JP3143513U - 粘着メッシュシート - Google Patents

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Abstract

【課題】既製の網戸に簡単に取り付けることができ、メッシュ目間を不可避的に通過する虫や塵埃等の侵入を防止することができ、しかも、網戸の補強や補修に適しメンテナンスを軽減することができる粘着メッシュシートを提供する。
【解決手段】経糸と緯糸とにより織成された織物構造あるいは経糸と緯糸とにより編成された編物構造を有する通気性のメッシュシート基材1を構成する一方、このメッシュシート基材1における一方の面には、前記経糸および緯糸に所定厚の粘着剤が付着して成る粘着層2を設けて一体に形成するという技術的手段を採用した。
【選択図】図1

Description

本考案は、メッシュシートの改良、更に詳しくは、既製の網戸に簡単に取り付けることができ、メッシュ目間を不可避的に通過する虫や塵埃等の侵入を防止することができ、しかも、網戸の補修に適しメンテナンスを軽減することができる粘着メッシュシートに関するものである。
周知のとおり、住宅などの窓には、虫や塵埃などの侵入を防止することができるように網戸が設置されており、この網戸は網戸枠内にメッシュ状のシートを固定して構成されており(例えば、特許文献1参照)、室内を換気することができる。
しかしながら、かかる従来の網戸では、それでもなお、メッシュ目の隙間から小さな虫や塵埃が通り抜けてしまうという問題があった。
実開平6−62195号公報(第3頁、図1−2)
本考案は、従来の網戸などのメッシュ製品に上記のような不満があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、既製の網戸に簡単に取り付けることができ、メッシュ目間を不可避的に通過する虫や塵埃等の侵入を防止することができ、しかも、網戸の補修に適しメンテナンスを軽減することができる粘着メッシュシートを提供することにある。
本考案者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本考案は、経糸と緯糸とにより織成された織物構造あるいは経糸と緯糸とにより編成された編物構造を有する通気性のメッシュシート基材1を構成する一方、
このメッシュシート基材1における一方の面には、前記経糸および緯糸に所定厚の粘着剤が付着して成る粘着層2を設けて一体に形成したシート体にして、
このシート体が通気性を有するようにするという技術的手段を採用した。
また、本考案は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、メッシュシート基材1のメッシュ目の一辺のサイズを1mm以下にするという技術的手段を採用した。
更にまた、本考案は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、メッシュシート基材1の経糸および/または緯糸を、10〜50dtexの低繊度モノフィラメント合成繊維にするという技術的手段を採用した。
更にまた、本考案は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、粘着層2における粘着剤を、感熱性あるいは感圧性にするという技術的手段を採用した。
更にまた、本考案は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、防臭剤、消臭剤、防カビ剤、抗菌剤、撥水剤、難燃剤、光触媒、殺虫剤、害虫忌避剤のうちの少なくとも一つを、メッシュシート基材1の表面にコーティングするか、あるいは、経糸および/または緯糸に含浸するという技術的手段を採用した。
更にまた、本考案は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、メッシュシート基材1を着色するという技術的手段を採用した。
本考案にあっては、経糸と緯糸とにより織成された織物構造あるいは経糸と緯糸とにより編成された編物構造を有する通気性のメッシュシート基材を構成する一方、このメッシュシート基材における一方の面には、前記経糸および緯糸に所定厚の粘着剤を付着して成る粘着層を設けて一体に形成したシート体にして、このシート体が通気性を有するようにしたことによって、既製の網戸に簡単に取り付けることができ、メッシュ目間を不可避的に通過する虫や塵埃等の侵入を防止することができる。
また、メッシュシート基材1の経糸および緯糸に所定厚の粘着剤を付着して成る粘着層を設けているので、粘着剤がメッシュ目を塞ぐことが無く、良好な通気性を維持することができる。更にまた、本考案の粘着メッシュシートは、特に、網戸の補修に適しており、メンテナンスを軽減することができることから、実用的利用価値は頗る高いと云える。
本考案を実施するための最良の形態を具体的に図示した図面に基づいて更に詳細に説明すると、次のとおりである。
本考案の実施形態を図1から図3に基づいて説明する。図1中、符号1で指示するものはメッシュシート基材であり、このメッシュシート基材1は、経糸と緯糸とにより織成された織物構造あるいは経糸と緯糸とにより編成された編物構造を有する通気性のシートである。本実施形態では、織物構造を有するものを採用する。
また、符号2で指示するものは粘着層であり、この粘着層2は、前記メッシュシート基材1における一方の面において、前記経糸および緯糸に所定厚の粘着剤が付着して成るものである。本実施形態では、粘着層2における粘着剤を、感熱性あるいは感圧性にすることができ、これらの感熱性、感圧性粘着剤は共にアクリル系のものを採用し、膜厚を0.1mm以下とする。
しかして、本考案のメッシュシートを構成するにあっては、まず、メッシュシート基材1を構成する。本実施形態では、経糸と緯糸とにより織成された織物構造とし、通気性を有する。
