JPS59210027A - Csfの製造法 - Google Patents
Csfの製造法Info
- Publication number
- JPS59210027A JPS59210027A JP58083507A JP8350783A JPS59210027A JP S59210027 A JPS59210027 A JP S59210027A JP 58083507 A JP58083507 A JP 58083507A JP 8350783 A JP8350783 A JP 8350783A JP S59210027 A JPS59210027 A JP S59210027A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- csf
- peritoneal
- dialyzate
- human
- cerebrospinal fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はCS F (Colony Stimulat
ing Factor)の新規な製造法、より詳しくは
、腎不全患者の連続式携行式腹膜透析(CAPD)と呼
ばれる腹膜透析療法における廃棄物として得られる腹膜
透析液からC5Fを製造する方法に関する。
ing Factor)の新規な製造法、より詳しくは
、腎不全患者の連続式携行式腹膜透析(CAPD)と呼
ばれる腹膜透析療法における廃棄物として得られる腹膜
透析液からC5Fを製造する方法に関する。
C3Fは骨髄白血球前駆細胞(以下、CFU−Cとする
)に作用して、この細胞の顆粒球又はマクロファージへ
の分化増殖を促進する物質であり、・「1髄細胞をin
vitroで培養するときC:FU−Cが分化と同時
に増殖してコロニーを形成するために必須な因子である
。(Ichikawa、Y、 ; Proceedi
ngs ofthe National Acad
emy of 5cience 56イ8、 p
、488゜1966年、 Metcalf、I)、 ;
Experimental llematology
1巻、 P、185,1!173年) C3Fは抗癌剤、放射線照射による白血球減少症或いは
種々の感染症の治療剤として医薬への応用の他、白血球
減少症、再生不良性貧血等の診111i薬としての用途
が期待される。(MoLoyosl+i K、(!La
1..Jap、 、1. Mad、21i P、187
.1982年〕C8Fはマウス肺培養液、吉川肉腫細胞
培養液、CS F産生腫瘍細胞移植マウスの尿く特開昭
−58−59924)に合宿されることが知られている
が、医薬品として利用する場合には免疫的副作用の少な
いヒト由来のCS Fが好ましい。
)に作用して、この細胞の顆粒球又はマクロファージへ
の分化増殖を促進する物質であり、・「1髄細胞をin
vitroで培養するときC:FU−Cが分化と同時
に増殖してコロニーを形成するために必須な因子である
。(Ichikawa、Y、 ; Proceedi
ngs ofthe National Acad
emy of 5cience 56イ8、 p
、488゜1966年、 Metcalf、I)、 ;
Experimental llematology
1巻、 P、185,1!173年) C3Fは抗癌剤、放射線照射による白血球減少症或いは
種々の感染症の治療剤として医薬への応用の他、白血球
減少症、再生不良性貧血等の診111i薬としての用途
が期待される。(MoLoyosl+i K、(!La
1..Jap、 、1. Mad、21i P、187
.1982年〕C8Fはマウス肺培養液、吉川肉腫細胞
培養液、CS F産生腫瘍細胞移植マウスの尿く特開昭
−58−59924)に合宿されることが知られている
が、医薬品として利用する場合には免疫的副作用の少な
いヒト由来のCS Fが好ましい。
従来、報告されているヒ1−山来のCS Fとしζは、
(1)ヒト尿CS F (SLanley E、I7.
eL 8〕l ; Fed。
(1)ヒト尿CS F (SLanley E、I7.
