JPS6119630A - 成形材料 - Google Patents

成形材料

Info

Publication number
JPS6119630A
JPS6119630A JP14113784A JP14113784A JPS6119630A JP S6119630 A JPS6119630 A JP S6119630A JP 14113784 A JP14113784 A JP 14113784A JP 14113784 A JP14113784 A JP 14113784A JP S6119630 A JPS6119630 A JP S6119630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polycarbonate
styrene
molding material
parts
modified polycarbonate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14113784A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Hasuo
蓮尾 雅好
Seiichi Mukai
向井 誠一
Hiroshi Urabe
浦部 宏
Seiji Yoshida
吉田 清次
Masahiro Nukii
正博 抜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP14113784A priority Critical patent/JPS6119630A/ja
Publication of JPS6119630A publication Critical patent/JPS6119630A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として光学機器用の成形物の製造に用いら
れる、透明性に優れ且つ光学的歪みのとくに小さい変性
ポリカーボネートよりなる成形材料に関するものである
光学機器用の成形物の製造に用いられる成形材料として
は、透明性に優れ且つ光学的歪みのとくに小さいことが
必須条件として要求される場合が多い。しかしながら、
かかる条件を充分に満たし得るプラスチック成形材料は
極めて少ない。
本発明者らは、かかる現状に鑑み、透明性に優れ且つ光
学的歪みのとくに小さい成形材料を得べく検討を重ねた
結果、特定の変性ポリカーボネートにおいてかかるプラ
スチック成形材料が得られることを初めて見い出し、本
発明に到達した。すなわち、本発明の要旨は、スチレン
単独又はスチレン系化合物を主体とする重合連鎖を化学
的に結合きせた芳香族ポリカーボネートであって、且つ
前記スチレン系重合連鎖部分を5〜40重量%含む変性
ポリカーボネートよシなることを特徴とする成形材料に
ある。
本発明の成形材料に供される変性ポリカーボネートは、
スチレン単独あるいはスチレン系化合物を主体とする重
合連鎖を化学的に結合させ合成した芳香族ポリカーボネ
ートである。しかしながら、実質的に上記の化学的結合
にあづからぬ芳香族ポリカーボネートないしスチレン系
重合体を、上記の合成法上の副生成物として又は任意に
後からそれぞれ20重量係以下の組成とする範囲で共存
させることは、本発明の目的を満たす上でなんら支障と
はならない。
かかる変性ポリカーボネートを製造する手法は種々ある
が、それに適用し得る代表的及手法としては、まずポリ
カーボネート合成時に共重合し得る官能基に着目して、
次の三つの合成手法を挙げることができる。
■)ポリカーボネート合成時に共重合し得る官能基を懸
垂するスチレン系樹脂の存在下で、芳香族ポリカーボネ
ートを合成する手法。
り少なくとも一方の末端に上記の官能基を有するスチレ
ン系樹脂の存在下で、芳香族ポリカーボネートを合成す
る手法。
■)グラフト開始点を有し且つ上記の官能基を有する化
合物の存在下で、芳香族ポリカーボネートを合成する手
法。
上記のI)ないし組における[ポリカーボネート合成時
に共重合し得る官能基]としては、フェノール性水酸基
、アルコール性水酸基、カルボキシル基、カルボン酸り
ロライド基21〜2級のアミン基等を挙げることができ
るが、中でもフェノール性水酸基が、得られる変性ポリ
カーボネートの熱安定性の点で最も好ましい。
また、上記のl)ないしif)に分ける[芳香族ポリカ
ーボネートを合成する手法」としては、芳香族ジオール
とホスゲンを、アルカリ水溶液−塩化メチレン系で反応
させる界面法、塩化メチレン等の有機、溶剤及びピリジ
ンを用いた系で反応させるピリジン法、及び芳香族ジオ
ールとジカーボネート化合物とを溶融減圧下で反応させ
る溶融法等の手法が挙げられるが、中でも界面法が得ら
れる成形材料としての品質の面からみて最も好ましい。
その際用いられる芳香族ジオールとしては、例えばピ名
−(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス−
(4′−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス−
