JPS61194911A - フイルタ回路 - Google Patents

フイルタ回路

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JPS61194911A
JPS61194911A JP3431585A JP3431585A JPS61194911A JP S61194911 A JPS61194911 A JP S61194911A JP 3431585 A JP3431585 A JP 3431585A JP 3431585 A JP3431585 A JP 3431585A JP S61194911 A JPS61194911 A JP S61194911A
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JP
Japan
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capacitor
circuit
capacitors
filter
switched capacitor
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JP3431585A
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Makoto Furuhata
降籏 誠
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は各種電子機器に多用されているフィルタ回路に
関し、特に他の電子回路とともに同一半導体基板内に一
体に形成する際に好適なものである。
〔背景技術〕
各種の電子機器゛に使用されているフィルタ回路につい
ては、当業者間において広く知られているものである。
上記フィルタ回路は、一般的にコイル、コンデンサ、抵
抗等からなるが、コイル、コンデンサが半導体基板内に
構成しにくいものであることも知られている。
ソコテ、「vTR技術J  (1981年7月31日第
4刷発行、発行所啓学出版株式会社、ppl 59〜1
64)17)各図に示すように、バンドパスフィルタ、
ローパスフィルタ、バイパスフィルタ等の各種フィルタ
回路は、外付は回路として半導体集積回路外に設けられ
ていた。
一方、電子機器に関する技術的動向の一つに小型かつ軽
量化があり、フィルタ回路に関する上記回路構成は、上
記技術的動向を阻害するものである。また、外付は回路
の増大は、部品数や生産工数が増すことを意味し、これ
らはコスト高の要因になるので好ましくない。
このような観点から、本発明者は同一半導体基板内に電
子回路とこれに用いられるフィルタ回路とを一体く形成
することを考え、これを満足するものとし℃スイッチド
キャパシタフィルタ回路に着目した。
上記スイッチドキャパシタフィルタは、「アナログ回路
の設計」 (昭和56年3月30日発行、発行所CQ出
版株式会社、pp221〜223)に記載されている。
ところで、上記スイッチドキャパシタフィルタ回路(以
下においてSCFという)は、遮断周波数の制御をスイ
ッチ回路の開閉を行うクロック信号の周波数制御、或い
はスイッチ回路を構成するコンデンサの容量を変えるこ
とによって行っている。
しかし、遮断周波数の設定のため、特に信号発生回路を
設けることは回路構成が複雑になり、回路規模が大にな
って集積度が低下する一因となることが本発明者の検討
により明らかになった。
そして、コンデンサの形成については、半導体集積回路
を形成する際のプロセス条件等を考慮すると、同一のシ
リコン基板上に容量値がことなり、しかも容量値の比精
度のとれたコンデンサを形成することが困難であること
にも気付いた。
更に、数PFの容量値を有するコンデンサは、いわゆる
MO8容量(Metal 0xide Sem1−cn
ductor)にて形成されるが、この場合問題になる
のは半導体集積回路のサブストレートと上記MO8容量
との間に寄生容量が形成され、この寄生容量の容量値が
一定でないことから、上記SCFの精度に限界が生じる
ことにも気付いた。
そし℃、本発明者は、上記種々の問題点を検討した結果
、信号発生回路については、SCFを使用する電子回路
の信号源を利用すればよいことに気付いた。この場合、
周波数を逓倍、あるいは逓降させる手段を省略し、かつ
遮断周波数を任意に設定し得る方が回路構成上好ましい
また、コンデンサについては容量値を実質的に同一にし
、かつ遮断周波数を任意に設定し得る方がデバイスプロ
セス上において好ましいことが判明した。
更に、上記寄生容量については、これを徒に負の要件と
せず、フィルタ回路を構成する要素として積極的に利用
すればよいことに気付いた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、回路構成が簡単である上に遮断周波数
の設定が容易であり、しかも半導体集積回路内に他の電
子回路と一体に形成し得るフィルタ回路を提供すること
にある。
本発明の上記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
〔発明の概要〕
本願において開示される発明の概要を簡単に述べれば、
下記の通りである。
すなわち、同一半導体基板内に、同一デバイスプロセス
