JPS6118860A - アレイ型探触子をもちいた鋼管の超音波探傷における超音波ビ−ム制御方法 - Google Patents

アレイ型探触子をもちいた鋼管の超音波探傷における超音波ビ−ム制御方法

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JPS6118860A
JPS6118860A JP59140321A JP14032184A JPS6118860A JP S6118860 A JPS6118860 A JP S6118860A JP 59140321 A JP59140321 A JP 59140321A JP 14032184 A JP14032184 A JP 14032184A JP S6118860 A JPS6118860 A JP S6118860A
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JP
Japan
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steel pipe
ultrasonic
type probe
array type
section
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JP59140321A
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Satoshi Fujii
智 藤井
Shoji Murota
室田 昭治
Yoryo Masuko
益子 羊了
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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    • G01N29/22Details, e.g. general constructional or apparatus details
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、超音波フェイズドアレイ装置を鋼管探傷に適
用する場合の超音波ビーム制御方法に関するものである
一般に、鋼管の斜角超音波探傷法は、探触子から超音波
ビームを水や油などの接触媒質を介して鋼管内部へ退入
し、その内部反射エコーによって欠陥の有無を知るもの
である。この場合、鋼管肉厚方向全域を探傷対象領域と
しうるよう超音波ビームを退入すること、探傷感度が欠
陥と探触子の位置関係によらず一定であること、探傷距
離による減衰が小さいことが重要である。
(従来技術) 従来の鋼管斜角探傷法、においでは、鋼管肉厚方向全域
に超音波ビームを退入する方法として、−個の探触子に
より鋼管の円周方向に対し入射位置を時間的にずらしな
がら超音波ビームを退入するか、あるいは複数個の探触
子を鋼管円周方向の異なる位置に配し超音波ビームを同
時に退入する方法がある。
しかし、探触子が一つでは探傷対象領域を同時に探傷で
きないし、探触子が複数となると探触子ごとの感度調整
、距離振幅補正が煩雑となり2.また探傷設備にわいて
電気機械系に要する設備費が高くなるなどの欠点がある
一方、各探触子ごとの感度調整、距離振幅補正の煩雑さ
を解消する方法として、大型の探触子を用いる方法があ
る。しかし、探触子の振動面がフラットであるため所定
の角度で鋼管へ退入される探傷に有効な超音波ビームは
、振動子中央から生ずる超音波だけであり、その周辺か
ら生ずる超音波ビームは、所定の角度より大きいか、あ
るいは小さくなる。したがって、超音波ビームは、鋼管
への入射位置によって入射角が異なる、即ち、入射角度
分散を生ずることにより鋼管肉厚方向での検出感度が不
均一となり、才た、探触子の有効サイズが制限され、探
傷に寄与する超音波は、探触子の振動面から出た超音波
の一部だけとなる欠点がある。
そこで、インボリュート曲線に対応した振動面を有する
探触子をもちいて、6人射角度分散を抑える方法が米国
特許第4195530号に開示されている。これは、1
個の大型探触子で入射角度の等しい超音波ビームを、鋼
管肉厚方向全域にわたって退入することを可能とする。
しかし大型かつ複雑な振動面をもった探触子を製作する
ことは困難である。また、ある一定の入射角で鋼管全サ
イズを探傷するには、鋼管サイズごとに異なるインボリ
