mm程度に設定されている。
前記間隙部6の深さHと、床版3,4の板厚Tとの比率H/Tは、例えば1/2に設定されている。すなわち、床版3,4の板厚Tが、240mmである場合、間隙部6の深さHは、120mm程度に設定されている。
また、接合部5には、第一突部31の下面と、第二突部42の上面とが互いに密着した当接部81が、第一,第二床版3,4の板厚方向中間部に形成されている。さらに、第一,第二床版3,4の板厚方向中間部よりも下方側には、第二突部42の先端面と、第一床版3の壁面とが互いに密着した当接部82が形成されている。これらの当接部81,82により間隙部6の下方側に位置する当接部、つまり相対向する床版3,4の下部に位置する壁面が互いに当接した当接部8が形成されている。
当第一実施形態では、間隙部6内に浸入した水分が床版3,4の下方に漏出するのを防止するための止水用シール材9が、第一突部31の下面と第二突部42の上面とからなる当接部81に配設されている。止水用シール材9としては、例えばシリコン系、ゴム系、酢酸ビニール系、エポキシ系、変性シリコン系、ウレタン系のコーキング材、またはゴム板、ゴム丸紐、未加硫ブチルゴム、軟質塩ビ板等が使用可能である。なお、第二突部42の先端面と第一床版3の壁面とからなる当接部82に、止水用シール材を配設してもよい。
床版3,4の左右両端部、つまり橋梁の橋軸方向Xと直交する橋軸直角方向Yの両端部には、桁材2の上面に一定の間隔で立設されたジベル21に外嵌される透孔11が形成され、この透孔11内にグラウト材12が充填されるように構成されている(図3参照)。また、桁材2上に載置されて固定された複数の床版3,4上には、図略のアスファルト舗装層が必要に応じて敷設される。
本発明の橋梁構造1を製造するには、まず床版成形用の型枠内に繊維補強コンクリート材を注入する。そして、従来既知の方法に従って、例えば、焼成、加熱、養生、乾燥させて固化させることにより、床版3,4を製造する。なお、養生は、通常の養生でもよいし、蒸気養生でもよいし、両者を組み合わせてもよい。また、養生は床版成形用の型枠内で完了させるのではなく、この型枠内で蒸気養生し、ある程度固化した段階、通常は数時間後に、型枠から取り出して、さらに養生するようにしてもよい。これにより、床版成形用の型枠における成形サイクルが短くなるため、生産性を向上させることが可能となる。
次いで、床版3,4を橋梁構造1の施工現場に搬送し、起重機等により床版3,4を吊り上げて桁材2上に載置して橋軸方向Xに配列する。そして、第一突部31の下面と、第二突部42の上面との間に止水用シール材9を配設するとともに、相隣接する床版3,4の接合部5の上部に形成された間隙部6内に、上述のように、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂またはポリエレア樹脂等からなる合成樹脂と、砂等の細骨材とが混合された樹脂モルタル製の充填材7を充填して固化させる。また、図3に示すように、桁材2の上面に立設されたジベル21に床版3,4の透孔11を外嵌した後、この透孔11内にグラウト材12を充填して隙間を埋めるようにする。このようにして、複数枚の床版3,4を桁材2上に配列して固定した後、床版3,4上にアスファルト舗装層を必要に応じて敷設することにより、橋梁を構築する。なお、上述の樹脂モルタルに代えて、繊維強化コンクリート材なる充填材7を使用してもよい。
上述のように本発明に係る橋梁構造1は、繊維補強コンクリート材を含有する床版3,4が、橋梁の橋軸方向Xに配列された構成としたため、床版3,4の設置作業や、点検作業および交換作業等を容易に行うことができる。すなわち、床版3,4は、通常の鉄筋コンクリート材からなるプレキャスト床版よりも軽量な繊維補強コンクリート材を主体に構成されているため、工場等で予め製造された床版3,4を、施工現場に搬入して桁材2上に設置する作業や、傷んだ床版3,4を交換する作業等を容易に行うことができる。
相隣接する床版3,4の接合部5の上部には、充填材7が充填される間隙部6が形成されるとともに、前記接合部5の下部には、相対向する床版3,4の壁面が互いに当接した当接部8(81,82)が形成されているため、この当接部8により、床版3,4が移動するのを規制することができる。したがって、桁材2上に載置された床版3,4の設置状態を安定して保持できるという利点がある。