により実質的に同一容量の複数のコンデンサを形成する
とともにスイッチ手段となる0MO8)ランジスタを形
成し、上記コンデンサと0MO8)ランジスタによって
複数のスイッチドキャパシタ回路を構成し、その接続段
数が実質的に抵抗変化となる上記複数のスイッチドキャ
パシタ回路と上記コンデンサとの接続により、遮断周波
数の異な、るローパスフィルタとバイパスフィルタとを
構成し、半導体基板内に他の電子回路と一体に所望の周
波数信号を通過せしめるフィルタ回路を構成する、とい
う本発明の目的を達成するものである。
〔実施例−1〕 以下、第1図〜第4図を参照して、本発明を適用したフ
ィルタ回路の第1実施例を説明する。なお、第1図及び
第2図はフィルタ回路の基本的回路動作を示す回路図、
第3図(8)、@は周波数特性図、第3図は具体的回路
構成を示すものである。
本実施例の特徴は、同一半導体基板内に同一デバイスプ
ロセスにより実質的に同一容量値の複数のコンデンサを
形成するとともに、上記複数のコンデンサと上記半導体
基板内に形成された複数の0MO8)ランジスタによっ
て複数のスイッチドキャパシタ回路を構成し、上記複数
のスイッチドキャパシタの抵抗と上記コンデンサの容量
とによって遮断周波数を任意に設定し得るように構成し
たことにある。
vinは入力信号であり、スイッチSt、S、はフィル
タ回路Fをローパスフィルタ、又はバイパスフィルタに
切り換えるものである。そして、第1図及び第2図に実
線で示す切り換え状態はフィルタ回路Fをローパスフィ
ルタになし、点線で示す切り換え状態はバイパスフィル
タになすものである。
各コンデンサCIは同一半導体基板内に同一デバイスプ
ロセスにより実質的に同−容量罠形成されたものであり
、スイッチ811は同一半導体基板内に形成された0M
O8)ランジスタによって構成されている。
そして、スイッチ811と各コンデンサC0とにより、
本発明でいうスイッチドキャパシタ回路SC,,sc、
が構成されている。上記スイッチS1□の切り換えは、
クロック信号C1kによって行われるのであるが、その
供給様態ならびにスイッチ811の具体例は後述するも
のである。
図示の切り換え状態でスイッチstt 、81!が実線
状態から点線状態に順次切り換えられると、その切り換
え速度、換言すればクロック信号C1kの周波数によっ
て第2図に示すような抵抗Rが設定される。従って、図
示の回路構成では、2個の抵抗Rと1個のコンデンサC
3とによってローパスフィルタ回路Fが構成されること
になる。
また、スイッチS、、S、が点線のように切り換えられ
ると、コンデンサC3側から入力信号vinが供給され
、抵抗Rの一端が接地される。従って、この場合は1個
のコンデンサCI と2個の抵抗Rとにより、バイパス
フィルタ回路が構成されることになる。
ここで注目すべきは、上記フィルタ回路忙おける遮断周
波数の設定動作である。
本実施例において、ローパスフィルタ及びバイパスフィ
ル゛りの遮断周波数fcは同一の条件で決定される。す
なわち、 f c = 1 / 2πJCIR・・・曲・・曲・・
(!ンで決定される。なお、C1はコンデンサclの容
量値であり、Rはスイッチドキャパシタ回路sc。
SC7の抵抗Rの和の抵抗値を示すものである。
そして、上記抵抗Rは、R=n・1/fcc1で決定さ
れるので、上記(13式は、f c = 172π」n
 / f  ・・・・・・・・・・・・・・・(2)に
変形し得る。なお、(2)式におけるfはクロック信号
C1kの周波数であり、nはスイッチドキャパシタ回路
set、sc、の接続段数、換言すれば抵抗値を示すも
のである。
従って、クロック信号C1kの周波数fが特定されれば
、遮断周波数fcはスイッチドキャパシタ回路sc、、
sc、の接続段数、すなわち抵抗Rによって決定される
ことになる。
この結果、第1図に示すフィルタ回路Fがローパスフィ
ルタに切り換えられた場合は、第3図囚に示すように遮
断周波数fcの低域通過特性が得られ、バイパスフィル
タに切り換えられた場合は第3図0に示すような高域通
過特性が得られる。
次に、第4図について上記フィルタ回路Fの具体例を説
明する。なお、コンデンサC1〜C8は上記コンデンサ
C1に相当するものであるが、説明の便宜のため異なる
符号を付したものであり、同一デバイスプロセスにて形
成されているので、実質的に同一の容量値になされてい
る。そして、スイッチS、1.Sl!とコンデンサC7
とで上記スィッチドキャパシタ回路SC3を構成し、ス
イッチSI! e S HlとコンデンサC1とで上記
スイッチドキャパシタ回路SC1を構成する。
トランジスタQt 、抵抗R1はローインピーダンス、
かつドライバビリティが大の信号供給源を構成し、スイ
ッチS1.S、が実線のように切り換えられた状態では
ローパスフィルタを構成し点線のように切り換えられた
状態ではバイパスフィルタを構成する。なお、1はバッ
ファアンプである。
ここで、デバイス構造を説明すると、21はP−のサブ
ストレートであり、図示のように接地されている。22
はN−エピタキシャル層であり、23はP層に形成され
ている。そして、24は2酸化シリコンにて形成された
絶縁層であり、25は端子となるメタル層である。また
、27は2層23に接続された端子であり、端子25.
