JPS61190518A - ポリウレタンウレア系エラストマ−の製造方法 - Google Patents

ポリウレタンウレア系エラストマ−の製造方法

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JPS61190518A
JPS61190518A JP60029319A JP2931985A JPS61190518A JP S61190518 A JPS61190518 A JP S61190518A JP 60029319 A JP60029319 A JP 60029319A JP 2931985 A JP2931985 A JP 2931985A JP S61190518 A JPS61190518 A JP S61190518A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリウレタンウレア系エラストマーの反応射出
成形による製造方法に関するものであり、特に特定の高
分子量活性水素化合物と鎖伸長剤を使用することを特徴
とするポリウレタンウレア系エラストマーの製造方法に
関するものである。
比較的高分子量のポリオールやアミノ化ポリエーテルな
どの活性水素化合物と鎖伸長剤とを必須とし触媒や発泡
剤を任意に配合したポリオール成分とポリイソシアネー
ト化合物を必須とするインシアネート成分の少なくとも
2成分を使用し反応射出成形によりポリウレタンウレア
系エラストマーを製造する方法は公知である。
高分子量の活性水素化合物の代表例は比較的高分子量の
ポリエーテルポリオールとその水酸基をアミノ基で置換
したアミノ化ポリエーテルである。鎖伸長剤は比較的低
分子量の多価アルコールやポリアミンであり、これも活
性水素含有化合物の1種である。触媒の使用は通常必須
であり通常ポリオール成分に添加されるが、インシアネ
ート成分に添加することもできるものである。ハロゲン
化炭化水素系発泡剤等の発泡剤を少量使用しマイクロセ
ルラー状のポリウレタンウレア系エラストマーを製造す
ることは成形性の改善などの意味で通常採用されている
手段である。この少量の発泡剤を使用して得られるマイ
クロセルラー状のポリウレタンウレア系エラストマーの
密度は通常的0.8g/c腸コ以上、特に約0.91/
c■3以上である。特に多量の強化繊維、フレーク状充
填剤、粉末充填剤等の充填剤を配合しない限り、その上
限は通常1.2g/cs3以下、特に約1.151/a
m3以下である。非泡状ポリウレタンウレア系エラスト
マーの密度も同様に通常は上記範囲内にある。なお、活
性水素含有化合物成分を2以上に分け、イソシアネート
成分と合計で3成分以上を使用して反応射出成形を行な
うことも公知である。
上記ポリウレタンウレア系エラストで−の製造において
、鎖伸長剤としてアルキル置換芳香族ジアミンや塩素置
換芳香族ジアミンを使用することは公知であり、たとえ
ば特公昭54〜1735111号公報や特開昭58−3
2628号公報に記載されている。この特定の芳香族ジ
アミンは従来の多価アルコール系鎖伸長剤よりも反応速
度が早く、それによってそれを使用したポリウレタンウ
レア系エラストマー成形品の型離れが良くボイドの発生
も少ないなどの特徴を有する。しかし、これら特定芳香
族ジアミン系鎖伸長剤は一方において反応速度が早いこ
とによる問題点も有している。たとえば、射出時間が長
い場合や単位時間当りの射出量が少ない場合、最初に射
出された原料混合物が高粘度化し、後から射出された原
