JPH0241193Y2 - - Google Patents

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JPH0241193Y2
JPH0241193Y2 JP1634088U JP1634088U JPH0241193Y2 JP H0241193 Y2 JPH0241193 Y2 JP H0241193Y2 JP 1634088 U JP1634088 U JP 1634088U JP 1634088 U JP1634088 U JP 1634088U JP H0241193 Y2 JPH0241193 Y2 JP H0241193Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、経柄模様と佐賀調箔との古典美を膨
れ模様変化した立体感のある織物に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来、膨れ模様を織成した織物としては、例え
ば第3図に示すものがある。
即ち、金糸21と地経糸22を交互に配列する
とともに、経糸8乃至12本毎に強撚経糸23を配
列して整経し、これに地緯糸24と箔糸25を交
互に織込むとともに、緯糸4乃至12本毎に強撚緯
糸26を織込み、かつ、金糸21と箔糸25を平
組織して表布を作り、地経、緯糸22,24を平
組織して裏布を作り、その裏布の裏面に強撚経緯
糸23,26を平組織するとともに、強撚緯糸2
6は金糸21と地経糸22を束にして砂子状にと
じつけ28して地相aを織成し、地相aにおいて
箔糸25を裏面に浮かすとともにこれに代えて縫
取絵緯糸(箔糸も含む)27を織込み、金糸21
と縫取絵緯糸27を平組織して表布を作り、地経
緯糸22,24を平組織して裏布を作り、更にそ
の裏布の裏面に強撚経緯糸23,26を平組織し
て膨れ模様部bを織成してなるものである。(実
公昭61−899号公報参照) (考案が解決しようとする課題) 上記従来の織物においては、地経緯糸は織成後
染色するものであるので、膨れ模様部分が扁平に
なつたり変形して地相上に織観しないことがあ
り、表布が降起しない場合があるという問題点が
あつた。
本考案は、従来の織物の有する問題点を克服し
たものであり、その目的とするところは、柄染糸
である紋様経糸及び地緯糸、絵緯糸を用い、佐賀
箔経糸、撚箔経糸、金色及び銀糸等を用いること
によつて、佐賀箔調組織部と佐賀箔経糸、撚箔経
糸が遊泳する遊泳組織部を有する光沢がかもし出
され、その膨れ模様は深窓に富んだ装飾用織物を
提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、紋様経糸と金糸又
は銀糸と佐賀箔経糸とを順次配列するとともに、
前記各経糸の8乃至12本毎に強撚経糸を配列して
経糸群を整経し、この経糸群に地緯糸と箔緯糸と
を交互に織込むとともに、前記各緯糸の6乃至8
本毎に強撚緯糸を織込んだ織物において、紋様経
糸及び金糸又は銀糸と箔緯糸とを綾組織にして表
地を織成し、金糸又は銀糸と地緯糸とを平組織に
して裏地を織成した基本表布地相を織成する。こ
の表布上面に、裏面にいずれも強撚経緯糸を平組
織して収縮することにより、佐賀箔経糸と絵緯糸
との平組織膨れ模様佐賀箔調部と、紋様経糸と絵
緯糸との平組織膨れ模様の佐賀箔経糸遊泳部とを
織成してなるものである。
前記紋様経糸に代えて紋様柄箔経糸を用い、金
糸又は銀糸に代えてからみ経糸を用いてもよい。
また、佐賀箔経糸の代りに撚箔経糸を用いても同
様な膨れ模様の装飾織物が織成されるものであ
る。
(実施例) 本考案の実施例を第1図及び第2図に基いて説
明する。第1図において、1は紋様経糸、2は金
糸又は銀糸、3は佐賀箔経糸、4は強撚経糸であ
り、紋様経糸1、金糸又は銀糸2、佐賀箔経糸3
