JPH0414464Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は装飾用織物に係る。

「従来の技術」 金銀糸入りの織物は通常表面に金銀糸を現出し
て模様を形成している。

「考案が解決しようとする問題点」 これに対し本考案は金銀糸を表面に現出せずし
て美麗な光沢織物を構成しようとするものであ
る。

「考案を解決するための手段」 本考案は金銀糸の地経糸１一乃至数本毎に搦糸
２を配して整経しこれに地緯糸３、箔糸４、絵緯
糸５を一組としてその順序に織込み、而して地緯
糸３は地経糸１を越えて搦糸２と平組織し、箔糸
４及絵緯糸５は経糸の裏面に浮かして搦糸で同口
に平組織状にとじつけた地相ａ、地緯糸３及箔糸
４は経糸の裏面に浮かして搦糸で同口に平組織状
にとじつけ、絵緯糸５は経糸上に浮かして搦糸で
とじつけた模様部分ｂ、及地緯糸３は経糸の裏面
に浮かして搦糸で平組織状にとじつけ、箔糸４は
経糸上に浮かして搦糸で平組織状にとじつけ、絵
緯糸５は経糸の裏面に浮かし地緯糸と同様搦糸で
平組織状にとじつけた箔模様部分ｃを織成したも
のである。

「作用」 本考案は上記の構造よりなるから、地相ａに於
ては地緯糸３が、模様部分ｂに於ては絵緯糸５
が、箔模様部分ｃに於ては箔糸４がそれぞれ表面
に平行状に並列してそれらの間隙部より金銀糸の
経糸が反射して燦光状に光輝を発すべく、しかも
地相ａに於て経糸は該箔糸及絵緯糸により、模様
部分ｂに於て経糸は地緯糸及箔糸により、箔模様
部分ｃに於て経糸は地緯糸及絵緯糸によりそれぞ
れ裏面より圧接保持されて浮動しない。

「考案の効果」 従つて金銀糸の光沢が上記各部分ａ，ｂ，ｃの
下面より燦光状に光輝を発し相まつて美麗な外観
を現出せしめえた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は見取図、第２図は組織図である。 １……地経糸、２……搦糸、３……地緯糸、４
……箔糸、５……絵緯糸、ａ……地相、ｂ……模
様部分、ｃ……箔模様部分。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 金銀糸の地経糸１一乃至数本毎に搦糸２を配し
   て整経しこれに地緯糸３、箔糸４、及絵緯糸５を
   一組としてその順序に織込み、而して地緯糸３は
   地経糸１を越えて搦糸２と平組織し、箔糸４及絵
   緯糸５は経糸の裏面に浮かして搦糸で同口に平組
   織状にとじつけた地相ａ、地緯糸３及箔糸４は経
   糸の裏面に浮かして搦糸で同口に平組織状にとじ
   つけ、絵緯糸５は経糸上に浮かして搦糸でとじつ
   けた模様部分ｂ、及び地緯糸３は経糸の裏面に浮
   かして搦糸で平組織状にとじつけ、箔糸４は経糸
   上に浮かして搦糸で平組織状にとじつけ、絵緯糸
   ５は経糸の裏面に浮かし地緯糸と同様搦糸で平組
   織状にとじつけた箔模様部分ｃを織成した織物。