JPS61199187A - 自動取引処理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）技術分野 この発明は自動預金支払装置（以下、ｒＡＴＭ」と言う
。）等の自動取引処理装置に関し、特には外国貨幣によ
る取引が可能な自動取引処理装置に関する。

（ｂ）発明の概要 本発明に係る自動取引処理装置は、外国貨幣（以下、「
外貨」と言う。）を入金すればその外貨を日本円に換算
して預金し、預金の引き出し時に外貨を指定すれば、そ
の外貨の引き出し額を日本円に換算して預金から引き落
とすことの出来る装置である。

（ｅ）従来技術とその欠点 海外からの旅行者及び日本から海外への旅行者が増加し
ている今日、一般的な銀行等の利用者が外貨を所持する
機会も増加している。この現状に鑑みて銀行の窓口に依
頼しなくても自己の操作で両替を行える外貨自動両替装
置が本出願人によって既に提案されている（特願昭５７
−２２９６１５号）。しかし、この装置は外貨の現金と
日本円の現金とを両替する装置であり、自動取引処理装
置を用いた一般的な自動取引である預金口座からの引き
出しや預金の取引を外貨を使用して行うことは出来なか
った。

（ｄ１発明の目的 この発明は上記現状に鑑み、日本円で開設されている預
金口座からの出金を外貨で行うことが出来、また、この
口座への預金を外貨で行うことが出来る自動取引処理装
置を提供することを目的とする。

ｔｅ１発明の構成と効果 この発明は、日本円の預金口座が設定されているセンタ
に最新の外国為替レートを記憶するレート記憶領域を設
けるとともに、前記センタに回線で接続されている自動
取引処理装置に、その操作パ享ル上に外貨取引ボタンを
設け、更に前記預金口座からの出金取引動作中に前記外
貨取引ボタンが押下げられたとき、又は預金口座への入
金取引動作中に貨幣投入口から外国貨幣が入金されたと
きにそのときの外国貨幣の為替レートをセンタへ照会す
る為替レート照会手段と、照会した為替レートに基づい
て、日本円の預金を所定の外国貨幣で出金し、又は入金
された外国貨幣を前記為替レートに基づいて日本円に換
算して前記日本円の預金口座に預金する外貨換金手段と
、を有することを特徴とする。

以上の構成によって、この発明によれば、以下の効果を
奏することが出来る。

外貨換金手段によって日本円建ての預金口座に外貨の現
金で預金したり、預金口座から外貨の現金で預金を引出
したり出来、外貨の流通が日常化している今日、銀行業
務の効率化を図ることが出来る。また、上記の取引時に
その都度センタに為替レートを照会して換算しているた
め、常に最新のレートで換算することが出来る。

（ｆ）実施例 第２図はこの発明の実施例であるドル紙幣での取引を行
えるＡＴＭの外観図である。

ＡＴＭの接客部の垂直パネル面には、取扱状態を示す取
扱表示器１２通帳′挿入ロ２．カード挿入口３．現金・
レシート受取口４が設けられている。取扱表示器１は取
引の取扱い可能状態のとき取扱中を、取引の取扱ができ
ない状態のとき取扱中止を表示する。通帳挿入口２は通
帳の挿入、放出に用いられる。銀行番号１ロ座番号、暗
証番号等が磁気記録されたカードはカード挿入口３より
挿入、返却される。現金・レシート受取口４は支払取引
の紙幣の放出および明細票の放出に用いられる。

上記接客部の水平パネル面には、操作案内表示用ＣＲＴ
５が設けられている。ＣＲＴ５は利用客の操作を誘導す
る操作誘導文言、操作キーの機能表示、投入金額その他
のガイダンスを表示する。

第３図はＣＲＴ５周辺のキー配置を示している。６，７
は取引種類の指定等の人力に用いる操作キー、８はテン
キーである。テンキー８には、この発明の外貨取引ボタ
ンに対応する「ドル」キー８ａ及び「万」、「千」、「
円」等のキーが含まれ、これらのキーを使用して暗証番
号や請求金額等を入力する。各操作キーが如何なる機能
を有するかは各処理段階でＣＲＴ５に表示される。第２
図において、操作キー６の左横には入金紙幣の挿入口と
挿入紙幣の返却口とで構成された紙幣入出金口９が設け
られている。