(4/−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
−(4′−ヒドロキシフェニル)プロパン(以下、「ビ
スフェノールA’Jという。)ν2+2  ?:”−’
<(4/−ヒドロキシフェニル)プタンッ2,2−ビス
−(4′−ヒドロキシフェニル)ペンタン。
2.2−ビス−(4′−ヒドロキシフェニル)インペン
タン、2,2−ビス−(4′−ヒドロキシフェニル)ヘ
キサン、2,2−ビス−(4′−ヒドロキシフェニル)
イソヘキサン+ 4+4’−ジヒドロキシトリフェニル
メタン+ 4+4’−ジヒドロキシテトラフェニルメタ
ン!1ツ1−ビス−(4′−ヒドロキシフェニル)シク
ロヘキサン+2+2−ヒス−(4′−ヒドロキシ−3−
メチルフェニル)プロパン+2,2−ビス−(4′−ヒ
ドロキシ−3’+5’−ジメチルフェニル)プロパン、
ジヒドロキシジフェニルエーテル、ジヒドロキシジフェ
ニルスルフィドといったビスフェノール類、又はハイト
ロキノンクレゾルシンッO−ノーy−ルレゾルシ/、0
−クミルレゾルシンといっだ二価のフェノール化合物か
ら選択される一種以上を挙げることができるが、特に好
ましい芳香族ジオールとしてはビスフェノールAが挙げ
られる。
次に、本溌明に供される変性ポリカーボネートを製造す
る手法につき、脅前述のI)ないし■)の合成手法によ
る場合を例に採り具体的に説明する。
■)の合成手法による場合: スチレン系樹脂に、ポリカーボネート合成時に共重合し
得る官能基としてフェノール性水酸基を懸垂させる方法
としては、例えばスチレンとフェノール性水酸基を有す
る不飽和単量体とを、ラジカル発生剤の存在下、公知の
重合手法、例えば懸濁重合、乳化重合、溶液重合及び塊
状重合等の手法を用いて共重合する方法を挙げることが
できる。その際樹脂中の官能基の濃度は、5X10 ’
〜100XIO−6当量/f樹脂の範囲にあることが好
ましい。即ち5X10’未満であるとポリカーボネート
重合時に形成される変性ポリカーボネートの生成が十分
でなく、本発明の目的にそぐわず、又100XIO’を
超えると架橋反応を生起させることとなり操作性の点で
支障をきたす。まだ、フェノール性水酸基を有する不飽
和単量体としては、アリルフェノールッメタアリルフェ
ノール、インプロペニルフェノール、p−ビニルフェノ
ール、N−(p−ヒドロキシフェニル)マレイミド等を
挙げることができる。さらに、これらの単量体のアセト
キシ化物を用いて重合層、後処理によりフェノール性水
酸基に戻しても良い。
…)の合成手法による場合: 少なくとも一方の末端にポリカーボネート合成時に共重
合し得る官能基を有するスチレン系樹脂は、反応性マク
ロマーと総称されるものに含まれ、このよう力官能基を
導入する手法としては、それぞれに該当する官能基を有
するアゾビス化合物によりラジカル重合させる方法、又
はブチルリチウムツリチウムナフタレン等のアニオン触
媒によりリビング重合せしめ、それぞれに該当する官能
基を有する化合物で末端・停止せしめる方法が挙げられ
る。とくに上記の官能基としてフェノール性水酸基を導
入する方、法は、これ迄一般的に行われているとは言い
難いが、例えば今述べた手法によシ合成されるアルコー
ル往水rll基又はカルボキシル基を有するマクロマー
と通常の芳香族ポリカーボネート製造工程の範囲内で合
成されるアルキ化又は芳香族末端停止オリゴマー及び芳
香族ジオール化合物とを所定量組み合せて溶融減圧処理
することによシ、末端をフェノール性水酸基化すること
ができるが、このことについては後記する参考側中でさ
らに具体的に説明する。
Ill>の合成手法による場合ニ ゲラフト開始点を有し且つポリカーボネート合成時に共
重合し得る官能基として例えばフェノール性水酸基を有
する化合物としては、ビニル若しくはアリル等の不飽和
基又は三級炭素若しくはメルカプト基等の極めて引き抜
かれ易い水素を有している化合物、即ちビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)メタン、2,2−ビス−(4′−ヒ
ドロキシ−37−イツプロビルフエニル)フロパン+2
,2−ビス=(4′−ヒドロキシ−3′−アリルフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス−(4/−ヒドロキシ−3
’+5’ −シアリルフェニル)プロパン、オルソアリ
ルフェノール、4−メルカゾトフェノール等を挙げるこ
とができる。
以上本発明に供される変性ポリカーボネートの代表的な
三種の製造手法について、とくにフェノール性水酸基に
着目して概略説明したが、本発明はフェノール性水酸基
に限定されるものではなく、又上述の三種の製造手法に
限るものでもない。また、かかる手法におけるスチレン
系樹脂を製造するにあたって用いられるスチレン系化合
物としては、スチレンが代表的な化合物であるが、これ
に限定されるものではなく、他のスチレン類、例えばα
−メチルスチレン。
p−メチルスチレン、核ハロゲン置換スチレンといった