ュート曲線に応じた振動面をもっ探触子を準備しなけれ
ばならない。さらに、探傷領域に退入される超音波ビー
ムが太くなり、欠陥分解能が低くなる問題がある。
アレイ型超音波探触子をもちいた探傷方法(以下超音波
フェイズドアレイ法と称する)を鋼管斜角探傷に適用す
ることも考えられる。超音波フェイズト′アレイ法ば、
アレイ型探触子を構成する複数個の振動子の送信タイミ
ング、及び被検体からの反射信号の受信タイミングを制
御し、各振動子による超音波信号の位相の重ね合わせを
利用して、超音波を特定の方向に偏向させたり、あるい
は特定の方向からの反射信号を検出するものである。
この方法も次のような問題があり実用化に至っていない
第2図は、超音波フェイズドアレイ法による超音波ビー
ムのリニア走査を用いた鋼管斜角探傷例を示している。
この図において9個の小型振動子1〜9で構成されるア
レイ型探触子1oは隣接する3個の振動子を一組として
探触子の一端より他端に向り、振動子を−っづつずらし
ながら超音波の送信及び受信を行なう。この場合特定の
方向αに偏向した細い超音波ビーム11〜17がアレイ
型探触子10の一端から他端まで走査され、がっ走査方
向の超音波信号が逐次受信される。偏向角αは、探傷に
もちいる屈折角θrに基づいて決定される。屈折角θr
を与える超音波ビームの入射角をθiとすると、偏向角
αで偏向するよう3つの振動子から出る超音波は各々位
相制御され、超音波ビーム11〜17が鋼管18の表面
に向けて、県人発信される。
この場合、鋼管内へ所定の入射角θiで入射される超音
波ビームは、アレイ型探触子10の中央部、即ち振動子
4〜60群より出た超音波ヒーム14だけで、その両端
の振動子1〜3.7〜9より出た超音波ビーム1.1,
1.7の入射角θi′。
θi I+は、θiより小さいかあるいは大きくなる。
従って、アレイ型探触子による超音波ビームのリニア走
査でも入射角分散を生し、鋼管肉厚方向での検出感度が
不均一となり、また探触子有効長も制限をうけるという
問題を生ずる。
(発明が解決しようとする問題点) そこで、本発明は、−個のアレイ型探触子によって、鋼
管肉厚方向に均等な検出感度を与えると共に、欠陥分解
能が高く、距離減衰の小さい、かつ、種々の鋼管ザイズ
にも対応可能な鋼管斜角探傷を実現する超音波ビーム制
御方法を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の特徴は、アレイ型探触子を構成する振動子の、
各振動子群への送信、受信の制御のタイミングを、被検
体である鋼管とアレイ型探触子の幾何学的条件(すなわ
ち、たとえば鋼管の中心を原点とするX−Y座標系にお
ける、アレイ型探触子の中心位置とその傾き、アレイ型
探触子滲構成する振動子の個数とその間隔、鋼管の外径
)、および探傷条件(ずなわち、アレイ型探触子と鋼管
の接触媒質中の音速、鋼中の音速、探傷にもちいる超音
波ビームの入射点と屈折角)に基づいて各振動子群より
発せられる細い超音波ビームが、鋼管表面に送入される
ときの入射角をすべて等しくするよう送信制御を行い、
それに応じた受信制御を行なうことにある。
第1図は、アレイ型探触子による等入射角度を与える超
音波ビーム制御法の原理図を示す。被検体の鋼管中心を
0、外半径をR2その外表面を円弧Sとし、原点を0と
するX−Y座標系を考える。 ゛アレイ型探触子10は
9個の振動子1〜9から構成され、探触子10の振動面
はX軸に対し平行であるとする。この振動面を与える線
分をTとし、超音波ビームを発信する振動子群の中心を
ti(i=1.2.’3) 、t iより発して鋼管表
面S上の点Pi  (i=L  2,3)で入射する超
音波ビームを線分#i  (i=1.2.3)とする6
超音波ビームの点Piでの入射角をθi、偏向角すなわ
ちTの法線と41のなす角をαi、X軸と12iのなす
角をβi、その交点をQj、そして点Piを(Rcos
 r t、  R51n r t)なる極座標表示で表
わす。
ここで、鋼中音速をC2、探触子10と鋼管18の間の
媒質音速をCI、鋼管18内での屈折角で示される。鋼
管表面Sへ入射する超音波ビームの入射角θiをすべて
等しくするために、その超音波ビームの入射経路を示す
線分1iの鋼管18への入射角θiについて、 となるよう線分Iliの方程式を決定する。たとえば、