第４図は上記ＡＴＭのブロック図である。

このＡＴＭは入出力機器として、支払紙幣を現金・レシ
ート受取口４に放出する紙幣放出機１０、紙幣入出金口
９に挿入された紙幣の真偽を判定するピルチェッカ１１
、各取引処理毎にその取引処理や支払金額、預金金額等
の取引データを銀行の控として伝票に印字して記録する
伝票発行機１２、カード挿入口３に挿入されたカードに
磁気記録されている情報を読み取るカードリーダ１３、
通帳に各取引データを印字する通帳印字機１４、操作キ
ー６．７およびテンキー８を含むキー人力装置１５、Ｃ
ＲＴ５を含む表示装置１６を備えている。なお、上記ビ
ルチェッカ１１はドル紙幣の真偽の判定を行うことも出
来る。

上記の入出力機器を制御する制御系は、１台のマスタＣ
ＰＵ　（Ｍ−ＣＰＵ）１８がパスラインを介して複数台
のスレーブＣＰＵ　（Ｓ−ＣＰＵ）１９〜２３）ｌｒ：
制御ｉ１１するマスタスレーブシステムによって構成さ
れている。Ｍ−ＣＰＵ１８，５−ＣＰＵ１９〜２３には
預金、支払等の各取引処理の実行プログラムを予め記憶
しているＲＯＭ２５〜３０がそれぞれ接続され、また種
々の処理データを一時記憶するＲＡＭ３２〜３７がそれ
ぞれ接続されている。

Ｍ−ＣＰｏｌＢから５−ＣＰＵにコマンドが送られると
、各５−ＣＰＵはＲＯＭ２６〜３０にストアされている
プログラムであって、そのコマンドにより指定された動
作を行うための実行プログラムに従い各入出力機器の制
御を行うとともに、その処理実行中に発生した必要なデ
ータをＭ−ＣＰｏｌＢに送る。為替レートの照会及び預
金、支払等の取引における処理データはＭ−ＣＰＵ１８
から伝送制御装置３９を介して図示しないセンタに伝送
され、またセンタからの情報は伝送制御装置３９を介し
てＭ−ＣＰＵ１８に送られる。

第５図はＲＡＭ３２の記憶エリアを示す構成図である。

エリアＭｌはカード挿入口３から挿入された磁気カード
のデータを記憶するエリアである。エリアＭ２．Ｍ３は
それぞれ入力された暗証番号１引出し希望金額又は入金
金額を記憶するエリアである。エリアＭ４はセンタに照
会した為替レート記憶エリア、エリアＭ５はエリアＭ３
に記憶されている金額をエリアＭ４に記憶されている為
替レートで換算した金額の記憶エリア、エリアＭ６は為
替レート照会の送受信エリア、エリアＭ７は取引処理に
ついてのセンタとの送受信エリア、エリアＭ８は挿入さ
れた預金通帳の磁気ストライプデータの記憶エリアであ
る。

上記の入出力機器を備えるＡ　Ｔ　Ｍ　Ｌ！、磁気カー
ド、預金通帳の入力媒体の挿入によって預金、支払の取
引を受は付ける。またＡＴＭによる取引を顧客自身によ
って行えるように、ＣＲＴ５に取引種別の指定や支払請
求金額等の入力を誘導するメソセージを表示する。尚、
案内メツセージを音声でも出力するようにしてもよい。

第７図はこの発明の実施例である自動取引処理システム
に用いられる取引センタの概略ブロック図である。ＣＰ
Ｕ４０はバスを介してＲＯＭ４１、ＲＡＭ４２．伝送制
御部４３と接続されている。ＲＯＭ４１にはデータの入
出力処理プログラム等が記憶され、ＲＡＭ４２には最新
の為替レート、各預金口座の残高等のデータが記憶され
ている。伝送制御部４３は特定回線を介して各銀行やＡ
ＴＭ等と接続され、データ等の送受を行う。

次に上記ＡＴＭを用いて、預金口座から外貨を引き出す
ときの動作及び外貨を預金口座に入金するときの動作を
第１図（Ａ）、　　（Ｂ）に示すフローチャートを参照
して説明する。

第１図（Ａ）は預金口座から外貨を引き出すときの動作
を示すフローチャートである。ステップｎｌ（以下、ス
テップｎｉを単にｎｉと呼ぶ。）で支払いモードが選択
され、ｎ２で磁気カード又は預金通帳が挿入されたのち
、ｎ３で暗証番号がテンキー８を操作して入力されると
、ＣＲＴ５に第６図（Ａ）に示す表示を行う（ｎ４）。