料混合物の型内への充填を妨げるおそれがある。特定芳
香族ジアミン系鎖伸長剤使用によるこのような問題を解
決するために、鎖伸長剤として特定芳香族ジアミンとそ
れよりも多量のジオールを併用する方法が知られている
(特公昭59−49248号公報参照)、シかし、この
方法は特定芳香族ジアミン、ポリオール系鎖伸長剤およ
び高分子量のイソシアネート基に対する反応性が大きく
異なり、良好な物性のポリウレタンウレア系エラストマ
ーを得ることが困難である。
なぜなら、ポリインシアネート化合物はまず特定芳香族
ジアミンのすべてと反応し、次いでポリオール系芳香族
ジアミンのすべてと反応し、@後に高分子量ポリオール
と反応すると考えられ、生成するポリマーの分子鎖は各
活性水素化合物成分ごとに独立しあまりに斉一すぎるも
のとなって良好な機械的物性を発揮し難い、良好な機械
的物性を発揮させるためには各活性水素化合物ごとの分
子鎖がある程度ランダムに相溶あるいは相互接着した部
分を必要とすると考えられる。
鎖伸長剤としであるいは高分子量活性水素化合物の一部
としてアミノ化ポリエーテルを使用することは公知であ
る。アミン化ポリエーテルはポリエーテルポリオールの
水酸基の一部ないし全部をアミノ基に置換したアミ7基
(および場合により水酸基)を有する多価(アミノ基と
水酸基の合計が2以上)のポリエーテル系化合物である
。比較的低分子量のアミノ化ポリエーテルを鎖伸長剤の
一部として使用し、他の鎖伸長剤として低分子量ポリオ
ールや芳香族ポリアミンを併用して、反応射出成形によ
りポリウレタンウレア系エラストマーを製造する方法も
公知であり、たとえば特開昭58−109218号に記
載されている。たとえば、その実施例によれば、高分子
量ポリオールに対し、鎖伸長剤としてエチレングリコー
ル、芳香族ポリアミンおよびポリアミノ化ポリエーテル
が使用されている(例13〜21参照)、使用されてい
る芳香族ポリアミンは前記公知側記載のアルキル置換芳
香族ジアミンよりも活性の高い化合物である。従って、
前記の問題を充分解決しうるものではなく、たとえその
芳香族ポリアミンを特定のアルキル置換芳香族ジアミン
に変えたとしてもそのままではこの問題を充分解決し得
ないものである。
一般に芳香族のあるいは脂肪族のポリアミンを鎖伸長剤
として使用して得られるポリウレタンウレア系エラスト
マーは低分子量ポリオールを鎖伸長剤として得られるポ
リウレタン系エラストマーよりも機械的物性が低下する
傾向にある。そこで本発明者は、この機械的物性の低下
を防ぎ、反応速度が早すぎず、かつこれらポリアミン系
鎖伸長剤使用による利点、たとえば離型性向上やボイド
発生の減少、を有するポリウレタンウレア系エラストマ
ーの製造方法について検討した。その結果、極めて少量
のポリアミン系化合物の使用が顕著な効果を発揮しうる
ことを見い出した0本発明は、この極く少量のポリアミ
ン系化合物を使用したポリウレタンウレア系エラストマ
ーの製造方法に関するものであり、即ち、 高分子量活性水素化合物、鎖伸長剤、およびポリイソシ
アネート化合物を主たる原料として反応射出成形方法に
より非泡状あるいはマイクロセルラー状のポリウレタン
ウレア系エラストマーを製造する方法において、高分子
量活性水素化合物と鎖伸長剤として、水酸基価約20〜
60の高分子量ポリオール、該高分子量ポリオール10
0重量部に対して、約0゜1〜0.5モルの分子量約6
2〜240の低分子量ポリオール、約0.01〜0.1
モルの分子量108〜400の芳香族ジアミン、および
約0.001〜0.02モルの分子量約200〜500
