JPH0684826U

JPH0684826U - グリ−ンハウス用カバ−地

Info

Publication number: JPH0684826U
Application number: JP060048U
Authority: JP
Inventors: 榮燮李
Original assignee: 交河産業株式会社
Priority date: 1993-05-14
Filing date: 1993-10-12
Publication date: 1994-12-06
Also published as: KR960001845Y1; KR940025812U

Abstract

(57)【要約】【目的】本考案はグリ−ンハウス用カバ−地に関し、
グリ−ンハウス用カバ−地の光透過率と耐久性及び強度
を向上させることを目的とする。【構成】緯糸２と経糸１を織組して織組網４を作り、
この織組網４の表面又は裏面の少なくとも一側面を合成
樹脂フィルムでラミネ−ションして透光性の遮断膜５、
５′を形成したものであって、グリ−ンハウス用カバ−
地に用いて最大の利用効果が得られ、数回繰り返して使
用することができる特徴がある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はグリ−ンハウス（別名ビニ−ルハウス）用カバ−地に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のグリ−ンハウスにおいて、外気を遮断し太陽光を容易に透過させるためには、フレ−ムにガラスを挾入した温室以外には、主に骨組との間に透明な合成樹脂ビニ−ル地を被覆することが普通であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ここにおける合成樹脂ビニ−ル地としては、通常ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム等が用いられているが、冬季が過ぎると老化して再使用が不可能であり、廃棄処分しなければならないため、経済的負担が大きかった。それのみならず、このように廃棄処分される廃ビニ−ル樹脂フィルムは公害の原因を誘発することにもなり、また、秒速数十メ−トルになる強風には堪えることができずに破断し、グリ−ンハウスとしての役目を果たすことができなくなる欠点があった。

【０００４】そこで本考案は、上述したような欠点がなく、グリ−ンハウス用カバ−地として十分な光透過率と耐久性、並びに、強度を持ったグリ−ンハウス用カバ−地を提供することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、緯糸と経糸を織組して織組網を作り、この織組網の表面または裏面の少なくとも一側面を合成樹脂フィルムでラミネ−ションして透明な遮断膜を形成することを特徴とするグリ−ンハウス用カバ−地、を以て上記課題を解決した。緯糸と経糸は、好ましくは、レノ織により織組する。

【０００６】

【作用】

織組網の表面または裏面の少なくとも一方に合成樹脂フィルムをラミネ−ションして構成されるため、グリ−ンハウス用カバ−地として適当な光透過率を備えるだけでなく、十分な耐久性と強度とを具備する。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案が前記の課題を解決するための技術的手段の具体的な一実施例を説明すると次の通りである。図面に示されたように、高密度ポリプロピレン製マルチフィラメント又は、高密度ポリプロピレン製スプリットヤ−ンからなる経糸１（１ａ、１ｂ）と緯糸２（２ａ、２ｂ）を緩やかな状態に織組して、経糸１と緯糸２の間に透光部３が形成されるようにし、且つ、経糸１は一定な距離を置いてねじれ部を形成させ、そのねじれ部内に緯糸２を通過させて織組する。即ち、経糸１と緯糸２は、レノ織による方法で織組して網状の織組網４を作る。

【０００８】この織組網４の表面又は裏面、あるいは、両面に透光性の低密度ポリエチレンフィルムでラミネ−ションして遮断膜５、５′を形成する。この遮断膜５、５′ は、織組網４の透光部３において太陽光が透過することができるようにすると共に、外気がグリ−ンハウス内部に、又は、内気がグリ−ンハウス外部に対流されることを遮断するのである。

【０００９】このような本考案のグリ−ンハウス地は、織組網４によりその強度を遙かに向上させることかできるのであり、また、織組網４にラミネ−ションされた遮断膜５、５′により、従来におけるように外気を遮断しながら太陽光の透過率を大いに向上させることができるものである。この事実は、韓国繊維試験所の試験結果において、従来製品の太陽光透過率は５０％であるのに対し本考案の場合は７５．２％に向上しており、且つ、引張強度においては、従来製品が２５．８パウンドであるのに対し本考案の場合は４２．１パウンドに向上していることが明らかになったことにより裏付けられる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は上述した通りであって、本考案のグリ−ンハウス用カバ−地をグリ− ンハウスのカバ−用や建築用カバ−、又は、農業用カバ−等に使用する場合には、従来の製品に比べて光透過率と耐久性及び強度を大いに向上させることができるので、カバ−地を利用して最大の効果を得られると共に、カバ−地を数回に亘って繰り返して使用することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を説明するための一部拡大表面図であ
る。

【符号の説明】

１経糸２緯糸３透光部４織組網５、５′遮断膜

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】緯糸と経糸を織組して織組網を作り、こ
の織組網の表面または裏面の少なくとも一側面を合成樹
脂フィルムでラミネ−ションして透明な遮断膜を形成す
ることを特徴とするグリ−ンハウス用カバ−地。
【請求項２】前記緯糸と経糸はレノ織により織組した
ことを特徴とする請求項１記載のグリ−ンハウス用カバ
−地。