JPS6119422B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6119422B2
JPS6119422B2 JP56004019A JP401981A JPS6119422B2 JP S6119422 B2 JPS6119422 B2 JP S6119422B2 JP 56004019 A JP56004019 A JP 56004019A JP 401981 A JP401981 A JP 401981A JP S6119422 B2 JPS6119422 B2 JP S6119422B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warp
knitted fabric
tarpaulin
warp thread
weft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56004019A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57116637A (en
Inventor
Takeshi Torii
Tomiro Yoshikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Kogyo Co Ltd filed Critical Taiyo Kogyo Co Ltd
Priority to JP401981A priority Critical patent/JPS57116637A/ja
Publication of JPS57116637A publication Critical patent/JPS57116637A/ja
Publication of JPS6119422B2 publication Critical patent/JPS6119422B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、屋外ステージテント、倉庫テント、
開閉式プールテント、エアーテント、或いはアー
ケード等の膜面構造物に用いるターポリンに関す
る。
以下、開閉式プールテントを例にとつて本発明
を説明する。近年、普通の屋外プールをハウス型
の開閉式テントで覆つて、夏期の晴天時には屋外
プールとして使用し、冬期、或いは、夏期でも雨
天時や風の強い日には屋内プールとして使用する
試みがなされている。このような開閉式プールテ
ントに使用される膜材は、まづ第1にプールであ
ることから透光性が要求され、第2にテントの開
閉の際に非常に大きな引張力を受けることから高
度の抗張力、寸法安定性が要求される。
しかるに従来の膜面構造物に使用されている膜
材は、透光性が必要な場合には透明な樹脂フイル
ムが、抗張力、寸法安定性が必要な場合には生地
としてキヤンバス織物を使用しこれにフイルムを
ラミネートしたターポリンが使用されているにす
ぎず、これらはいづれは次のような欠点を有して
いる。即ち、透明な樹脂フイルムは透光性には優
れているが、抗張力、寸法安定性に劣り、キヤン
バス織物を生地とし、これにフイルムをラミネー
トしたターポリンの場合は抗張力、寸法安定性に
優れてはいるが、透光性に劣るのである。これら
の欠点を克服するために、キヤンバス織物より目
の荒い例えば寒冷紗等の織物を生地として使用す
る試みもなされたが、目の荒い織物はタテ糸と、
ヨコ糸が密に交叉していないため、樹脂膜と複合
してターポリンを製造する際、或いは、出来上つ
たターポリンにおいてもタテ糸とヨコ糸の目ズレ
が生じるという問題点があつた。この目ズレによ
る障害を防止し、且つ荒目の生地を使用して透光
性を確保するために編物を使用することも考えら
れるが、この場合はニツト構造のため、生地がタ
テ、或いは、ヨコ方面に大きく伸長し、抗張力、
寸法安定性が確保できないという問題が生じる。
また、従来においてはターポリン内部の繊維に
水分が侵入してかびが発生し、著しくターポリン
を変色させるという問題点もあつた。
本発明は、このような従来技術の欠点に鑑みな
されたものであつて、ラツセル織物の結節点にル
ープを形成しないタテ糸及びヨコ糸を挿通し、こ
のループを形成していないタテ糸とヨコ糸との交
点を結節点のループにより固定した編織物に樹脂
の溶剤溶液を含浸させ乾燥させたものの両面に透
明な樹脂膜層を設けた事を特徴とする膜面構造物
用ターポリンである。
つまり、上述した特殊な編織物を用意すること
によつて、透光性のよい荒目構造と、この荒目構
造のズレない絡み合い、更にはタテ、ヨコ方向へ
の抗張力、寸法安定性を実現し、この特殊な編織
物を生地として、これに樹脂の溶剤溶液を含浸さ
せ乾燥させたものの両面に透明な樹脂膜層を形成
してターポリンとすることによつて、前述の目的