27間にMOS容量が形成される。なお、26はP+絶
縁層であり、いわゆるアイランドを形成し、MO8容量
容量−C,を分離するものである。
そして、上記P層23とP−エピタキシャル層21との
間に寄生容量Csが形成される。
上記デバイス構造によると、コンデンサC1〜C3は同
一のデバイスプロセスによって形成し得るので、それら
の容量値は実質的に同一容量になる。従って、上記回路
構成によるスイッチドキャパシタ回路sc、、sc、の
抵抗値にバラツキが少なく、遮断周波数fcの変動も低
減される。
なお、上記実施例はスイッチS、、Stの切り換えによ
りローパスフィルタ及びバイパスフィルタ゛を得るよう
に構成したがローパスフィルタとバイパスフィルタとを
個別に構成してもよい。この場合、以下に述べる第2実
施例の如き回路構成を採用することができる。
〔実施例−2〕 以下、第5図〜第8図を参照して本発明の第2実施例を
述べる。
なお、第5図及び第6図はローパスフィルタの回路構成
を示し、第7図及び第8図はバイパスフィルタの回路構
成を示すものである。
本実施例の特徴は、上記寄生容量Csの有無に関りなく
フィルタを構成したことにある。
NチャネルのMOSトランジスタQII、Qlj。
QssとPチャネルのMOS)ランジスタQl!。
Q14 * Qteとは、いわゆるトランスミッション
ゲートを構成し、上記スイッチSs 、St 、Sgを
構成する。更にコンデンサC1とによって上記スイッチ
ドキャパシタ回路sc、、sc、を構成する。
クロック信号C1kがローレベルのとき、インバータ1
1の出力信号はハイレベルになるので、この場合はPチ
ャネルのMOSトランジスタQ、!。
Qljがオンになる。また、クロック信号C1kがハイ
レベルのとき、インバータ11の出力信号はローレベル
になり、この場合はNチャネルのMOSトランジスタQ
 +sがオン状態になる。従って、入力信号vinがコ
ンデンサC5〜C3に伝達されるのであるが、スイッチ
ドキャパシタ回路SC,。
SC,は上記のように抵抗と看なされ、またコンデンサ
C1とともにローパスフィルタを構成するので、出力信
号■。utは高域がカットされることになる。なお、遮
断周波数fcは上記同様に決定される。
そして、上記ローパスフィルタを構成するデバイス構造
は、第6因に示すようになされ、第4図で述べた場合と
同一構造である。
次に、第7図及び第8図を参照してバイパスフィルタを
説明する。
この場合、スイッチドキャパシタ回路SC,。
SC,は、クロック信号C1kのレベル変化に対応して
上記同様のオン、オフ動作を行う。
本実施例において注目すべきは、入力信号■inがコン
デンサCIと寄生容量C$との間に供給されることであ
る。
すなわち、この場合はコンデンサC8の一端を接地して
いないので、寄生容量Csの介在を無視することはでき
ない。しかし、信号源がローインピーダンスかつドライ
バビリティが大に構成されているので、入力信号vin
が寄生容量Csを介して接地ラインに分流しても、その
大部分は各コンデンサC8をかいしてバイパスフィルタ
に供給される。したがって、スイッチドキャパシタ回路
SC,,Setが上記回路動作により抵抗と看なし得る
とき、その一端が接地されているので、コンデンサC3
との関連でバイパスフィルタが構成される。そして、低
域がカットされた出力信号Voutが得られる。
上記実施例に述べたようにバイパスフィルタとローパス
フィルタとは個別に構成することができる。しかも、両
者の遮断周波数fcはスイッチドキャパシタ回路の接続
段数によって所望の周波数に設定し得ることも明らかに
された。従って、上記特徴を利用すれば、バンドパスフ
ィルタを極めて簡単に構成することができる。
〔実施例−3〕 次に、第9図〜第11図を参照して本発明の第3実施例
を説明する。
本実施例の特徴は、上記第2実施例で説明したローパス
、バイパスフィルタを利用してバンドパスフィルタを構
成したことにある。
31は上記ローパスフィルタに相当し、32は上記バイ
パスフィルタに相当する。
ここで注目すべきは、上記ローパスフィルタ31とバイ
パスフィルタ32の遮断周波数fcl。
fc2が上記スイッチドキャパシタ回路SC,。
SC2の接続段数を変えることにより、第10図(ト)
