JPS61186327A - 感染防禦剤 - Google Patents

感染防禦剤

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JPS61186327A
JPS61186327A JP60023777A JP2377785A JPS61186327A JP S61186327 A JPS61186327 A JP S61186327A JP 60023777 A JP60023777 A JP 60023777A JP 2377785 A JP2377785 A JP 2377785A JP S61186327 A JPS61186327 A JP S61186327A
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仁 野村
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政彦 田村
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    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/52Cytokines; Lymphokines; Interferons
    • C07K14/53Colony-stimulating factor [CSF]
    • C07K14/535Granulocyte CSF; Granulocyte-macrophage CSF
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 略す)を有効成分とする感染防禦剤に関する。
CSFはヒトまたは動物の骨髄細胞の顆粒球系幹細胞に
作用して、単球マクロファージおよび好中球への分裂増
殖と分化とを誘導することが知られている(例えば、M
etcalf.D.等Experimental Ha
ematology上185 (1973)を参照)。
ヒl−CSFに関してはこれまでヒト正常組織由来のC
SFやヒト腫瘍細胞由来のCSFについて多数報告され
ている(例えば、StanleyQ!FedProc.
旦2272(1975)、 Burgess等Bloo
d Ai573(1977)、 Shah等Blood
且811 (1977)、 Fojo等Biochem
、 ll 3109 (1978)、 0kabe等C
ancer Res 且3910(1978)、 As
ano等Blood 川845(1977)、 Gol
de等Bl o o d 511321 (1981)
、 Wu等J、Biol、  Chem  2丘圭 8
22El(1979)、   Dipersio 等B
lood h旦717(1980)  などを参照。) しかしながらこれ等のヒトC8Fは完全に純化されたも
のではなく従ってヒトC8Fの医薬としての有用性また
は有効性については未だ不明のままである。
近年、感染症領域に於ける化学療法剤の顕著な発達は広
範囲なスペクトルを有し、かつ強力な殺菌力を有する抗
菌剤の登場を促す一方で従来の特定の病原性を有する強
毒物質産生菌からヒトの正常細菌叢を構成するダラム陰
性菌などへの原因菌の菌交代現象を招いており、臨床的
には日和見感染など新たな問題を引き起こしている。さ
らに、強力な抗生物質の使用により減少した細菌類にか
わって、最近はCand Idaなどのカビ類が患者体
内で増殖するため臨床的に重要な問題となっているが、
抗真菌剤は一般的に極めて副作用が強く、その使用は大
幅に制限されている。、これ等の感染症の治療には従来
の化学療法剤の効果に加え、宿主の防禦機能を賦活する
ような薬剤の使用が望まれているが現在まで有効な薬剤
は見出されていない。
細菌感染の初期には宿主のもつ防禦機能のうち白血球の
禽食殺菌作用が最も強く影響すると考えられている事か
ら好中球やマクロファージの増殖、分化成熟を高めるこ
とにより宿主の感染防禦能を亢進することができれば有
効な感染治療薬となり得る可能性が示唆される。
従って純粋なヒ)C8Fの大量生産の研究が活発に行わ
れているが現在まで成功したものはない。
このような状況に於いて本発明者等は口腔底癌患者の腫
瘍細胞から極めて高いC8F産生能を存し、かつ良好な
増殖能を示す細胞株を樹立しくCNCM受託番号rI−
315J)、この細胞株の培養上清からヒト好中球のコ
