JPS61196994A - 洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、例えばマイクロコンピュータ−を備えた洗濯
制御回路により洗い、すすぎ等を順次実行させるように
した洗濯機に関する。

Ｕ発明の技術的背景Ｊ この種の洗濯機では、電源スイッチをオン操作して洗濯
制御回路に通電すると、洗濯制御回路は待機状態にセッ
トされ、スタートスイッチのオン操作により洗濯制御回
路が給水弁や洗い用モータを制御して洗い、すすぎ等の
各行程を順次実行させる。

［背景技術の問題点］ ところが上記構成では、洗濯の実行中に一時的な停電が
あった場合でも、断電状態からの再通電時には電源スイ
ッチをオン操作した時と同様にマイクロコンピュータ−
がリセット状態から立ち上り、洗濯制御回路が待機状態
にセットされる。このため、斯かる場合には、実際は洗
濯途中であるにもかかわらず、外見上は洗濯開始当初の
待機状態と同一になり、使用者は行程がどこまで進行し
たかを知ることができない。従って、使用者は再度スタ
ートスイッチをオン操作して最初から各行程を実行させ
直したり、或は洗い槽内を覗き込んでどの行程まで進行
しているかを推測して残り行程を実行させるよう操作ス
イッチを再操作したすせねばならず、総じて停電発生時
の処置がすこぶる煩わしいという欠点があった。

［発明の目的］ 本発明の目的は、洗濯の実行中に一時的な停電があった
場合でも、停電から復帰後に残りの行程を自動的に実行
できて停電復帰時に特別な処置を不要ならしめ得る洗濯
機を提供するにある。

［発明の概要］ 本発明は、電源スイッチの開閉状態を検出する開閉状態
検出回路と、この回路により検出された前記電源スイッ
チの開閉状態及び実行中の行程又は一の行程の終了時に
あっては次の行程を記憶する不揮発性メモリーとを設け
、洗濯制御回路を、断電状態からの再通電時には断電時
において前記電源スイッチが閉成状態にあったことを条
件に前記不揮発性メモリーに記憶されている行程から開
始させるように構成し、もって使用者による電源スイッ
チのオフ操作と停電とを区別し′て停電からの復帰時に
のみ残りの行程を自動的に実行させるようにしたところ
に特徴を有するものである。

［発明の実施例］ 以下本発明を脱水兼用洗濯機に適用したー実施　　　・
例につき第１図及び第２図を参照して説明する。

１はマイクロコンピュータ−を備えた洗濯制御回路で、
これには電源スイッチ２がオン状態の時に電源プラグ３
から供給される商用交流を整流回路４及び定電圧回路５
により降圧整流した直流定電圧が印加される。洗濯制御
回路１は各種の洗濯コースを実行させるためのプログラ
ムを記憶したＲＯＭを備えており、使用者による操作ス
イッチ６の操作に基づき所望の洗濯コースが設定される
と、当該洗濯コースに対応するプログラムに基づき給水
弁、排水弁及び駆動モータ等から成る作動要素７を制御
して洗い、すすぎ及び脱水の各行程が順次或は個別に実
行される。また、各行程の実行に伴い、洗濯制御回路１
の出力ライン１ａからは行程情報が出力される。ここで
、行程情報とは、実行中の行程又は一の行程の終了時に
あっては次の行程若しくは全行程の終了時にあっては「
終了」に対応する情報をいう。尚、設定された洗濯コー
ス及び実行中の行程は洗濯制御回路１からの信号に基づ
き表示装置８に表示される。９は洗濯制御回路１からの
指令に基づき電源スイッチ２の開閉状態を検出する開閉
状態検出回路で、これは第１の入力ライン９ａ　、９ｂ
を電源スイッチ２の整流回路４側に接続すると共に、第
２の入力ラインを兼用する電源ライン９ｃ、９ｄを電源
スイッチ２の電源プラグ３側に接続して成る。この開閉
状態検出回路９は、電源が正常に供給されている場合に
おいて、電源スイッチ２が閉成されていると、第１の入
カライン９ａ、９ｂ間及び電源ライン９ｃ、９ｄ間に共
に商用交流の電源電圧が印加され、電源スイッチ２が開
放状態にある時には電源ライン９ｃ、９ｄのみに電源電
圧が印加されることを利用して電源スイッチ２の開閉状
態を検出し、その結果を出力ライン９ｅに常時出力する
。１０は不揮発性メモリーで、こ−れは開閉状態検出回
路９の出力ライン９ｅ及び洗濯制御回路１の出力ライン
１ａに接続され、設定された洗濯コースを示すコース情
報並びに電源スイッチ２の開閉状態を示すスイッチ開閉
情報及び行程情報を夫々記憶する。

