JPS6119816A - 感湿捲縮複合繊維の製造方法 - Google Patents

感湿捲縮複合繊維の製造方法

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JPS6119816A
JPS6119816A JP13896184A JP13896184A JPS6119816A JP S6119816 A JPS6119816 A JP S6119816A JP 13896184 A JP13896184 A JP 13896184A JP 13896184 A JP13896184 A JP 13896184A JP S6119816 A JPS6119816 A JP S6119816A
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crimp
less
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moisture
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Toshimasa Kuroda
黒田 俊正
Tatsuya Shibata
達也 柴田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は湿度変化により可逆的に捲縮率が変化する捲縮
複合繊維の製造方法に関するものであり、更に詳しくは
、5−ナトリウムスルホイソフタル酸を共重合せしめた
変性ポリエチレンテレフタレートとナイロン6とのサイ
ド・パイ・サイド型捲縮複合繊維であって、吸湿によっ
て捲縮率が増大し、乾燥によって捲縮率が低下する感湿
捲縮複合繊維の製造方法に関するものであり、特に感湿
捲縮複合繊維から成る短繊維を製造するに適した製造方
法に関するものである。
(従来技術) 木綿、羊毛9毛羽等の天然1iA@tが湿度変化によっ
て可逆的に捲縮率が変化することは従来からよく知られ
ている。これらの天然繊維はふとん、枕。
クッション等の詰綿、防寒衣料等の中入綿、あるいは紡
績糸原料として多く使用されているが、高価であり、し
かも虫によって害され易いという欠点を有していると共
に、更には使用している間にへたつが大きくなるため、
湿潤により低下した捲ある。
一方、合成繊維からなる捲縮Ii維も虫がつかないこと
、はこりが出にくいことがら詰綿、中入綿あるいは紡績
糸に使用されてはいるが、一般に合成捲縮繊維は湿度に
対して捲縮率が非可逆的であると共に、使用中にIl維
同志が絡み合って球状になり易いため、真性の回復が不
充分となる欠点がある。このような合成繊維の絡み合い
を防ぐ為に、従来、捲縮率を下げたり、平滑性油剤を付
着させたり、あるいはトウの状態で開繊させたものを使
用したりしているが、これでも依然として充分なもので
はなく、2〜3年使用するとやはりへたりが生じてくる
本発明者等は、かかる問題点を解決すべく種々検品・1
した結果、先に特願昭56−141G28号明細書にお
いて、5−す1ヘリウムスルホイソフタル酸を共重合せ
しめた変性ポリエチレンテレフタレート、ナイロン6と
をサイド・パイ・サイド型に複合紡糸し、一旦巻取るこ
となく、連続して延伸を施した延伸糸に、熱処理を施し
た後、更に前記熱処理温度よりも高温度で熱処理しつつ
捲縮を発現μしめることによって、吸湿によって捲縮率
が増大し、乾燥によって捲縮率が低下する感湿捲縮複合
繊維が得られることを提案した。
しかしながら、前述した様に、紡糸に引き続き連続して
延伸を施す方法(直延法)では、吸湿時に捲縮率が増大
する捲縮複合繊維が容易に得られるが、紡糸してから一
旦巻取った後延伸を施ず方法(別紙法)、特に湿熱下で
延伸を施す通常の短繊維製造法では、得られる捲縮複合
繊維は吸湿時に捲縮率が低下するものになり易いことが
判明した。
(発明の目的) 本発明の目的は、別紙法、特に湿熱下で延伸を施す通常
の短繊維製造法において、前記問題点を解消し、吸湿時
の捲縮率が乾燥時の捲縮率よりも大なる感湿捲縮複合繊