0のアミノ化ポリエーテルを使用し、かつ高分子量ポリ
オール100重量部に対する該芳香族ジアミンと該アミ
ノ化ポリエーテルの合計モル数が約0.02モル以上で
あることを特徴とするポリウレタンウレア系エラストマ
ーの製造方法。
である。
本発明において、アミノ化ポリエーテルの分子量は広範
囲ものから選択しうる。従って、比較的低分子量のアミ
ノ化ポリエーテルは鎖伸長剤とみなすことができ、比較
的高分子量のもは高分子量活性水素化合物の1種として
みなしうる。その官能性は約2〜4価であることが好ま
しく、特に2〜3価であることが好ましい、そのアミノ
化率(アミン基と水酸基の合計に対するアミン基の割合
)は低分子量のアミノ化ポリエーテルにおいては約70
%以上、特に約80〜100$であることが好ましい、
高分子量(分子量約1000以上)のアミノ化ポリエー
テルにおいてはそのアミノ化率は特に限定されない、な
ぜなら、本発明において、アミノ化ポリエーテルのアミ
ノ化されていない部分はホエーチル系ポリオールの1種
とみなしうるからである。たとえば、アミン化率5oz
、分子量約3000の2価のアミン化ポリエーテルはア
ミ2価率100X、分子量約3000の2価のアミノ化
ポリエーテルと分子量約3000のポリエーテル系ジオ
ールとの等景況合物とみなすことができ、後者は高分子
量のポリエーテル系ポリオールの一部とみなすことがで
きる0本発明において、アミン化率の低い高分子量アミ
ノ化ポリエーテルはこのような計算でその一部を高分子
量ポリエーテル系ポリオールに配分する。従って、以下
に記載するアミノ化ポリエーテルはいずれもアミノ化率
はぼ100$のちのをいう。
アミン化ポリエーテルは後述する高分子量ポリエーテル
系ポリオールまたはその低分子量物であるポリエーテル
系ポリオールの水酸基のほぼすべてをアミノ基に変換し
た化合物であり、分子鎖末端に2以上のアミノ基を有す
る。このアミノ化ポリエーテルはイニシエーターが芳香
核を有する化合物である場合を除いて、脂肪族の化合物
である。好ましいイニシエーターは脂肪族あるいは脂環
族の多価アルコールであり。
特に脂肪族多価アルコールが好ましい、従って、アミノ
化ポリエーテルは芳香核を有しない化合物が好ましく、
特に脂肪族の化合物が好ましい、アミン化ポリエーテル
のより好ましい分子量範囲は約300〜4000である
分子量約108の400芳香族ジアミンとしては単核芳
香族ジアミン(即ち、ジアミノベンゼン誘導体)や多核
芳香族ジアミン(たとえばジアミノジフェニルメタン誘
導体など)などがあリ、特に単核芳香族ジアミンが好ま
しい、その分子量は特に約120〜200であることが
好ましい、これらは、アルキル基や塩素原子でアミ7基
の反応性を調節されていることが好ましい。
即ち、アミノ化のオルト位に1以上の低級アルキル基を
存在させることによりアミン基の反応性を低減した化合
物や塩素原子を有するがその塩素原子により過剰にアミ
ノ基の反応性が低減されすぎていない化合物が適当であ
る。前者としては、2つのアミノ基のすべてのオルト位
に低級アルキル基を有する化合物が特に好ましい、後者
としては1個の塩素原子を有する(低級アルキル基をさ
らに有していてもよい)ジアミノベンゼン誘導体が好ま
しい、好ましい低級アルキル置換芳香族ジアミンはl−
メチル−3,5−ジエチル−2,4−ジアミノベンゼン
、1−メチル−3,5−ジエチル−2,6−ジアミノベ
ンゼン、1.3−ジメチル−2,4−ジアミノベンゼン
、l、3−ジエチル−2,4−ジアミノベンゼン、1.