eL 8〕l ; Fed。
Proc、、 34 S P、2272.1975年)
、(2)ヒト胎fJt (Nicola N、A、 e
t al ; Blood 54巻p、614.19
79年)、(3)白血球の培養上清(Pike B、L
、 et al ; J、Ccll。
、(2)ヒト胎fJt (Nicola N、A、 e
t al ; Blood 54巻p、614.19
79年)、(3)白血球の培養上清(Pike B、L
、 et al ; J、Ccll。
Physiol、、76巻P、77.1970年) 、
(4]ヒト痣;細胞から樹立した株化細胞G CT (
DiPersio J、l’、cL al; Fed、
、Blood 51巻P、507.1978年) 、T
311−5(Okabe T、et al、 ; J、
Ce11.Pbysiol、、110巻、+1./11
3.1982年)の培養上清などが知られているが、(
」)についてはヒト尿の採集に際して微生物による汚染
、汚物や塵芥の混入等のため、C3Fを含む蛋白性の物
質が変性を受しノる危険性が大きいこと、(2)につい
ては産生源か限られていること、(3)については培養
効率が低く、更に培養上清を得る際に、動物の血清を用
いるために高(il[iとなり、精製に細心の注意を要
すること、(4)については(3)の問題点に加うるに
、癌細胞由来という点で医薬品として用いる際に不安感
が残ること、等の問題点があった。
(4]ヒト痣;細胞から樹立した株化細胞G CT (
DiPersio J、l’、cL al; Fed、
、Blood 51巻P、507.1978年) 、T
311−5(Okabe T、et al、 ; J、
Ce11.Pbysiol、、110巻、+1./11
3.1982年)の培養上清などが知られているが、(
」)についてはヒト尿の採集に際して微生物による汚染
、汚物や塵芥の混入等のため、C3Fを含む蛋白性の物
質が変性を受しノる危険性が大きいこと、(2)につい
ては産生源か限られていること、(3)については培養
効率が低く、更に培養上清を得る際に、動物の血清を用
いるために高(il[iとなり、精製に細心の注意を要
すること、(4)については(3)の問題点に加うるに
、癌細胞由来という点で医薬品として用いる際に不安感
が残ること、等の問題点があった。
本発明者らはヒト由来のCS Fの製造法つき種々検討
し、連続式携行式腹膜透析(CAPD)といわれる腹膜
透析療法において廃棄qr;とじて得られる腹膜透析液
中にC3Fが含まれ、且つこの腹膜透析液がC3F原料
として優れていることを見出し、本発明を完成するに至
った。
し、連続式携行式腹膜透析(CAPD)といわれる腹膜
透析療法において廃棄qr;とじて得られる腹膜透析液
中にC3Fが含まれ、且つこの腹膜透析液がC3F原料
として優れていることを見出し、本発明を完成するに至
った。
CAPDは、透析成約2βを患者の腹腔内に無菌的に注
入し、一定時間後にこれを回収する操作を反復して行い
、腹膜を通して透析液中に血中老廃物を排出する方法で
あり、自宅で行うことかできるため、軽症の腎不全患者
の血液透析療法に代わる簡便な治療法として優れている
。
入し、一定時間後にこれを回収する操作を反復して行い
、腹膜を通して透析液中に血中老廃物を排出する方法で
あり、自宅で行うことかできるため、軽症の腎不全患者
の血液透析療法に代わる簡便な治療法として優れている
。
腹膜透析液は何よりも先ずヒト由来物質であるという安
心感の他、腹膜透析は厳しい無菌条件下で行われるため
、ヒト尿に比して発熱性物質による汚染がなく、腹膜透
析液中の蛋白性の物質は安定であり、C3Fの変性が少
なく、更に大量に入手できることからC3F源として極
めて優れている。本発明により得られたC8Fは医薬品
として用いる際にはヒト尿由来CS Fに比して物質と
しての信頼性が高い。
心感の他、腹膜透析は厳しい無菌条件下で行われるため
、ヒト尿に比して発熱性物質による汚染がなく、腹膜透