ロニー形成促進活性を示す純粋なヒ)C8Fの単離に初
めて成功した(特願昭59−153273号)。
本発明者等は感染動物モデルを用いてこのヒトC8Fの
感染防禦効果を調べたところ、ヒトC8Fが1nviv
o に於いて顕著な好中球の成熟能を何し、従って感染
防禦効果を示したことから感染症治療薬として有効であ
ることを見出し、本発明を完成した。
本発明は新規な感染防禦剤の提供に係るものである。
すなわち、本発明はヒトC8Fを有効成分とする感染防
禦剤である。
本発明の有効成分であるヒトC8Fは前述の特許出願に
開示された方法に従って得ることができる他、例えばC
8F産生細胞と、該細胞と区別可能な性質を有し且つ自
己増殖を有する悪性腫瘍細胞とを細胞融合して得られる
ハイブリドーマをマイトジェンの存在または非存在下で
培養することによって得るか、またはヒトC8Fをコー
ドする遺伝子を用いて組換体DNAを作成し、これを適
当な宿主細胞(例えば大腸菌、酵母菌、チャイニーズハ
ムスターの卵巣細胞等)で発現させることによって得る
こともできる。
これ等の方法で得たヒトC8Fは全て本発明に含まれる
得られたヒ)C8F含有液は必要により公知の手段でさ
らに精製、濃縮した後凍結保存とするかまたは凍結乾燥
、真空乾燥等の手段により水分を除去して保存すること
ができる。また所望によりヒ)C8Fを適当な緩衝液に
溶解した後、ミリポアフィルタ−等で無菌ろ過して注射
剤とすることもできる。
さらに本発明の感染防禦剤はヒトまたは動物医薬用に適
した医薬製剤としての形態をとるために必要な製薬担体
や賦形剤を、さらには安定化剤、吸着防止剤を含むこと
ができる。
本発明の感染防禦剤に含まれるヒ)C8Fの投与量、投
与回数は対象の疾患患者の病状を配慮して決めることが
できるが、通常成人−人当たり0.1〜500 μg好
ましくは5〜1100ttのヒ)C8Fを含有する製剤
を1週間に1〜7回投与することができる。しかし本発
明はヒトC8Fの含有量によって限定されるものではな
い。
本発明のヒトC8Fを有効成分とする感染防禦剤が使用
され得る対象感染菌としては種々の菌を挙げることがで
き、特に限定されるものではないが、なかでもスタフィ
ロコッカス属、ストレプトマイセス属などのダラム陽性
球菌、ニジエリシア属、セラチア属、クレブシェラ属な
どの腸内細菌やヘモフィルスなどを含むダラム陰性通性
嫌気性菌、7ユードモナス属、アルカリ土類金属などの
ダラム陰性好気性菌、バクテロイデスなどのダラム陰性
嫌気性菌、およびキャンディダ属、アスペルギス属など
の真菌等による単独感染又はいくつかの菌による複合感
染に対して高い感染防禦効果が得られる。
く参考例1〉アッセイ法 ヒトC8Fによるコロニー形成促進活性(以下C8Aと
略す)は以下の方法によって測定された。
ウマ血清0.4〜I  被検検体0.1m1. C3H
/He(メス)マウスの骨髄細胞浮遊液0.1m1(0
,5〜I X 10S有核細胞)、寒天を0.75%含
む改変McCoY’ s5A培養液0.4〜I  を混
合し直径35mmの組織培養用プラスティックディツシ
ュに入れて固まらせたのち、37℃、5%炭酸ガス/9
5%空気、100%湿度の条件下にて5白間培養し、形
成されたコロニー数(50個以上の細胞からなる集落を
1コロニーとする)を数え、1個のコロニーを形成する
活性を1単位(Unit)としてC5Aを求めた。
く参考例2〉 ヒトC8Fの単離 ヒトC3F産生細胞(CNCM受託番号rI−315J
)が完全に密に増殖した150cmの培養フラスコ2本
より細胞を回収し、これをウシ胎児血清を10%含有す
るF−10培溶液500m1に浮遊させたのち、158
0cmのガフス製ローラーボトル(Belco社製)に
移し、0.5r、p。
m、の速度で回転培養を行った。細胞がローラーボトル
の内壁に完全に密に増殖した時点で培養液を血清を含ま
ないRPMI 1640に交換し、4日間培養したのち
培養上清を回収し、ウシ胎児血清を10%含有するRP
M11840を加えて培養を続行する。3日間培養した
のち再び血清を含まないRPM11640に液替を行い
、4日後に培養上清を回収した。以下同様の操作をくり
返すことにより、毎週1ボトルより500m1ずつの血
清を含まない培養上清が得られ、しかもこの方法により
かなり長期間にわって細胞を維持し、培養上清を回収す
ることが可能であった。
得られた培養上清5Lを1バツチとし、これに0.01
 %ツイーン20を添加後HollowFiberDC
