JPS5859924A - Csf産生腫瘍移植法を用いたcsfの製造法 - Google Patents

Csf産生腫瘍移植法を用いたcsfの製造法

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JPS5859924A
JPS5859924A JP56156954A JP15695481A JPS5859924A JP S5859924 A JPS5859924 A JP S5859924A JP 56156954 A JP56156954 A JP 56156954A JP 15695481 A JP15695481 A JP 15695481A JP S5859924 A JPS5859924 A JP S5859924A
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Kunitake Hirashima
平嶋 邦猛
Mikio Shikida
色田 幹雄
Kazuko Tsuneoka
常岡 和子
Koichi Ando
安藤 興一
Nobuo Nara
奈良 信雄
Masami Bessho
別所 正美
Nobuo Sakai
酒井 信夫
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KAGAKU GIJUTSUCHO HOSHASEN IGAKU SOGO KENKYUSHO
Denka Co Ltd
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KAGAKU GIJUTSUCHO HOSHASEN IGAKU SOGO KENKYUSHO
Denki Kagaku Kogyo KK
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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はCS F (Colony Stimulat
ing Factorlの新規な製造法、より詳しくは
CaH系マウスに自然発生したC8F産生腫瘍細胞を同
系マウスに移植し、その尿からC8F’r製造する方法
に関する。
C8Fは骨髄白血球前駆細胞(以下CFU−Cとする)
に作用してこの細胞の顆粒球又はマクロファージへの分
化増Nを促進する物質であり、骨髄細胞f in vi
tro  で培養するとき、CFU−Cが分化と同時に
増殖してコロニーを形成するために必須な因子である。
(Ichikawa、 Y、 ; Proceedin
gsof the National Academy
 of 5cience 56巻、P、 488.19
66年、 Metcalf 、 D、 ; Exper
imental)(ernatology  1巻、P
、 185.1973年)また、ヒトの骨髄細胞に作用
するC3F(以下hC8Fとする)も同様にヒトの各種
臓器や細胞の培養液から分離されている。(Burge
ss 、 A、 W。
; Blood 49巻 P573.1977年、Al
dons J、 L。
; Blood 57巻 P、 13.1981年、J
ohn F、 DiPersio ; Blood 5
1巻P、 507.1978年)hC8Fは種々の感染
症あるいは放射線被曝及び制癌剤の投与等により白血球
数が4000以下に減少する白血球減少症の治療剤とし
ての応用が先ず期待される。また新しい方向としてh 
CS F’に用いて白血病細胞全分化させ成熟白血球に
することによって白血病を根治させようとする実験的試
みも行なわれている。
次に血液疾患の診断への応用も期待される。従来、白血
病、再生不良性貧血等の診断は専ら骨髄穿刺液の塗抹染
色標本による形態観察によってきたが、hC8Fの開発
に伴い、骨髄細胞軟寒天培養法にhcsFffi加える
ことにより、顆粒球系幹細胞の定量的測定法が可能とな
り、これら疾患の確定診断、予後判定、治療方針決定に
重要な指標を与えることが明らかにされつつある。(高
久史麿;日本内科学会誌70巻、P、 1959.19
81年など)その他、近年白血病及び再生不良性貧血等
の難治血液疾患の根治療法として骨髄移植が注目されて
いるが、その際に骨髄の凍結保存が必要となり、その保
存状態の良否判定の際、C8Fによるコロニー形成率を
