JPS6118523A - 車両用４輪駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、車両において通常は前輪による２輪駆動で、
必要に応じて４輪駆動の走行を行うバー１−ターイム式
４輪駆動装置に関し、特にクラッチ。 フロン［・デフ装置、変速装置およびトランスファ装置
の順に構成された縦置きトランスアクスル型における、
変速装置側のメインギヤボックス部とトランスフ１装置
側のトランスファギヤボックス部との組付は構造に関す
る。

【従来技術と問題点］ この種の４輪駆動装置に僕しては、従来例えば特開昭５
５−４２９３号公報の先行技術があり、ミッションケー
ス内部が３つの室に仕切られ、前方の室にクラッチが、
中間の室に副変速機とフロントデ　□フ装躍が、後方の
室に主変速機が相イｑ＆ノられ、このミッションケース
の後部のトランスファケース内部に２．４輪駆動の切換
えを行うトランスファ装置が組付けられ、更にトランス
７１ケースの後部のエクステンションケース内部に後輪
側に動ツノ伝達するリヤドライブ軸が設けられる構成を
成している。ここでトランスファ装置は、主変速機の出
力軸側にトランスファドライブギヤが一体に固着され、
このドライブギＶがリヤドライブ軸側に回転自在に嵌合
するトランスフ１ドリブンギヤに噛合い、これらのドリ
ブンギヤどりＡ２ドライブ軸の間に噛合い式のトランス
ファクラッチが設けられている。 従って、トランスフン７ケース内には出力軸の後部とリ
ヤドライブ軸の前部が上下に挿入されており、これら両
軸の端部を軸支するため、トランス７１ケースの軸方向
中間部に上下に通して軸支部が設けてあり、この軸支部
でリヤドライブ軸前端を軸受により支持している。また
、軸支部に対して［−ランスフ１ドライブギヤが後方に
位ｉｖることから、出力軸の後端にはそのドライブギヤ
を取付けてその前方の出力軸側を上記軸支部で同様に軸
受により支持しており、このためトランスファドライブ
ギ１？が片持ち支持した状態□になっている。 これにより、特にトランスファクラッチの係合による４
輪駆動時にトランスファドライブギヤおよびトランスフ
１ドリブンギヤで実際に動力伝達する場合に、ドライブ
ギＡ７の噛合い南面のデフレクションが大きくなって、
騒音や歯車の疲労寿命などの点で不利であった。 更に、上記トランスファドライブギヤの取付けとその軸
受構造により、トランスファ装置を絹イづける場合は、
先ず出力軸からトランスフッ・ドライブキＡ７を取除い
た状態でミッションケースに１−ランスフ１ケースを固
着し、その後に出力軸後端にトランスファドライブギヤ
をスプライン嵌合しロックナツト−で締結する。そして
、コークステンションケースの前方に突出づるリヤドラ
イブ軸の前部に軸受、トランスファドリブンギヤ、トラ
ンスフ１クラツチを取付けたものをトランスフン７ケー
スに後方から挿入して組付け、且つエクステンションケ
ースもトランス７７ケース後部に固着している。このた
め、ミッションケース側の保守を行う場合は上述と逆の
順序でエクステンションケース。 トランスファケースを分解しな（プればならず、保守、
整備の作業性に敷点があった。また、上述のようにケー
ス組付けの途中で１−ランスフアトライブギヤを取付（
〕る必・要があって、帽イ＝Ｊ　ｕ　ｆ’＋賀Ｖ　１．
＋１　（４も問題があった。 【発明の目的］ 本発明は、このような従来技術にお１ノる椙’ｌｔ＝　
Ｊ−の問題点に鑑み、トランスファ装置のトランスファ
ドライブギヤを両持ち軸支化し、そのトランスファ装置
の組（ｔ　Ｇ）性、ミッションケース側の保守。 整備性を向上するようにした車両用４輪駆動装置を提供
することを目的とする。 【発明の構成、１ この目的のため本発明の構成は、トランスファケースに
おいて主変速機出力軸の軸部をリヤドライブ軸側のもの
と別にしてトランスファドライブギヤの後方に延長し、
