JP3047756B2 - 熱可塑性オレフィンコポリマーを含有するポリカーボネート組成物 - Google Patents

熱可塑性オレフィンコポリマーを含有するポリカーボネート組成物

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JP3047756B2
JP3047756B2 JP6313885A JP31388594A JP3047756B2 JP 3047756 B2 JP3047756 B2 JP 3047756B2 JP 6313885 A JP6313885 A JP 6313885A JP 31388594 A JP31388594 A JP 31388594A JP 3047756 B2 JP3047756 B2 JP 3047756B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L69/00Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性オレフィンコ
ポリマーを含有するブレンドから成るポリカーボネート
組成物に関する。熱可塑性オレフィンコポリマーブレン
ドは、前駆体で官能性にされたオレフィンポリマーと官
能性にされた付加ポリマーから反応性条件下で製造され
る。生じるポリカーボネート組成物は、予想外に、改良
された物性を示す。
【0002】
【従来の技術】プラスチックは伝統的に二つの別個の重
要な群、すなわち熱可塑性プラスチックと熱硬化性物質
に分けられる。熱可塑性プラスチックは熱せられると溶
融して粘性液体になり、冷やされると固体になるもので
ある。その特徴は、可撓性並びに繰り返して軟化および
硬化され得る能力である。一般的な熱可塑性プラスチッ
クはアクリル樹脂、ナイロン、ポリエステル、ポリ塩化
ビニルおよびポリスチレンを含む。逆に、熱硬化性物質
は一度だけ熱せられて形付けられ得るもので、したがっ
て再加工できない。更に、熱硬化性物質は多くの場合に
硬質、剛性、不溶解性で不溶融性である。この種の物質
を説明する例はフェノール樹脂、エポキシ樹脂および不
飽和ポリエステルを含む。
【0003】しばしば多くの商業的用途に使用されるの
で、強靭にされた熱可塑性プラスチックから成るポリカ
ーボネートブレンドを製造することが益々関心を集めて
いる。熱可塑性プラスチックを強靭にする商業的な方法
は、通常、プラスチックの中に低いガラス転移温度を持
つエラストマーを混入することを含む。しかし、多くの
場合、エラストマーと熱可塑性プラスチックとの非混和
性と非相溶性がブレンド中に劣悪な物性を生じる。従っ
て、物性改良のために相溶性化方策が必要になる。この
方策は、典型的には、熱可塑性プラスチックとエラスト
マーから製造されたコポリマーをブレンド中に配合する
ことを含む。コポリマーはゴム相分散と付着を改良し、
それによってブレンドの相溶性と物性を改良するのに役
立つ。
【0004】このようなポリカーボネートブレンドの例
は、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(AB
S)ターポリマーを含有するブレンドである。しかし、
不飽和ポリブタジエンゴムの存在のために、これらのブ
レンドは熱的および光化学的な劣化を受け易い。この結
果、ABSは屋外の使用では用途が制限される。従っ
て、本発明は、熱可塑性オレフィンコポリマーを含有す
るブレンドから成る新しいポリカーボネート組成物に向
けられている。上記の熱可塑性オレフィンコポリマー
は、オルト化合物官能性化オレフィンポリマーと酸、酸
無水物またはチオール官能性化付加ポリマーの反応から
製造される。加えて、本発明においては、オルト化合物
はオルトエステルおよびオルトカーボネートとして定義
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】付加ポリマーとエラス
トマーに由来するグラフトコポリマーは、ゴム基質とフ