線分12について考える。この線分12方程式yを y=a 2 x+b 2 とおけば a 2 = tanβ2 八〇Q2P2において R2−θ2+γ2=θi+γ2 ここで、超音波ビームの入射点P2を与えると、すなわ
ち、テ2・を定めれば、R2は求まり線分12の傾きR
2も一義的に決定される。さらに、12がR2を通るこ
とからb2は、 b2=R(sinγ2  COSr1− tan(y 
2十〇i))によって求められる。これより、鋼管に対
し一定の入射角θiで入射する超音波ビームの入射経路
を与える直線の方程式121がもとまる。
アレイ型探触子10の振動面を与える線分子の方程式は
、鋼管とアレイ型探触子10の幾何学的  ゛配置、す
なわち、鋼管の原点を中心とする座標系において、アレ
イ型探触子の中心位置と振動面の傾きが設定されれば、
一義的に決定される。
超音波ビームを送信、受信するための振動子群の中心t
i  (i=1.2.3)は、線分子と線分j?i  
(i=1. 2. 3)の交点であり、方程式%式% 、の解である。たとえば線分β2について考える。
I22の方程式、Tの方程式をそれぞれ12:y−=a
2x+b2 T :yフAx +B とおけば、超音波ビームβ2を送信する振動子群の中心
t2の座標(x 21  y 2 )は、テアル。a2
+  b2.A、Bばアレイ型探触子1゜と鋼管18の
幾何学的条件、および、探傷条件より、前述のごとく求
められており、I2は決定される。t2を中心とする振
動子群より出る超音波ビームの偏向角α2は、線分子の
t2における法線と線分β2のなず角であるから α 2  =9 0’−jan’a  2  + むa
n  Aであり、同様にして決定される。
以上の、ように、被検体の鋼管表面上で、超音波ビーム
の入射点位置Pi  (i=1.2.3)と、探傷角す
なわち鋼管内での屈折角θRを与えると、前述した計算
に基づき超音波ビームを送受する振動子群の中心位置t
i  (i−1,2,3)と、その超音波ヒームの偏向
方向αi  C1=1. 2. 3)が求まる。
アレイ型探触子10について、振動子間隔をdと置き、
振動子群中心t+、t2.t3を構成する振動子を、そ
れぞれ1〜3.4〜6.7〜9とすると、振動子1〜3
の送信タイミングに、八T1なる遅延時期を与える送信
制御を行なうことにより、鋼管18へ送入されるすべて
の超音波ビームの入射角が等′シフなる。第3図は、ア
レイ型探触子の各振動子群より出る超音波ヒームの入射
点の選び方に関する説明図である。
アレイ型探触子の両端tI、t3より出る超音波ビーム
12+、  β3の鋼管表面への入射点Pl。
P3点間の円弧上の距離20を、1スキツプのビーム路
程に対応した探触子距離以上に設定すると、探傷領域の
管肉厚方向全域に亘り超音波ビームで内に選び、前述の
原理によりtiとcXiを求め、これに従った超音波ビ
ーム制御を行なうことにより、管肉厚方向19に亘り均
一な超音波ビームを形成することが可能となる。
以下、実施例をもちいて具体的に説明する。第4図は、
本発明における超音波フェイズドアレイ装置のブロック
図である。ここでは、9個の小形振動子1〜9からなる
アレイ型探触子10をもちい、隣接する3個の振動子を
一組とした超音波ビーム制御の場合を説明する。21は
、小形振動子1〜9を励振するためのパルサー、22は
小形振動子1〜9で受けた超音波信号を受信、増幅する
レシーバ−123は各振動子の励振タイミングを制御す
る送信制御部、24は各振動子の受信タイミングを制御
する受信制御部であり、25は送受タイミングの演算お
よび演算結果にしたがって各部を制御する演算処理部、
26は各振動子の受信した信号を加算し、特定方向の信
号を抽出するための加算処理部、27は超音波ビーム走
査断面の映像を形成するための表示制御部、28はこれ
を表示するための表示器である。 。
まず、演算処理部25において、鋼管とアレイ型探触子
の幾何学的配置、探傷条件に基づき、前述の原理にした
がって、各振動子群より出る超音波ビームの鋼管表面へ
の入射角をすべて等しくする送信タイミング時間と、こ
れと対応した受信タイミング時間を演算する。振動子1
〜3からなる振動子群より出る超音波ビームの偏向角α
1は、演算結果により決定され、α1方向に超音波ビー
Lが偏向されるよう、送信制御部23によりパルサー1
9の励振タイミングが制御される。振動子1〜3で受信
された信号は、レシーバ22を通す、前記演算結果に従
って各振動子からの受信信号が加算されるように受信制
御部24で制御され、それら信号は加算処理部26で加