化合物を用いても良いし、又これらを混合して使用して
も良い。また、その際仕込む全不飽和単量体において1
0重量係を超えない範囲で共重合可能なその他の不協和
単量体、例えばメチルメタクリレート、メチルアクリレ
ート、アクリロニトリル、 th酸ビニルといった化合
物から選ぼれる一種以上を共存させてもさしつかえない
。また、得られるスチレン系樹脂の分子量は、数平均分
子量にして40,000〜200.000の間のもので
あることが好ましく、40.000未満であると得られ
る成形材料の光学的均質性を保持することが難しく、又
200,000を超えると変性ポリカーボネートを得る
上で反応上支障を生じることとなり好ましくない。
一般にポリカーボネートとスチレン系樹脂とは相溶性が
悪く、均一な分散状態のものが得られ難いが、本発明に
おける変性ポリカーボネートは、その特殊な構造のため
に、かかる支障も伺ら生じることなく光学的に均質で且
つ透明な成形材料として供し得Σξつである。本発明に
おける変性ポリカーボネート中に含まれるスチレン系樹
脂部分の総量は、5〜40重量係の間にあることが好ま
しく、5重量係未満であると光学的歪みの小さい本発明
の成形材料に供することができず、又40重量係を超え
ると機械的物性の低下、とくに耐衝撃性の低下が顕著と
なり成形材料として好ましくない。また、本発明に供さ
れる変性ポリカーボネートは、平均分子量にして12,
000〜30i 000のものが好ましい。ここで言う
平均分子量とは、ポリマーの6?Of/1の塩化メチレ
ン溶液を用い20℃で測定されるηspから、下記式(
1)及び(2)により求められる値である。
η8P/C=、Cyy〕(1+ K′ηsp) ’−・
・−・−(1)〔η) = KM”     ・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)上式中、C
:ポリマー濃度 y/i + (:η〕:極限粘度。
K′二 〇、28  、に:  1.23X10−6.
  α :0.83+M:平均分子量。
即ち、上記平均分子量は、14000未満であると機械
的物性の面で好ましくなく、又30,000を超えると
光学的歪みの小さい本発明の成形材料に供する上で支障
をきたす。
本発明の成形材料に供されるかかる変性ポリカーボネー
トを成形するにあたって、亜リン酸エステル類を当該樹
脂に対し0.01〜2重量%添加することは樹脂の分解
による着色、透明性の低下を抑制する上で好ましい。こ
の場合用いられる亜リン酸エステル類としては、トリブ
チルホスファイドツトリス(2−エチルヘキシル)ホス
ファイドツトリプシルホスファイト、トリフェニルホス
ファイト、トリクレジルホスファ()’、2−エチルヘ
キシルジフェニルホスファイト、デシルジフェニルホス
ファイドラトリシクロヘキシルホスファイト、ジステア
リルペンタエリスリチルジホスファイト等を挙げること
ができる。これらの亜リン酸エステル類を上記樹脂に添
加゛混合する方法としては、トライブレンドする方法、
押出機でペレット化する際に溶融混合する方法、あるい
はその際亜リン酸エステル濃度の高いマスターペレット
をつくシ、未添加ベレットとトライブレンドする方法等
を挙けることができる。
以上詳記したように、本発明の成形材料は、特定の変性
ポリカーボネートよシなることによって、機械的物性、
とくに耐衝撃性の良好なことに加えて、透明性に優れ且
、つ極めて穏やかな成形条件でも先学的歪みがとくに小
さい、という光学機器用等として従来になく工業的価値
あ    する顕著な効果を奏し得るものである。
次に、本発明を参考例及び実施例により更に具体的に説
明するが、本発明はこれらの例により限定されるもので
はない。なお、「部」及び「チ」はとくに断わらない限
り「重量部」及び1重量部」である。
参考例1:ポリカーボネートオリゴマーの製造側水酸化
ナトリウム水溶液にビスフェノールAを溶解して調製し
たビスフェノールAナトリウム塩の16.6%水溶液1
00部、p−ターシャリ−ブチルフェノール0.23部
、塩化メチレン40部及びホスゲン7部からなる混合物
を、定量的にパイプリアクターへ供給して界面重合を行
った。反応混合物を分液し、ポリカーボネートオリゴマ
ーを含む塩化メチレン溶液のみ捕集した。
得られたオリゴマーの塩化メチレン溶液を分析した結果
は次の通りであった。
オリゴマー濃度(注1)     24.5重量%末端
クロロホーメート基濃度(注2)1.3規定末端フ工ノ
ール性水酸基濃度(注3)0.3規定(注1)蒸発乾固
させて測定した。
(注2)アニリンと反応させて得られるアニリン塩酸塩
を0.2規定水酸化ナトリウム水溶液で中和滴定した。
(注3)四塩化チタン、酢酸溶液に溶解させた時の発色
を546部mで比色定量した。
この様にして得られたオリゴマー溶液を、ポリカーボネ
ートオリゴマー溶液−Aと略称する。
参考例2゛:ポリカーボネートの製造例参考例1のポリ
カーボネートオリゴマー溶液−A160部及びp−ター
シャリ−ブチルフェノール0.7部からなる混合物に、
塩化メチレン130部を加え、攪拌機つき反応器に仕込
