JP2529848Y2 - 織 物 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、装飾用織物に係る。

「従来の技術」 従来箔織物は単に細切箔糸を織込んでなるのが普通で
ある。

「考案が解決しようとする問題点」 本考案はこれに反し巾広箔糸を用いかつその褶曲凹凸
による表面に変化ある箔織物を構成しようとするもので
ある。

「問題を解決するための手段」 本考案は、搦糸１、及び１乃至数本の引揃えた地経糸
２を以て一組の経糸として整経し、これに地緯糸３を織
込み、一組の経糸と地緯糸を平組織して地を織成すると
ともに、巾広の箔糸４を３乃至数本の地緯糸を覆うよう
織込み、箔糸４の適宜個所を搦糸１でとじつけるように
織成することによって巾広の箔糸４に褶曲凹凸を付与
し、次いで２乃至数本の地緯糸を置いて、巾広の箔糸４
を３乃至数本の地緯糸を覆うように織込み、これを反復
して箔糸を並列させたことを特徴とするものである。

「作用」 本考案は上記の構造によりなるから三本以上適数本の
緯糸を覆う巾広の箔糸を搦糸でとじつけられて該緯糸を
被覆すると共に褶曲かつ凹凸を生じる。

「考案の効果」 従って、変化のある外観を呈して興趣ある織物を構成
し得られ帯地織物として好適ならしめ得た効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は見取図、第２図は組織図である。 1:搦糸、2:地経糸、3:地緯糸、4:箔糸

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】搦糸１、及び１乃至数本の引揃えた地経糸
   ２を以て一組の経糸として整経し、これに地緯糸３を織
   込み、一組の経糸と地緯糸を平組織して地を織成すると
   ともに、巾広の箔糸４を３乃至数本の地緯糸を覆うよう
   織込み、箔糸４の適宜箇所を搦糸１でとじつけるように
   織成することによって巾広の箔糸４に褶曲凹凸を付与
   し、次いで２乃至数本の地緯糸を置いて、巾広の箔糸４
   を３乃至数本の地緯糸を覆うように織込み、これを反覆
   して箔糸を並列させたことを特徴とする織物。