利用するといった特殊な用途が期待される。
上記のhC8Fの治療、診断、検定への利用にあたって
は先ず、一定の力価を有する標準hC8Fの安定供給が
必須の前提条件である。
従来、報告されているC3F活性を有する物質としてマ
ウスC8Fはマウス骨髄細胞を用いたil vitro
 の培養試験によって、あるいはマウス尿、ヒト尿、血
清などの体液成分、肺などの臓器、各種組織の細胞培養
液から得られている。(5heriden 。
J、W、 ; Jonrnal of Ce1lula
r Physiology78巻、p、 45t、 1
971年)しかしながら尿中に含まれるC8Fはあまり
にも少く、大量に採取するだめの原料としては不適当で
あり、又臓器、細胞を培養するには血清や成長因子など
高価な原料が不可欠であって、結局、必要量全安価に入
手できないことがこの分野における研究・開発全阻害す
る要因である。
又、hC8Fの製造法としては、ヒト末梢血球細胞(P
rice、 Q、 B、ら; Bischemical
 Journal 148巻、P、 209.1975
年)、ヒト胎盤細胞(Burges。
A、 W、ら; Journal of Biolog
ical Chemistry。
252巻、P、 1998.1977年)、C8F産生
腫瘍とよばれるある種の癌細胞を培養する製造法(特開
昭54−140789 )及び、ヒト尿から分離した、
生体内で顆粒球を増殖する糖蛋白質を含有する分画を培
地成分として使用し、ヒト末梢血から分離した単球及び
マクロファージを培養し、培養液中より採取する製造法
(特開昭56−185911などが知られている。
しかし、これら製造法は、高価なウシ血清、ヒト血清又
は尿中糖蛋白質といった成分全培地成分として使用せね
ばならず製造コストが高くなるという欠点がある。
本発明者は、CaH系マウスに自然発生した腫瘍細胞を
同系マウスに移植すると、著量な末梢白血球数とりわけ
成熟顆粒球の増加を認め、この腫瘍を移植したマウスに
おける造血幹細胞の動態につき検討中にマウス尿中にC
8F活性が認められ、これを発表した。(別所正美、平
嶋邦猛、奈良信雄、日本血液学会雑誌、44巻、P、 
423.1981年)ところが更に研究を重ねた結果、
C8F産生腫瘍を移植したマウス尿中におけるC8F含
有量は異常に高く、腫瘍を移植しないマウスの尿に比較
し、数十倍のマウスC8Fが産生されること、かつその
C8FがhC8Fでもあり、ヒト骨髄の細胞集団から吸
着性細胞を除去した試験条件下においても有効であると
いう事実全見出し、本発明を完成するに至った。
本発明によれば、C8F採取原料はすべてマウス中で産
生でき、高価な血清、成長因子、試薬を使用しないため
、C3Fの大量生産がはじめて可能になった。
本発明に係るC8Fの製造法の1例として下記の工程が
一般的である。
11C3H/He 系マウスで継代可能な腫瘍細胞を2
〜31mの立方体に細切し、C3H/Hei系マウスの
背部皮下に移植する。腫瘍細胞としては顆粒球症惹起線
維肉腫(以下’p’ ibrosarcomaと略)、
Sarcoma −180のごとく、C8F産生能を有
するものであればいずれを用いても良い。
2)4〜5週間飼育後、尿を収集する。
3)尿を透析後、DEAE−セルロース等弱アニオン性
イオン交換体によるイオン交換クロマトグラフイー、等
電点電気泳動法及びゲル濾過法で精製した。
4)本工程による精製C8Fは、等電点P H3,1。
分子量約80,000(、ゲル濾過法)の物性値を有す
る蛋白質であり、マウス骨髄細胞及びヒト骨髄細胞の増
殖を促進した。
C8Fの活性は下記の方法により測定した。
直径35M、のプラスチック培養皿に20%牛脂児血清
、2%、54.10%の割のサンプル、0.3チの寒天
及びI X 10’個のマウス骨髄細胞を含むMcCo
y65 A培地l mt f入れ、7日間5 % Co
2’i含む飽和水蒸気下で培養した。培養後、倒立顕微
鏡下で検*[〜、50個以上の細胞集塊をコロニーの数
とした。なお、ヒト骨髄細胞を用いる場合はメスチー法
[H,A、 Messner、 J、 E、 Pill
 and E、 A。
Me Cu1lock ; Blood 42巻、P、
 701.1973年〕により、非吸着性骨髄−胞分画
を集め、有核細胞(I X 105) i用い、14日
間培養し50個以上の細胞集塊をコロニーの数とした。