維を製造し得る製造方法を提供することにある。
(構 成) 本発明者等は、かかる目的を達成すべく検討した結果、
熱処理しつつ捲縮を発現せしめる際の糸条の保有水分率
が低い程、得られる捲縮複合繊維(以下、捲縮#J&紐
と示寸ことがある)の吸湿時に〒する捲縮率が大きくな
ることを見い出し、本発明に到達した。
即し、本発明は、5−ナトリウムスルホイソフタル酸を
2.5〜4.0モル%共重合させた極限粘度[η]が0
.45〜0.60の変性ポリエチレンテレフタレートと
、ナイロン6とをサイド・パイ・サイド型に複合紡糸し
てから一旦巻取った後、95℃以下の温度で且つ延伸後
の破断伸度を50%以下になるように延伸し、次いで1
00℃以下の°温度で緊張又は10%以下の弛緩熱処理
を施し、しかる後、水分率を10重量%以下に調整した
延伸熱°処理糸条を120℃以上160℃以下の温度で
且つ20■/de以下の張力下又は弛緩状態で加熱しつ
つ捲縮“発現せしめることを特徴とづる感湿捲縮複合繊
維の製造lj法である。
本発明の製造方法Cは、先ず5−ナトリウムスルホイソ
フタル酸を共重合せしめた変性ポリエチレンテレフタレ
ートと、ナイロン6とをサイド・パイ・サイド型に複合
紡糸してから一旦巻取(又は収缶)つた後、延伸を施す
ここで、前記両ポーリマーをサイド・パイ・サイド型に
複合紡糸する方法は従来より知られている任意の方法、
例えば特公昭45−28728号公報、特公昭46−8
47号公報に記載されている方法を採用することができ
る。
この際の両ポリマーの複合比は任意に選択することがで
きるが、通常30.ニア0〜70:30の範囲が好まし
い。
また、かかる複合紡糸での紡速は、高速である程、得ら
れる捲縮繊維の捲縮特性は良好になる傾向にあり、充分
実用に供し得る捲縮特性を有する捲縮繊維としては、7
00m /分収上、好ましくは1000〜1500m/
分程度で紡糸したものである。
更に、この様に複合紡糸した未延伸糸を一旦巻取った(
又は収缶)後、延伸を施づ。この際に、95℃以下の温
度で且つ得られる延伸糸の破断伸度を50%以下、好ま
しくは20〜40%になる様に延伸を施すことが大切で
ある。
ここで、延伸温度が95℃を超えると変性ポリエチレン
テレフタレート成分の配向度が低いものとなるため、外
ノJに対して得られる捲縮m維が変形し易くなると共に
捲縮性能も劣ったものとなる。
また、得られる延伸糸の切断伸度が50%を超えると、
かかる延伸糸を形成する分子鎖が十分配向されておらず
、得られる捲縮繊維の捲縮性能が劣るばかりか、外力に
対して邊変形し易い不安定なものとなる。
この様な延伸は、通常行なわれている方法、即ち加熱ロ
ーラ、温水浴、あるいは水照気浴等で行なう方法を任意
に採用することができる。
次に、本発明では、前記延伸複合繊維に100℃以下温
度で緊張又は10%以下の弛緩状態で熱処理を施すこと
が大切である。
この延伸熱処理温度が100℃を超えると、次工程の捲
縮発現処理を施して得られる捲縮繊維は吸湿により捲縮
率が低下するものになったり、あるいは吸湿°で捲縮率
が増大してもその程度が小さいものになる。また、この
熱処理は緊張状態、定長状態、或いは弛緩状態で行なっ
てもよいが、弛緩をあまりにも大きくしすぎると充分な
捲縮が発現しなくなり、弛緩したとしてもその程度は高
々10%に留めるべきである。
更に、本発明では、延伸熱処理後の複合繊維を熱処理し
つつ捲縮を発現する。
かかる捲縮発現の際に、捲縮発現を施す複合繊維の保有
水分率を10重量%以下に調整することが必要である。
この保有水分率10重量を越える状態では、捲縮発現の
際にナイロン6成分の収縮率が変性ポリエチレンテレフ
タレート成分よりも大となるため、得られる捲縮繊維の
捲縮率が低下したり、逆に吸湿により捲縮率が低下する
ものとなり易い。
この様に、捲縮発現せしめる繊維の水分率を10重量%
以下に調整せしめるには、延伸後の熱処理の際に可能な
限り保有水分率を低下せしめることによって達成できる
。また、延伸熱処理後に油剤を付与する場合、でも、油
剤付与後ナイロン6成分の収縮が実質的に生じないS痩