4−ジイソプロピル−2,5−ジアミノベンゼン、 1
,3.5−トリエチル−2,4−ジアミノベンゼン、3
.3’ 、5.5′−テトラインプロピル−4,4−ジ
アミノジフェニルメタンなどがある。特に好ましい化合
物は!−メチルー3.5−ジエチルー2.4−ジアミノ
ベンゼン、l−メチル−3,5−ジエチル−2,6−ジ
アミノベンゼン、およびそれらの混合物である。好まし
い塩素置換ジアミノベンゾンは2−クロル−1,4−ジ
アミノベンゼン、4−クロル−1,2−ジアミノベンゼ
ン、あるいはこれらの混合物である。勿論これら芳香族
ジアミンは2種以上併用してもよい。
低分子量ポリオールとしては分子量約82〜240の脂
肪族あるいは脂環族の2〜4価の低分子量ポリオールが
好ましく、特に約62〜120の2〜3価のアルコール
が好ましい、これら化合物の水酸基はすべて1級水酸基
であることが好ましい、具体的にはエチレングリコール
、 1.3−プロパンジオール、1.4−ブタンジオー
ル、’1.El−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリ
コール。
シクロヘキサンジメタツール、ジエチレングリコール・
、ジプロピレングリコール、トリエタノールアミン、ジ
ェタノールアミン、ジイソプロパツールアミン、グリセ
リン、およびこれら少量のアルキレンオキシドを付加し
て得られるポリオールがある。好ましい低分子量ポリオ
ールは炭素数2〜6の脂肪族ジオールであり、特にエチ
レングリコールと1.4−ブタンジオールが好ましい。
高分子量ポリオールとしては、水酸基価20〜60のポ
リエーテル系ポリオールや重合体分散ポリオールが好ま
しい、また、これらとともにそれよりも少量のポリエス
テル系ポリオール、ポリジエン系ポリオール、その他の
ポリオールを併用してもよい0重合体分散ポリオールと
は。
実質的に飽和のあるいは不飽和基を有する高分子量ポリ
エーテル系ポリオール中でアクロニトリルやスチレンを
重合して得られるポリオール、アクリロニトリルやスチ
レンと共重合して得られる微粒子状重合体を高分子量ポ
リエーテル系ポリオールに分散して得られるポリオール
tあるいはそれらポリオールと重合体を含まないポリエ
ーテル系ポリオールとの混合物などがある0重合体量は
通常重合体分散ポリオールに対して約40重量%以下で
ある。特に好ましい高分子量ポリオールは重合体を含ま
ないポリエーテル系ポリオールである。
上記ポリエーテル系ポリオールとしては、多価アルコー
ル、多価のアルカノールアミン、多価フェノール、モノ
あるいはポリアミン、その他ノイニシエーターにアルキ
レンオキシドを付加して得られる化合物が好ましい、好
ましくは、2〜8価、特に2〜4価の多価アルコールに
プロピレンオキシドおよび/またはブチレンオキシドと
エチレンオキシドとを付加して得られる化合物が好まし
い、多価アルコールとしては、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、1.4−ブタンジオール、グリセリン
、トリメチロールプロパン、ジグリセリン、ペンタエリ
スリトール、その他の脂肪族の2〜4価の多価アルコー
ルが特に好ましい、これらイニシエータ−に上記アルキ
レンオキシドを付加する場合、少なくとも最後の付加反
応はエチレンオキシドであることが好ましい、この末端
エチレンオキシド付加(エチレンオキシドキャップとも
いわれる)による生成するポリエーテル系ポリオールの
水酸基は1級水酸基の多いものとなる0反応射出成形用
の高分子量ポリオールは高反応性の化合物であることが
必要であり、ポリエーテル系ポリオールの場合、1級水
酸基の割合は少なくとも70%であることが好ましく、
特に約85%以上であることが好ましい、この1級水酸
基割合を与えるエチレンオキシドキャップ量は約5fj
L量%以上、特に約5〜30重量%であることが好まし
い、エチレンオキシドキャップ以外のポリエーテル鎖内
に存在するオキシアルキレン基はオキシプロピレン基お
よび/またはオキシアルレン基を主とするが少量のオキ
シエチレン基が存在してもよい、好ましくはオキシプロ
ピレン基のみからなるか、オキシプロピレン基とそれに
比べて少量のオキシエチレン基とのランダムあるいはブ
ロック状のコポリマー鎖からなる。キャップによる末端
オキシエチレン基を含めてポリエーテル系ポリオールの
全オキシエチレン基は約40重量%以下であることが好
ましい、オキシエチレン基は親水性であり、あまりに高
いオキシエチレン基含量のポリエーテル系ポリオールは
それを使用して得られるポリウレタンウレア系エラスト
マーの耐水性を低下させるおそれがある。特に本発明に
おいては従来反応射出成形に使用されていた高分子量ポ
リオールの内比較的反応の遅いタイプの高分子量ポリオ
ールが適当である。このような高分子量ポリオールはボ
イド発生低減のために芳香族ジアミンと組み合せると機
械的物性の著しく低いポリウレタンウレア系エラストマ
ーしか得られない、この低活性の高分子量ポリオールに
は2価の高分子量ポリオール、2価の高分子量ポリオー
ルを主成分とする混合ポリオール(平均水酸基数的2.
