JP2003239140A - 感湿捲縮複合繊維および製造方法 - Google Patents

感湿捲縮複合繊維および製造方法

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JP2003239140A
JP2003239140A JP2002033600A JP2002033600A JP2003239140A JP 2003239140 A JP2003239140 A JP 2003239140A JP 2002033600 A JP2002033600 A JP 2002033600A JP 2002033600 A JP2002033600 A JP 2002033600A JP 2003239140 A JP2003239140 A JP 2003239140A
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Masahiro Higaki
昌裕 檜垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 織編物に用いた場合にも、乾燥によって捲縮
率が増大し、吸湿によって捲縮率が低下する感湿捲縮複
合繊維を提供すること。 【解決手段】 スルホネート基を含有する変性ポリエチ
レンテレフタレートと、ポリアルキレングリコールを含
有するナイロンとが、サイドバイサイド型に接合された
複合繊維であって、該繊維の温度60℃下30分間乾燥
させた後の捲縮率から、温度30℃、湿度90%の雰囲
気下に2時間放置した後の捲縮率を引いた値が12%以
上であることを特徴とする感湿捲縮複合繊維。さらに
は、変性ポリエチレンテレフタレートが、5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸成分を1〜7モル%共重合したも
のであることや、該ナイロンが、平均分子量1000以
上のポリアルキレングリコールを1〜20重量%含有し
たものであることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿度変化により可
逆的に捲縮率が変化する潜在捲縮発現能を有する感湿捲
縮複合繊維、およびその製造する方法に関する。さらに
詳しくは、合成繊維でありながら、乾燥によって捲縮率
が増大し、吸湿によって捲縮率が低下する感湿捲縮複合
繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からポリエステル繊維は、その優れ
た汎用性により、多方面に渡り利用されている。しか
し、その反面疎水性であるがゆえに、ポリエステル繊維
等の合成繊維を用いた衣料は、発汗した汗の吸、放湿
や、多湿時の繊維形状の変化が起きず、綿や羊毛等の天
然繊維と比較して着心地の点で十分満足されているとは
言えない。綿や羊毛等の天然繊維を用いた布帛では、周
囲の湿度が高くなると吸湿し、その湿度を下げ、さらに
は吸湿により繊維が捲縮し、通気性が向上して湿度をさ
らに下げるという現象が起こっている。
【0003】このような天然繊維にならって、合成繊維
に吸湿による捲縮性自己調整機能を付与する試みが種々
なされている。例えば特公昭63−44844号公報で
は変性ポリエチレンテレフタレートとナイロンをサイド
バイサイド型に張り合わせた複合繊維で、ナイロンの吸
湿による伸び縮みを利用して捲縮を変化させる方法が提
案されている。しかし、このものは布団、枕等のつめ綿
ではその捲縮性の変化による嵩だか性の変化が認められ
るものの、織編物では、周囲の湿度を感知して通気性を
自己調整するには、まだその捲縮性の変化が充分には発
現しないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術が抱えている問題を鑑み、織編物に用いた場合にも、
乾燥によって捲縮率が増大し、吸湿によって捲縮率が低
下する感湿捲縮複合繊維を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の感湿捲縮複合繊
維は、スルホネート基を含有する変性ポリエチレンテレ
フタレートと、ポリアルキレングリコールを含有するナ
イロンとが、サイドバイサイド型に接合された複合繊維
であって、該繊維の温度60℃下30分間乾燥させた後
の捲縮率から、温度30℃、湿度90%の雰囲気下に2
時間放置した後の捲縮率を引いた値が12%以上である
ことを特徴とする。さらには、該スルホネート基を含有
する変性ポリエチレンテレフタレートが、5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸成分を1〜7モル%共重合した変
性ポリエチレンテレフタレートであることや、該ポリア
ルキレングリコールを含有するナイロンが、平均分子量
1000以上のポリアルキレングリコールを1〜20重
量%含有したナイロンであることが好ましい。
【0006】もう一つの本発明の感湿捲縮複合繊維の製
造方法は、スルホネート基を含有する変性ポリエチレン
テレフタレートと、ポリアルキレングリコールを含有す
るナイロンとを、サイドバイサイド型に複合紡糸、延伸
した延伸糸を、温度120〜210℃下、緊張もしくは
10%以下の弛緩熱処理することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の感湿捲縮複合繊維は、ス
ルホネート基を含有する変性ポリエチレンテレフタレー
トとポリアルキレングリコールを含有するナイロン6と
が、サイドバイサイド型に接合されている複合繊維であ
る。この両ポリマーは湿度による収縮率が異なり、さら
に複合繊維とした場合の接着性が比較的良好であるの
で、湿度変化により、可逆的に大きく捲縮率が変化する
潜在捲縮発現能を有する複合繊維を得る事が出来る。
【0008】そして、本発明の感湿捲縮複合繊維は、該
繊維を温度60℃条件下で30分間乾燥させた時の捲縮
率から、温度30℃、湿度90%の雰囲気下に2時間放
置した時の捲縮率を引いた値が12%以上であるもので
ある。さらには16〜30%の範囲であることが好まし
い。捲縮率の差が12%未満の場合には、該繊維を用い
て糸条とし、織編物等の布帛とした場合、充分な捲縮性
を発揮することができない。
【0009】ここで、スルホネート基を含有する変性ポ
リエチレンテレフタレートとは、スルホン酸のアルカリ
またはアルカリ土類金属塩、ホスホニウム塩を有し、か
つエステル形成能を有する官能基を1個以上持つ化合物
が共重合されているポリエチレンテレフタレートであ
る。この変性ポリエチレンテレフタレートの極限粘度
[η](25℃のO−クロロフェノール溶液で測定)と
しては0.4〜0.7であることが好ましい。
【0010】また、前記共重合成分としては、5−ナト
リウムスルホイソフタル酸及びそのエステル誘導体、5
−ホスホニウムスルホイソフタル酸及びそのエステル誘
導体、p−ヒドロキシエトキシベンゼンスルホン酸ナト
リウム等が好適に選択される。中でも5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸が好ましく用いられ、共重合量として
は、0.5〜15モル%であることが好ましく、さらに
は1〜7モル%であることが好ましい。共重合量が0.