リーラジカル開始剤の存在下にオレフィンモノマーを重
合して伝統的に製造されて来た。グラフト反応は、乳
化、懸濁、溶液あるいは塊状法で達成され得る。このよ
うな方法が広く使用されているが、モノマー、溶媒およ
び反応副生物の取扱と処理が必要になるので、このよう
な方法は望ましくはない。
【0006】他の研究者は、アミンが酸無水物、エポキ
シドおよびアルキルハライドを含む求電子部の各種と反
応することが知られているので、アミン官能性化付加ポ
リマーを官能性化エラストマーと溶融加工することによ
る付加ポリマー/ゴムのコポリマー製造に焦点を合わせ
た。しかし、アミン官能性化付加ポリマーはコポリマー
形成用に大量には入手できないので、この方法は有利で
はない。
【0007】最後に、米国特許第5,393,833号
(特願平6−290261号に対応)に、熱可塑性オレ
フィンコポリマーおよびそれを含有するブレンドが開示
され、一方、米国特許第5,153,290号には、ヒ
ドロキシ置換環状オルトエステルに塩化アクリロイルを
反応させて製造されるエチレン性不飽和環状オルトエス
テルのポリマーが開示されている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明が上記のものと特
許性を持って区別できる理由は、中でも、本発明が、オ
ルト化合物官能性化オレフィンポリマーと酸、酸無水物
またはチオール官能性化付加ポリマーの溶融または溶液
反応で製造された熱可塑性オレフィンコポリマーを含有
するブレンドから成る新しいポリカーボネート組成物に
向けられ、上記の熱可塑性オレフィンコポリマーが、付
加ポリマー結合に加えてエステルまたはスルフィドを持
つオレフィンポリマーを含んで成るからである。更に、
上記のコポリマーを含有するブレンドから成る新しいポ
リカーボネート組成物は、予期しないことには、望まし
い低減した光沢特性、改良された引っ張り強さ、好まし
い加熱撓み温度(HDT)、改良されたメルトフローイ
ンデックス、改良された伸び値および少なくとも約45
0ジュール/m、好ましくは少なくとも約550ジュー
ル/m、のノッチ付きアイゾット衝撃値を示す。発明の概要: 本発明は、ポリカーボネートおよび熱可塑
性オレフィンコポリマーを含有するブレンドから成る新
しい組成物に関し、上記コポリマーは付加ポリマー結合
に加えてエステルまたはスルフィドを持つオレフィンポ
リマーから成る。熱可塑性オレフィンコポリマーは、式
【0009】
【化6】
【0010】の構成単位から成るオルト化合物官能性化
オレフィンポリマーと酸、酸無水物またはチオール官能
性を持つ付加ポリマーの反応によって製造される。官能
性化付加ポリマーの説明に役立つ実例は、ポリフェニレ
ンエーテル、ポリフェニレンスルフィドおよびポリスチ
レンやアクリル樹脂のようなビニルモノマーからの官能
性化ポリマーを含む。
【0011】上記の式中、各R1 は独立して水素、低級
アルキル(炭素原子数1〜5の炭化水素)、置換または
非置換芳香族基あるいはハロゲン、R2 は−CH2 −あ
るいは置換または非置換二価芳香族基、mは1以上であ
る。Xは実質的に不活性な結合基で、好ましくは式
【0012】
【化7】
【0013】あるいは式
【0014】
【化8】
【0015】あるいは式 −C(R1 2 − IV の基で示される。Yは、式
【0016】
【化9】
【0017】を持つ環状オルトカーボネートおよび環状
オルトエステル部分から成る群から選ばれる。R3 は炭
素原子数1〜10の一級または二級アルキル、アリール
置換アルキル、炭素原子数6〜10の芳香族基あるいは
* と第二の4〜8員環を形成し斯くてビシクロ化合物
を作り出すアルキレン基である。R4 は炭素原子数1〜
10の一級または二級アルキル、アリール置換アルキル
あるいは炭素原子数6〜10の芳香族基である。更に、
3 とR4 は、両者を連結する原子と共に、4〜8員環
を形成し斯くてスピロビシクロ化合物を作り出すことが
可能であり、R5 は水素、アルキルあるいはアリール、