算されることにより、偏向角α1方向の超音波信号を抽
出できる。
この様な動作を振動子群1〜3,2〜4,3〜5゜4〜
6.・・・・・・から7〜9まで振動子を1つづつ順次
ずらしていくことにより、7本の超音波ヒームが走査さ
れる。走査される各超音波ビームに対応した該加算後の
受信信号に基づき、表示制御部27により表示器28上
に、超音波ビーム走査断面の映像を表示する。
(実施例) 第5図は、本発明に基づくアレイ型探触子による鋼管の
斜角探傷を行なったシステJ・の概略図を示している。
29は被検体の鋼管で外径245卸、肉厚111mであ
る。30は貫通ドリルホールでその外径は3.2難であ
る。31はアレイ型探触子で、周波数5 M Hzの3
2個の小形振動子より構成され、振動子間隔は1.51
である。32は探傷用水槽、33はアレイ型探触子を固
定し、かつ上下に駆動するための治具と駆動用モータで
ある。34は鋼管回転用治具、35は回転用治具34を
駆動するモータである。36はアレイ型探触子31をX
方向で移動するためのモータ、37はX方向に探触子3
1をスライドするためのレールである。
38は探触子31をY方向で移動するためのモータで、
39はY方向に探触子31をスライドさせるためのレー
ルである。40は探触子31をX方向、Y方向、Z方向
に移動するためのモータ33゜36.38と鋼管回転用
モータ35を制御するための制御装置であり、41°は
アレイ型探触子のX方向、Y方向、Z方向における位置
と鋼管の回転角を表示する表示器Aある。
第6図−aは、第5図に示した探傷システムで鋼管とア
レイ型探触子の幾何学的配置と、等しい屈折角で鋼管へ
入射する超音波ビームの伝播経路を示す。第6図−bは
、第5図に示す探傷システムでアレイ型探触子の各振動
子群を構成する振動子の組み合わせと、その振動子群の
中心位置を示す。42〜66は、アレイ型探触子31か
ら出る各超音波ビームの鋼管29表面における入射点、
42′〜6゛6′ は各振動子より出る超音波ビームの
伝播経路、42″〜66″は超音波ビームの出る振動子
群の中心位置である。42〜66 は超音波ビームの中
心位置を42″〜66″とする振動子群であり、67〜
98はアレイ型探触子31を構成する32個の小形振動
子である。
超音波ビーム42′〜66′の伝播経路は、前述した原
理にしたがい、次の手順によって求めた。
アレイ型探触子31と鋼管29の幾何学的配置は外形2
45龍、肉厚116の鋼管29の中心を原点とするX=
Y座標を考えると、アレイ型探触子31の中央(Xo、
Yo)が、X座標39.7mm。
Y座標295 iilに、傾きをX軸と平行に設定した
探傷条件は、アレイ型探触子31と鋼管29の接触媒質
は水とし、屈折角45°で探傷した。アレイ型探触子3
1の振動子群の選択は、隣接し合う8個の振動子を1組
とし、アレイ型探触子の一端から他端に向は振動子を1
個づつずらし、25組の振動子群42”′〜66”′を
設定した。42” 〜66 の振動子群を発し鋼管29
の表面へ入射する各超音波ビームの入射点は、両端から
出る超音波ビーム42′、66′の入射点42.66点
間を0.5゛間隔で25等分されるよう設定した。第5
図に設定した配置においては、アレイ型探触子31の中
央の振動子群54″より出る超音波ビーム54′の偏向
角は0゛でありその入射点54のX座標はXoに等しい
。すなわち となる。これより、入射点におけるTk の値はγ、 
 =T o+0.5  (k−54)   k=42〜
66に である。
これより振動子群42″〜66“′より出る超音波ビー
ム42′〜66′の偏向角は、反時計回りを正とし、6
°、5.5°、5.0°・・・・・・、すなわち、超音
波ビーム42′の偏向角が6°で以下0.5゜づつ減少
し、超音波ビーム66′の偏向角は一6゛となる。この
ようにして各振動子群より出る超音波ビームの偏向角が
以上のように計算され、アレイ型探触子31より、25
本の超音波ビームが等しい屈折角45°で鋼管29に過
大される゛。
アレイ型振動子の各振動子群の送信、受信タイミングは
、第6図−aに示す各超音波ビームの伝播経路で超音波
の送信、受信制御が行なわれる。
このような操作手順によれば、入射角分散のない、屈折
角45°での超音波ビームで管肉厚方向全域に亘る探傷
が可能となる。
第7図は、鋼管の貫通ドリルホールの探傷結果例を示す
。第6図−aで示したような超音波ビームを用い鋼管中