−4およびAmiconPM−10(アミコン社製)を
用いた限外ろ適法により約1000倍に濃縮したのち、
これを以下の順序で精製した。
■ 直径 4.6cm+  長さく30cm(D  U
ltrogelAcA  54  カラム(LKB社製
)を用い、0.15M NaCl  および0.01 
%ツイーン20(牛丼化学社製)を含むO,OIM ト
IJス塩酸緩衝液(pH7,4)を用いて前記濃縮した
培養上清5mlを流速約50m1/時間でゲルろ過した
。尚カラムはあらかじめウシ血清アルブミン(分子量二
67000)、オボアルブミン(分子量:45000)
、チトクロームC(分子M: 12400)にてキャリ
プレーシロンを行った。ゲルろ過終了後各フラクション
より 0.1〜Iずつ採取し、10倍に希釈した後、前
述したC3Aの測定方法により活性を示す画分を調べた
。この結果、先ずVe=400〜700m1画分がマク
ロファージ優位のC8Aを示し、Ve=800〜120
0m1の両分が好中球優位のC3Aを示すことがわかっ
たので、後者の両分を集めPM−10(アミフン社製)
を用いる限外ろ過器によって約5mlに濃縮した。
■上記濃縮画分にn−プロパツール(東京化成社製、ア
ミノ酸配列決定用)を30%含む0.1%トリフルオロ
酢酸水溶液を添加し、水中(こ15分程度放置したのち
、15.0OOr、 p、m、10分の遠心により沈殿
を除去した。次いで先のn−プロパツールおよびトリフ
ルオロ酢酸を含む水溶液で平衡化したμBOndapa
kc18カラム(Waters 社製、セミ分取用、8
mmX30cm)に吸着後、30〜60%の直線濃度勾
配のn−プロパツールを含む0.1 %トリフルオロ酢
酸水溶液で順次溶出した。高速液体クロマト装置は日立
Ef85−50型を、検出は日立638−41型検出器
(いずれも日立製作新製)を用い、220 nmと28
0nmの吸収を同時に測定した。溶出後、各両分より1
0μmを分取し100@希釈したのち、活性を示す画分
を調べた。この結果、n−プロパツール40%にて溶出
されるピークに好中球優位のC8Aが認められたので、
このピークを集め再度同じ条件で再クロマトを行い上記
と同様にしてC8Aを調べたところ、やはりn−プロパ
ツール40%の位置のピークに好中球優位のC8Aが認
められたので、このlピークを集め(4フラクション=
4ml)凍結乾燥した。
■上記凍結乾燥粉末をn−プロパツールを40%含む0
.1  %トリフルオロ酢酸水溶液200μlに溶解し
、TSK−G300SWカラム(東洋曹達社製+  2
.5 mmXmmX6Oを用いた高速液体クロマトグラ
フィーにかけた。溶出は同水溶液によ リ 0.4ml
/分の流速で行い、フラクションコレクターFRAC−
100(ファルマシア社製)により 0.4mlずつ分
取した。分取した各両分についてC8Aを前記と同様に
して調べた結果、保持時間が37〜38分の画分(分子
量約2万に相当)に好中球優位のC8Aが認められたの
で、この画分を回収し、更に分析用μBondapak
c18カラム(4,8mm X 30cm)による精製
を施したのち、メインピークを回収し凍結乾燥した。
このようにして得られたヒトC8Fは以下の理化学的性
質を有していた。
■)分子量ニドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動法による測 定で約18000゜ ■)等電点:  pI=5.73. pI=6.03お
よびpI=6.37 の三つの等電点のうち少なくとも
1つを有する。
III)紫外部吸収:280nmに極大吸収を有し、2
50nmに極小値をもつ。
IV)アミノ酸組成:明細書中の表−■に示すアミノ酸
組成を有する。
表−■ ■6NHC1110°C24時間 ■4Nメタンスルホン酸+0.2%3− (2−アミノ
エチル)インドール、110℃ 24時間、48時間、72時間 ・T h r+ S e r+  1/ 2 CV 8
1 Me t+ G a 1NH2は補正・Val、I
leは72時間値 V)N末端から2!残基目迄のアミノ酸配列が次の如く
である。
82N−Thr−Pro−Leu−Gly−Pro−A
la−−Leu−Leu−Lys −X−Leu−Gl
u−x−Va I −〈実験例〉ヒ)C8Fの感染防禦
効果 8〜9週令(体重35.3±1.38g)のICR系マ
ウス(雄)にエンドキサン(ジオツギ社製、商品名)2
00mg/kgを腹腔的投与した後3群に分け、その2