Iは0または1、nは0ないし2の整数、pは0または
1、tはR3 とC* がビシクロ化合物を形成する時は0
であるがその他の時は1である。
【0018】
【実施例】本発明のポリカーボネート組成物は、式
【0019】
【化10】
【0020】および式
【0021】
【化11】の構成単位を含むことができ、式中、A1
二価の置換または非置換脂肪族、脂環式あるいは芳香族
基、好ましくは−A2 −Y−A3 −であり、A2 とA3
はそれぞれ独立して単環式二価芳香族基である。Yは橋
かけ基で、その1ないし4個の原子がA2 とA3 を分離
し、式VIIは式VIの好ましい亜属である。
【0022】A2 とA3 は、非置換フェニレンまたはそ
の置換誘導体であることができ、例示的な置換基(一種
またはそれ以上)は、アルキル、アルケニル、アルコキ
シなどである。非置換フェニレンが好ましい。A2 とA
3 の両方がo−またはm−フェニレンであるか、一方が
o−またはm−フェニレンで他がp−フェニレンである
ことが可能であるが、好ましくは両方がp−フェニレン
である。
【0023】橋かけ基Yでは、一個または二個の原子、
好ましくは一個の原子、がA2 とA 3 を分離する。Yは
最も多くの場合に炭化水素基、特にメチレン、シクロヘ
キシルメチレン、2−[2.2.1]−ビシクロヘプチ
ルメチレン、エチレン、イソプロピリデン、ネオペンチ
リデン、シクロヘキシリデン、シクロペンタデシリデ
ン、シクロドデシリデンあるいはアダマンチリデン、特
にgem−アルキレン(アルキリデン)のような飽和基
である。しかし、不飽和基および炭素と水素以外の原子
を含む基、例えば2,2−ジクロロエチリデン、カルボ
ニル、フタリジリデン、オキシル、チオ、スルホキシお
よびスルホンも含まれる。入手し易さおよび本発明の目
的に対する格別な適合性の故に、式VIIの好ましい単位
は2,2−ビス(4−フェニレン)プロパンのカーボネ
ート単位であって、この単位はYがイソプロピリデン、
2 とA3 がそれぞれp−フェニレンであるビスフェノ
ールAに由来する。
【0024】式 HO−A1 −OH VIII で示される物質は、上記式VIの構成単位の根源を成
し、A1 は先に定義した通りである。VIIIの説明に役立
つ非制限的実例は以下の物質を含む:2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノール
A)、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジメチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−
ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)シ
クロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)デカン、1,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シ
クロドデカン、1,1−ビス(3,5−ジメチル−4−
ヒドロキシフェニル)シクロドデカン、4,4−ジヒド
ロキシジフェニルエーテル、4,4−チオジフェノー
ル、4,4−ジヒドロキシ−3,3−ジクロロジフェニ
ルエーテル、4,4−ジヒドロキシ−3,3−ジヒドロ
キシジフェニルエーテル、1,3−ベンゼンジオール、
および1,4−ベンゼンジオール。
【0025】上記のコポリカーボネートの製造時の使用
に同様に適する他の有用なジヒドロキシ芳香族化合物
は、いずれも本明細書中に参考文献として取り入れられ
ている米国特許第2,999,835号、第3,02
8,365号、第3,334,154号および第4,1
31,575号に開示されている。好ましいビスフェノ
ールは2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン(ビスフェノールA)である。
【0026】本発明のポリカーボネートは、慣用の技術