そして、前記充填材7を間隙部6内に充填する際には、その下方に位置する当接部8より充填材7の漏れを防止できるので、特許文献1のように床版の下方に型枠を設けることなく、充填材7を適正に充填することが可能である。このため、充填材7の充填作業を容易に行うことができるとともに、充填材7の使用量を低減することができるという利点がある。
上述の第一実施形態では、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂またはポリエレア樹脂等からなる合成樹脂と、砂等の細骨材とからなる樹脂モルタルにより充填材7を使用している。この樹脂モルタルは、セメントモルタルに比べて作業性が良いので、間隙部6内に充填材7を充填して固化させる作業を容易に行うことができる。しかも、前記樹脂モルタルは、一般的に優れた接合力、防水性、耐薬品性、耐磨耗性等を有しているため、床版3,4の接合部5を効果的に保護することができる。また、優れた防水性を有する樹脂モルタルからなる充填材7を使用した場合には、床版3,4の下方に水分が流出するのを防止することができる。これにより、I形鋼等からなる桁材2上に水分が流出するの防止して、桁材2等が腐食するのを抑制できるという利点がある。
第一実施形態では、図2に示すように、止水用シール材9を前記当接部81に配設しているため、この止水用シール材9により、床版3,4の下方への透水を効果的に防止することができる。したがって、床版3,4の下方に流出した水分により、I形鋼等からなる桁材2等が腐食するのを、より効果的に防止することができる。なお、止水用シール材9を前記当接部82に配設した構成としてもよい。
また、上述の第一実施形態では、第一床版3の上方部から、第二床版4に向けて突出する第一突部31と、第二床版4の下方部から第一床版3に向けて突出する第二突部42とを、接合部5に設けている。そして、第一突部31の先端面と第二床版4の壁面との間に、充填材7が充填される間隙部6を形成し、かつ第一突部31の下面と、第二突部42の上面とからなる当接部81を形成するとともに、第二突部42の先端面と、第一床版3の壁面とからなる当接部82を形成している。
この構成では、床版3,4の板厚方向の中間部位置する当接部81と、その下方部に位置する当接部82とにより、床版3,4の水平方向および垂直方向の二方向に連続して延びる当接部8が構成されている。このため、充填材7を間隙部6内に充填する際に、充填材7の漏れを前記当接部81,82の両方により、確実に防止することができる。しかも、第一突部31の下面と、これに当接する第二突部42の上面とからなる当接部81により、床版3,4の上下移動を規制できるとともに、第二突部42の先端面と、これに当接する第一床版3の壁面とからなる当接部82により、床版3,4が橋軸方向Xに移動するのを規制できるという利点がある。
また、図1および図3に示すように、桁材2に一定の間隔で植設されたジベル21に外嵌される透孔11を、床版3,4の橋軸直角方向Yの両端部に形成するとともに、前記透孔11内にグラウト材12を充填して固化させるように構成した場合には、床版3,4を桁材2上に安定して保持させることができる。
なお、グラウト材12としては、前記樹脂モルタルまたは通常のモルタル材や、弾性ゴム等が使用可能である。この弾性ゴム材からなるグラウト材12を使用した場合には、車両の走行時に、この車両から床版3,4に入力される振動等を効果的に吸収することができるという利点がある。
(第二実施形態)
図4は、本発明の第二実施形態に係る橋梁構造1aを示している。この第二実施形態に係る橋梁構造1aでは、第二床版4の第二突部42に、その上面から上方に突出するズレ止め筋43が設けられるとともに、第一床版3の第一突部31に、ズレ止め筋43が挿入される挿入部32が形成されている。この第二実施形態に係る橋梁構造1aでは、床版3,4を強固に接合して、各床版3,4の移動を効果的に規制することができるため、床版3,4を、より安定して保持させることができる。
(第三実施形態)
図5及び図6は、本発明の第三実施形態に係る橋梁構造1bを示している。この第三実施形態に係る橋梁構造1bでは、複数列の床版3,4が、橋軸直角方向Y、つまり橋梁の幅方向に配列されている点で、図3に示す第一実施形態に係る橋梁構造1と相違している。そして、各床版3,4の側端部には、橋軸直角方向Yに相隣接する床版3,4と床版3,4とを互いに連結する連結部40が設けられている。
