JPS61192242A - 生肉に復元可能な乾燥肉の製造方法 - Google Patents

生肉に復元可能な乾燥肉の製造方法

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JPS61192242A
JPS61192242A JP61014338A JP1433886A JPS61192242A JP S61192242 A JPS61192242 A JP S61192242A JP 61014338 A JP61014338 A JP 61014338A JP 1433886 A JP1433886 A JP 1433886A JP S61192242 A JPS61192242 A JP S61192242A
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dried
temperature
vacuum
far
meat
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JP61014338A
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Masami Sato
佐藤 正巳
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SUTEFUANO SHOKAI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、牛肉、豚肉、羊肉等食用獣の生肉を元の生肉
に復元可能に乾燥し得る乾燥肉の真空乾燥法による製造
方法に関するものである。
従来、食肉を保持するための乾燥方法としては、天日に
よる自然乾燥や熱風乾燥のような復元性のない乾燥方法
、または凍結真空乾燥法の如き若干の復元性を持つ乾燥
方法によっていたが、それらの従来の乾燥方法では何れ
にしても乾燥前の生肉と同等の肉質にまで復元し得る乾
燥肉を製造し得ないのが現状である。すなわち、上記の
ような従来の乾燥法によって乾燥した乾燥肉は、乾燥の
際に山内部の組織が破壊されるため、生肉に近い状態に
戻すことは殆んど不可能である。従って、従来の製造方
法によって乾燥した乾燥肉の利用範囲は、生肉に復元す
る必要のない乾燥肉でも足りる用途例えば罐詰用等に限
られるものであった。
そこで、牛肉を、乾燥前の状態に戻すことができる乾燥
肉を作ることができれば、生肉を長期保存するための、
冷凍、冷蔵設備の必要がなくなるばかりではなく、長期
に保存することが可能になる。また、牛肉の状態に比較
して重用を1/3程度にまで減少させることができるの
で、輸送および保管、ト極めて有利となる。しかも通気
層のないフィルムを用いて真空包装により保管すれば、
保存食品として最も有利な形態のものになり得る。
本発明は、そのような期待に応えてなされたものであっ
て、その目的とするところは、牛肉、豚肉あるいは羊肉
等の食用生肉を、食感等の風味、視感、組成等生肉のそ
れと殆んど変らない状態に復元し得る乾燥肉に真空冷凍
乾燥させるようにした、生肉に復元可能な乾燥肉の製造
方法を提供しようとするものである。
この目的を達成するため、本発明は、内部に遠赤外線ヒ
ータを設けた真空槽内の棚上に被乾燥材料を載置して当
該被乾燥材料を一20℃ないし一5℃の範囲の特定の温
度に冷凍し、前記真空槽内を月ヘールないし20トール
の特定の真空度に維持し、前記遠赤外線ヒータの加熱温
度を、当該遠赤外線ヒータから被乾燥材料までの距離、
被乾燥材料の種類または所望乾燥時間等に関連して+2
5℃〜→−200℃の範囲の所定の温度に設定し、前記
遠赤外線ヒータからの遠赤外線を前記被乾燥材料に投射