5モル%未満であれば、ナイロンとの接着性が低下する
傾向にあり、織編時に剥離し目的とする感湿繊維を得る
事ができない場合がある。また、共重合量が15モル%
を超える場合はポリマーの溶融粘度が増大する傾向にあ
り、安定した紡糸ができない場合がある。
【0011】もう一方の成分であるポリアルキレングリ
コールを含有するナイロンとしては、ナイロン6もしく
はナイロン66が好適であり、極限粘度[η](30℃
のm−クレゾール溶液で測定)が1.0〜1.4のもの
が好ましく選択できる。
【0012】これらナイロンに配合されるポリアルキレ
ングリコールの分子量は、いずれのものでも使用できる
が、その上限としては分子量1000000〜2000
000程度のものが好ましい。また、ポリアルキレング
リコールの平均分子量は1000以上であることが好ま
しく、4000〜50000であることが最も好まし
い。ポリアルキレングリコール平均分子量が小さすぎる
場合、十分な乾燥・吸湿時にも、複合繊維は捲縮差を発
揮しない。また、ナイロンポリマー重量に対する含有量
は1〜20重量%であることが好ましく、さらには2〜
5重量%であることが好ましい。含有量が少なすぎると
得られる組成物の乾湿時の捲縮差が十分でなく、また含
有量が多すぎると溶融成形時の安定性が低下するばかり
でなく、得られた組成物の強度等の物性も低下する傾向
にある。ポリアルキレングリコールの具体例としては、
ポリエチレングリコール(ポリエチレンオキサイド)の
ほか、たとえばエチレンオキサイドとプロピレンオキサ
イドの共重合体等であっても差し支えない。本発明で用
いるポリアルキレングリコールは単独で用いても良い
が、熱安定性を向上させる目的で、公知の安定剤、抗酸
化剤を少量添加配合して用いる事が好ましい。
【0013】これら複合繊維を構成する両成分には必要
に応じて艶消剤、着色剤等を添加することができる。
【0014】更に、本発明の捲縮繊維は図1に示すよう
にナイロン成分Nが捲縮の内側に位置し、変性ポリエチ
レンテレフタレート成分Pが捲縮の外側に位置するよう
な構造をとる。この捲縮複合繊維が吸湿すると内側のナ
イロン成分は伸張するが、外側の変性ポリエチレンテレ
フタレート成分はほとんど長さ変化をきたさない為に、
捲縮率が低下する。一方この捲縮繊維を乾燥すると、内
側のナイロン成分が収縮し、外側の変性ポリエチレンテ
レフタレート成分の長さ変化はほとんど起らないので捲
縮率が増大する。
【0015】また、本発明の感湿捲縮複合繊維は任意の
繊度、断面形状、複合形態を採る事が出来るが、繊度と
しては1.2〜4.0dtex程度が適当である。図2
は、本発明の捲縮複合繊維のいくつかの例を示す拡大断
面図であり、Nがナイロン成分、Pが変性ポリエチレン
テレフタレート成分である。通常は紡糸が容易である事
から(イ)、(ロ)のような断面の繊維が用いられる
が、湿度に対する感度を鈍くする必要があるときには
(ハ)のようにナイロン成分を変性ポリエチレンテレフ
タレート成分で包み込むような断面の複合繊維にするの
が効果的である。また、(ハ)とは逆に変性ポリエチレ
ンテレフタレート成分をナイロン成分で包み込むような
断面形状にすれば湿度に対する応答性の早い複合繊維と
なる。更に、中空複合繊維にすると湿度に対する感度も
大きくかつ、嵩だか性も大きくなる。また、両成分の複
合比は任意に選択する事が出来るが通常30:70〜7
0:30の範囲で用いられる。
【0016】このようなナイロンと変性ポリエチレンテ
レフタレートからなり、ナイロン成分が捲縮の内側に位
置し、吸湿時に実用的なレベルで捲縮率を低下する事が
出来る捲縮複合繊維は、スルホネート基を含有する変性
ポリエチレンテレフタレートとポリアルキレングリコー
ルを含むナイロンとを、例えば以下に示すようにサイド
バイサイド型に複合紡糸する事によって得ることが出来
る。
【0017】すなわち、変性ポリエチレンテレフタレー
トとポリアルキレングリコールを含むナイロンとを、ま
ず従来公知の任意の方法によりサイドバイサイド型に複
合紡糸し未延伸糸条とする。
【0018】得られた未延伸糸条は常法に従って延伸、
熱セットを行うが、未延伸糸を一旦巻き取ることなく連
続して延伸する方が、工程安定性および捲縮性能の点か
ら好ましい。その際、紡糸後、一旦巻き取る事なく連続
的に延伸を行う方法を採用した場合、紡糸速度が大きい
ほうが捲縮性能がよくなるので、紡糸速度は500〜2