<ナイロン6のガラス転移点以下の温度)に維持されて
いるローラー等で加圧しつつ余分な水分を絞る方法及び
/又は圧空で余分な水分を吹き飛ばす等の方法を採用す
ることによって達成できる。
゛かかろ水分率の延伸処理複合繊維を20JIjF/d
e以。
下の張力下又は弛緩状態で120℃以上160℃以下の
温度で加熱しつつ捲縮を発現させることにより、初めて
本発明の目的とする捲縮複合繊維が得られる。
この捲縮発現時の温度が120℃未満であると、得られ
る捲縮繊維の捲縮率が低く、場合によっては吸湿で捲縮
率が低下することがある。一方、160℃を越えると、
単繊維間の融着ナイロン6成分の変色が起きることがあ
る。
また、捲縮発現時の張力は捲縮発現のさまたげとならな
い範囲での低張力(20ay / de以下)、好まし
くは弛緩状態がよい。この時の張力が20■/deを越
寸と、捲縮の温度依存性が本発明の目的と反するものに
なることがある。
本発明において、捲縮発現処理工程は延伸熱処理が完了
していれば延伸熱処理後、引き続き連続的に実施しても
よく、又、別工程で実施してもよい。特に、短繊維製造
にとって効果的な工程としては、延伸を湿熱下で行なっ
た後の熱処理を約60℃以上100℃以下で行なって糸
条水分率を10重量%以下とし、弓(き続き、押えロー
ラー付引取ローラーで引取°す、必要に応じて低・部下
で機械捲縮を付与し、連続的に120℃以上160℃以
下の温度で乾熱下で捲縮発現処理を行なってから切断す
ればよい。
ここで、前記捲縮発現処理の時間としては糸条の充填密
度にもよるが、はぼ5分以上、好ましくは10〜20分
処理すれば充分目的とする捲縮性能のものが得られる。
この様にして得られた捲縮繊維は、木綿ライクな日光回
復性綿とすることができ、1綿、中入綿等に好ましく使
用できる。
即ち、本発明の製造方法によって得られる捲縮繊維から
成る短繊維の捲縮特性(特に捲縮率と捲縮数が大事)を
、乾燥時、(放湿時ンに細束合体の嵩高性が増加覆るよ
うに、換言すれば、吸湿時に捲縮率は高いが嵩高性とし
ては低い状態から、乾燥によって捲縮性は低下するもの
の嵩高性としては最高値を与える捲縮特性値近傍になる
ように最適化することにより、使用や収納によって嵩高
性が低下しても、日光干しゃフトン乾燥機等による乾燥
によっ(R高性を大きく回復できる日光回復性綿を得る
ことができるからである。
尚、本発明において使用するナイロン6と(]ては、極
限粘度[η](30℃のm−クレゾール溶液で測定)が
1.0〜1.4のものが使用され、もう−hの成分であ
る5−ツートリウムスルホイソフタル酸を共重合せしめ
た変性ポリエチレンテレフタレートとしては、極限粘度
[η](25℃のQ−7007エ/−ル溶液で測定)が
0.45〜0.60であるものが使用される。かかる、
5−ナトリウムスルホイソノタル酸の共重合量は2.5
〜4.0モル%であって、この共重合量が2.5モル%
未満であると、ナイロン6に対する親和性が低下し、接
着性が不充分となり、一方、4.0モル%を越えて多い
と、得られる捲縮複合繊維の捲縮率が大きくなるものの
、熱安定性に悪影響を及ぼす。
また、変性“ポリエチレンテレフタレートの極限粘度[
η]が0.45未満であると、複合紡糸して得られた1
1tを延伸熱処理する際に、変性ポリエチレンテレフタ
レート側が、ナイロン6よりもよく熱セットされるため
、捲縮発現処理しても捲縮率が低く、極端な場合には吸
湿によって捲縮率が低下するものとなる。
一方、極限粘度[η]が0.60を越える変性ポリエチ
レンテレフタレートでは、かかるポリマーを製造するこ
とが極めて困難になると共に、溶融粘度がナイロン6よ
りも著しく大きくなるため、複合紡糸時に二−インク等
が発生し複合紡糸が困難となる。
かかる変性ポリエチレンテレフタレートには、ジエチレ
ングリコール及び/又はイソフタル酸を更に共重合せし
めて、より一層収縮率や収縮応力を高めるようにしても
よい。
まfこ、両ポリマー中には、必要に応じて艶消剤。
、着色剤、帯電防止剤、熱安定剤等がブレンド又は共重
合されていてもよい。