を達成したものである。
以下、図面に従い本発明をより具体的に説明す
る。第1図はラツセル編物の一般的なタイプのも
のの平面図であり、第2図は本発明において使用
する編織物の平面図である。第1図に示した通常
のラツセル編物はそれ自身だけでタテ方向Yにル
ープを形成している第1のタテ糸1と、この第1
のタテ糸1aのループをくぐりながら隣近する別
の第1のタテ糸1bへ移りこの別の第1のタテ糸
1bのループをくぐり又元の第1のタテ糸1aに
戻り、これを繰り返すことによりタテ糸1相互間
をヨコ方向Xに連結している第2のタテ糸2とか
ら成つてる。このような一般的なラツセル編物は
ヨコ方向Xには連続したヨコ糸が存在せず、第2
のタテ糸が一部ヨコ方向Xに配列しているだけで
あつて、ヨコ方向Xへの抗張力、寸法安定性は極
め悪い。一方、タテ方向Yについてみても、第1
のタテ糸1はタテ方向Yに連続しているものの、
ループを形成しており、このループが非常に伸び
やすいため、タテ方向Yにも抗張力、寸法安定性
に劣る。
第2図に示した、本発明に係る編織物は、荒目
の網構造を実現するために第1図に示したような
ラツセル編物を利用し、このラツセル編物の第1
のタテ糸1と第2のタテ2との結節点Aにループ
を形成しない別の第3のタテ糸3とヨコ糸4とを
挿通し、このループを形成していないタテ糸3と
ヨコ糸4との交点を結節点Aのループにより固定
したものである。
第3のタテ糸3は第1図に示した普通のラツセ
ル編物を編み上げる際に3枚目のおさを使用して
ループを形成することなく、第1のタテ1によつ
て形成されたループをくぐらせて単に挿入するだ
けで編み上げることができる。この時、第1のタ
テ糸1のどのループをくぐらせるか、即ち、何目
毎のループをくぐらせるかは任意であるが、全て
のループをくぐらせると、タテ糸相互間の絡み合
いは強固となるがその分だけ第3のタテ糸3が屈
曲して編み上げられることになるので、抗張力、
寸法安定性に悪い影響を与えることになる。従つ
て第1のタテ糸1と第2のタテ糸2との結節点A
のループをくぐり、あと2〜3目毎に第1のタテ
糸1のループをくぐらせるように編み上げるのが
好ましい。この第3のタテ糸3は結局タテ方向Y
の抗張力、寸法安定性を担う糸であるので、第1
のタテ糸1や第2のタテ糸2より太いものを使用
する必要があり、この実施例においては、第1の
タテ糸1及び第2のタテ糸2はナイロンの105デ
ニールを使用しているのに対し、第3のタテ糸3
はポリエステルの1000デニールのマルチフイラメ
ントを使用している。
ヨコ糸4も第3のタテ糸3と同様ヨコ方向Xの
抗張力、寸法安定性を担うものであり、この例に
おいてはポリエステルの1500デニールのマルチフ
イラメントが使用されている。ヨコ糸4は第1の
タテ糸1の形成するループのうち第2のタテ糸と
の結節点Aのループに挿通されており、このルー
プの中で第3のタテ糸3と交叉している。
つまり、見方を変えれば、第3のタテ糸3とヨ
コ糸4との交点が、第1のタテ糸1と第2のタテ
糸との結節点のループにより固定されていること
になり、強度的にみて骨格となるべき第3のタテ
糸とヨコ糸4とが交点において目ズレ防止のため
に第1及び第2のタテ糸によつて固定されている
ということができる。
以上の説明から明らかなように本発明において
使用する編織物は少なくとも4本の糸から構成さ
れるが、例えば第3のタテ糸3やヨコ糸4を複数
本挿入しても良いし、又第2のタテ糸2も複数の
糸で構成して、第1のタテ糸1相互間の連結方法
を変更しても良い。このような編織物はヨコ糸挿
入装置を備えたラツセル編機によつて製造するこ
とができる。そして第1のタテ糸1をフロントル
ープ、第2のタテ糸2をミドルループ、第3のタ
テ糸3をバツクループとして編み上げながらヨコ
糸挿入装置によりヨコ糸4を挿入しながら編織す
れば良い。
このようにして得られた編織物はタテ方向Y、
ヨコ方向Xに優れた抗張力、寸法安定性を持ち、
しかも例えば0.5mm〜2cm程度の正方角目に編織
しても目ズレが生ずることがない。従つて、フイ
ルムとラミネートしてターポリンに製造していく
工程においても、ほとんどあらゆる加工機にかけ
ることができる。この編織物に樹脂の溶剤溶液を
含浸させ乾燥させたものの両面に透明な樹脂膜層
を設けてターポリンとする。まづ前述の組織を持
つ編織物を塩化ビニルの溶剤溶液で含浸してドラ
イ換算で10g/m2のピツクアツプに絞り乾燥す
る。これにより編織物の構成繊維が塩化ビニル樹
脂により所謂糊づけされた状態になり、構成繊維
間の毛細管組織がつぶされ、これによつて水分含
有率を低下させ、且つ、後に貼り合わせるべき塩
化ビニルフイルムとの親和性を高めるのである。
水分含有率を低下させることは、重要な意味を有
しており、水分含有率が高いままフイルムとラミ
ネートしてターポリンを製造すると、このターポ