することにより内部から一様に加熱するとともに当該被
乾燥材料の慎重乾燥期における材料温度が所定の低温度
範囲一5℃を越えないようにして低温真空乾燥する工程
と、前記生肉の慎重乾燥期に続く減率乾燥期における当
該材料温度が、→−20℃〜+40℃の範囲であらかじ
め設定した所定の試料湿度に達したとぎに前記遠赤外線
ヒータによる加熱を停止する工程との結合を特徴とする
生肉に復元可能な乾燥肉の製造方法にある。
以下、本発明の製造方法について詳記する。
本発明方法は、凍結真空乾燥方法の一種である。
この種の乾燥方法では、周知のように乾燥対象の材料を
一り0℃〜−40℃程度冷凍し、真空槽を用いて低い圧
力の大気中で、取り去るべぎ水分の気化に必要な熱を加
えることにより、水分を直接昇華させて乾燥させるよう
にしている。黙しながら−30℃ないし一40℃の如く
極冷温に冷凍し、真空乾燥すると、肉質が破壊され元の
生鮮な肉の状態にもどらな(なる欠点がある。
本発明方法にJ−3いては、そのような冷凍真空乾燥方
法において、多くの実験を重ねIC結果、乾燥すべき食
肉片等の被乾燥材料の慎重乾燥期における冷凍温度は、
−5℃〜−20°Cの所定温度範囲にし、前記遠赤外線
ヒータの加熱温度やその遠赤外線ヒータから前記被乾燥
材料までの距離等を勘案して前記遠赤外線ヒータの加熱
温度を+25℃〜4−’200℃の範囲の適当温度に設
定し、また、その時の真空槽内の真空度は、1〜201
・−ル(Torr)の範囲の適当な値に設定して、かつ
被乾燥材料としての生肉への加熱源として、遠赤外線ヒ
ータを用い、特に波長が5〜6ミクロン以、トの長波長
の遠赤外線を被乾燥材11に照射して内部より一様に加
熱しながら真空乾燥することにより、元の生肉とほぼ同
等の品質で復元可能な乾燥肉が得られることを見出し、
本発明を完成するにいたったものである。
上述の本発明の製造方法では、遠赤外線ヒータからの電
磁波が、第1乾燥期ではすべて被乾燥材料としての生肉
中の水分蒸発潜熱に使われる。従ってその期間中は、被
乾燥材料としての生肉の温度は上昇せず、前記の冷凍温
度を維持した状態で乾燥が進行する。〈これを慎重乾燥
期と云う。)次に蒸発する水容が少なくなると、前記電
磁波の一部は、被乾燥材料の顕熱に使われるようになり
、その被乾燥材料としての生肉の温度が徐々に上昇する
。そして遂には平衡状態の含水率となって、前記電磁波
のすべてが生肉の温度上昇に寄与するようになる。、(
この時期を減率乾燥期と云う)そこで、生肉の組成等に
影響を与えない温度、例えば生肉がもっている蛋白質等
が溶度せず、しかも十分な乾燥が得られる+20℃〜−
1−40″Gの範囲の温度にまで前記被乾燥材料として
の生肉の乾燥化が進んだ時に、前記遠赤外線ヒータの加
熱電源を断にして、被乾燥材料への遠赤外線投射を停止
にする必要がある。被乾燥材料への加熱時間は、製造装
置の規模、遠赤外線ヒータから被乾燥材料までの距離、
遠赤外線ヒータの加熱温度および被乾燥材料の種類や、
厚さ等の大きさによって大きく相違するが、後記覆る各
実施例においては、約8〜12時間を要している。なお
、上記本発明方法によって製造した乾燥肉の目方は、生
肉の時の目方の約1/3になり、また常温の水に浸せば
、容易に吸水して生肉と殆んど変らないように復元する
次に、冷凍機ににつで冷却されるコールドトラップによ
り、遠赤外線ヒータを具えた真空槽内のトレイに載置し
た生肉片を冷凍し、真空ポンプにより、その真空槽内を
所望の真空度1〜20トールとなるように排気し得るよ
うにした、詳細を後記する遠赤外線加熱乾燥装量を用い
て本発明方法を実施した実施例の一部を表1に示す。
なお、上記装置の真空槽内の遠赤外線ヒータは、300
mm幅X  140mm長の面積を有する容1400W