4以下)、末端オキシエチレン基重量の少ない(約25
!1量%以下、特に約5〜25重量%)高分子量ポリオ
ールなとがあり1本発明はこれらの高分子量ポリオール
を使用する場合に有利である。
高分子量ポリオールの水酸基価は約20〜60であるこ
とが必要である。この高分子量ポリオールは2種以上の
高分子量ポリオールの混合物であってもよい、その場合
の水酸基価はそれらの平均値をいう、従って、ある場合
には水酸基価約20〜BOの範囲外の高分子量ポリオー
ルを使用し、他の高分子量ポリオールと併用して平均水
酸基価約20〜60の混合ポリオールを得ることができ
、これを使用することもできる。高分子量ポリオールの
水酸基価は特に約20〜40であることが好ましい。
本発明において芳香族ジアミンやアミノ化ポリエーテル
の使用量は反応性調節を目的とするものであるのでその
アミノ基の数によってM4節される。即ち1反応系にあ
る必要な範囲のアミノ基の存在を必要とする。従って、
これら化合物の分子量が大きく異なる場合、その使用量
も異なる。即ち、低分子量化合物はど少量使用され高分
子量化合物はど多量に使用される。特にアミノ化ポリエ
ーテルは使用しうる分子量範囲が広いので使用量はモル
数で表すことが適当である。従って、本発明においてこ
れら化合物および低分子量ポリオールの使用量は高分子
量ポリオール100重量部に対するモル数で表す。
高分子量ポリオール100重量部に対する低分子量ポリ
オールの使用量は約0.1〜0.5モルであることが必
要である。より好ましくは約0.1〜0.4モルが使用
される。芳香族ジアミンの使用量は同様に約0.01〜
0.1モルであることが必要である。特に好ましくは0
.01〜0.08が使用される。アミノ化ポリエーテル
の使用量は同様に約モル0.001〜0.02モルであ
ることが必要である。特に好ましくは0.002〜0.
O,,15モルが使用される。しかも芳香族ジアミンと
アミノ化ポリエーテルのの合計モル数は約0.02モル
以上であることが必要であり、その上限は約0.1モル
であり、特に0.08モルであることが好ましい、さら
に低分子量ポリオール、芳香族ジアミン、およびアミノ
化ポリエーテルの合計モル数は約0.15〜0.4モル
であることが最も好ましい。
ポリイソシアネート化合物としては種々のポリイソシア
ネート化合物およびその変性体を使用できるが、特に芳
香族ポリイソシアネートおよびその変性体が好ましい、
好ましい芳香族ポリイソシアネートはジフェニルメタン
ジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ポリメ
チレンポリフェニルジイソシアネート、およびナフチレ
ンジイソシアネートである。特に4.4゛−ジフェニル
メタンジイソシアネートが好ましい、これら芳香族ポリ
イソシアネートは無変性のものよりむしろ変性体である
方が好ましい。
変性体としてはカルボジイミド変性体、プレポリマー型
変性体、三量体、ウレア変性体、ビューレット変性体、
その他のものを使用しうるが特にカルボジイミド変性体
とプレポリマー型変性体が好ましい、これら変性体は低
分子量のポリオールで変性された通常反応射出成形に使
用されるもの以外に1本発明における高分子量ポリオー
ルなどの高分子量のポリオールを反応させたプレポリマ
ーであってもよい(特開昭58−81117号公報参照
)、これらポリイソシアネート化合物の使用量は高分子
量ポリオール、低分子量ポリオール、芳香族ジアミン、
およびアミノ化ポリオールの総量における水酸基とアミ
ノ基の合計100個に対するインシアネート基の数(イ
ソシアネートインデックスと通称されている)で表して
約80〜130、特に約80〜120であることが好ま
しい。
反応射出成形方法におけるポリウレタンウレア系エラス