リンをプールテントの膜として使用している際に
ターポリン内部で水分の影響により繊維にかびが
発生し、著るしくターポリンを変色させるのであ
る。特に透明な樹脂膜層を設ける場合にはこれが
目立つのである。
塩化ビニル溶剤溶液による含浸処理がすめば、
次いでこの編織物は塩化ビニルフイルムとラミネ
ートされる。ラミネートは例えば逆L4本型のコ
ーターを使用して行なわれ、編織物の両面に塩化
ビニルフイルム層が形成される。塩化ビニルフイ
ルム層は例えば片面0.3mm程度の厚さに形成され
る。更に必要に応じて塩化ビニルフイルム層の大
陽照射側にアクリルフイルムをラミネートとして
これにより紫外線を吸収して、塩化ビニルフイル
ム層の耐候光を向上させたり、或いは、フツソフ
イルムをラミネートして汚れが付着しにくくした
りすることができる。又、必要に応じてエンボス
加工等、他の後処理加工を施しても良い。
このようにして得られた本発明の膜面構造物用
ターポリンは、この例のように1cmの正方角目の
編織物を使用して片側0.3mmの塩化ビニルフイル
ム層形成したもので80%以上の透光度(JIS―Z
―8727)を有しており、極めて透光性に優れてい
る。この透光性はターポリンの生地に荒目構造の
編織物を使用して透明な樹脂膜層を形成したこと
の効果であるが、更に本発明においては、前述の
如く荒目構造の生地を使用したにもかかわらず、
タテ、ヨコ方向の抗張力、寸法安定性にも優れ、
且つ、荒目構造の目ズレもなく、全体としても極
めて抗張力、寸法安定性に優れた膜面構造物用タ
ーポリンを提供することができる。
また、編織物に樹脂の溶剤溶液を含浸させ乾燥
させたため、ターポリン内部の繊維に水分が侵入
することがなく、水分の影響によりかびが発生
し、著しくターポリンを変色させることがない。
従つて以上、本発明を開閉式プールテントを例
にとつて説明したが、本発明の膜面構造物用ター
ポリンは、これに限定されるものでなく、屋外ス
テージテント、アーケードテント、等透光性と抗
張力、寸法安定性との両者を必要とするあらゆる
分野の膜面構造物に使用することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のラツセル編物の構造を示す平
面図、第2図は本発明において使用する編織物の
構造を示す平面図である。 主な符号の説明、1……第1のタテ糸、2……
第2のタテ糸、3……第3のタテ糸、4……ヨコ
糸、A……結節点、X……タテ方向、Y……ヨコ
方向。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ラツセル編物の結節点にループを形成しない
    タテ糸及びヨコ糸を挿通し、このループを形成し
    ていないタテ糸とヨコ糸との交点を結節点のルー
    プにより固定した編織物に樹脂の溶剤溶液を含浸
    させ乾燥させたものの両面に透明な樹脂膜層を設
    けたことを特徴とする膜面構造物用ターポリン。
JP401981A 1981-01-14 1981-01-14 Tarpaulin for film surface structure Granted JPS57116637A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP401981A JPS57116637A (en) 1981-01-14 1981-01-14 Tarpaulin for film surface structure

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JP401981A JPS57116637A (en) 1981-01-14 1981-01-14 Tarpaulin for film surface structure

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Publication Number Publication Date
JPS57116637A JPS57116637A (en) 1982-07-20
JPS6119422B2 true JPS6119422B2 (ja) 1986-05-17

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ID=11573254

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JP401981A Granted JPS57116637A (en) 1981-01-14 1981-01-14 Tarpaulin for film surface structure

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