、@に示すように互いに異なった所望の周波数に設定さ
れていることである。
この結果、入力端子T、から出力端子T、までの間の周
波数特性は、第11図に示すように両者の周波数特性を
合成したものになる。
従って、出力信号V。utとしては、遮断周波数fcl
、fclで決定される周波数帯域を通過した周波数信号
が得られることになる。
以上の回路動作はフィルタ回路として動作した場合を説
明したものであるが、このフィルタはディジタル信号供
給時には遅延回路としても動作し得るものであり、以下
に第4実施例として遅延動作を説明する。
〔実施例−4〕 以下、第12図〜第17図を参照して本発明の第4実施
例を説明する。
なお、本実施例の特徴は、入力信号としてディジタル信
号を供給する場合、その立ちあがり及び立ち下がり特性
を遅延せしめ、遅延量を上記スイッチドキャバクタ回路
sc、、sc、の接続段数により、可変し得るように構
成したことにある。
先f、i!12図〜第14図忙ついてローパスフィルタ
の特性から説明する。
なお、コンデンサC1〜Csは説明の便宜のため異なっ
た符号を付したものであり、上記各実施例で述べたコン
デンサと同一のものである。
スイッチ811〜St、はクロック信号C1kによって
上記のようにきりかえられるものであり、第12図囚の
場合はコンデンサC1に対するチャージはなく、従って
出力信号V。utは第13図及びfJIJ14図の特性
Aに示すように得られない。
(ト)の場合は、スイッチS11tS1mがオン、スイ
ッチstyがオフであるからコンデンサC1に対するチ
ャージは行われるものの、コンデンサC3゜C8へりチ
ャージがなく、出力信号VOutは得られない。
(Qの場合は、コンデンサC1の電荷がスイッチS□を
介してコンデンサCttにチャージされるので、両者の
電荷は1/2になる。しかし、スイッチStSはオフで
あるので、コンデンサC8へのチャージはな(、この段
階でも出力信号Voutは得られない。
■の場合は、l/2の電荷がコンデンサC1からC,へ
移送されるので、両者の電荷は1/4になり、出力信号
■。utはP、として示したレベルになる。
■の場合は、コンデンサC1の1の電荷が1/4の電荷
を有するコンデンサC3にチャージされるので両者の電
荷は5/8になるが、コンデンサC3は1/4の電荷を
保持する。従って、出力信号VOutはPlのレベルに
ある。
(ト)の場合は、コンデンサC1が1にチャージされる
と同時に、コンデンサCIの5/8の電荷が1/4の電
荷を有するコンデンサC3にチャージされるので、両者
の電荷は7/16になり、出力信号v。utのレベルが
P、に変化する。
以上の回路動作は順次行われ、最終的には第14図に示
す遅延特性Aが得られる。
なお、特性Bは、スイッチドキャパシタ回路が4段の場
合の遅延特性を示すものであり、特性Cは6段接続の場
合、特性りは8段接続の場合の遅延特性を示すものであ
る。
次に、第15図〜第17図を参照して立ち下がり特性の
変化について説明する。
第15図(ト)のようにスイッチSll””’81mが
切り換えられ、入力信号Winが無信号であるとすれば
、各コンデンサにチャージされる電荷はなく、X。
)’sz点のレベルはθレベルになる。
■の切り換え状態で、入力信号Vin (”イレペルの
レジタル信号)が供給されると、スイッチ811がオフ
であるからバイパスフィルタは構成されず、コンデンサ
C,,C,へのチャージはない。
しかし、2点のレベルは入力信号Vinによって1にな
る。従って、遅延特性人は第16図及び第17図に示す
ようにPlのレベルになる。
0の場合は、コンデンサC1の電荷はスイッチSttを
介して放電され、その電荷は−1になるが、2点はレベ
ルP、を保持する。
0の場合は、コンデンサCIの電荷がコンデンサC1に
チャージされ、それぞれの電荷が一1/2になり、2点
はレベルP1を保持する。
■の場合は、コンデンサCIの電荷が−1になり、コン
デンサC1の電荷がコンデンサC3にチャージされるの
で、コンデンサC,,C,の電荷は一1/4になり、2
点のレベルはP、のレベル(3/4のレベル)K低下す
る。
[F]の場合は、コンデンサC1の−1の電荷が一1/
4の電荷を有するコンデンサC2にチャージされるので