を使用してビスフェノールにホスゲンやジメチルカーボ
ネートのようなカーボネート源を反応させることによっ
て製造され得る。これらは、溶融重合、界面重合および
ビスクロロホーメートを形成する界面転換とその後の重
合を含む。フェノールのような連鎖停止剤を使用しても
差支えない。
【0027】本発明に使用される官能性化オレフィンポ
リマーを作り出すためにグラフトされる官能性化用モノ
マー(エチレン性不飽和環状オルト化合物)の製造は、
ヒドロキシ置換オルトエステルとα、β−不飽和酸塩化
物を反応させてメタクリル酸エステルまたはアクリル酸
エステル型のような不飽和エステルを形成することによ
って達成される。製造は以下の実施例によって更に説明
される。実施例1〜3の全生成物の分子構造は、プロト
ンおよび13C核磁気共鳴分光法によって確認された。実施例1: 機械的かきまぜ機、圧均等化添加漏斗および
窒素吹き込み口を備えた5リットル三つ口フラスコに、
4−ヒドロキシメチル−2−メトキシ−2−メチル−
1,3−ジオキソラン301g(2.03mol)、ト
リエチルアミン514g(5.08mol)および塩化
メチレン2Lを仕込んだ。フラスコを氷水浴に浸漬し、
撹拌しながら、塩化アクリロイル193.1g(2.1
3mol)を窒素下で50分間に撹拌しつつ添加した。
混合物を室温での一晩撹拌、濾過、濾液を水2Lづつで
2回洗浄、硫酸マグネシウム上での乾燥、濾過およびそ
の後のバキュームストリッピングの順で処理した。フリ
ーラジカルインヒビターとしての3−t−ブチル−4−
ヒドロキシ−5−メチルフェニルスルヒィド200pp
mを残留物に添加し、真空蒸留した。所望の4−アクリ
ロイルオキシメチル−2−メトキシ−2−メチル−1,
3−ジオキソランが80〜85℃/0.5〜1.0To
rrで留出した。実施例2: 4−ヒドロキシメチル−2−メトキシ−2−
メチル−1,3−ジオキソラン281g(1.9mo
l)、トリエチルアミン481g(4.76mol)お
よび塩化メタクリロイル199g(1.9mol)を使
用して実施例1の手順を繰り返した。生成物である4−
メタクリロイルオキシメチル−2−メトキシ−2−メチ
ル−1,3−ジオキソランを80℃/0.4Torrで
採取した。実施例3: 4−ヒドロキシメチル−2−メトキシ−2−
フェニル−1,3−ジオキソラン21g(100mmo
l)、トリエチルアミン25.3g(250mmo
l)、塩化アクリロイル9.5g(105mmol)お
よび塩化メチレン150mLを使用して実施例1の手順
を繰り返した。粗生成物を、溶離剤としてヘキサンに1
5%(容量による)混入した酢酸エチルを使用する塩基
性アルミナカラムクロマトグラフィーによって精製して
所望の4−アクリロイルオキシメチル−2−メトキシ−
2−フェニル−1,3−ジオキソランを得た。
【0028】本発明に使用される官能性化オレフィンポ
リマーは、広い範囲の種類のグラフト可能な化合物とポ
リオレフィンの共押し出しで製造可能である。押し出し
技術並びにグラフト可能な化合物は、開示内容が本明細
書中に参考文献として取り入れられている共有の米国特
許第5,153,290号に記載されているものを含
む。
【0029】本発明に使用される酸または酸無水物官能
性を含有する付加ポリマーは、同業者に知られた標準的
なフリーラジカル重合技術によって製造される。官能性
化ビニルモノマー(官能性化ポリスチレンとアクリル樹
脂用の場合のような)と任意に一種またはそれ以上の慣
用のビニルモノマーが、塊状、懸濁、乳化あるいは溶液
法で、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)や過酸
化ベンゾイルのようなフリーラジカル開始剤の存在下に
重合される。一般に、官能性化ビニルモノマーは全モノ
マー供給流の約0.1ないし100mol%を構成して
よいが、実働濃度は特定の官能性化モノマーに依存して
もよい。チオ官能性を含有する付加ポリマーは、典型的
にはビニルメルカプタン前駆体の重合、並びにAdv.