連結部40の上部には、図6に示すように、相対向する床版3,4の壁面が互いに離間した間隙部41が形成されるとともに、連結部40の下部には、相対向する床版3,4の壁面が互いに当接した当接部50が形成され、前記間隙部41内には、樹脂モルタル等からなる充填材44が充填されている。また、各床版3,4の側端部下方、つまり前記間隙部41の下方部分には、桁材2の一定の間隔で立設されたジベル22に外嵌される透孔14が形成され、この透孔14内にも充填材44が充填されるように構成されている。
上述のように、複数列の床版3,4を橋軸直角方向Yに配列した場合には、この橋軸直角方向Yにおける床版3,4の幅寸法を小さく設定して、床版3,4を、より軽量化することができるため、床版3,4の設置作業や、点検作業および交換作業等を、さらに容易に行うことができる。そして、橋梁の幅方向寸法に対応させて、床版3,4の配列個数を任意に増減できるという利点がある。
また、前記充填材44を間隙部41内に充填する際には、その下方に位置する当接部50により充填材44の漏れを防止できるため、充填材44の使用量を低減することができるという利点がある。しかも、連結部40の上部に位置する間隙部41内に充填された充填材44により、床版3,4の下方への透水を防止することができる。このため、床版3,4の下方に流出した水分により、I形鋼等からなる桁材2が腐食するのを防止できるという利点がある。
さらに、各床版3,4の側端部下方に形成された透孔14をジベル22に外嵌した状態で、この透孔14内に充填材44を充填するように構成したため、床版3,4が橋軸方向Xおよび橋軸直角方向Yに移動するのを効果的に規制して、床版3,4を桁材2上に安定して保持させることができる。
(第四実施形態)
図7は、本発明の第四実施形態に係る橋梁構造1cを示している。この第四実施形態に係る橋梁構造1cでは、橋軸方向Xに相隣接して配設された床版3,4の接合部5に、矩形の断面形状を有する間隙部60が形成されるとともに、間隙部60の下方に、床版3,4の板厚方向に延びる当接部80が形成され、前記間隙部60内に充填材7が充填されている。当第四実施形態に係る橋梁構造1cは、床版3,4の下部壁面が互いに当接してなる当接部80が、間隙部60の下方に形成されたものであり、図2に示す第一,第二突部31,42が設けられていない点で、前記第一実施形態と異なっている。
上述の第四実施形態に係る橋梁構造1cにおいても、間隙部60内に充填材7を充填する際に、その下方に位置する当接部80より充填材7の漏れを防止できるとともに、床版3,4が橋軸方向Xに移動するのを当接部80より規制できるという利点がある。なお、前記間隙部60の断面形状は、矩形に限られず、例えば上窄まりもしくは下窄まりの台形、または楕円形等に形成してもよい。
(第五実施形態)
図8~図12は、本発明の第五実施形態に係る橋梁構造1dを示している。この橋梁構造1dの床版3,4は、図9および図10に示すように、繊維補強コンクリート材からなるパネル材内に、上部縦補強筋51および下部縦補強筋52が橋軸方向Xに延びるように配設されるとともに、上部横補強筋53および下部横補強筋54が橋軸直角方向Yに延びるように配設されている。
床版3,4内に設けられた上部横補強筋53の側端部には、図10に示すように、下方側に延びる折曲部58が設けられている。この折曲部58の下端部は、下部横補強筋54の側端部に番線により締結され、または溶接される等により結合されるように構成されている。
このように繊維補強コンクリート材からなるパネル材内に、上部縦補強筋51および下部縦補強筋52と、上部横補強筋53および下部横補強筋54とからなる補強筋が配設された床版3,4によれば、補強繊維と補強筋との相乗効果により、補強筋の無い床版に比べて、床版3,4の強度を格段に向上させることができる。しかも、通常の鉄筋コンクリート材からなるプレキャスト床版に比べて、補強筋の本数を約7割程度少なくした場合においても、これと同等の強度が得られるとともに、床版3,4の重量を3割程度減量できるという利点がある。
下部縦補強筋52の端部には、つまり両床版3,4の接合部5に設けられた第二床版4の第二突部42には、その上方に突出する突出部55が設けられている(図9参照)。一方、両床版3,4の接合部5に設けられた第一床版3の第一突部31には、前記突出部55の上部が挿入されることにより嵌められる透孔からなる嵌合部56が形成されている。
なお、接合部5の反対側、つまり図9の左側に位置する第一床版3の端部には、これに隣接する第二床版の第一突部(図示せず)と接合される第二突部42´が設けられるとともに、その上方に突出する突出部55が設けられている。また、接合部5の反対側、つまり図9の右側に位置する第二床版4の端部には、これに隣接する第一床版の第二突部(図示せず)と接合される第一突部31´が設けられるとともに、この第一突部31´には、図外の突出部が嵌められる嵌合部56が形成されている。
