JPS61191439A - 車輛用自動変速装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、歯車式の変速機及びクラッチに電気信号に応
答して作動するアクチェータを設け、車輌の運転状態を
示す信号に基づいて変速操作を自動的に行なわせるよう
にした車輌用自動変速装−に関する。

従来の技術 従来のこの種の車輌用自動変速装置は、車輌速度が低下
した場合におけるエンストを防止するため、機関速度が
、例えば、アイドル回転速度Ｎｉ〔ｒｐｍ〕より１５０
（ｒｐｍ）高い機関速度Ｎｉ＋１５０（ｒｐｍ）より低
くなった場合に、クラッチが強制的にオフとされ、クラ
ッチがオフとされた後にアクセルペダルを踏み込むと、
再びクラッチがオンとなる構成となっている。

本発明が解決しようとする問題点 従って、従来の装置では、例えば坂道を下っている場合
にフットブレーキによる減速を行ない、このため車速か
低下して機関速度が上述の値以下となってクラッチが切
り離された場合、この後、フットブレーキを緩めること
により車速が増大しても、クラッチの接続は直ちには行
なわれず、エンノンブレーキを確保することができない
まま走行することとなり、極めて危険であった。尚、こ
の場合、フットブレーキを緩めると同時にアクセルペダ
ルを踏み込み、これにより機関速度を上記の値以上に増
大させればクラッチの接続が行なわれるが、急坂を下る
場合にこのような操作を行なうこと（±極めて危険であ
り、クラッチ板を破損させる虞゛れも大きいという問題
を有している。

本発明の目的は、従って、機関速度が所定値以下となる
ことによりクラッチの切離しが行なわれた場合に、アク
セルペダルの踏み込みによらず、クラッチの接続を適切
なタイミングで行なうことができるようにした車輌用自
動変速装置を提供することにある。

問題点を解決するための手段 本発明の構成は、内燃機関に連結されるクラッチと該ク
ラッチを介して上記内燃機関に接続される歯車式変速機
とを含みその時々の車輌の運転状態に応じて上記変速機
の変速操作を自動的に行なうようにした車輌用自動変速
装置において、実車速を検出する検出手段と、上記変速
機の変速状態を検出し検出された変速状態において上記
内燃機関がアイドル回転速度となるアイドル車速を演算
する演算手段と、該演算手段の演算結果に応答し第１基
準速度と該第１基準速度より所定値だけ高い第２基準速
度とを定める設定手段と、上記検出手段の検出結果を上
記設定手段により定められた第１及び第２基準速度と比
較し上記実車速が上記第１基準速度以下となったことに
応答して上記クラッチをオフとしその後上記実車速が上
記第２基準速度以上となり九ことに応答して上記クラッ
チをオンとする制御手段とを備えた点に特徴を有する。

作用 第１基準速度は、例えば、演算手段によって演算された
アイドル車速に設定することができ、若し第１基準速度
がアイドル車速に設定されると、フットブレーキの操作
等により車速が低下し、内燃機関の速度が所定のアイド
ル回転速度以下となるような走行状態になると、制御手
段によりクラッチがオフとされ、エンスト状態の発生を
未然に防止することができる。しかる後、フットブレー
キの操作を停止する等の理由により、車速が増太し、第
２基準速度を越えると、制御手段によりクラッチが自動
的にオンとなる。従って、第２基準速度の値を適宜に定
めることにより、車速がアイドル車速以上に増大した場
合におけるクラッチの接続をタイミングよく実行するこ
とができるので、クラッチ板の破損等の不具合を生じさ
せることなしに、エンジンブレーキを与えることができ
、坂道等における安全走行を確保することができる。

