JPH0238889Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0238889Y2 JPH0238889Y2 JP19029087U JP19029087U JPH0238889Y2 JP H0238889 Y2 JPH0238889 Y2 JP H0238889Y2 JP 19029087 U JP19029087 U JP 19029087U JP 19029087 U JP19029087 U JP 19029087U JP H0238889 Y2 JPH0238889 Y2 JP H0238889Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- binding
- threads
- decorative
- warp
- wefts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 14
- 238000009941 weaving Methods 0.000 description 4
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 238000009957 hemming Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Woven Fabrics (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、原図に描かれた図柄に応じて経糸を
すくい上げて緯糸を織り込み、そのすくい上げた
経糸の端で折り返しつつ織成される和装帯やハン
ドバツク生地、緞帳等に使用する綴織物に関する
ものである。
すくい上げて緯糸を織り込み、そのすくい上げた
経糸の端で折り返しつつ織成される和装帯やハン
ドバツク生地、緞帳等に使用する綴織物に関する
ものである。
和装帯等に使用される綴織物は高級織物として
種々の飾糸が織り込まれるが、全体の綴組織が経
糸をすくい上げて緯糸を織り込む同じ綴織組織な
ので、織物表面に再現される原図の図柄は変化に
乏しいものであつた。
種々の飾糸が織り込まれるが、全体の綴組織が経
糸をすくい上げて緯糸を織り込む同じ綴織組織な
ので、織物表面に再現される原図の図柄は変化に
乏しいものであつた。
そこで本考案は、織組織を部分的に変えて図柄
に起伏を付け変化に富んだ綴織物を提供しようと
するものである。
に起伏を付け変化に富んだ綴織物を提供しようと
するものである。
即ち本考案に係る綴織物は、綴緯糸２２，２３
の折り返し端４１の外側の経糸１２，１３に、飾
糸３１，３２を巻き付け、前後に続く綴緯糸２
２，２３の折り返し端４１の外側の経糸１２，１
３を連結し、それら前後に続く綴緯糸２２，２３
の織成する綴組織部５１の際４１を縁取つた図柄
模様を有することを特徴とするものである。
の折り返し端４１の外側の経糸１２，１３に、飾
糸３１，３２を巻き付け、前後に続く綴緯糸２
２，２３の折り返し端４１の外側の経糸１２，１
３を連結し、それら前後に続く綴緯糸２２，２３
の織成する綴組織部５１の際４１を縁取つた図柄
模様を有することを特徴とするものである。
第１図は本考案に係る綴織物の一部を拡大して
図示し、１１，１２，１３は経糸、２１，２２，
２３は綴緯糸を示し、これらの綴緯糸２１，２
２，２３はすくい上げた経糸の左右で折り返しつ
つ織り込まれ、その図示する最初の織段において
飾糸３１は綴緯糸２２の右側の折り返し端の外側
の経糸１２に、又、飾糸３２は綴緯糸２３の左側
の折り返し端の外側の経糸１３にそれぞれ巻き付
けられており、それらの綴緯糸２２，２３の折り
返し端の移動と共に飾糸３１，３２も左右に移動
している。
図示し、１１，１２，１３は経糸、２１，２２，
２３は綴緯糸を示し、これらの綴緯糸２１，２
２，２３はすくい上げた経糸の左右で折り返しつ
つ織り込まれ、その図示する最初の織段において
飾糸３１は綴緯糸２２の右側の折り返し端の外側
の経糸１２に、又、飾糸３２は綴緯糸２３の左側
の折り返し端の外側の経糸１３にそれぞれ巻き付
けられており、それらの綴緯糸２２，２３の折り
返し端の移動と共に飾糸３１，３２も左右に移動
している。
この実施例では綴緯糸２２，２３が折り返す毎
に飾糸３１，３２が一本の経糸１２，１３を一巻
しているが、綴緯糸２２，２３が二回又は数回折
り返す毎に一回の割合で飾糸３１，３２が一本の
経糸１２，１３を一巻する様にしてもよく、又、
飾糸３１，３２が数本の経糸を束ねる様に一巻さ
せ、或は又、飾糸３１，３２を何重にも重ねて巻
き付けてもよい。
に飾糸３１，３２が一本の経糸１２，１３を一巻
しているが、綴緯糸２２，２３が二回又は数回折