そして、図11に示すように、第一突部31の先端面と第二床版4の上部壁面との間に形成された間隙部6内に、樹脂モルタル等からなる充填材7が充填されて固化される。また、図12に示すように、第二突部42の上方に突出する突出部55が、第一突部31の嵌合部56に嵌められるとともに、この嵌合部56内に樹脂モルタル等からなる充填材57が充填されて固化されることにより、第一床版3と第二床版4とが接合されるようになっている。
この第五実施形態に係る橋梁構造1dでは、図12に示すように、突出部55を嵌合部56に嵌めて、この嵌合部56と突出部55との間隙を埋めるように充填材57を充填して固化させることにより、第一,第二床版3,4を強固に接合することができる。したがって、各床版3,4が橋梁の橋軸方向Xまたは橋軸直角方向Yに移動するのを効果的に規制して、第一,第二床版3,4の接合部5が損傷するのを防止することができる。
(第六実施形態)
図13~図16は、本発明の第六実施形態に係る橋梁構造1eを示している。この第六実施形態に係る橋梁構造1eでは、第二突部42の上方に突出する突出部55の上端部に、第二床版4側に導入されるように折り返された折曲部58が、さらに設けられている点で、前記第五実施形態に係る橋梁構造1dと相違している。また、第一床版3の第一突部31には、突出部55および折曲部58が嵌められる凹部からなる嵌合部59が設けられている。この構成によれば、図16に示すように、第二床版4の突出部55および折曲部58を、第一突部31の嵌合部59に嵌めて、この嵌合部59と突出部55および折曲部58との間隙を埋めるように充填材57を充填して固化させることにより、第一,第二床版3,4を強固に接合することができる。
1,1a~1e 橋梁構造
2 桁材
3 第一床版
4 第二床版
5 接合部
6 間隙部
7 充填材
8 当接部
9 止水用シール材
10 橋脚
11 透孔
12 グラウト材
14 透孔
21,22 ジベル
31 第一突部
32 挿入部
40 連結部
41 間隙部
42 第二突部
43 ズレ止め筋
44 充填材
50 当接部
51 上部縦補強筋
52 下部縦補強筋
53 上部横補強筋
54 下部横補強筋
55 突出部
56 嵌合部
57 充填材
58 折曲部
59 嵌合部
60 間隙部
80 当接部
81 当接部
82 当接部



Claims (6)

  1. 繊維補強コンクリート材を含有する複数の床版が橋梁の橋軸方向に配設されてなる橋梁構造であって、
    相隣接する前記床版の接合部の上部には、相対向する床版の壁面が互いに離間した間隙部が形成され、
    前記接合部の下部には、相対向する床版の壁面が互いに当接した当接部が形成され、
    前記間隙部内には、充填材が充填されており、
    前記接合部には、前記相対向する床版の一方からなる第一床版の上方部から、前記相対向する床版の他方からなる第二床版に向けて突出する第一突部と、前記第二床版の下方部から前記第一床版に向けて突出する第二突部とが設けられ、
    前記第一突部の先端面と前記第二床版の壁面との間に、前記間隙部が形成され、
    前記第一突部の下面と、これに当接する第二突部の上面とにより前記当接部が形成されるとともに、前記第二突部の先端面と、これに当接する前記第一床版の壁面とにより前記当接部が形成されている、橋梁構造。
  2. 前記当接部に、止水用シール材が配設されている請求項1記載の橋梁構造。
  3. 前記充填材は、合成樹脂材と細骨材とからなる樹脂モルタルである請求項1又は2に記載の橋梁構造。
  4. 前記床版の橋軸方向と直交する方向の両端部には、橋梁の桁材に一定の間隔で植設されたジベルに外嵌される透孔が形成され、
    前記透孔内には、グラウト材が充填されている請求項1~3のいずれか1項に記載の橋梁構造。
  5. 前記第二突部には、その上面から上方に突出するズレ止め筋が設けられ、
    前記第一突部には、前記ズレ止め筋が挿入される挿入部が形成されている請求項1記載の橋梁構造。
  6. 前記第二床版内には、その橋軸方向に延びる縦補強筋が設けられ、
    前記縦補強筋には、前記第二突部の上方に突出する突出部が設けられ、
    前記第一突部には、前記突出部が嵌められる嵌合部が形成されている請求項1記載の橋梁構造。
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