み550 rpmで攪拌した。更に16.6%のビスフ
ェノールAナトリ、ウム塩水溶液80部、25チ水酸化
ナトリウム水溶液8部及び2チドリ工チルアミン水溶液
1部からなる水溶液を加えた。約1.5hr界面重合を
行い、反応混合物を分液し、ポリカーボネート樹脂を含
む塩化。メチレン溶液を水、塩酸水溶液、ついで水を用
いて洗浄し、最終的には塩化メチレンを蒸発させて樹脂
を取シ出した。
得られた樹脂の平均分子量は17,400であった。
この樹脂をポリカーボネー)1と略称する。
参考例3:ポリカーボネートの製造例 p−ターシャリーブチルフェノールを1.3部に変・−
えた以外は、参考例2と同様の手法によりポリカーボネ
ートを製造した。
得られた樹脂の平均分子量は14,700であった。
この樹脂をポリカーボネートlと略称する。
参考例4:変性ポリスチレンの製造側 脱塩水300部及び2%ポリビニルアルコール水溶液1
5部からなる水溶液を、窒素ガスシールした攪拌機つき
反応器に仕込み、500rpmで撹拌しながら昇温させ
90℃に保持した。次に、スチレン97部、イソプロペ
ニルフェノール3部及びパーへキサ3M(日本油脂p製
)1部からなる混合物を、反応器内に15分かけて添加
し、更に16hr攪拌した。
得られたポリマーを、メタノールによる洗浄及びp過を
繰り返えした後、乾燥した。ポリマーの収率は80チで
あった。
得られたポリマーのG、 P、 C,による数平均分子
量は87,000で、そのフェノール性水酸基の濃度(
注4)は0.2X1.O’ ?当量/1ポリマーであっ
た。
(注4)四塩化チタン−1作酸溶液に溶解させた時の発
色を4801mで比色定量した。
この様にして得られたポリマーを変性ポリスチレン−I
と略称する。
参考例5:変性ポリカーボネートの製造側参考例1のポ
リカーボネートオリゴマー溶、液−A270部、参考例
4の変性ポリスチレン−130部、p−ターシャリ−ブ
チルフェノール1部及び塩化メチレン350部からなる
混合物を、攪拌機つき反応器に仕込み550 rpmで
攪拌した。
更K 、i a 6%ビスフェノールAナトリウム塩水
溶液100部、25チ水酸化す) IJウム水溶液14
部及び2係トリ工チルアミン水溶液2部からなる水溶液
を加えた。約z、shr界面重合を行い、反応混合物を
分液し、ポリカーボネート樹脂を含む塩化メチレン溶液
を水、塩酸水溶液、ついで水を用いて洗浄し、最終的に
は塩化メチレンを蒸発させて樹脂を取出した。
得られた変性ポリカーボネート樹脂の平均分子量は23
,000であった。この樹脂を変性ボリカーボネートエ
と略称する。
参考例6 :フェノキシカルボニ4し末端オリゴマーの
製造例ポリカーボネートオリゴマー溶液A(参考例1)
140部を攪拌機つき反応器に仕込み、これに水酸化ナ
トリウム水溶液にフェノールを溶解して拳see調製し
たフェノールナトリウム塩の14係水溶液120部を1
 hrかけて滴下しながら攪拌し、更に2チドリエチル
アミン水溶液を0.4部加え1 hr攪拌した。反応終
了層、塩化メチレン相を分液し、水酸化ナトリウム水溶
液で洗浄し、更に塩酸、ついで水を用いて洗浄し、最終
的には塩化メチレンを蒸発させフェノキシカルボニル末
端オリゴマーを取り出した。
得られたオリゴマーの分析結果は次の通りであった・ 末端フェノキシカルボニル基濃度(注5)zsWq当量
/f末端フェノール性水酸基濃度(注6)0.1■当量
/を末端クロロホーメート基濃度 (注7)検出されず
(注5)メタノール性水酸化す) IJウム溶液で加水
分解してガスクロマトグラフィーで測定した。
(注6)四塩化チタン、酢酸溶液に溶解させた時の発色
を546 nmで比色定量した。
(注7)アニリンと反応させて得られるアニリン塩酸塩
を0,2規定水酸化ナトリウム水溶液で中和滴定した。
この様にして得られたフェノキシカルボニル末端オリゴ
マーをオリゴマーBと略称する。
参考例7:変性ポリスチレンの製造例 スチレン200部、アゾビスシアノバレリック酸2部及
びクロルベンゼン200部を攪拌機つきの反応器に仕込
み、窒素ガスで内部を置換后、90℃に昇温させて7 
hr重合反応を行った。反応終了後、ポリマー溶液をメ
タノールによシ沈殿させてポリマーを捕集した。得られ
たポリマーを、更にメチルエチルケトンに再溶解しメタ
ノールによシ再沈殿させる精製手法を2回繰り返えして
後乾燥し、末端カルボン酸型ポリスチレンを得た。
得られた末端カルボン酸型ポリスチレンのG。
p、c、による数平均分子量は65,000であり、又
そのエタノールーカセイカリにより測定した酸価は4X
10 ’ ey/グポリマーであった。
このポリマーを末端カルボン酸型ポリスチレン■と略称
する。
参考例8:変性ポリカーボネートの製造側参考例6のオ
リゴマーB5部及び参考例7の末端カルボン酸型ポリス
チレン■(数平均分子量65.000、酸価4X10 
’ey/グボリーr−)100部を攪拌機つきの反応器
に仕込み、220℃に昇温させた後、30111IHグ
減圧下で2hr、10tmiHr減圧下で1 hr及び
2 m HP減圧下で3 hrの各反応を継続させた後