000m/分の範囲が特に好ましい。
【0019】延伸温度は、ナイロンのガラス転移点(T
g)以上95℃以下の温度であることが好ましい。延伸
温度が95℃を超えると変性ポリエチレンテレフタレー
ト成分の配向度が上がりにくくなり、使用時の物理的応
力に対して変形しやすくなったり、捲縮性能が低下する
傾向にある。延伸倍率は、最終的に得られる捲縮複合繊
維の切断伸度を調節するように適宜選択すればよい。好
ましい切断伸度は10〜60%、通常は20〜45%程
度である。延伸倍率は、紡糸工程での紡糸速度によって
当然変わってくるものであり、一般に紡糸速度が高くな
ればなるほど、適用される延伸倍率は低くなってくる。
【0020】本発明の製造方法では、かくして得られた
延伸した複合繊維糸条を、温度120〜210℃下、緊
張もしくは10%以下の弛緩熱処理を行う必要がある。
温度が210℃より高い場合には、断糸率が増加する。
また緊張または10%以下の弛緩熱処理は、弛緩率で表
現すると10〜マイナス10%であることが好ましく、
さらには3〜マイナス5%であることが特に好ましい。
この熱処理工程での弛緩率をあまり大きくしすぎると、
十分な捲縮が発現しなくなる傾向にある。
【0021】かくして得られた捲縮複合繊維は、ナイロ
ン成分が捲縮の内側に、変性ポリエチレンテレフタレー
ト成分が捲縮の外側に位置し、吸湿によって捲縮率が低
下し、乾燥によって捲縮率が増大するという潜在捲縮性
能をもった感湿捲縮複合繊維となる。
【0022】そして、本発明の感湿捲縮複合繊維を含む
布帛は、湿度によって通気性を自己調節することができ
る通気性自己調節布帛となる。この布帛は、本発明の感
湿捲縮複合繊維を含む糸条を作成し、その糸条を少なく
とも一部に用い織編物とすることによって得られる。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例及び比較例を詳述する
が、本発明はこれらによって限定されるものではない。
なお実施例に示す物性は次の方法により測定したもので
ある。
【0024】(1)捲縮率(TC) 捲縮複合繊維糸条を長さ30cmのかせにとり、1.7
6×10-3cN/dtex(2mg/de)の荷重を掛
けて沸水中に20分間浸漬し、ついで24時間自然乾燥
した後、0.176cN/dtex(200mg/d
e)の荷重を掛け、1分放置した後の長さを測定してそ
の長さをL1とし、その後1.76×10- 3cN/dt
ex(2mg/de)の荷重下で規定の条件で放置後の
長さを測定してその長さをL2とし、次式により捲縮率
(TC)を算出する。 TC=(L1−L2)/L1×100(%)
【0025】(2)乾湿捲縮率差(ΔTC) 乾燥捲縮率(TCd)から吸湿捲縮率(TCw)を引い
た値である。 ΔTC=TCd−TCw このとき、乾燥捲縮率(TCd)は、L2を測定する前
の規定の条件を、「60℃、30分間乾燥」とした場合
の捲縮率である。また、吸湿捲縮率(TCw)は、L2
を測定する前の規定の条件を、「30℃、相対湿度90
%の雰囲気下に2時間放置」とした場合の捲縮率であ
る。
【0026】[実施例1]分子量20000のポリエチ
レングリコールを含む極限粘度[η]が1.1(30℃
のm−クレゾール溶液で測定)のナイロン6と、2.6
モル%の5−ナトリウムスルホイソフタル酸を共重合さ
せた極限粘度[η]が0.5(25℃のO−クロロフェ
ノール溶液で測定)の変性ポリエチレンテレフタレート
とを、常法により、紡糸温度285℃、紡糸速度100
0m/分でサイドバイサイド型に複合紡糸し、ついで一
旦巻き取ることなく連続に延伸温度60℃、延伸倍率
2.8倍で延伸し、140℃で熱セットし、複合繊維糸
条を得た。その後弛緩率0.9%、スリットヒーター温
度180℃、速度300m/分にて弛緩熱処理を行い、
図2(イ)に示すような断面形状を有し、変性ポリエチ
レンテレフタレートとポリエチレングリコ−ルを有する
ナイロン6との重量比が50:50でサイドバイサイド
型に接合された、83dtex/24filの捲縮複合
繊維を得た。このものの捲縮を発現させると、捲縮の内
側にはナイロン成分が位置し、外側には変性ポリエチレ
ンテレフタレート成分が位置していた。得られた繊維の
物性を表1に示す。
【0027】またこの繊維を用いて製作した布帛は、高
湿度では通気度が高く、低湿度では通気度が低い、通気
性自己調節布帛であった。