Polym.Sci.第15巻,1974年,61〜9
0ページに記載された方法によって製造される。
【0030】フリーラジカル開始剤の濃度はモノマーの
総重量を基準にして一般に約0.001から約1.0重
量%である。各種の溶媒が溶液重合法に適し、塩化メチ
レンのようなハロ炭化水素、メチルエチルケトンやアセ
トンのようなケトンおよびトルエンやエチルベンゼンの
ような芳香族炭化水素がしばしば好まれる。フリーラジ
カル重合の温度は40℃から約150℃である。上で得
られる本発明に使用されるポリマーは、典型的には約4
0,000から約250,000の重量平均分子量(ゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィーで測定)を持
つ。
【0031】本発明に使用される官能性化付加ポリマー
は、上記の官能性化オレフィンポリマーと反応して熱可
塑性オレフィンコポリマーを形成することができる。本
発明に従って官能性化され、このようなコポリマーの形
成に適するオレフィンポリマーは、約0℃より低く、好
ましくは約−20℃より低いガラス転移温度Tgを持つ
エラストマーを含む。好適なポリオレフィンの説明に役
立つ実例は、エチレンプロピレンジエンコモノマー(E
PDM)ゴム、ポリ(エチレン−コプロピレン)のよう
なエチレンアルケンゴム、ポリ(ブタジエン)のような
ポリジエンゴムおよびポリ(ブチルアクリレート)のよ
うなポリアクリレートを含む。
【0032】好ましい実施例では、スチレン、アクリロ
ニトリルおよび酸、酸無水物またはマスクされたチオー
ルで官能性化されたビニルモノマーの共重合で製造さ
れ、スチレンアクリロニトリル−A(SAN−A)と称
される本発明に従って官能性化された付加ポリマーが、
式Iで示される環状オルトエステルまたはカーボネート
で官能性化されたEPDMゴムと共に溶融押し出しされ
て新しいEPDM−SANコポリマーを提供する。典型
的な例は、SAN−Aと環状2−メトキシ−2−メチル
−1,3−ジオキソランで官能性化されたEPDMゴム
を反応させてEPDM−SANコポリマーを形成するこ
とを含む。
【0033】官能性化付加ポリマーと官能性化オレフィ
ンポリマーの間の反応は、慣用的には溶融状態あるいは
溶液で実施される。本発明の熱可塑性オレフィンコポリ
マーの製造法、例えば溶融物による方法は、環状オルト
エステルまたはオルトカーボネート官能性化オレフィン
ポリマーを、本発明で使用される酸、酸無水物またはチ
オール官能性化付加ポリマーと混合し、混合物を約17
0℃から約350℃の温度で溶融反応させることから成
る。好ましくは、温度は約200℃から約260℃であ
る。典型的な溶融加工技術は、単軸スクリュまたはウエ
ルディング・エンジニヤズ(Welding Engi
neers)社の20mm二軸スクリュ押し出し機のよ
うな二軸スクリュ押し出し装置を通しての連続押し出し
およびヘリコーン(Helicone)反応機またはブ
ラベンダー(Brabender)メルトミキサーの中
での溶融反応を含む。同業者はもし押し出し法が実施さ
れれば、スクリュのデザイン、スクリュのスピードおよ
び供給速度が変化し得ることを認識する筈である。
【0034】本発明で使用されるコポリマー含有ブレン
ドは、典型的には約20から約90重量%まで、好まし
くは約40から約80重量%までの官能性化オレフィン
ポリマーと典型的には約80から約10重量%まで、好
ましくは約60から約20重量%までの官能性化付加ポ
リマーで構成される。任意に、SANのような官能性化
されていない付加ポリマーを上記の付加ポリマーと官能
性化オレフィンに添加しても差支えない。官能性化され
ていない付加ポリマーの濃度は、官能性化された付加ポ
リマーの重量を基準にして約0ないし約50重量%、好
ましくは約0ないし約25重量%を構成する。一層好ま