トマーの製造において、上記主原料以外に通常触媒の使
用が必須であり、発泡剤の使用も好ましい、触媒として
は各種の第3級アミン系触媒や有機スズ化合物などの有
機金属化合物があり1両者は単独あるいは併用して使用
される0本発明において、発泡剤は必ずしも必須ではな
く、発泡剤を使用しなくとも原料に溶存する空気や水の
存在によりわずかに発泡したエラストマーが得られ、ま
たこれらを充分除去することにより非泡状のエラストマ
ーが得られる。しかしながら少量の発泡剤の使用は成形
性の改良などの理由により好ましい0発泡剤としては空
気や水なども使用しうるが好ましくは低沸点のハロゲン
炭化水素が使用される。具体的にはトリクロロフルオロ
メタン、ジクロロフルオロメタン、塩化メチレン等が適
当である。その量は高分子量活性水素化合物と鎖伸長剤
の合計1003!量部に対して15重量部以下、特に2
〜10重量部が適当である。
さらに任意の添加成分として種々の添加剤を添加しうる
。たとえば、強化繊維、内一部離型剤、充填剤1着色剤
、紫外線吸収剤、酸化防止剤、難燃剤などがある。特に
強化繊維、またはフレーク状強化剤を配合することは強
度向上のみならず吸水寸法変化率を低下させるなどの物
性向上効果もある。これは、ポリウレタンウレア系エラ
ストマーの剛性や強度を向上させるためであると思われ
る0強化繊維としては、ガラス繊維のミルドファイバー
やカットファイバー、あるいはワラストナイトなどが適
当である。また、フレーク状強化剤としてはマイカガラ
スフレークなどが用いうる。その量はポリウレタンウレ
ア系エラストマー全体に対して約20重量%以下で充分
効果を有する。上記触媒や発泡剤を含めてこれらの添加
剤は通常高分子量活性水素化合物と鎖伸長剤を含むポリ
オール成分に添加される。しかし、インシアネート基に
対して不活性な添加剤はインシアネート成分に添加する
こともできる。
反応射出成形方法は通常上記ポリオール成分とインシア
ネート成分を急速に混合して反応性混合物としこれを直
ちに成形型に射出し、成形型中でこの反応性混合物を反
応させ、硬化後成形物として取りだすことによって行な
われる。
場合により、ポリオール成分やインシアネート成分を2
以上に分け、あるいは第3の成分を使用することにより
3以上の成分を用いることもある。急速な混合は通常各
成分の衝突混合により行なわれ、またランナ一部にアフ
ターミキシング機構を設けて再混合を行なうこともある
ポリウレタンウレア系エラストマーは内部離型剤を使用
しなくとも良好な離型性が発揮されるが、内部離型剤を
用いてより離型性を向上させることもできる。
また、成形型内面には通常外部離型剤が塗布される0本
発明におけるポリウレタンウレア系エラストマーは外部
離型剤の使用によって離型性がより向上し、外部離型剤
の面からみればその寿命が大幅に延長される。外部離型
剤としては種々のものを使用でき、たとえばワックス系
外部離型剤、シリコン系外部離型剤、フッ素化合物外部
離型剤なども使用しうる。
本発明は自動車の外装部品、特にバンパー外殻の成形の
ために使用される。しかしながら。
この用途に限られるものではなく他の自動車用部品、ハ
ウジング用成形品、その他の用途にも適用しうる。
以下に本発明を実施例により具体的に説明するが本発明
はこれら実施例に限られるものではない。
実施例及び比較例 高圧発泡機のポリオール成分側タンクに下記に示す原料
の混合物を仕込み、一方ポリイソシアネート化合物をイ
ンシアネート成分側タンクに仕込んだ、高圧発泡機の吐
出圧力を150kg/Cm2  、吐出量80−120
kg/分、各成分の液温30〜40℃に調整し反応射出
11tMを行なった。成形型は大きさ140 X 12
0 X 1B00mm、内厚3.5 ts(7)自動車
用バンパー外殻成形用の鉄製の金型(突型)を使用し、