さて、前記洗濯制御回路１は第２図に示すような停電復
旧プログラムを組込んで構成されており、以下これを上
記構成の作用と共に説明する。まず、電源スイッチ２が
オン操作されて例えば全自動コースが選択され、洗い行
程、すすぎ行程及び脱水行程を順次行なう同コースの実
行が開始されているとする。同コースの実行中、不揮発
性メモリー１０には、コース情報、行程情報及びスイッ
チ開閉情報が夫々記憶されている。ここで、例えばすす
ぎ行程の実行中において停電が発生したとする。

停電により洗濯制御回路１及び開閉状態検出回路９への
電力供給が断たれるが、不揮発性メモリー１０は記憶保
持に電力を必要としないから、不揮発性メモリー１０に
は停電発生時の各情報部ち全自動コースが選択されてい
たこと、すすぎ行程の実行中であったこと及び電源スイ
ッチ２が閉成状態にあったことが記憶され続ける。この
後、停電から復帰して電源が立ち上ると、洗濯制御回路
１はまず不揮発性メモリー１０の記憶内容を読み出しく
ステップＡ）、次いで行程情報が「終了」か否かが判断
される（ステップＢ）。すすぎ行程の途中で停電が発生
したこの場合、行程情報は「すすぎ」であるから、ステ
ップＢにおいてＮｏとなり、次いでスイッチ開閉情報が
「閉成」か否かが判断される（ステップＣ）。洗濯途中
で停電が発生したこの場合、電源スイッチ２は閉成状態
にあって開閉情報は「閉成」であるから、ステップＣに
おいてＹＥＳとなり、洗濯機の操作パネル部に設けた図
示しない停電報知ランプを点灯させ（ステップＤ）、次
いで不揮発性メモリー１０に記憶されている行程情報に
基づきすすぎ行程から行程が再開される（ステップＥ）
。このようにして断電時において電源スイッチ２が閉成
状態にあったことを条件にすすぎ行程が再開された後、
引き続き脱水行程が実行され、これが終了すると、ステ
ップＦにおいてＹＥＳとなるため、不揮発メモリー１０
に「終了」の行程情報が記憶され（ステップＧ）、更に
ステップＨに移って次の洗濯のための洗濯コースの設定
を持つ待機状態になり表示装百８のランプ類が点滅する
。また、洗濯終了後、電源スイッチ２をオフ操作し、次
の洗濯のために再度電源スイッチ２をオン操作した場合
には、不揮発性メモリー１０には前回の洗濯終了の際に
［終了Ｊの行程情報が記憶されているから、電源立ち上
り後ステップＢにおいてｒＹＥｓＪとなり、直ちにステ
ップＨに移って洗濯コースの設定を待つ待機状態になる
。そして、所望の洗濯コースを設定すると、設定された
洗濯コースの実行が開始される。