しいのは、官能性化されていない付加ポリマーを使用し
ないことである。
【0035】以下の追加実施例は本発明を更に説明し本
発明の理解を容易にするためのものである。得られた全
生成物は、プロトンおよび13C核磁気共鳴分光法並びに
赤外分光法のような慣用技術によって確認され得る。実施例4: かきまぜ機と温度計を備えた5リットル三つ
口丸底フラスコに、スチレン800mL(6.98mo
l)、アクリロニトリル300mL(4.56mo
l)、アクリル酸8.29g(115mmol、1mo
l%)、AIBN3.83g(23.3mmol)およ
びメチルエチルケトン1.5Lを仕込んで混合し、以下
の反応によってアクリル酸官能性1.0mol%を含有
するスチレンアクリロニトリル付加ポリマーの合成を実
施した。混合物を窒素で5分間パージし、70℃で24
時間撹拌した。生じる粘性溶液を室温に冷やし、市販の
かきまぜ機を用いてメタノール中に沈殿させた。ポリマ
ーの濾別、メタノールによる洗浄、60℃の真空炉内で
の48時間の乾燥の順の処理を経て、白色粉体SAN−
Aの731(73%単離収率)を得た。FTIR分光法
は、1730cm-1のカルボニル吸収の存在によって酸
モノマーの取り込みを確認した。FTIRスペクトルの
定性的分析は、アクリロニトリル濃度27重量%を示し
た。実施例5: 実施例4で製造されたアクリル酸1mol%
を含有するSANを、オルトエステル官能性化EPDM
と共に回転混合し、450°Fで二軸スクリュ押し出し
機で押し出し物(EPDM、SANおよびコポリマー)
を形成した。押し出し物を水浴で冷やし、ペレット化
し、80℃で4時間乾燥した。未反応のSANを溶解
し、不溶物として未反応EPDMとEPDM−SANコ
ポリマーを残すアセトン抽出物からコポリマーの分析を
した。分析結果は、高度のグラフト化、従ってコポリマ
ー形成を明らかにした。
【0036】押し出しまたは溶液重合によって製造され
た単離コポリマーに、追加して、未官能性化あるいは官
能性化SANおよびEPDMを混合し、上記の条件に類
似の条件下で押し出してポリ(アクリロニトリル−EP
DM−スチレン)(AES)ブレンドを形成しても差支
えないと考えられる。本発明のブレンドは、現場で押し
出し機で製造できる。あるいはまた、実質的に純粋なコ
ポリマーを製造し、単離し得る。単離されたコポリマー
を実施例5に述べたものと類似の仕方で追加樹脂と混合
し、次いで押し出すことによって次のブレンドを製造で
きる。
【0037】本発明のポリカーボネート組成物を製造す
る方法は特に限定されず、慣用の方法が支障なく用いら
れる。しかし、一般に溶融混合法が望ましい。溶融混合
に必要な時間と温度は、特に限定されず、材料の組成に
従って適宜決定され得る。温度はポリカーボネート対熱
可塑性オレフィンコポリマーを含有するブレンドの混合
比によって若干変化するが、一般に200〜500℃の
範囲内にある。
【0038】溶融した粘性塊の取扱が可能ならば、任意
の溶融混合法を使用できる。その方法は、回分式でも連
続式でも実施できる。特に、押し出し機、バンベリー
(Banbury)ミキサー、ローラー、ニーダーなど
を使用できる。実施例6: 回転速度400rpm、処理量12ポンド/
時間、温度90〜260℃の範囲内に設定された二軸ス
クリュ押し出し機に、ビスフェノールAポリカーボネー
ト(数平均分子量50,000)64部、SAN(数平
均分子量35,000)20部、AES−2(アクリル
酸1mol%で官能性化されたSAN−A1部を使用し
環状オルトエステル(実施例1で製造)1mol%で官
能性化されたEPDM4部を使用して1:4コポリマー
ブレンドを製造し、次いで酸で官能性化されたSANを
追加して希釈して1:1コポリマーブレンドを製造する
2段押し出し工程で製造)16部、ビス(2,4−ジ−
t−ブチル)ペンタエリスリトールジホスファイト0.