の遠赤外線プレー1−ヒータを、4個並置した構成のも
のである。また、各実施例とも被乾燥材料として面積約
10cJ、厚さ約2 cmの牛肉片を用い、これを鉄板
製トレイに10枚載せて真空槽内に仕込み、コールドト
ラップの冷却を開始し、各牛生肉片の平均温度が所定の
冷凍温度になったとき、遠赤外線ヒータを所定加熱温度
で加熱して得た場合のものである。
なお、同表において、「試料温度」は、被乾燥材料の減
率乾燥期におけるあらかじめ設定した所定の加熱停止温
度を意味しており、以下説明の便宜上その温度を「試料
温度」ということとする。
表1 上記の各実施例によって製造した乾燥肉は、遠赤外線ヒ
ータが断となった後、しばらくの間そのままの気圧条イ
!1にしておいた後に、真空槽内を大気圧に戻して取り
出し、目方を計った結果、何れも乾燥前の目方の約1/
3になっており、乾燥状態も良好であった。
また前記の各実施例によって製造した乾燥牛肉を、常温
の水に約1時間浸してそれぞれ復元して、生肉ど視覚的
に比較した結果、生肉と殆んど変らないように見えた。
また、それら復元した牛肉について、生肉と同じ方法で
調理し、試食したところ、風味や食感等、生肉と殆んど
変らなかった。
なお、実施例1にJ:って製造した乾燥牛肉の蛋白質等
の溶度について、生牛肉との比較試験を財団法人日本医
療食協会に依頼して得た結果は、表2のとおりである。
すなわち、表2は、本発明方法に」:り製造した試料A
、Bについて生肉中に含まれている窒素成分のうち、本
来生肉には含まれていない筈の水溶性熱凝固窒素の有無
を測定し、その結果を生肉におけるそれと対比して示し
たものである。
注:カッコ内は水溶性熱凝固窒素 −g/全窒素mg。
上表中の生牛肉の水溶性凝固窒素の測定値は、生牛肉を
10分間蒸発して加熱凝固させて求めたものである。
上表から明らかなように、生肉中の加熱凝固すべき水溶
性つ凝固窒素100に対し、本発明方法によって製造し
た試料A、Bの水溶性熱凝固窒素の平均は90.5に相
当し、生肉のそれと大差がない。
このことは、試料A、Bとも蛋白質がほぼ完全に不溶化
していることを意味するものであって、はぼ生肉に近い
状態で乾燥されていることがわかる。
さらに同表中の試料A、Bについて、肉組織を検査する
ため、それら試料を蒸留水に一夜湿潤して復水し、これ
を凍結ミクロトームぐ切片にして、エオシンで染色した
ものについて検査を行ない、次のどおりの結論を得た。
(1)顕微鏡検査では生肉と同様の筋繊維配列が兇られ
、繊維間に熱凝固物質が見られず、熱収縮した筋繊維に
よる繊維間隙の開きゃ、脂肪の溶出も認められないこと
が確認された。
(2)肉眼検査では、試料A、Bとも完全に復水して検
氷状態もよく、手で裂いても裂けにくく、むりに裂くと
筋uA組紐間膜が糸状になって破れて見えた。このこと
は、試料A、Bともほぼ生肉に近い肉組織の状態である
ことを示している。
以上の化学的検査および組織学的検査の各結果は、本発
明方法の効果を科学的に立証するものである。
本発明者にJ:る多数の実験結果によれば、遠赤外線ヒ
ータの加熱温度は、+25℃〜+200 ℃、被乾燥材
料の温度は一5℃〜−20℃、真空槽内の真空度1,0
Torr 〜20,0Torrの範囲内の適当な温度お
よび適当な真空度であれば、前記実施例1の場合と同等
の効果が得られることが確認された。
従って、本発明の方法は、前記実施例1ないし3に限定
されるものではない。
次に本発明方法を実施するために最適な遠赤外線加熱真
空乾燥装置について説明する。
第1図は、その装置の一例を示す概略構成図である。同
図において、1は真空槽、2は金網あるい□はアルミニ
ウム板または鉄板等によって形成された1−レイである