この様な両ポリマーから成る複合繊維は、両ポリマーの
接着性が極めて良好で剥離が発生し難いものである。
(作 用) 吸湿時の捲縮率が乾燥時の捲縮率よりも人なる捲縮複合
siHは、捲縮の外側にナイロン6成分が、捲縮の内側
に変性ポリエチレンテレフタレート成分が夫々位置して
いるものである。
この様な製造を有するが為に、吸湿によって繊維の外側
に位置するナイロン6成分が伸長する一方、!!雑の内
側に位@Jる変性ポリエチレンテレフタレート成分はほ
とんど長さ変化をきたさないため、前記捲縮繊維の捲縮
率は増大する。一方、かかる吸湿状態の捲縮繊維を乾燥
すると、前記ナイロン6成分は収縮し、変性ポリエチレ
ンテレフタレート成分の長さの変化がほとんど起きない
ため、捲縮繊維の捲縮率は低下する。
しかしながら、別紙法、特に湿熱下で延伸を施づ方法が
一般的である短繊維製造法では、捲縮を発現せしめる際
、に繊維が保有している水分率が多くなり、湿熱下で捲
縮を発現せしめることになる。
かかる湿熱下でのナイロン6の収縮率は、変性ポリエチ
レンテレフタレートのものよりも大きくなるため、得ら
れる捲縮繊維は内側にナイロン6成分が、外側に変性ポ
リエチレンテレフタレート成分が夫々位置するものとな
る。
この様な捲縮繊維は、吸湿によって内側のナイロン6成
分が伸長するため、吸湿によって捲縮率が低下するもの
となる。
これに対して、本発明の製造方法では、m維の保有する
水分率を10重量%以下に極力減少せしめてから捲縮発
現処理を施すことによって、乾熱下で捲縮を発現せしめ
ることができる結果、ナイロン6の収縮率が変性ポリエ
チレンテレフタレートのものよりも小さいため、得られ
る捲縮繊維は外側にナイロン6成分が、内側に変性ポリ
エチレンテレフタレート成分が夫々位置し、吸湿によっ
て捲縮率が増大するものである。
(発明の効果) 吸湿によって捲縮率が増大する乾湿捲縮複合繊維を別延
法、特に従来の短繊維製造法によって容易に得ることが
できる。
そして、この様に得られた捲縮繊維は単独、又は他の合
成繊維あるいは天然繊維と共に、詰綿。
中入綿に好ましく使用できる。
(、実施例) 以下、実施例により本発明を更に説明するが、実施例に
示す捲縮率(TC)及び嵩高性は次の方法により測定し
たものである。
(1)捲縮率(TC) 捲縮複合繊維糸条を長さ303の紹にとり200Itg
/deのの荷重をかけ、1分放置後の長さを測定しその
長さを91とし、その後24F/deの荷重下で1分放
置後の長さ旦2を測定して、次式により捲縮率(TC)
を算出する。
TO(%)−<1+ 一旦2)/皇、 x 100尚、
実施例において吸湿捲縮率という場合は、上記里2を3
0℃、相対湿度90%の雰囲気に2時間放置した後、2
■/de荷重下で測定した捲縮率を、又、乾燥捲縮率と
いう場合は、上記す2を60℃で30分間乾燥した後、
2■/de荷重下で測定した捲縮率を意味し、吸湿及び
乾燥捲縮率共5回測定し、その平均値で示す。
(2)嵩高性 捲縮複合繊維を5111II+の長さに切断して、カー
ドにかけたウェッブ180gを−30,lJ x 30
cIRの木綿ブロード袋に入れてフトン状とし、その上
に30. X 30cm、  450g(0,5g10
i>の鉄板を置き、1分後のフトンの高さを測定して嵩
高性の値とする。吸湿嵩高性という場合は、30℃、相
対Q度90%の雰囲気に2時間放置した後、上記方法に
よって測定した嵩高性を、支、乾燥嵩高性という場合は
60℃で30分間乾燥した後で上記方法によって測定し
た嵩高性を意味する。
実施例 極限粘度[η]が1.1(30℃の・I−クレゾール溶
液で測定)のナイロン6と極限粘度[η](25℃のQ
−クロロフェノール溶液で測定)及び5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸の共重合量を種々変えた変性ポリエチ
レンテレフタレートとを通常の複合紡糸5A置を用いて
、複合比1/1(重母)。
紡糸温度280℃、紡速1000m/分で引取り約18
00de748filsの未延伸複合繊維を得た。次い