、それぞれの電荷は一5/8に低下する。しかし、コン
デンサC8の電荷は変化せず、出力信号V。utはレベ
ルP、を保持する。
0の場合は、コンデンサC1の電荷は−1に変化し、コ
ンデンサC3の一5/8の電荷が一1/4の電荷を有す
るコンデンサC3にチャージされるので、それぞれの電
荷は一7/16に低下する。
従って、出力信号V。utはレベルP、に示すように低
下する。
上記の如きスイッチStt〜StSの切り換えにより、
出力信号V。utのレベルは頴次低下し、第17図に示
すような遅延特性Aを得る。ちなみに、特性Bはスイッ
チドキャパシタ回路を4段接続した場合の遅延特性を示
し、特性C,Dはそれぞれスイッチドキャパシタ回路を
6段、8段接続した場合の遅延特性を示すものである。
本実施例において注目すべきは、第14図と第17図に
示すように、遅延特性A−Dの立ち上がり時と立ち下が
り時とにおいて、レベル変化が表れない時間が存在する
ことである。しかも、その時間幅は各遅延特性A−Dに
ついて対称に表れ、各時間幅が等しいことである。
上記フィルタ回路を遅延回路として使用し、例えばディ
ジタルフィルタを構成する場合を考慮すると、パルスに
対する応答遅延量はバイパスフィルタ、ローパスフィル
タの何れの場合も同一であり、これらを組み合わせたと
きは遅延量が相殺される。そして、伝達関数で決定され
る理論的なフィルタ特性を半導体集積回路内に実現する
こと力1可能になり、フィルタ回路の設計が極めて容易
になる。
〔効果〕
(1)スイッチドキャパシタ回路を構成するコンデンサ
とフィルタ回路を構成するコンデンサとを同一デバイス
プロセスによって半導体基板内に形成し、それらのコン
デンサを用いたスイッチドキャ。
パシタ回路の接続段数によって遮断周波数を決定し得る
ので、遮断周波数の設定が容易になる、という効果が得
られる。
(2)上記(1)のデバイス構造により、コンデンサの
容量のバラツキが低減され、遮断周波数の誤差を低減し
得る。
(3)上記(1)の回路構成により、半導体集積回路内
に他の回路と一体にフィルタ回路を構成し得るので、半
導体集積回路の外付は部品を削減し得る、という効果が
得られる。
(4)半導体基板内に形成された同一のコンデンサとス
イッチ手段との組合せによりフィルタ回路を構成し、入
力信号の供給方向をきりかえることにより、ローパスフ
ィルタ、バイパスフィルタを構成し得るので、コンデン
サの利用度が向上する、という効果が得られる。
(5)上記(1)の回路構成により、ローパスフィルタ
とバイパスフィルタとの遮断周波数を異なった周波数に
容易に設定し得るので、上記ローパスフィルタとバイパ
スフィルタとの組合せにより、バンドパスフィルタを極
めて簡単に構成することができる。
(6)入力信号としてディジタル信号を供給した場合、
立ち上がり及び立ち下がり特性をスイッチドキャパシタ
回路の接続段数によって所望の時間幅に遅延させること
ができるので、デジタルフィルタ回路を容易に得ること
ができる。
以上に本発明者忙よってなされた発明を実施例にもとづ
き具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更
可能であることは言うまでもない。
例えば、上記ローパスフィルタとバイパスフィルタとを
組み合わせて帯域消去フィルタを構成することができる
また、スイッチドキャパシタ回路を構成するコンデンサ
、及び遮断周波数を決定するコンデンサは2個以上のコ
ンデンサを並列または直列接続して用いてもよい。この
場合、遮断周波数を大幅に変化せしめることができる。
〔利用分野〕
以上の説明では、主として本発明者忙よってなされた発
明をその背景となった利用分野であるフィルタ回路に適
用した場合について説明したが、それに限定されるもの
ではなく、映倫機器にも利用し得る。この場合、クロッ
ク信号としては3.58MHzのサブキャリア信号を利
用することができる。
また、本発明はディジタル信号を処理する各種OA機器
にも利用することができる。
本発明は少なくとも、フィルタ回路を使用する各種の電
子機器に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明を適用したフィルタ回路の第1