その型温を70℃に調整して成形を行なった。一方、同
一の成形条件で500×500X3層厘の試験金型でボ
イドの有無と流れ性とを試験した。成形品のボイドの有
無を下記方法で評価するとともに、流れ性と脱型時間を
下記方法で測定した。また、成形品より得られた試験片
を用いてJIS K8301により曲げ弾性率、伸び、
および熱垂下性を測定した。
ポリオール成分の組成、上記成形性、および物性を第1
表に示す、また、比較例を第2表に示す。
匡−一一月 ポリオール成分 下記の種類の原料の混合物 合計100重量%[その組
成は第1表記載] 触   媒ニ トリエチレンジアミン溶液 0.4重量部[商品名“ダ
ブコー33LV”] ジブチル錫ジラウレート  0.08重量部発泡剤(ト
リクロロフルオロメタン) 51℃量部 ただし、実施例4ではさらにガラス繊維を成形品中のガ
ラス繊維含有率10%となる量配合した。
インシアネート成分 カルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシアネート
(NGO含量29%) 【使用量はインデックスが105となる量1区%oと1
朋 ポリオールA:分子量約4000のポリオキシプロピレ
ンオキシエチレンジオール。
[分子鎖末端のみに約20重量%のオキシエチレン基含
有] ポリオールB:分子量約8000のポリオキシプロピレ
ンオキシエチレントリオール。
〔分子鎖末端のみに約15重量%のオキシエチレン基含
有1 アミノ化ポリエーテルA: 分子量約400のポリオキシプロピレンジオールの水酸
基のほぼすべてをアミ ノ基に変換して得られた化合物。
アミノ化ポリエーテルB: 分子量約3000のポリオキシプロピレンジオールの水
酸基のほぼすべてをアミ ノ基に変換して得られた化合物。
EG:エチレングリコール。
CDA:2−クロル−1,4−ジアミノベンゼン。
DETDA : 1−メチル−3,5−ジエチル−2,
4−ジアミノベンゼンと1−メチル−3,5−ジエチル
−2,8−ジアミノベンゼンの混合物。
匡m先11 ボイド点数:試験金型中にジャマ板を入れた形状で突型
と同じ線速度で反応射出成 形を行なった。ボイドの発生度を5点 ・ 法で表す、ボイドが全く発生しなかった場合は5点
、最も激しい場合を1点 とする。
流れ性:試験金型中に全充填量の局の量を射出し、その
流動距離hamからその金型全長(500腸■)に対す
る割合(h1500)を流れ性(単位%)とした。
脱型時間:実型を使用し射出から成形品をハガレ等の欠
点を生じることなく脱型し うるまでの時間をいう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、高分子量活性水素化合物、鎖伸長剤、およびポリイ
    ソシアネート化合物を主たる原料として反応射出成形方
    法により非泡状あるいはマイクロセルラー状のポリウレ
    タンウレア系エラストマーを製造する方法において、高
    分子量活性水素化合物と鎖伸長剤として、水酸基価約2
    0〜60の高分子量ポリオール、該高分子量ポリオール
    100重量部に対して、約0.1〜0.5モルの分子量
    約62〜240の低分子量ポリオール、約0.01〜0
    .1モルの分子量約108〜400の芳香族ジアミン、
    および約0.001〜0.02モルの分子量約200〜
    5000のアミノ化ポリエーテルを使用し、かつ高分子
    量約ポリオール100重量部に対する該芳香族ジアミン
    と該アミノ化ポリエーテルの合計モル数が約 0.02モル以上であることを特徴とするポリウレタン
    ウレア系エラストマーの製造方法。
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