析液中の蛋白性の物質は安定であり、C3Fの変性が少
なく、更に大量に入手できることからC3F源として極
めて優れている。本発明により得られたC8Fは医薬品
として用いる際にはヒト尿由来CS Fに比して物質と
しての信頼性が高い。
腹膜透析液中に含まれるC3F量は患者及び採取時間に
より異なるが5〜40units /mlであった。
より異なるが5〜40units /mlであった。
各患者から得たC8F量を第1表に示す。
なお、第1表及び以下に記載するC3F活性は下記の方
法により測定した。
法により測定した。
直径35mmのプラスチック培養皿に20%牛脂児血清
、2%、5%、10%の各サンプル、0.3%の寒天及
び1×10″′−個のマウス骨髄細胞を含むMcCoy
s5A培地1mlを加え5%C02通気、飽和水蒸気下
37℃で7日間培養した。培養後倒立顕微鏡下で検鏡し
、50個以上の細胞集塊をコロニーとした。C3F活性
はコロニー1 ([lllを形成させる活性を1単位と
した。
、2%、5%、10%の各サンプル、0.3%の寒天及
び1×10″′−個のマウス骨髄細胞を含むMcCoy
s5A培地1mlを加え5%C02通気、飽和水蒸気下
37℃で7日間培養した。培養後倒立顕微鏡下で検鏡し
、50個以上の細胞集塊をコロニーとした。C3F活性
はコロニー1 ([lllを形成させる活性を1単位と
した。
又、蛋白濃度の定量はブランドボール1′法団。
M、Bradfold ; 八nalytical
Biocl−+emisLry 72巻、 p。
Biocl−+emisLry 72巻、 p。
2481976年〕によった。
腹膜透析液中のC3Fは更に積悪することによって純度
を上げることができる。すなわち、腹膜透析液を限り搏
、!!過濃縮後、塩析、透析、イオン交換クロマ1〜グ
ラフイー法、等重点電気泳動法及びゲル濾過法により約
200倍の比活性を有するC5F(P−C3F)を得た
。
を上げることができる。すなわち、腹膜透析液を限り搏
、!!過濃縮後、塩析、透析、イオン交換クロマ1〜グ
ラフイー法、等重点電気泳動法及びゲル濾過法により約
200倍の比活性を有するC5F(P−C3F)を得た
。
1l−C3Fの平均分子量(ゲル濾過法)は約60.0
00、等電点は3.6〜4.27ヒト尿由来C3Fの平
均分子ffl 117,000、等重点3.2と明らか
に異なっていた。又、1w離剤存在下での平均分子量は
共に約30,000であった。したがって、P−C3F
は腹膜透析液中では2分子会合して存在するが、他の蛋
白質と会合状態をとっているものと考えられる。
00、等電点は3.6〜4.27ヒト尿由来C3Fの平
均分子ffl 117,000、等重点3.2と明らか
に異なっていた。又、1w離剤存在下での平均分子量は
共に約30,000であった。したがって、P−C3F
は腹膜透析液中では2分子会合して存在するが、他の蛋
白質と会合状態をとっているものと考えられる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例
第1表に示す患者Cの腹膜透析液4000m1を限外濾
過(濾過膜PM−10;アミコン社歴)、濃縮〔PM−
10ConcentaLe)後、更に80%飽和硫安に
て塩析後沈緻物を0.05%ポリエチレングリコール含
イJ5mMリン酸す′トリウムハソフy −(p H7
,4) Lこ熔解〔80%(N 114 )2 S 0
4 ppt) シ、更に、同バッファーに対し111間
透析した。
過(濾過膜PM−10;アミコン社歴)、濃縮〔PM−
10ConcentaLe)後、更に80%飽和硫安に
て塩析後沈緻物を0.05%ポリエチレングリコール含
イJ5mMリン酸す′トリウムハソフy −(p H7
,4) Lこ熔解〔80%(N 114 )2 S 0
4 ppt) シ、更に、同バッファーに対し111間
透析した。
透析液をI) E A E−セルロース(IIE−32
;フナコシ薬品′M)に吸着させ、NaC]i1度0.