を順次交互に配列し、紋様経糸1、金糸又は銀糸
2、佐賀箔経糸3の経糸群を3群乃至4群毎、合
計9本乃至12本毎に強撚経糸4を配列して経糸群
を整経する。また5は地緯糸、6は箔緯糸、7,
8は絵緯糸、9は強撚緯糸であつて、地緯糸5、
箔緯糸6、絵緯糸7,8を順次交互に織込み、地
緯糸5、箔緯糸6、絵緯糸7,8の緯糸群を2群
毎合計8本毎に強撚緯糸9を織込む。絵緯糸は1
本であつてもよいので地緯糸5、箔緯糸6、絵緯
糸7の緯糸群を2群毎合計6本毎に強撚緯糸9を
織込んでもよい。
なお、紋様経糸1、金糸又は銀糸2、佐賀箔経
糸3の順は第1図のものに限らず任意であつても
よい。同様に地緯糸5、箔緯糸6、絵緯糸7,8
も第1図の順でなくてもよい。
そして、上記各経糸及び緯糸は、第1図に示す
ように、基本地相部aと佐賀箔調組織部bと、佐
賀箔経糸遊泳組織部cとに織成される。
即ち、基本地相部aは、紋様経糸1及び金糸又
は銀糸2と箔緯糸3とを平織組織にして織成し表
地とし、金糸又は銀糸2と地緯糸5とを3.1斜文
織組織にして織成し裏地とし、裏地の裏面に強撚
経糸4と強撚緯糸9とを平織組織に織成すること
により、強撚経糸4と強撚緯糸9が収縮して佐賀
箔経糸3が裏地の裏面に浮いたものとなる。
佐賀箔調組織部bは、基本地相部aと同様に、
紋様経糸1及び金糸又は銀糸2と箔緯糸3とを平
織組織に織成して表地とし、金糸又は銀糸2と地
緯糸5とを3.1斜文織組織に織成して裏地とする。
また佐賀箔経糸3と絵緯糸7,8とを平織組織に
織成し、裏面に強撚経糸4と強撚緯糸9とを平織
組織に織成することにより、強撚経糸4と強撚緯
糸9とが収縮して、表地の表面に佐賀箔経糸3と
絵緯糸7,8との平織地が袋状になつて空胴にな
り膨れ模様を呈する。
更に、佐賀箔経糸遊泳組織部cは、金糸又は銀
糸2と箔緯糸6とを平織組織に織成して表地と
し、金糸又は銀糸2と地緯糸5とを3.1斜文織組
織に織成して裏地とする。また紋様経糸1と絵緯
糸7,8とを平織組織に織成し、裏面に強撚経糸
4と強撚緯糸9とを平織組織に織成することによ
つて、強撚経糸4と強撚緯糸9とが収縮して表地
の表面に紋様経糸1と絵緯糸7,8との平織地が
浮き上がつて袋状になり、膨れ模様を呈するとと
もに、表地と紋様経糸1と絵緯糸7,8との平織
地との間に佐賀箔経糸3が遊泳し、その動きによ
つてランダムな光沢がかもし出される独特な織組
織となる。
第2図は、第1図の紋様経糸1の代りに紋様柄
箔経糸11、金糸又は銀糸2の代りにからみ経糸
12を使用し、佐賀箔経糸3に代えて撚箔経糸1
3を使用した実施例であり、その他の強撚経糸
4、地緯糸5、箔緯糸6、絵緯糸7,8、強撚緯
糸9は第1図と同様なものを使用し、各経糸と緯
糸の配列、各経糸と緯糸との組織も第1図と同様
であるので、詳細な説明を省略する。その他紋様
柄箔経糸、からみ経糸、撚箔経糸と紋様経糸、金
糸又は銀糸、佐賀箔経糸の組合せも適宜用いても
よい。例えば紋様柄箔経糸、からみ経糸、佐賀箔
経糸の組合せであつてもよい。
(考案の効果) 本考案は、上記組織からなる織物であるから、
特に、佐賀箔調組織部は膨れ模様地を現出し、華
麗と古典の調和した変化模様を呈し、また佐賀箔
経糸が遊泳する遊泳組織部は、表地と紋様経糸と
絵緯糸との平織地との空胴部に佐賀箔経糸が浮き
はさまれてランダムな光沢がかもし出され、膨れ
模様地とともに美麗で豪華な装飾的効果を奏し、
帯地として深窓に富んだ織物がえられる。
また、従来の装飾用織物のように織成後染色す
るものと異なり、柄染糸である紋様経糸及び地緯
糸、絵緯糸を用いることによつて膨れ模様地が変
形し扁平になることなく降起した立体模様が形成
保持され、金糸又は銀糸、佐賀箔経糸、箔緯糸、
あるいは紋様柄箔経糸、撚箔経糸とともに変化の