1部、1,3,5−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート0.1部お
よびペンタエリスリトールテトラステアレート0.5部
を仕込んで押し出し物を製造した。押し出し物の水浴に
よる冷却、ペレット化および80℃で4時間の乾燥を実
施して、ポリカーボネート組成物(A)を得た。実施例7〜8: ポリカーボネート組成物(B)と(C)
を製造した。その際、前者ではAES−1(アクリル酸
1mol%で官能性化されたSAN−A1部とオルトエ
ステル1mol%で官能性化されたEPDM1部を使用
して1:1コポリマーブレンドを製造する1段押し出し
工程で製造)16部をAES−2の代わりに使用し、後
者ではアクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(AB
S)(ブタジエン50部/SAN50部、ただしゴムへ
のグラフト率60%の)16部をAES−2の代わりに
使用することの他は実施例6に記載された手順に従っ
た。
【0039】次の表のポリカーボネート組成物は、実施
例6〜8に記載された組成物に相当する。データは、ポ
リカーボネート組成物の形成並びに本発明で得られた新
しい予期しない結果を確認する。
【0040】
【表1】 表 1 メルト 破断時 破断時 フロー 最大 ポリカーボネート 光沢 引っ張り強さ インデックス 伸び 組成物 (60°) (psi) HDT(℃)(g/10分(%) A 58 7662 104 3.29 178 B 53 7454 106 3.19 126 C(対照) 98 7309 110 1.88 109 以上を要約すると、本発明によれば、熱可塑性オレフィ
ンコポリマーを含有する新しいポリカーボネート組成物
が、前駆体で官能性にされたオレフィンポリマーと官能
性にされた付加ポリマーから製造され、その新しいポリ
カーボネート組成物は改良された物性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グレゴリー・ジェームス・ストッダード アメリカ合衆国、ニューヨーク州、スケ ネクタデイ、フィルモア・アベニュー、 591番 (56)参考文献 米国特許4297464(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 51/06 C08L 69/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポリカーボネート、及び (b)熱可塑性オレフィンコポリマーを含有するブレン
    ドから成る組成物であって、 前記コポリマーが(i)式 【化1】 の構成単位から成るオルトエステルまたはオルトカーボ
    ネート官能性化オレフィンポリマー(式中、各R1 は独
    立して水素、炭素原子数1〜5の炭化水素、置換または
    非置換芳香族基あるいはハロゲン、R2 は−CH2 −あ
    るいは置換または非置換二価芳香族基、mは1以上の任
    意の整数、Xは式 【化2】 あるいは式 【化3】 あるいは−C(R1 2 −を持ち、Yは環状オルトカー
    ボネートおよび環状オルトエステル部分から成る群から
    選ばれる)を(ii)酸、酸無水物またはチオール官能性
    を持つ付加ポリマーと反応させて製造される組成物。
  2. 【請求項2】 ブレンドがポリフェニレンエーテル、ポ
    リフェニレンスルフィド、ポリスチレンあるいはアクリ
    ル樹脂も含有する請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 環状オルトカーボネートおよび環状オル
    トエステル部分が式 【化4】 (式中、R3 は炭素原子数1〜10の一級または二級ア
    ルキル、アリール置換アルキル、炭素原子数6〜10の
    芳香族基あるいはC* と第二の4〜8員環を形成し斯く
    てビシクロ化合物を作り出すアルキレン基である。R4
    は炭素原子数1〜10の一級または二級アルキル、アリ
    ール置換アルキルあるいは炭素原子数6〜10の芳香族
    基である。更に、R3 とR4 は、両者を連結する原子と
    共に、4〜8員環を形成し斯くてスピロビシクロ化合物
    を作り出すことが可能であり、R5は水素、アルキルあ
    るいはアリール、Iは0または1、nは0ないし2の整
    数、pは0または1、tはR3 とC* がビシクロ化合物
    を形成する時は0であるがその他の時は1である)を持
    つ請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 付加ポリマーが官能性化ポリフェニレン
    エーテル、ポリフェニレンスルフィド、ポリスチレンあ
    るいはアクリル樹脂である請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ブレンドが溶融状態あるいは溶液で製造
    される請求項1記載の組成物。
  6. 【請求項6】 熱可塑性オレフィンコポリマーがEPD
    M−SANコポリマーである請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】 ポリカーボネートがホモポリカーボネー
    ト又はコポリカーボネートである請求項1記載の組成
    物。
  8. 【請求項8】 ポリカーボネートが式 【化5】 の構成単位(式中、A1 は二価の置換または非置換脂肪
    族、脂環式あるいは芳香族基)から成る請求項1記載の
    組成物。
  9. 【請求項9】 A1 が−A2 −Y−A3 −で、A2 とA
    3 はそれぞれ独立して単環式二価芳香族基でYが橋かけ
    基である請求項8記載の組成物。
  10. 【請求項10】 オルトエステル官能性化オレフィンポ
    リマーが不飽和エステルで製造される請求項1記載の組
    成物。
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