一方、全自動コースの実行中、例えば洗い行程が終了し
たところで使用者が電源スイッチ２をオフ操作して同コ
ースの実行を中断した場合は、不揮発性メモリー１０に
は行程情報として次の行程たる「すすぎ」が記憶される
。しかし、電源スイッチ２をオフ操作しても開閉状態検
出回路９は電源ライン９ｃ、９ｄから電力の供給を受け
て電源スイッチ２の開閉状態の検出が可能であるから、
開閉状態検出回路９は電源スイッチ２の開放を検出して
不揮発性メモリー１０に「すすぎ」の行程情報と共に「
開放」のスイッチ開閉情報が記憶される。このため、再
度電源スイッチ２をオン操作した時には、行程情報が「
すすぎ」であるためステップＢにおいてＮＯとなっても
、スイッチ開閉情報が「開放」であるからステップＣに
おいてやはりＮｏとなってステップＨに移り、停電が発
生した前述の場合とは異なり、すすぎ行程が開始される
ことなく待機状態になる。従って、使用者は所望の洗濯
コースを設定すれば、そのコースの実行を直ちに開始さ
せることができる。

このように、本実施例では、選択制御回路１を、電源立
ち上がり時において不揮発性メモリー１０の記憶内容を
読み出して、断電時に電源スイッチ２が閉成状態にあっ
たことを条件に不揮発性メモリー１０に記憶されている
行程から再開させるように構成したから、停電から復帰
後無駄に全行程を実行させたり、使用者が残り行程を実
行させるよう操作スイッチ７を操作したすせずとも済み
、停電復帰時に特別な処置を行なわずども残りの行程を
自動的に全て完了させることができる。しかも、残り行
程の再開は断電時において電源スイッチ２が閉成状態に
あったことを条件とするから、断電前に使用者が未実行
の行程を残して電源スイッチ２をオフ操作した場合と、
停電により未実行の行程が残った場合とを確実に区別し
て停電の場合にのみ残り行程を実行することができて実
用上回等問題は生じない。

尚、上記実施例では、開閉状態検出回路９は電源ライン
９ｃ、９ｄから電力を供給するようにしたが、本発明は
これに限らず、例えば第３図に示すように、停電時にお
いてもバックアップ電源１１から電力を供給する構成と
しても良い。また、停電があったことを検出した場合で
も、必ずしも停電報知ランプを点灯させなくとも良い。

更には、脱水兼用洗濯機に限らず、二槽式洗濯機にも適
用できることは勿論である。

［発明の効果］ 本発明は以上述べたように、電源スイッチの開閉状態を
検出する開閉状態検出回路と、この回路により検出され
た前記電源スイッチの開閉状態及び実行中の行程又は一
の行程の終了時にあっては次の行程を記憶する不揮発性
メモリーとを設け、洗濯制御回路を、断電状態からの再
通電時には断電時において前記電源スイッチが閉成状態
にあったことを条件に前記不揮発性メモリーに記憶され
ている行程から開始させるように構成したから、洗濯の
実行中に一時的な停電があった場合でも停電から復帰後
に残りの行程を自動的に実行できて停電復帰時に特別な
処置を不要ならしめ得るという優れた効果を奏するもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示し、第１図は
要部の回路図、第２図はフローチャート、第３図は本発
明の他の実施例を示す第１図相当図である。 図面中、１は洗濯制御回路、２は電源スイッチ、９は開
閉状態検出回路、１０は不揮発性メモリーである。 第　１　図 第２図 諮　３　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、洗い、すすぎ等の複数の行程を順次実行させる洗濯
   制御回路を備えたものにおいて、電源スイッチの開閉状
   態を検出する開閉状態検出回路と、この回路により検出
   された前記電源スイッチの開閉状態及び実行中の行程又
   は一の行程の終了時にあっては次の行程を記憶する不揮
   発性メモリーとを設け、前記洗濯制御回路を、断電状態
   からの再通電時には断電時において前記電源スイッチが
   閉成状態にあったことを条件に前記不揮発性メモリーに
   記憶されている行程から開始させるように構成したこと
   を特徴とする洗濯機。