。3はそのトレイ2に載置して仕込んだ被乾燥材お1例
えば生肉を示す。前記真空槽1の内部には、前記生肉3
を加熱するため遠赤外線ヒータ4が設&プである。この
ヒータ4は、並列に配置した4個の遠赤外線プレートヒ
ータ4− A 。
7!IB、4C,4Dから成っている。前記トレイ2は
保持枠5によって支持されており、その1〜レイ2の支
持位置を変更することによって、前記遠赤外線ヒータ4
と被乾燥材料3との間の距離を調節しiFlるようにな
っている。また、必要に応じて複数の1−レイを多段に
保持することもできる。
真空槽1の内部下方には、前記トレイ2内の被乾燥材料
3を冷却して所定の温度に連結するためのコールド1〜
ラツプ6が設置ノられている。このコールド1−ラップ
6は、凍結した被乾燥材料3が前記遠赤外線ヒータ4か
らの熱線を受けて、乾燥化するに伴ない発生する真空槽
1内の水蒸気を、当該コールド1〜ラツプ6の冷去〇面
に凝結捕捉する作用も同時になすものである。この凝結
捕捉作用と油回転真空ポンプ7の排気作用によって、前
記真空槽1内は高真空度が保障される。なお、その]−
ルドトラップ6の直上には、当該コールド1〜ラツプ6
の冷fi1面に凝結した氷を除去するための散水パイプ
8が設けられている。9は、そのコールド1〜ラツプ6
を冷却するための密閉小型冷凍機である。
前記油回転真空ポンプ7による抽気系路中には、前記真
空槽1内の真空度をあらかじめ定めた所望の真空度に雛
持するための自動真空調節@置10が設けである。この
自動真空調節装置10は、例えばフィルタ11を介して
1nだ外気を、レバーシブルモ−912によって駆動制
御される真空度調節機構13により排気系管内に流入さ
せるようにした構成を有し、そのレバーシブルモータ1
2を真空槽1内の真空度に応じて、所定の真空度どなる
ように可逆制御することにより自動調節される。
一方、前記側々の遠赤外線プレートヒータ4A〜4Dに
は、加熱温度を検知し得るようにそれぞれ加熱温度セン
サ14A〜14Dが設けられている。
また、トレイ2上の被乾燥材料3が所定の試料温度に達
したことを検知するために、試F31温度の検知に最適
な位置にある生肉の内部に差し込んで、その温度すなわ
ち試料温度を検知する試料温度センサ15が具えられて
いる。さらに16は真空槽1内の気圧を検知するための
真空度センサであり、17はコールド1〜ラツプ6の冷
却渇iを検知し得るように設けた冷N1渇度センサであ
る。なお、18はコールドトラップ冷却弁、19は真空
槽排気弁、20は真空ポンプリーク弁、21は真空槽リ
ーク弁、22は真空度調節弁、23は融氷水給水弁、2
4はドレン弁、25は融氷水給水口、および26はドレ
ン孔である。
第2図は、第1図に示した遠赤外線加熱真空装置装買に
おける各センサを含む電気制御系統の一例を示づブロッ
ク線図である。Slは主スイツチ、S2は冷凍機電源ス
ィッチ、S3は真空ポンプ電源スィッチ、王は200V
/ 100Vの変圧器、27は真空度センサ16の検知
出ノJによって作動し、所望の真空度を設定することに
よって、許容真空度を越えたどきに設定値に対し低圧ま
たは高圧を示す情報信号が得られるように構成したビラ
ニ真空計、28はその情報信号に応じて、真空調節装置
10内の、例えばニードル弁等による真空度調節機Wi
13のニードル弁駆動用可逆モータ12を、可逆制御す
るように構成したリレー回路等による制御装置である。
また29は記録51である。この記録計は、各遠赤外線
プレー1〜ヒータ4A〜4Dの加熱2[[、試料温度、
主な被乾燥材料の温度、コールド1〜ラツプの冷ム0濡
度および真空v11内の真空度をそれぞれ記録するため
のものである。従って、この記録計29には、遠赤外線
プレートヒータ4△〜4Dに設けた各温度センサ14A