実施例 第１図には、本発明による内燃機関車輌用自動変速装置
の構成を示すブロック図が示されている。

ディーゼル機関又はガソリン機関の如き内燃機関１の出
力軸１ａにはクラッチ装置２が連結されており、このク
ラッチ装置２を介して、歯車式変速機（図示せず）を含
んで成る変速機構３が内燃機関１に連結されている。車
速検出手段４は、内燃機関１により駆動される図示しな
い車輌のその待時の車速を検出し、その検出結果は、変
速制御を行なうための主制御手段５及びクラッチ装置２
０オン、オフ制御を行なうための制御手段６に夫々与え
られている。主制御手段５には、アクセル検出手段７よ
りアクセルペダル８の操作量を示す情報が与えられてお
り、主制御手段５は、車速及びアクセルペダルの操作量
に関する情報に基づき、クラッチ装置２及び変速機構３
を操作し、変速機構３の変速状態がその時々の車輌の走
行状態に見合った最適な状態となるように、自動的に制
御される。

演算手段９は、変速機構３のその時の変速状態を検出し
、その時の変速状態において内燃機関１が所定のアイド
ル回転速度となるアイドル車速を演算し、その演算結果
が設定手段１０に与えられる。

設定手段１０は、演算手段９における演算結果に基づき
、クラッチ２をオンからオフに切換える場合に使用され
る第１基準速度と、クラッチ２をオフからオンに切換え
る場合に使用される第２基準速度とが定められる。第１
基準速度は、例えば、上記アイドル車速と同一の値に設
定され、第２基準速度は第１基準速度より例えば１５０
　（ｒｐｍ　）だけ高い値（即ち、アイドル車速よりも
１５０（ｒｐｔｕ　）高い値）に設定される。

実車速、第１基準速度及び第２基準速度を示すデータは
、制御手段６に与えられ、ここで、実車速が低下して第
１基準速度以下となった場合にクラッチ装置２をオフと
し、クラッチ装置２がオフとなった後、実車速が増大し
て第２基準速度以上となった場合にクラッチ装置２をオ
ンとするように、クラッチ装置２のオン、オフ制御が主
制御手段５とは独立して行なわれる。

この結果、フットブレーキの操作等により車速が低下し
、内燃機関１の速度が所定のアイドル回転速度以下とな
るような走行状態になると、クラッチ装置２が制御手段
６によりオフとされ、内燃機関２がエンスト状態となる
のを防止する。クラッチ装置２がオフとなった後、車速
が増大し、第２基準速度以上となると、クラッチ装置２
が制御手段６によりオンとされ、エンジンブレーキの掛
った状態となる。このクラッチオンの操作は車速が第２
基準速度に達した時に制御手段６により自動的に行なわ
れるので、第２基準速度の値を適宜に定めることにより
、クラッチ装置２の破損等を生じさせることなしに、円
滑に行なうことができる。

第２図には、本発明による車輌用自動変速装置−の具体
的な実施例が示されている。この自動変速装置１１は、
内燃機関１２に連結された乾板式の摩擦クラッチ１３を
介して、歯車式の変速機１４が内燃機関１２に連結され
るようになっており、クラッチ１３及び変速機１４は、
第１アクチエータ１５及び第２アクチエータ１６により
夫々駆動される構成となっている。車速センサ１７から
はその時々の実車速を示す車速信号Ｓｌが出力され、ア
クセルセンナ１８からはアクセルペダル１９の操作量を
示すアクセル信号Ｓ２が出力され、これらの信号Ｓ１＋
８１はマイクロプロセッサ２０に入力されている。更に
、変速機１４のその時の変速位置を示す位置信号Ｓ３が
、位置検出器２１からマイクロプロセッサ２０に入力さ
れている。マイクロプロセッサ２０に接続されているメ
モリ２２内には、第１図に示した装置と同様の制御をマ
イクロプロセッサ２０にて実行させるための制御プログ
ラムがストアされており、この制御プログラムに従い、
各信号Ｓ１＋Ｓ＊＋Ｓｇに基づいた制御演算が実行され
、第１及び第２アクチエータ１５．１６を駆動するため
の出力信号ｓ、　ｌ　Ｎ５がマイクロプロセッサ２０か
ら出力される。