この際、メッシュシート基材1における繊維材料は、合成繊維や天然繊維などを採用することができ、本実施形態では、低繊度合成繊維をメッシュ状に製織した紗織物にする。また、この低繊度合成繊維には、モノフィラメント合成繊維を採用することができ、メッシュ状に製織する場合に繊維同士が融着し易くて加工性が良いという利点や、繊維間の表面張力が小さくなって水滴などが付着し難くなるという利点がある。
また、メッシュシート基材1における経糸および/または緯糸の繊度を10〜50dtex(デシテックス)にすることができ、低繊度であっても十分な強度を持たせることができる。
更にまた、メッシュシート基材1に使用する合成繊維材料には、ポリオレフィン系繊維やポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維などを採用することができ、周知の平織や斜文織、朱子織などの織組織で構成することができる。
本実施形態では、メッシュシート基材1のメッシュ目の一辺のサイズを1mm以下にすることによって、大抵の虫や塵埃を遮断することができるが、必要に応じて、メッシュ目の一辺のサイズを0.4mm程度に製織して微小昆虫や塵埃等を遮断できるようにすることもできる。
そして、このメッシュシート基材1における一方の面には、前記経糸および緯糸に所定厚の粘着剤が付着して成る粘着層2を設けて一体にシート体を形成する。本実施形態では、粘着剤をシート片面に対して、吹き付けや塗布、ディッピングなどを行い形成する。なお、このシート体の通気性を確保するために、メッシュ目に粘着剤の膜が張って塞がれないようにする。
また、本実施形態では、図2に示すように、メッシュシート基材1の経糸および/または緯糸列の所定間隔毎に、糸本数を多くした繊維束部11を設けることができ、シート強度を向上せしめることができる。
更にまた、本実施形態では、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、防臭剤、消臭剤、防カビ剤、抗菌剤、撥水剤、難燃剤、光触媒、殺虫剤、害虫忌避剤(不快害虫忌避剤)のうちの少なくとも一つを、メッシュシート基材1の表面にコーティングするか、あるいは、経糸および/または緯糸に含浸させることができ、シート材としての機能性を向上させることができる。
更にまた、本実施形態では、メッシュシート基材1を着色することもでき、任意のデザインを付して意匠性を向上させることもできるし、日光の差し込みによる可視光線を軽減して、眩輝効果を得ることができる。
<本考案シートの使用方法>
本実施形態のシートを使用する具体的手順を以下に説明する。まず、本考案シートを網戸枠のサイズよりも5〜6センチ大きめにカットした後、剥離紙から外して既製の網戸に付設してあるネットに重ねる。
次いで、粘着層2が感熱性粘着剤である場合(感熱タイプ)は、例えば、ドライヤーの温度設定を「Dry」など(目安温度:約120℃)にして、本考案シートに対してドライヤーで均一に熱を与えながら、このシートと網戸ネットとが密着するように、手の平などで全体を押さえるようにして貼り付ける。然る後、本考案シートを網戸枠にまでドライヤーで熱を与え、シートを隙間なく貼り付けることによって、作業を完了する。
一方、粘着層2が感圧性粘着剤である場合(感圧タイプ)は、既製のネットにシートを重ねた後、網戸枠にそれぞれ2〜3センチ余裕があるように調整し、本考案シートを網戸に取り付けてネットに対しシワが入らないようにして貼り付ける。然る後、本考案シートを網戸枠にまで隙間なく貼り付けることによって、作業を完了する。
<本考案シートの性能試験について>
本考案シートの粘着力を評価するために行った剥離強度試験の結果を以下に示す。
(粘着剤のタイプ) 剥離強度(N) 剥離強度(gf)
感圧 タテ 0.1873 19.1
ヨコ 0.2374 24.2
感熱 120℃×15s タテ 0.2558 26.2
ヨコ 0.2227 23.7
感熱 120℃×30s タテ 0.2030 19.9
ヨコ 0.2901 30.6
以上の結果から、粘着剥離強度は何れのタイプも20〜30gfであり、大きな差は認められなかった。数値的には接着に比べるとかなり低い数値ではあるが、実際に大きな面積で粘着させた場合には、十分な保持力を有し、実用に耐え得ると云える。
次に、通気性試験の結果を以下に示す。この通気性試験は、JIS L 1096.8.27.1に準拠し、感圧タイプ・感熱タイプおよびメッシュシート基材1単独の通気性を測定した。なお、サンプルがメッシュ構造であるため、測定条件として吸い込みファンの傾斜式気圧計が40Pa(JISでは125Pa)を示すようにして測定した。
通気度(cc/cm・s)
メッシュシート基材1 620
感圧タイプ 210
感熱タイプ 320
粘着加工品の通気性が低くなっている原因としては、粘着剤の粘着性による抵抗や粘着加工による皮膜化による抵抗が考えられる。なお、これらの差異は、粘着加工の精度を向上させることにより通気度はブランク(メッシュシート基材1)に近づくと考えられる。
本考案は、概ね上記のように構成されるが、本考案は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、メッシュシート基材1に使用する経糸および緯糸はモノフィラメントに限らず、マルチフィラメントを採用しても良い。また、メッシュシート基材1は、織物構造に限らず、横編みまたは経編みの編物構造を採用した通気性メッシュであっても良い。
更にまた、本考案シートを簡易取付可能なフィルターとして使用したり、各種補修・補強・養生部材などの幅広い用途に使用することもでき、これら何れのものも本考案の技術的範囲に属する。
本考案の実施形態の粘着メッシュシートを表わす説明断面図である。 本考案の実施形態の粘着メッシュシートを表わす説明断面図である。 本考案の実施形態の粘着メッシュシートを使用した状態を表わす全体正面図である。
符号の説明
1 メッシュシート基材
11 繊維束部
2 粘着層