ある光沢面を呈し、装飾用織物として好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例の組織図、第2
図は本考案の第2実施例の組織図、第3図は従来
の装飾用織物の組織図である。 1:紋様経糸、2:金糸又は銀糸、3:佐賀箔
経糸、4:強撚経糸、5:地緯糸、6:箔緯糸、
7,8:絵緯糸、9:強撚緯糸、11:紋様柄箔
経糸、12:からみ経糸、13:撚箔経糸、a:
基本地相部、b:佐賀箔調組織部、c:佐賀箔経
糸遊泳組織部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 紋様経糸と金糸又は銀糸と佐賀箔経糸とを順
    次配列するとともに、前記各経糸の9乃至12本
    毎に強撚経糸を配列して経糸群を整経し、該経
    糸群に地緯糸と箔緯糸と絵緯糸とを交互に織込
    むとともに、前記各緯糸の6乃至8本毎に強撚
    緯糸を織込んだ織物において、前記紋様経糸、
    金糸又は銀糸と箔緯糸とを平組織にして表地を
    織成し、金糸又は銀糸と地緯糸とを3.1斜文組
    織にして裏地を織成し、該裏地の裏面に前記強
    撚経糸と強撚緯糸とを平組織にすることにより
    佐賀箔経糸を裏地の裏面に浮かした基本地相部
    と、前記紋様経糸、金糸又は銀糸と箔緯糸とを
    平組織して表地を織成し、金糸又は銀糸と地緯
    糸とを3.1斜文組織として裏地を織成し、佐賀
    箔経糸と絵緯糸とを平組織し裏面に強撚経糸と
    強撚緯糸とを平組織することにより、前記表地
    の表面に前記佐賀箔経糸と絵緯糸との平組織地
    が袋状になつて浮き上つた佐賀箔調組織部と、
    更に、前記金糸又は銀糸と箔緯糸とを平組織し
    て表地を織成し、金糸又は銀糸と地緯糸とを
    3.1斜文組織として裏地を織成し、紋様経糸と
    絵緯糸とを平組織し、裏面に強撚経糸と強撚緯
    糸とを平組織することにより前記表地の表面に
    前記紋様経糸と絵緯糸との平組織地が袋状にな
    つて浮き上り、中間に佐賀箔経糸が遊泳する遊
    泳組織部とからなることを特徴とする織物。 (2) 紋様柄箔経糸とからみ経糸と撚箔経糸とを順
    次配列するとともに、前記各経糸の9乃至12本
    毎に強撚経糸を配列して経糸群を整経し、該経
    糸群に地緯糸と箔緯糸と絵緯糸とを交互に織込
    むとともに、前記各緯糸の6乃至8本毎に強撚
    緯糸を織込んだ織物において、前記紋様柄箔経
    糸、からみ経糸と箔緯糸とを平組織にして表地
    を織成し、からみ経糸と地緯糸とを3.1斜文組
    織にして裏地を織成し、該裏地の裏面に前記強
    撚経糸と強撚緯糸とを平組織にすることにより
    撚箔経糸を裏地の裏面に浮かした基本地相部
    と、前記紋様柄箔経糸、からみ経糸と箔緯糸と
    を平組織して表地を織成し、からみ経糸と地緯
    糸とを3.1斜文組織として裏地を織成し、撚箔
    経糸と絵緯糸とを平組織し裏面に強撚経糸と強
    撚緯糸とを平組織することにより、前記表地の
    表面に前記撚箔経糸と絵緯糸との平組織地が袋
    状になつて浮き上がつた佐賀箔調組織部と、更
    に、前記からみ経糸と箔緯糸とを平組織して表
    地を織成し、からみ経糸と地緯糸とを3.1斜文
    組織として裏地を織成し、紋様柄箔経糸と絵緯
    糸とを平組織し、裏面に強撚経糸と強撚緯糸と
    を平組織することにより前記表地の表面に前記
    紋様柄箔経糸と絵緯糸との平組織地が袋状にな
    つて浮き上り、中間に撚箔経糸が遊泳する遊泳
    組織部とからなることを特徴とする織物。
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