〜140、試料温度センサ15、被乾燥材料用多温度セ
ンサ15A〜15Eおよびコールドトラップ用冷却温度
センサ17の各検知出力ならびにビラニ真空計27の指
釧に対応する真空度情報信号を導いて、自動記録するよ
うになっている。
30〜33は、それぞれの遠赤外線プレートヒータ4A
〜4Dの加熱温度が所定値を保つように、その加熱電源
を対応する各加熱温度センサ14A〜14Dのそれぞれ
の検知出力に応じて0N−OFFするだめの温度調節器
である。すなわち、各温度調節器30〜33は、所望の
加熱湿度を選択的にセットし得るように構成されており
、そのセラ1〜値に自己が担当する遠赤外線プレートヒ
ータの加熱温度センサの検知出力を比較し、その比較値
に関連して当該赤外線プレートヒータの加熱電源回路を
0N−OFFするようになっている。84〜S7は、各
温度調節器30〜33によって前記加熱電源回路を0N
−OFFするように介挿した電磁開閉器を示す。また、
34は前記の温度調節器30〜33とほぼ同一構成を有
する試料温度設定用温度調節器である。この温度調節器
34は、試料温度センサ15の検知出力を任意所望の試
料調度値に比較し、その比較値に関連して、前記各遠赤
外線プレー1ヘヒータの加熱電源回路の共通電源回路を
、電磁開閉器S8を作動することにより、ox−orF
しq*るように構成してあり、また所望の試料濯度値は
、任意に)巽択的にセラ1〜するJ:うになっている。
従って、この試料調度設定用温度調節器34によって、
あらかじめ所定の試料温度を設定しておくことにより、
被乾燥月利が減率乾燥期に移行し、温度が上昇したとき
、所定の試料温度に達した時点で前記遠赤外線プレート
ヒータ4A〜4Dによる加熱を、自動的に停止させるこ
とができるので、過剰加熱にJ:る過剰乾燥を防止する
ことができる。
第1図および第2図により説明した遠赤外線加熱真空装
置を用いて、本発明を実施するに際しては、まず、第1
図の真空槽1内のトレイ2上に乾燥すべき食用生肉片3
を載置する。次に試料温度センサ15および試料温度セ
ンサ15△〜15Eも、他の個々の生肉片に差し込む。
以上の準備が完了した後に、冷凍機用電源スイッチS2
を投入して、密閉小型冷凍機9を運転し、コールド1−
ラップ6の冷却を開始する。この間ピラニ真空計27を
1.0i〜−ルー20.Oトールの範囲の所定の真空値
にセラ1〜する。コールドトラップ6の温度が一30℃
以下になるのをよって、真空ポンプ用電源スィッチS3
を投入して油回転真空ポンプ7を運転し、同時に真空槽
排気弁19および真空調節弁22を開く。
次いで被乾燥材料過熱防止の湿度調節器34を20℃〜
40℃の範囲の所定値にセラ1〜する。最後に各遠赤外
線プレートヒータ4A〜4Dの加熱温度を、それぞれの
温度調節器30〜33によって+25℃〜+200℃の
範囲の所定値にセットすればよい。
被乾燥材料が、所望の乾燥状態になったとき、温度調節
器34が作動して遠赤外線プレー1〜ヒータ4A〜4D
の加熱電源が自動的に遮断されるので、これをまって、
真空度調節装置10、真空槽排気弁19を閉じ、真空ポ
ンプ7の電源スイッチS3をOFFにし、次に真空槽リ
ーク弁21を開いて槽内を大気圧に戻し、冷凍機の電源
スイッチS2をOFFにした後、真空槽1の扉をあけて
、被乾燥月利を取り出ゼばよい。
以上詳細に説明したように本発明方法によ、れば、次の
ような効果がある。
(1)被乾燥材料の加熱に遠赤外線を用いるので、被乾
燥材料の内部まで均等に加熱され、しかもその場合の被
乾燥材F3+は、冷凍温度状態のまま真空乾燥が進行す
ることができる。従って被乾燥材料である食用生肉の血
液、蛋白質、脂肪等が溶度することなく残存し、しかも
水分のみが除去された多孔質状の乾燥肉を製造すること