実施例を示すものであり、 第1図は基本的回路動作を示すフィルタ回路の回路図、 第2図は上記フィルタ回路の回路動作を示す等制約回路
図、 第3図囚、@は回路動作を説明する周波数特性図、 第4図は上記フィルタ回路の一具体例を示す回路図、 第5図〜第8図は本発明の第2実施例を示すものであり
、 第5図はローパスフィルタの回路図、 第6図は上記ローパスフィルタとデバイス構造とを示す
回路図、 第7図はバイパスフィルタの回路図、 第8図は上記バイパスフィルタとデバイス構造とを示す
回路図、 第9図〜第11図は本発明の第3実施例を示すものであ
り、 第9図はバンドパスフィルタの回路構成を示すブロック
ダイアグラム、 第10図囚、@は上記バンドパスフィルタを構成するロ
ーパスフィルタ、バイパスフィルタの周波数特性図、 第11図はバンドパスフィルタの周波数特性図、第12
図〜第17図は本発明の第4笑施例を示すものであり、 第12図(8)〜[F]はローパスフィルタの遅延動作
−を示す回路図、 第13図は遅延動作を説明する出力信号■。utの特性
図、 第14図は上記出力信号V。utの変化を示す特性図、 第15図^〜(qはバイパスフィルタの遅延動作を説明
する回路図、 第16図は遅延動作を説明する出力信号Voutの特性
図、 第17図は上記出力信号V。utの変化を示す特性図で
ある。 F・・・フィルタ回路、sc、、sc、・・・スイッチ
ドキャパシタ回路、S、、S、・・・スイッチs C1
・・・コンデンサ、S11〜S0・・・スイン?、Qt
・・・トランジスタ、Vin・・・入力信号、Vout
・・・出力信号、A、B、C,D・・・出力特性、1・
・・バッファアンプ、11・・・インバータ、21・・
・サブストレート、22・・・N−エピタキシャル層、
23・・・P層、24・・・絶縁層、25・・・メタル
層、26・・・P+層、C1k・・・クロック信号。 第  1  図 第  2  図 第  3  図 第  7  図 第  8  図 f 第  9  図 第10図 第11図 第15図 第15図 第16因

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)同一半導体基板内に形成された実質的に同一容量
    のコンデンサと、
  2. (2)上記複数のコンデンサと、所望周波数の制御信号
    の周期により開閉制御される複数のスイッチ手段とによ
    り構成され、その接続段数の変化が実質的な抵抗値変化
    となる複数のスイッチドキャパシタ回路、 をそれぞれ具備し、上記複数のコンデンサのうちの1の
    コンデンサと上記複数のスイッチドキャパシタ回路とで
    積分回路を構成し、上記複数のスイッチドキャパシタ回
    路の接続段数の変化により所望の遮断周波数の低域通過
    特性を得る第1のフィルタ回路と、
  3. (3)同一半導体基板内に形成された実質的に同一容量
    の複数のコンデンサ、
  4. (4)上記複数のコンデンサと、所望周波数の制御信号
    により開閉制御される複数のスイッチ手段とにより構成
    され、その接続段数の変化が実質的な抵抗値の変化とな
    る複数のスイッチドキャパシタ回路、 をそれぞれ具備し、上記複数のコンデンサのうちの1の
    コンデンサと上記複数のスイッチドキャパシタ回路とで
    微分回路を構成し、上記複数のスイッチドキャパシタ回
    路の接続段数により所望の遮断周波数の高域通過特性を
    得る第2のフィルタ回路とにより所望の信号通過帯域幅
    を設定し得るように構成したことを特徴とするフィルタ
    回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02214323A (ja) * 1989-02-15 1990-08-27 Mitsubishi Electric Corp 適応型ハイパスフィルタ
JP2010177791A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Seiko Epson Corp スイッチトキャパシタ回路を用いた積分回路、ローパスフィルタおよび電子機器

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