、常圧に戻して抜き出した3この様にして得られたオリ
ゴマーをオリゴマーCと略称する。
ポリカーボネートオリ”ゴマ−溶液−A(参考例1)1
70部及び上記のオリゴマーB5部からなる混合物に、
塩化メチレン260部を加え、攪拌機つき反応器に仕込
み550 rpmで攪拌した。これに更に16.6%の
ビスフェノールAナトリウム塩水溶液100部、25チ
水酸化す) IJウム水漬液15部及び2係トリ工チル
アミン水溶液1部からなる水溶液を加えた。約1.5h
r界面重合を行い、反応混合物を分液し、ポリカーボネ
ート樹脂を含む塩化メチレン溶液を水、塩酸水溶液、つ
いで水を用いて洗浄し、最終的には塩化メチレンを蒸発
させて樹脂を取り出した。
得られた変性ポリカーボネート樹脂の平均分子量は21
,000であシ、そのNMRの分析結果より共重合され
ているポリスチレン部分は28係であった。この樹脂を
変性ポリカーボネート■と略称する。
実施例1〜4及び比較例1〜4           
 ′下記表−1に示す各樹脂に対して2−エチルへキフ
ルジフェニルホスファイトをi a o ppm添加し
た後、0.1オンスの射出成形機(日本製鋼新製JIS
)を用い、表−1に示す成形条件で、厚さ1.2鉱、中
1m、長さ5mの短ざくを成形した。また、同時に高化
式ブローテスターにより280℃、せん断速度IQ8s
ec”におけるみかけの溶融粘度ηaを溶融流動性の目
安とした。また、複屈折については、短ざく状成形片の
根元(溶融樹脂の入口方向)から2cn1の位置での複
屈折(△n2と略記する。)をカールツアイス偏光顕微
鏡によシ測定した数値で評価した。これらの結果を下記
表−1に塘とめて示す。
表−1 【 上記表−1の結果から、比較例に示す従来のポリカーボ
ネートは複屈折の△n2を下げるには300℃よりも高
温の極めて高い成形温度を必要とするのに比べ、実施例
に示す本発明の成形材料に供される特定の変性ポリカー
ボネートは300℃以下の極めて穏やかな成形祭件でも
複屈折のΔn2を格段に低く下は得ること、即ち光学的
歪みを格段に小さくさせ得ることが認められる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  スチレン単独又はスチレン系化合物を主体とする重合
    連鎖を化学的に結合させた芳香族ポリカーボネートであ
    って、且つ前記スチレン系重合連鎖部分を5〜40重量
    %含む変性ポリカーボネートよりなることを特徴とする
    成形材料。
JP14113784A 1984-07-07 1984-07-07 成形材料 Pending JPS6119630A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14113784A JPS6119630A (ja) 1984-07-07 1984-07-07 成形材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14113784A JPS6119630A (ja) 1984-07-07 1984-07-07 成形材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6119630A true JPS6119630A (ja) 1986-01-28

Family

ID=15285025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14113784A Pending JPS6119630A (ja) 1984-07-07 1984-07-07 成形材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6119630A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61108617A (ja) * 1984-11-02 1986-05-27 Sumitomo Chem Co Ltd 光学樹脂材料
JPS63199735A (ja) * 1987-02-17 1988-08-18 Idemitsu Petrochem Co Ltd ポリカ−ボネ−ト系共重合体の製造方法
EP0293908A2 (en) * 1987-06-05 1988-12-07 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Molding material for optics
JPH01120501A (ja) * 1987-11-05 1989-05-12 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 光学用成形材料
US6359081B1 (en) 1996-05-09 2002-03-19 Takiron Co., Ltd. Block copolymer with condensation or vinyl polymer, functions imparting, and lower cohesive E segments