群にヒトC3F(25000u/マウス又は50000
  u /マウス)を含む溶媒(1%プロパツール、5
%(W/V)マウス血清アルブミン)を、そして別の1
群には溶媒のみを、それぞれ24時間毎に0.1mlず
つ4回皮下投与した。4回目の投与後3時間して各々の
群にシュードモナスアエルギノーザ(Pseudomo
nasaeruginosa)GNB−139(3,9
X  10SCFU/マウス)を皮下投与して感染させ
た。感染後21時間してさらにもう一度ヒトC8F (
25000u/?ウス又は50000  u/?ウス)
を含む溶媒又は溶媒のみをそれぞ対応する群に皮下投与
した。
感染後100回目での生存マウス数により感染防禦効果
を調べた(表■) (菌液の調製) ハートインフュージョン寒天平板(Difc。
社製、商品名)を用いて37℃で一夜Pseudomo
nas  aeruginosa GN B −139
を振とう培養する。培養液を生理食塩水に懸濁させて調
製した。
゛に 8週令(体重40.5±1.60g)のICR系マウス
(雄)にエンドキサン(ジオツギ社製:商品名)200
 mg/kgを腹腔的投与した後2群に分け1群にヒト
CS F (50000u / ? ウス)を含む溶媒
(1%プロパツール、10%(W/V)同種マウス血清
)を、別の1群には溶媒のみをそれぞれ24時間毎に0
.1mlずつ4回皮下投与した。4回目の投与後4時間
して各々の群にキャンディダアルビカンス(Candt
da  albicans)U−50−1(白血病患者
尿分離株、東北穴細菌学教室分与)  5.8 X  
105CFU/マウスを静脈内投与して感染させた。感
染後10日自主での生存マウス数により感染防禦効果を
調べた(表III)。
(菌液の調製) サブロー液体培地(2%デキストロース(純正化学社製
)10%トリプトケースペプトン(BBL社製:商品名
)、5%酵母抽出物(Difc。
社製:商品名)、pH5,6)を用いて37℃で一夜 
Candida  albicans  U−50−1
を振とう培養する。培養液を生理食塩水で2回洗浄した
後、生理食塩水に懸濁させて調製した。
表U Pseucomonas aeruginosa
に対する効果 表m Candida  albicans に対する
感染防禦効果 表■、■に示される如く本発明のヒトC8Fは顕著な感
染防禦効果を有することが認められた。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれ等に限定されるものではない。
実施例1 参考例2の方法によって得られたヒ)C8F含有フラク
シヨンを無菌処理した後−20℃で凍結された凍結物を
用いて注射剤とした。
実施例2 参考例2の方法によって得られたヒトC8Fを無菌操作
で10m1バイアル瓶に5ml充填し、−20°Cで凍
結乾燥後ゴム栓にて施栓した凍結乾燥物を用いて注射剤
とした。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒトコロニー刺激因子を有効成分とする感染防禦
    剤。
  2. (2)ヒトコロニー刺激因子が好中球コロニー刺激因子
    であることを特徴とする特許請求の範囲第一項記載の感
    染防禦剤。
  3. (3)ヒトコロニー刺激因子が次の理化学的性質を有す
    るものであることを特徴とする特許請求の範囲第一項記
    載の感染防禦剤。 「理化学的性質」 I )分子量:ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリル
    アミドゲル電気泳動法による測定で約18,000。 II)等電点:p I =5.73、p I =6.03および
    pI=6.37の三つの等電点のうち少なくとも1つを
    有する。 III)紫外部吸収:280nmに極大吸収を有し、25
    0nmに極小値をもつ。 IV)アミノ酸組成:明細書中の表− I に示すアミノ酸
    組成を有する。 V)N末端から21残基目迄のアミノ酸配列が次の如く
    である。 【アミノ酸配列があります】
JP60023777A 1985-02-08 1985-02-08 感染防禦剤 Expired - Lifetime JPH0615477B2 (ja)

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