Claims (6)

  1. 経糸と緯糸とにより織成された織物構造あるいは経糸と緯糸とにより編成された編物構造を有する通気性のメッシュシート基材1が構成される一方、
    このメッシュシート基材1における一方の面には、前記経糸および緯糸に所定厚の粘着剤が付着して成る粘着層2を設けて一体に形成されるシート体であって、
    このシート体が通気性を有していることを特徴とする粘着メッシュシート。
  2. メッシュシート基材1のメッシュ目の一辺のサイズが1mm以下であることを特徴とする請求項1記載の粘着メッシュシート。
  3. メッシュシート基材1の経糸および/または緯糸が、10〜50dtexの低繊度モノフィラメント合成繊維であることを特徴とする請求項1また2記載の粘着メッシュシート。
  4. 粘着層2における粘着剤が、感熱性あるいは感圧性であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の粘着メッシュシート。
  5. 紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、防臭剤、消臭剤、防カビ剤、抗菌剤、撥水剤、難燃剤、光触媒、殺虫剤、害虫忌避剤のうちの少なくとも一つが、メッシュシート基材1の表面にコーティングされているか、あるいは、経糸および/または緯糸に含浸されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の粘着メッシュシート。
  6. メッシュシート基材1を着色したことを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の粘着メッシュシート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012026058A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Toyo Bussan Kk メッシュ生地およびメッシュ衣服
JP4997356B1 (ja) * 2012-03-21 2012-08-08 光雄 皆川 遮熱建材及びその製造方法
JP2014194126A (ja) * 2013-03-28 2014-10-09 Nbc Meshtec Inc 防虫網
JP2017071966A (ja) * 2015-10-07 2017-04-13 住江織物株式会社 消臭網戸用ネット及び該ネットを用いた網戸

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