3.2flφのドリルホールの探傷結果である。第5図
に示す鋼管回転用治具34を用い鋼管29を回転するこ
とにより、アレイ型探触子31とドリルホール30まで
の距離を変え、その場合の、アレイ型探触子31からド
リルホール30までの距離を横軸に、その距離における
ドリルホール30からの反射エコー高さを縦軸に取り、
両者の関係を表わす曲線、すなわち、距離振幅特性向線
が99として示している。曲線99より、ドリルホール
30の検出感度が、アレイ型探触子31からドリルホー
ル30までの距離に依らずほぼ一定であり、検出感度の
距離減衰も少ない結果が得られていることがわかる。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、種々の鋼管サイズに対
し探触子を変更することな(、管肉厚方向で均一な検出
感度で、欠陥分解能の高い超音波探傷が可能となり、高
精度かつ、高効率の探傷を可能とすることができる。
なお、第1図、第6図−aの説明では、アレイ型探触子
を構成する振動子の個数を各々9個と32個としたが、
アレイ型探触子を構成する振動子の個数および、そのサ
イズについて制約されない。
たとえば、順次走査される超音波ビームを発する振動子
群の個数が、各走査ごとに変わってもよいし、超音波ビ
ームを順次走査する際に切り換える振動子数も、一つづ
つに限定する必要はなく、振動子群を構成する振動子が
隣接していることば制約条件とならない。また、振動子
間隔を1.5wとしたが、この値に限定するものではな
く、それは、不等間隔であってもよい。更に入射点の選
び方についても、等間隔に設定する必要はなり、鋼管表
面上の任意の点について本発明による超音波ビーム制御
法を適用できる。
なお、超音波ビーム制御は、適用する超音波周波数によ
って影響されない。また、アレイ型探触子をいくつかの
振動子群に分割し、順次各振動子群ごとにその発振を切
り換え、超音波ビームを走査する方法について述べたが
、分割した各振動子群からそれぞれ所定の偏向角で、同
時に超音波ビームを送信する送信タイミングの制御を行
ないかつ、その偏向角度に応じて制御された受信タイミ
ングで同時に超音波ビームを受信してもその効果は変ら
ない。
アレイ型探触子と鋼管の幾何学的配置を記述する場合に
、鋼管の中心を原点としたX−Y座標系をもちいたが、
座標系の選び方に制限はない。また、一つのアレイ型探
触子をもちいた例について説明したが、管周方向あるい
は、管長方向のことなる位置に複数の探触子を配置し、
各位置において前述した超音波ビーム制御を行なうこと
により、探傷領域をより広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明におけるアレイ型探触子による等入射角
度を与える超音波ビーム制御法の原理図を示す。第2図
は超音波フェイズドアレイ装置による超音波ビームのリ
ニア走査を鋼管斜角探傷に用いた場合の問題点の説明図
である。第3図はアレイ型振動子の各振動子群より出る
超音波ビームの入射点の選び力に関する説明図である。 第4図は本発明における超音波フェイズドアレイ装置の
ブロック図である。第5図は、本発明に基づく、アレイ
型探触子による鋼管斜角探傷を行なったシステムの概略
図である。第6図−aは第5図の探傷システムにおいて
、鋼管とアレイ型探触子の幾何学的配置と、等しい屈折
角で鋼管へ入射する超音波ビームの伝播経路を示す説明
図であり、第6図−bは第5図に示す探傷システムにお
ける、アレイ型探触子の各振動子群を構成する振動子の
組み合わせと、その振動子群の中心位置を示す説明図で
ある。第7図は、本発明による鋼管の貫通ドリルホール
の探傷結果例を示すグラフである。 1〜9:小形振動子、10ニアレイ型探触子、18:鋼
管、11:振動子1〜3からなる群から出る超音波ビー
ム、12:振動子2〜4からなる群から出る超音波ビー
ム、13:振動子3〜5からなる群から出る超音波ビー
ム、14:振動子4〜6からなる群から出る超音波ビー
ム、15:振動子5〜7からなる群から出る超音波ビー
ム、16:振動子6〜8からなる群から出る超音波ビー
ム、17:振動子7〜9からなる群から出る超音波ビー
ム、19:探傷領域の管肉厚方向、20:1スキツプの
ビーム距離に対応した探触子距離、21:送信制御部、
22;受信制御部、23:演算処理部、24:加算処理
部、25;表示制御部、26:表示器、27:鋼管、2