で、この未延伸糸条を85℃の温度で3.1倍に延伸し
緊張状態で熱処理した後、弛緩状態下で20分間加熱し
、捲縮発現処理を施した。延伸熱処理温度、延伸熱処理
温度の水分率、捲縮発現処理温度を種々に変更して実験
を行ない、得られた捲縮複合繊維の捲縮率の結果を表−
1に示す。
又、参考の為、紡速100077L/分の直延法で実施
した結果表1に併せて示す。
尚、別延法における延伸速度は50077L/分であり
、又、延伸糸の切断伸度はいづれも25〜35%の範囲
にあった。
表−1においてNo、 1〜4は5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸の共重合量及び変性ポリエチレンテレフタ
レートの極限粘度[η]の影響をみたものである。No
、 1は[η]が0.40と低いため捲縮率が低゛く、
乾湿差も小さいものとなった。、Nα2〜3は[η]が
0.45以上であり[η]増加に伴ない吸湿捲縮率が助
人しているが、中でも共重合量が3.5%、[η]が0
.50のNo、 4は高捲縮率を示しいてる。
Nα5〜8は延伸熱処理温度の影響をみたもので、NO
″8のように100℃を超えると捲縮率は低く、乾湿差
も小さいものとなる。
No、 9〜11は延伸糸の水分率を変え°たもので、
水分率が上がるにつれて捲縮率は低下し、乾湿差も小さ
くなる傾向を示し、特に髄11の如く、水分率10重量
%を超えると乾湿捲縮率の差が逆転し乾燥捲縮率が逆に
大きくなっている。これは、ナイロン6の湿熱収縮率が
大になり、捲縮の内側にナイロン6が位置したものであ
る。
No、12〜15は捲縮発現処理温度を変更したもので
、Nα12のようにこの温度が120℃未満であると、
捲縮率は低く、乾湿捲縮率の差も小である。かかる温度
を上げるにつれて捲縮率、乾湿捲縮率の差は共に増大す
るがNo、15のようにこの温度が160℃を超えると
、捲縮率の低下はもとよりナイロン6の熱劣化による黄
変が生じる。
一方、参考例で示した直延法(Nct16)では、捲縮
率及び乾・湿捲縮率の差が高く、好ましいものであるが
、菊延法の結果も、本発明で規定した範囲においては充
分目的とり′る吸湿捲縮率の高い捲縮複合繊維が得られ
ることを示している。
かくして得られた表−1′捲縮複合繊維の中からNoL
 3.6.8,9.12,14.16のものを511n
IRの長さに切断し、カードにかけてウェッブとした後
、3001X30αの木綿ブロード袋に180び入れ、
ふとんの形に乾燥時と吸湿時の嵩高性の変化を0.5’
j/dの荷重をかけ、その高さを測定した。
その結果を表−2に示す。。
表−2 本  比較例を示す (参) 参考例 詰綿においては捲縮性能(捲縮率や捲縮数)と嵩高性は
ある一定の相関があることはよく知られていることであ
る。表−1,2からみると本発明の中でも特に吸湿捲縮
率が高い(約14%以上)ものが、木綿と同様に日光(
乾燥)回復杆綿として特に優れていることがわかる。
一1N−m−,−′

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)5−ナトリウムスルホイソフタル酸を2.5〜4
    .0モル%共重合させた極限粘度[η]が0.45〜0
    .60の変性ポリエチレンテレフタレートと、ナイロン
    6とをサイド・バイ・サイド型に複合紡糸してから一旦
    巻取った後、95℃以下の温度で且つ延伸後の破断伸度
    を50%以下になるように延伸し、次いで100℃以下
    の温度で緊張又は10%以下の弛緩熱処理を施し、しか
    る後、水分率を10重量%以下に調整した延伸熱処理糸
    条を120℃以上160℃以下の温度で且つ20mg/
    de以下の張力下又は弛緩状態で加熱しつつ捲縮を発現
    せしめることを特徴とする感湿捲縮複合繊維の製造方法
  2. (2)延伸が湿熱下で行なわれる特許請求の範囲第(1
    )項記載の感湿捲縮複合繊維の製造方法。
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