り返す毎に一回の割合で飾糸３１，３２が一本の
経糸１２，１３を一巻する様にしてもよく、又、
飾糸３１，３２が数本の経糸を束ねる様に一巻さ
せ、或は又、飾糸３１，３２を何重にも重ねて巻
き付けてもよい。
飾糸３１，３２は、図柄５１の輪郭に食い込ん
だり外れたりせず、布目を一個づつ正確に間隔を
揃えて細かく拾つて刺繍して図柄５１を縁取つた
かの様に織物の表面に現れ、それが経糸１２，１
３を一巻きした輪奈になつているので綴織組織５
１の図柄内部よりも隆起しており、特に、飾糸３
１，３２は刺繍糸とは異なり経糸の間に割り込ま
れるのでモール糸やリング糸或はスラブ糸等の様
に従来刺繍糸には使われない太手の糸を使うこと
が出来、それによつて飾糸３１，３２を織物表面
に大きく隆起させることが出来る。
だり外れたりせず、布目を一個づつ正確に間隔を
揃えて細かく拾つて刺繍して図柄５１を縁取つた
かの様に織物の表面に現れ、それが経糸１２，１
３を一巻きした輪奈になつているので綴織組織５
１の図柄内部よりも隆起しており、特に、飾糸３
１，３２は刺繍糸とは異なり経糸の間に割り込ま
れるのでモール糸やリング糸或はスラブ糸等の様
に従来刺繍糸には使われない太手の糸を使うこと
が出来、それによつて飾糸３１，３２を織物表面
に大きく隆起させることが出来る。
これらの飾糸３１，３２による隆起は、経糸１
２，１３に飾糸３１，３２を巻き付けることによ
つて形成されるもので、言わば経糸１２，１３を
局部的に太くした恰好のものであり、飾糸３１，
３２がループパイルの様に織物の表面に突き出た
輪奈を作つている訳ではないので、その隆起した
飾糸３１，３２は形状が安定で引つ張つて伸び出
したり押して潰れたりすることはない。
２，１３に飾糸３１，３２を巻き付けることによ
つて形成されるもので、言わば経糸１２，１３を
局部的に太くした恰好のものであり、飾糸３１，
３２がループパイルの様に織物の表面に突き出た
輪奈を作つている訳ではないので、その隆起した
飾糸３１，３２は形状が安定で引つ張つて伸び出
したり押して潰れたりすることはない。
このように本考案によると、綴織組織５１の図
柄模様が飾糸３１，３２によつて細かく立体的に
縁取られ、和装帯やハンドバツク表地等に好適な
豪華な綴織物が得られる。
柄模様が飾糸３１，３２によつて細かく立体的に
縁取られ、和装帯やハンドバツク表地等に好適な
豪華な綴織物が得られる。
第１図は本考案に係る綴織物の織組織を示す一
部拡大平面図である。 １１，１２，１３，１４……経糸、２１，２
２，２３，２４……綴緯糸、３１，３２……飾
糸、４１……折り返し端、５１……綴組織部（図
柄）。
部拡大平面図である。 １１，１２，１３，１４……経糸、２１，２
２，２３，２４……綴緯糸、３１，３２……飾
糸、４１……折り返し端、５１……綴組織部（図
柄）。
Claims (1)
- 綴緯糸２２，２３の折り返し端４１の外側の経
糸１２，１３に飾糸３１，３２を巻き付けて、前
後に続く綴緯糸２２，２３の折り返し端４１の外
側の経糸１２，１３を連結し、それら前後に続く
綴緯糸２２，２３の織成する綴組織部５１の際４
１を縁取つた図柄模様を有することを特徴とする
綴織物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19029087U JPH0238889Y2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19029087U JPH0238889Y2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0194484U JPH0194484U (ja) | 1989-06-21 |
| JPH0238889Y2 true JPH0238889Y2 (ja) | 1990-10-19 |
Family
ID=31481275
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19029087U Expired JPH0238889Y2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0238889Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-15 JP JP19029087U patent/JPH0238889Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0194484U (ja) | 1989-06-21 |
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