9:鋼管、30:貫通ドリルホール、31ニアレイ型探
触子、32:水槽、33ニアレイ型探触子保持、上下駆
動モ−タ、34:鋼管保持・回転用治具、35:回転用
治具駆動モータ、36:アレイ型探触子X軸駆動モータ
、37:X軸スライド用レール、38ニアレイ型探触子
Y軸駆動モータ、39:X軸スライド用レール、40:
各駆動モーフ制御装置、41:χ、 Y、  Z位置、
T回転角表示器、42〜66:超音波ビーム入射点、4
2′ 〜66′ :各振動子群より出る超音波ビームの
伝播経路、42″〜66 ″::音波ビームを出す各振
動子群の中心位置、42″′ 〜66”’:振振動子牛
中心42″〜66″である8撥の振動子よりなる振動子
群、67〜98:小形振動子、99:距離振幅特性曲線
出 願 人   新日本M鐵株式会社 代理人弁理士  青  柳    稔 第1図 第2図 第3図 手続補正書(自発) 昭和60年9月20日 1、事件の表示 昭和59年特許願第140321号 2、発明の名称 プレイ型探触子をもちいた鋼管の超音波探傷における超
音波ビーム制御方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京都千代田区大手町二丁目6番3号名称 (6
65)新日本製鐵株式会社 代表者 武 1)  豊 4、代゛理人 〒101 5、補正命令の日付  な し 6、補正により増加する発明の数  な し7、補正の
対象 i書の発明の詳細な説明の欄ぐ搗?年な説明の欄
および図面 8、補正の内容 (1)明細書第11頁4行〜5行の記載を次の様に補正
する。 「tan−” a 2 >bm−” Aのとき、α2−
一一1a2tan−1A  90゜tan” ax <
tMAのとき、αz:1an−”a2tan−1A+9
00なお、tan−1a2=tan−1Aのとき、探触
子面に対して超音波ビームは平行となり、この条件は存
在しない。同様にしてα1が決定される。」(2)同第
14頁1行の「19」を「21」に補正す 。 る。 (3)同第16頁18行の「媒質は水とし」を「媒質を
水とし」に補正する。 ゛ (4)同第19頁1行の「性曲線が99」を「性曲線を
99」−に補正する。 (5)同第22頁15行の「探触子距離、」の後に「2
1:パルサー、22ニレシーバー、」を挿入する。 (6)同第22頁16行の「21」を「23」に、「2
2」を「24」におよび「23」を「25」に補正する
。 (7)同第22頁17行の「24」を「26」に、「2
5」を「27」に補正する。 (8)同第22頁18行の「26」を「28」に補正し
、r’ 27 :鋼管、」を削除する。 (9)図面第1図、第3図、第4図、第6図(a)及び
第7図を別紙のとお9補正する。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アレイ型探触子と該アレイ型探触子を励振するパルサー
    と、前記アレイ型探触子の受けた信号を受信するレシー
    バと、アレイ型探触子を構成する個々の振動子毎の超音
    波の送信タイミングを制御する送信制御部と、該振動子
    毎の受信タイミングを制御する受信制御部と、該受信制
    御部により制御された各振動子の受信信号を加算する加
    算処理部と、該加算処理部からの信号に基づいて被検材
    断面の映像を表示するための制御をする表示制御部と、
    被検材断面の映像を表示する表示器と、探傷条件にあわ
    せて送信制御部、受信制御部、加算処理部、表示制御部
    に対し、最適な制御値を演算し、各部の動作を制御する
    演算処理部とからなる超音波フェイズドアレイ装置にお
    いて、鋼管とアレイ型探触子の幾何学的配置および探傷
    条件に基づいて、前記アレイ型探触子を構成する各振動
    子の群より発生する超音波ビームを、鋼管に入射する全
    ての領域で入射角が一定となる送信タイミングを送信制
    御部に与え、この送信タイミングに適応した受信タイミ
    ングを受信制御部に与えることによって、鋼管表面に対
    し等入射角を与える超音波ビーム制御方法。
JP59140321A 1984-07-06 1984-07-06 アレイ型探触子をもちいた鋼管の超音波探傷における超音波ビ−ム制御方法 Pending JPS6118860A (ja)

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