WO2003082951A1 (fr) 2002-03-28 2003-10-09 Teijin Chemicals, Ltd. Copolycarbonate et element resistant a la chaleur comprenant le copolymere

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61108617A (ja) * 1984-11-02 1986-05-27 Sumitomo Chem Co Ltd 光学樹脂材料
JPS63199735A (ja) * 1987-02-17 1988-08-18 Idemitsu Petrochem Co Ltd ポリカ−ボネ−ト系共重合体の製造方法
EP0293908A2 (en) * 1987-06-05 1988-12-07 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Molding material for optics
JPH01120501A (ja) * 1987-11-05 1989-05-12 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 光学用成形材料
US6359081B1 (en) 1996-05-09 2002-03-19 Takiron Co., Ltd. Block copolymer with condensation or vinyl polymer, functions imparting, and lower cohesive E segments
WO2003082951A1 (fr) 2002-03-28 2003-10-09 Teijin Chemicals, Ltd. Copolycarbonate et element resistant a la chaleur comprenant le copolymere

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5280070A (en) Polycarbonate-polymethyl methacrylate blends
US5132154A (en) Polycarbonate mixtures in optical applications
EP0177713B1 (en) Polycarbonate and optical disc substrate
JPH073104A (ja) フッ化ビスフェノールaを含むポリカーボネート及びポリメチルメタクリレートを含む組成物
JP2002541284A (ja) 静電荷が低下した光学品質のポリカーボネート及びその製法
GB1578384A (en) Thermoplastic polycarbonate moulding compositions
JPH0139688B2 (ja)
EP0249882B1 (en) Process for producing polycarbonate resin
JPS6119630A (ja) 成形材料
EP0259868B1 (en) Thermoplastic resins having excellent thermal resistance and moldability and processes for preparing same
JPS6239624A (ja) ポリカ−ボネ−トよりなる光デイスク基板
EP0463494A2 (de) Interpolymerisate aus aromatischen Polyestern und Kautschuken
JPS6227701A (ja) 光学装置用透明成形体
EP0312872B1 (de) Neue Pfropfcopolymere, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
CA2089294C (en) Low gloss polycarbonate/abs blends obtained by using a hydroxy functional rigid polymer
JP3047756B2 (ja) 熱可塑性オレフィンコポリマーを含有するポリカーボネート組成物
JPS6218466A (ja) ポリカ−ボネ−ト成形品
JPS6356556A (ja) ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物
JPH06279643A (ja) フッ化ビスフェノールaを含むポリカーボネート及びポリ塩化ビニルを含む組成物
JPH08143760A (ja) 強化芳香族ポリカーボネート樹脂組成物および成形品
JPS6220524A (ja) 光学機器成形材料
JPH0620784B2 (ja) ポリカ−ボネ−ト樹脂よりなる光デイスク基板の製造法
JPH0554867B2 (ja)
JPH0618701A (ja) レンズ
JPH0374267B2 (ja)