ができる。
(2)従って、常温の水に浸漬しただけで、生肉と変ら
ない味、食感および外観ならびに組成を有する復元肉と
なし得る乾燥肉を得ることが可能である。
(3)本発明方法によって得られる乾燥肉は、生肉当時
の1/3に重量が減少するから、流通コストの低減に大
きく寄与し得るのみならず、真空包製を完全にすれば、
半永久的な保存も可能であり、しかも保管のための冷凍
設備も不要どなる経済上極めて有利である。
〈4)従来の凍結真空乾燥法では、被乾燥材料の凍結温
度を十分低くする必要があったが、本発明方法では、−
5℃〜−10℃の範囲の冷凍湿度でよいので、従来方法
に比べてランニングコス1〜が極めて安価である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法を実施するに最適な遠赤外線加熱
真空乾燥装置の構成の一例を示す概略図、第2図は第1
図の構成における各センサを含む電気系統の一例を示す
ブロック線図である。 1・・・真空槽      2・・・1−レイ3・・・
被乾燥材料    4・・・遠赤外線ヒータ4△〜4D
・・・遠赤外線ヒータを構成する遠赤外線プレートヒー
タ 5・・・トレイ保持枠   6・・・コールドトラップ
7・・・油回転真空ポンプ 8・・・散水パイプ   9・・・密閉小型冷凍機10
・・・真空調節装置  11・・・フィルタ12・・・
可逆モータ   13・・・真空度調節機構14A〜1
4D・・・加熱温度セン→ノ15・・・試料温度センサ 15A〜15F・・・試料温度センサ 16・・・真空度センサ 17・・・コールドトラップ冷却温度センサ18・・・
コールドトラップ冷却弁 19・・・真空槽排気弁  20・・・真空ポンプリー
ク弁21・・・真空槽リーク弁 22・・・真空度調節
弁23・・・融氷水給水弁  24・・・ドレン弁25
・・・融氷水給水口  26・・・ドレン口27・・・
ビラ二真空計  28・・・制御装置29・・・記録計 30〜33・・・遠赤外線プレートヒータ別の温度調節
器34・・・資料温度設定用温度調節器 ・ −20−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、内部に遠赤外線ヒータを設けた真空槽内の棚上に被
    乾燥材料を載置して当該被乾燥材料を−20℃ないし−
    5℃の範囲の所定の温度に冷凍し、前記真空槽内を1.
    0トールないし20トールの所定の真空度に維持し、前
    記遠赤外線ヒータの加熱温度を、当該遠赤外線ヒータか
    ら被乾燥材料までの距離、被乾燥材料の種類または所望
    乾燥時間等に関連して+25℃〜+200℃の範囲の所
    定の温度に設定し、前記遠赤外線ヒータからの遠赤外線
    を前記被乾燥材料に投射することにより内部から一様に
    加熱するとともに、当該被乾燥材料の恒率乾燥期におけ
    る材料温度が所定の低温度範囲−5℃を越えないように
    して低温真空乾燥する工程と、前記被乾燥材料の恒率乾
    燥期に続く減率乾燥期における当該材料温度が、+20
    ℃〜+40℃の範囲であらかじめ設定した所定の試料温
    度に達したときに前記遠赤外線ヒータによる加熱を自動
    的に停止する工程との結合を特徴とする生肉に復元可能
    な乾燥肉の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102997624A (zh) * 2012-12-04 2013-03-27 郑州瑞凌商贸有限公司 采用远红外加热外挂烧瓶的真空冷冻干燥机

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