【0028】[実施例2]ポリエチレングリコールの重
量%を表1に示すように変更した以外は、実施例1と同
様にして捲縮複合繊維を得た。得られた繊維の物性を表
1に併せて示す。
【0029】[比較例1]ポリエチレングリコールを含
まない以外は、実施例1と同様にして捲縮複合繊維を得
た。得られた繊維の物性を表1に併せて示す。
【0030】[実施例3、比較例2〜4]弛緩熱処理条
件を表1に示すよう変更した以外は、実施例1と同様に
して捲縮複合繊維を得た。得られた繊維の物性を表1に
併せて示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】本発明により、織編物に用いた場合に
も、乾燥によって捲縮率が増大し、吸湿によって捲縮率
が低下する潜在捲縮性能を有する感湿捲縮複合繊維を得
ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いられる複合繊維の、捲縮発現後に
おける湾曲構造の形態を示す模式図である。
【図2】本発明で用いられる複合繊維の横断面を例示し
た模式図である。
【符号の説明】
P スルホネート基を含有する変性ポリエチレンテレフ
タレート N ポリアルキレングリコールを含有するナイロン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L041 AA07 AA25 BA02 BA05 BA09 BA21 BC02 BC03 CA12 CA19 DD10 EE10 4L048 AA21 AA24 AA30 AA44 AA54 AA55 AB07 AC11 CA03 CA07 CA11 DA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スルホネート基を含有する変性ポリエチ
    レンテレフタレートと、ポリアルキレングリコールを含
    有するナイロンとが、サイドバイサイド型に接合された
    複合繊維であって、該繊維の温度60℃下30分間乾燥
    させた後の捲縮率から、温度30℃、湿度90%の雰囲
    気下に2時間放置した後の捲縮率を引いた値が12%以
    上であることを特徴とする感湿捲縮複合繊維。
  2. 【請求項2】 該スルホネート基を含有する変性ポリエ
    チレンテレフタレートが、5−ナトリウムスルホイソフ
    タル酸成分を0.5〜15モル%共重合した変性ポリエ
    チレンテレフタレートである請求項1記載の感湿捲縮複
    合繊維。
  3. 【請求項3】 該ポリアルキレングリコールを含有する
    ナイロンが、平均分子量1000以上のポリアルキレン
    グリコールを1〜20重量%含有したナイロンである請
    求項1または2に記載の感湿捲縮複合繊維。
  4. 【請求項4】 スルホネート基を含有する変性ポリエチ
    レンテレフタレートと、ポリアルキレングリコールを含
    有するナイロンとを、サイドバイサイド型に複合紡糸、
    延伸した延伸糸を、温度120〜210℃下、緊張もし
    くは10%以下の弛緩熱処理することを特徴とする感湿
    捲縮複合繊維の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項記載の感湿
    捲縮複合繊維を含むことを特徴とする通気性自己調節布
    帛。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035968A1 (ja) * 2004-09-28 2006-04-06 Teijin Fibers Limited 水湿潤により通気性が向上する捲縮複合繊維含有織編物及び衣服
JP2006207065A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Teijin Fibers Ltd 湿潤時にベンチレーション効果を呈する衣服
CN101031679B (zh) * 2004-09-28 2011-10-05 帝人纤维株式会社 因水润湿而透气性提高的含卷缩复合纤维织编物及衣服
TWI413715B (zh) * 2006-03-01 2013-11-01 Teijin Fibers Ltd 含有複合纖維之紗線

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