又C8Fの活性は、コロニー全1個形成させる活性を1
単位とした。
実施例 C3H/He系マウスで継代可能なF’rbrosar
comaを2〜3顛の立方体に絽切し、C3H/ He
系マウスの背部皮下に移植し、4〜5週経過時点で、2
0匹のマウスから5日間で245 mtの尿を集めC8
Fの精製を行った。
尿245mt’に5mMリン酸ナトリウム緩衝液−00
5%ポリエチレングリコール、PH7,4(以下smM
PBSと略記する)にて十分透析し、遠沈(5,00O
rpm、 20m1n) して上清310 mlを得た
この中に、C8F活性としてマウスC3F47万単位、
ヒトCS F 120,000単位存在すること全確認
した。これを試料No、 l  として表1に示した。
尚以下の精製過程の活性測定は、マウス骨髄細胞を用い
て行った。
この上清をあらかじめ5mMPBSで平衡、活性化した
DEAE−セルロースカラム(3,5X 14crn1
に通液し、5mMから500mMのPBSの直線濃度勾
配溶出法によジ溶出させ、11.2mtずつ分取した。
表1に示す通り、C8F活性金有するピークが2つ得ら
れ、Fraction 20−25 ’z集めて試料N
o、 2とし、Fraction 26−33 f集め
て試料NO3とした。
N03ffi濃縮して更に110 mt L K B 
column (商品名)を用いて等電点電気泳動を行
った。45時間泳動後、1.6mtずつ分取しC8F活
性を測定すると、等電点31の位置に活性ピークが得ら
れた。
これを試料NO,4とした。次いで、NO,4’r濃縮
しあらかじめ0.15MNaC4−5mMPBS(PH
7,41にて平衡化したUltro −gel ACA
 34カラム(1,7X90crn)(商品名ンを用い
てゲル濾過を行った結果、分子量約go、oooの位置
にC3F活性ピーク(全活性226.800 Unit
s、比活性453.600units/mg)が得られ
た。これ全試料N005とした。なお、蛋白量の定量は
ブラッドホールド法[’LM。
Bradfold ; Analytical 13i
ochemistry 72巻P、248゜1976年
〕にしたがって行った。精製結果を表1に示す。
表】 同、Fibrosarcoma f移植しないC3H/
He系マウスの尿中のC8F産生能は表1試料Nn6に
示すように、尿1m/1.当りの産生能で50分の11
比活性は118分の1であった。
特許出願人 1゛2平・1.鴫i爪、i、猛1、(−:
代理人 弁理士   鈴 木 定 子 手続補正書     (1) 昭和56年11月1g日 特許庁長官 島田春樹 殿       0.1.事件
の表示 昭和56年特許  願第16954 %2、発明の名称 C8F産生腫瘍移植法を用いたC8Fの製造法3、 補
正をする者 事件との関係  特許出願人 ヶ ヶ   東京都中野区中野5−19−9氏  名・
(名称) 平 嶋 邦 猛 6、補正により増加する発明の数なL 明細書 7頁、3行及び8頁、9行のpPHJをrph
Jに訂正する。
明細書 9頁、14行及び10頁、表1最上欄の[U、
n i t s Jを「unitsJに訂正する。
(以上)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)C3F産生腫瘍細胞をマウスに移植し、その尿か
    らC3Ft採取することを特徴とするC8Fの製造法。
  2. (2)腫瘍細胞が顆粒球症惹起線維肉腫由来の細胞であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項のC3Fの製
    造法。
  3. (3)尿を透析後、イオン交換クロマトグラフィー法、
    等電点電気泳動法及びゲル濾過法で精製し、C3Ft−
    採取することを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第
    2項のC8Fの製造法。
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JPS62252731A (ja) * 1986-01-22 1987-11-04 Chugai Pharmaceut Co Ltd 骨髄性白血病抑制剤

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