第３図には、メモリ２２内にストアされている制御プロ
グラムを示すフローチャートが示されている。プログラ
ムがスタートすると、初期化が行なわれ（ステップ３１
）、各信号Ｓｌ　１８２　＃Ｓ３に基づく所要のデータ
の読み込みが行なわれる（ステップ３２）。しかる後、
変速機１４のその時の変速位置の検出がステップ３３で
実行される。

そして、変速機１４のその時の変速位置に基づいてその
時のアイドル車速の演算が行なわれ（ステップ３４）、
この演算結果に基づいて第１基準速度Ｎａ及び第２基準
速度Ｎｂの設定が行なわれる（ステップ３５）。

次に、Ｎ１≦Ｖか否かの判別がステップ３６で実行され
、その判別結果がＮｏの場合には、ステップ３７に進み
、クラッチ１３をオフとし、これにより内燃機関１２が
エンスト状態となるのを防止する。ステップ３８では、
クラッチがオフ状態となっていることを示す７ラグＦが
ｒｌＪにセットされ、ステップ３２に戻る。

ステップ３６の判別結果がＹＥＳの場合には、ステラ７
’３９においてＮｂ≦Ｖか否かの判別が実行され、判別
結果がＮＯの場合、即ち、Ｎ１≦Ｖ≦Ｎｂの場合にはス
テップ３２に戻る。ステラ７’３９の判別結果がπＳの
場合には、フラグＦがｒｌＪにセットされているか否か
の判別が行なわれ（ステラｆ４０　）、Ｆ’＝ｒＯＪで
あればステップ３２に戻リ、Ｆ＝ｒｌｊであればクラッ
チがオンとされる（ステップ４１）。即ち、クラッチが
オンでありてＶ≧Ｎｂとなりている場合にはクラッチの
操作は行なわず、クラッチがオフである場合にＶ≧Ｎｂ
となるとクラッチがオンとされる。この場合には、ステ
ップ４２においてフラグＦがｒＯＪにリセットされてか
らステッｆ３２ＶＣ戻る。

効果 本発明によれば、上述の如く、車速か例えばその時のア
イドル車速に設定される第１基単速度以下になった場合
にクラッチがオフとなり、しかる後に車速が上昇して第
１基準速度より高い第２基準速度以上となった場合にク
ラ、チを自動的にオンとする構成であるかり、極めて適
切なタイミングでクラッチをオンとすることができる。

従りて、クラ、チ板を破損する虞れがなｐ上に、クラッ
チ板の摩耗も防止することができ、また、車輌の安全走
行を確保することができる優れた効果を奏す

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による車輌用自動変速装置の構成を示す
ブロック図、第２図は本発明による車輌用自動変速装置
のより具体的な一実施例を示すブロック図、第３図は第
２図の装置のマイクロプロセッサにおいて実行される制
御プログラムを示すフローチャートである。 １．１２・・・内燃機関、２・・・クラッチ装置、３・
・・変速機構、４・・・車速検出手段、６・・・制御手
段、９・・・演算手段、１０・・・設定手段、１３・・
・クラッチ、１４・・・変速機、１７・・・車速センサ
、２０・・・マイクロプロセッサ、２１・・・位置検出
器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　１．内燃機関に連結されるクラッチと該クラッチを介
   して前記内燃機関に接続される歯車式変速機とを含みそ
   の時々の車輌の運転状態に応じて前記変速機の変速操作
   を自動的に行なうようにした車輌用自動変速装置におい
   て、実車速を検出する検出手段と、前記変速機の変速状
   態を検出し検出された変速状態において前記内燃機関が
   アイドル回転速度となるアイドル車速を演算する演算手
   段と、該演算手段の演算結果に応答し第１基準速度と該
   第１基準速度より所定値だけ高い第２基準速度とを定め
   る設定手段と、前記検出手段の検出結果を前記設定手段
   により定められた第１及び第２基準速度と比較し前記実
   車速が前記第１基準速度以下となったことに応答して前
   記クラッチをオフとしその後前記実車速が上記第２基準
   以上となったことに応答して前記クラッチをオンとする
   制御手段とを備えたことを特徴とする車輌用自動変速装
   置。