2Mにて溶出される画分(I st DB−32)を得
た。次いでその両分を再度1月2Δ■3−セルロースに
吸、iqさせ、NaC1濃度0.05〜[1,5Mの直
線濃度勾配により溶出させ、NaCl1度0.1(i
〜0.27Mの範囲に溶出した画分(2nd DE−3
2)を110 mlカラム(LKB社製、等重点電気泳
動装置)により等電点分離を行い、pH3.6〜4.2
の画分CIEF pl 3.6〜4.2〕を分取した。
;フナコシ薬品′M)に吸着させ、NaC]i1度0.
2Mにて溶出される画分(I st DB−32)を得
た。次いでその両分を再度1月2Δ■3−セルロースに
吸、iqさせ、NaC1濃度0.05〜[1,5Mの直
線濃度勾配により溶出させ、NaCl1度0.1(i
〜0.27Mの範囲に溶出した画分(2nd DE−3
2)を110 mlカラム(LKB社製、等重点電気泳
動装置)により等電点分離を行い、pH3.6〜4.2
の画分CIEF pl 3.6〜4.2〕を分取した。
以上の精製結果を第2表に示す。
IEli pl 3.6〜4.2画分を更にケル濾過(
lJltro−gel八cへl 34 ; LKB社製
)によりオ青製し、4730units 7mg蛋白の
比活性を有する標品(P−C3F〕を得た。p−C3F
の等重点は3.6〜4.2で、ケル濾過法による平均分
子量の値は約60,000で解離剤(6M−グアニジン
)が存在すると約30; oooであった。同条件下で
ヒト尿由来C3Fにつき測定した結果、平均分子量は約
117,000 、解離剤が存在すると約30.00
0であり、等電点ば3.2であった。
lJltro−gel八cへl 34 ; LKB社製
)によりオ青製し、4730units 7mg蛋白の
比活性を有する標品(P−C3F〕を得た。p−C3F
の等重点は3.6〜4.2で、ケル濾過法による平均分
子量の値は約60,000で解離剤(6M−グアニジン
)が存在すると約30; oooであった。同条件下で
ヒト尿由来C3Fにつき測定した結果、平均分子量は約
117,000 、解離剤が存在すると約30.00
0であり、等電点ば3.2であった。
第 1 表
第 2 表
Claims (1)
- ヒト腹膜透析液を精製して、C3Fを採取することを特
徴とするC3Fの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58083507A JPS59210027A (ja) | 1983-05-14 | 1983-05-14 | Csfの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58083507A JPS59210027A (ja) | 1983-05-14 | 1983-05-14 | Csfの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59210027A true JPS59210027A (ja) | 1984-11-28 |
Family
ID=13804392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58083507A Pending JPS59210027A (ja) | 1983-05-14 | 1983-05-14 | Csfの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59210027A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61186327A (ja) * | 1985-02-08 | 1986-08-20 | Chugai Pharmaceut Co Ltd | 感染防禦剤 |
JPH01175995A (ja) * | 1987-12-29 | 1989-07-12 | Sumitomo Pharmaceut Co Ltd | 生理活性物質の農縮・脱塩方法 |
JPH02225418A (ja) * | 1989-02-28 | 1990-09-07 | Morinaga Milk Ind Co Ltd | 抗悪性腫瘍剤 |
-
1983
- 1983-05-14 JP JP58083507A patent/JPS59210027A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61186327A (ja) * | 1985-02-08 | 1986-08-20 | Chugai Pharmaceut Co Ltd | 感染防禦剤 |
JPH01175995A (ja) * | 1987-12-29 | 1989-07-12 | Sumitomo Pharmaceut Co Ltd | 生理活性物質の農縮・脱塩方法 |
JPH02225418A (ja) * | 1989-02-28 | 1990-09-07 | Morinaga Milk Ind Co Ltd | 抗悪性腫瘍剤 |
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