この表示の指示に従って希望の金額、金種が入力される
と（ｎ５）、ｎ６で希望金種が円であるか、ドルである
かを判断し、円であれば直接ｎｌｏに進む。ドルであれ
ば、ｎ７に進みセンタにたいしてその時点での円の対ド
ル為替レートを照会し、ｎ８でその為替レートを用いて
支払い希望ドル金額を円に換算し、ＣＲＴ５に第６図（
Ｂ）に示す表示を行う（ｎ９）。この表示の指示に従っ
て確認キーが押されるとｎｌＯに進む。ｎｌＯでは支払
い希望の金額（円建て）をその預金口座から支払い可能
か否かをセンタに照会し、出金可能の応答が得られれば
（ｎｉｌ）、出金処理を行って（ｎ１２）、磁気カード
又は預金通帳を排出して（ｎ１３）動作を終える。出金
が不可能であればｎｉｌから直接ｎ１３に進み磁気カー
ド又は預金通帳を排出して動作を終える。

第１図（Ｂ）は円建ての預金口座にドル紙幣を入金する
ときの動作を示すフローチャートである。ｎ２１で預金
モードが選択され、ｎ２２で磁気カード又は預金通帳が
挿入されたのち、ｎ２３で紙幣が紙幣入出金口９に挿入
されると、ｎ２４で入金された金種が円であるか、ドル
であるかを判断し、円であれば直接ｎ２８に進む。ドル
であれば、ｎ２５に進みセンタにたいしてその時点での
円の対ドル為替レートを照会し、ｎ２６でその為替レー
トを用いて入金されたドル金額を円に換算し、ＣＲＴ５
に第常図（Ｃ）に示す表示を行う　（ｎ２７）。この表
示の指示に従って確認キーが押されるとｎ２８に進む。

ｎ２８では入金された金額（円建て）をその預金口座に
入金可能か否かをセンタに照会し、入金可能の応答が得
られれば（ｎ２９）、出金処理を行って（ｎ３０）、磁
気カード又は預金通帳を排出して（ｎ３１）動作を終え
る。出金が不可能であればｎ２９からｎ３２に進み、挿
入された紙幣及び磁気カード又は預金通帳を排出して動
作を終える。

第８図は上記取引センタの制御部の動作を示すフローチ
ャートである。ｎ４０で伝送制御部４３にデータ等の伝
送入力があるまで待機する。伝送入力があると、ｎ４１
でその入力が預金口座に関するデータか否かを判断し、
預金口座に関するデータであれば、ｎ４２に進む。ｎ４
２では預金口座に関するデータが取引データかどうかを
判断し、取引データであればその預金口座にデータの金
額を預金又は支払い処理をして（ｎ４４）ｎ４０に戻る
。ｎ４２で取引データでなければ預金口座の照会である
ため、ｎ４５で預金残高を伝送してｎ４０に戻る。ｎ４
１で預金口座データでないことを判断すれば、為替レー
トに関するデータであるため、ｎ４３に進む。ｎ４３で
は送られてきたデータが為替レートの更新データである
か否かを判断し、更新データであれば、ｎ４６に進んで
ＲＡＭ４２の為替レート記憶エリアに記憶する為替レー
トを更新してｎ４０に戻る。ｎ４３で為替レート更新デ
ータでなければＡＴＭ等からの為替レート照会であるた
め、為替レートを送信してｎ４０に戻る。

なお、上記動作中ｎ７．ｎ２５がこの発明の為替レート
照会手段に対応し、ｎ８．ｎ１２及びｎ２６、ｎ３０が
この発明の外貨換金手段に対応する。

このようにこの自動取引処理システムによれば、日本円
の預金が記録されているセンタに最新のドル為替レート
を記憶させて、ドルによる取引が発生したときセンタに
ドル為替レートを照会しその時点で最新のレートで換金
することが出来るため、ドル等の外貨を簡略な手続きで
預金口座に入金または預金口座からドル建てでの出金を
行うことが出来、外貨の流通が日常化している現在のニ
ーズに対応することが可能になる。また、本実施例では
、換算した金額を一旦表示して顧客の確認を得るように
しているため信頼できる取引をすることが出来る。

【図面の簡単な説明】

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）日本円の預金口座が設定されているセンタに最新
   の外国為替レートを記憶するレート記憶領域を設けると
   ともに、 前記センタに回線で接続されている自動取引処理装置に
   、その操作パネル上に外貨取引ボタンを設け、更に前記
   預金口座からの出金取引動作中に前記外貨取引ボタンが
   押下げられたとき、又は預金口座への入金取引動作中に
   貨幣投入口から外国貨幣が入金されたときにそのときの
   外国貨幣の為替レートをセンタへ照会する為替レート照
   会手段と、照会した為替レートに基づいて、日本円の預
   金を所定の外国貨幣で出金し、又は入金された外国貨幣
   を前記為替レートに基づいて日本円に換算して前記日本
   円の預金口座に預金する外貨換金手段と、を有すること
   を特徴とする自動取引処理システム。