出力軸では後端に軸受を取付けその前方にトランスファ
ドライブギヤを取付はロックナツトで支着し、そのドラ
イブギヤをミッションケースの軸受部とトランスファケ
ースの軸受で両持ちで支持する。また、出力軸の軸受が
その後端に設けられてトランスファケース組付は時に軸
部に嵌込めば良いことから、トランスファケースを予め
エクステンションケース側に固着して、ミッションケー
スとトランスファケースの間で最終的な組付けまたは分
解を可能にしたことを要旨とするものである。 【実　施　例】 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。第１図と第２図において、縦置きトランスアクス
ル型の４輪駆動！ｌ装置の全体の構成について説明する
と、ミッションケース１．トランスファケース２および
エクステンションケース３の順に接合され、ミッション
ケース１は左右２゜分割の割型構造を成して３つの室４
ないし６に仕切られ、前方の室４にクラッチ７が、中間
の室５に副変速機２０とフロントデフ装置３０が、後方
の窄６とトランスファケース２の一部に主変速機４０が
設置ノられ、トランスファケース２にトランスファ装置
６０が設けられている。そして、駆動系について説明す
ると、エンジンからのクランク軸８がクラッチ１を介し
て入力軸９に連結し、この入力軸９と主変速機４０のメ
インドライブ軸１０との間に副変速＠　２０１ｆｉ設け
られている。また、主変速１ｊＪ４０の出力軸１１の前
方はフロントデフ装置３０に連結し、その出力軸１１の
後方はトランスファ装置６０を介してエクステンション
ケース３内のリヤドライブ軸１２に連結し、リヤドライ
ブ軸１２は更に図示しないプロペラシャフトを介して後
輪側に連結している。 副変速機２０は入力軸９にハイギヤ２１が形成され、そ
の入力軸９ど同軸上に配置されるメインドライブ軸１０
にローギヤ２２が回転自在に嵌合し、第２図に示すよう
にカウンタ軸２３に回転自在に嵌合するカウンタギヤ２
４が両ギヤ２１．２２に噛合い、ハイギヤ２１．ローギ
ヤ２２とメインドライブ軸１０の間にシンクロ装置２５
が設けられている。そして、第１図のようにシンクロ装
置２５がハイギヤ２１側に係合することで、入力軸９と
メインドライブ軸１０を直結した高速域を得、逆にロー
ギヤ２２側に係合することで、ギヤ２１．２２．２４に
より減速した低速域を得る。 主変速＠４０は常時噛合い式のオーバドライブ付前進５
段、後進１段のものでおり、メインドライブ軸１０に対
して出力軸１１がその下方に平行配置され、ミッション
ケース１側で両軸１０．１１の間に第１速用ギ１７４１
，４２、第２速用ギヤ４３．４４、第３速用ギヤ４５．
４Ｇ、第４連用ギヤ４７．４８を有する。ここで第１速
および第２連用のドリブン側ギヤ４２゜４４が出力軸１
１に回転自在に嵌合して、これら３者の間にシンクロ装
置４９が設けられ、第３速および第４速用ではドライブ
側ギヤ４５．４７がメインドライブ軸１０に回転自在で
、これら３者の間にシンクロ装置５０が設けられる。ま
た、後進用としてメインドライブ軸１０のドライブギヤ
５１とシンクロ装置４９のスリーブ側のドリブンギヤ５
２に、第２図に示すように軸５３で支持されたアイドラ
ギヤ５４が移動して噛合うようになっている。更に、メ
インドライブ軸１０と出力軸１１の間に第５連用ギヤ５
５．５６を有し、回転自在なドライブギヤ５５とメイン
ドライブ軸１０の間にシンクロ装置５７が設けられる。 こうして、３組のシンモロ装［４９，５０，５７を選択
的に変速用ギヤ側に係合し、またはアイドラギヤ５４を
噛合することで、前進５段、後進１段の変速動力を出力
軸１１に取出す。 フロントデフ装置３０は出力軸１１の前端にドライブピ
ニオン３１が形成され、このドライブピニオン３１がク
ラウンギヤ３２に噛合りており、クラウンギヤ３２の中
心部”に一体内にｖＱｔ）られる差動装置３３が前輪側
に連結される。 トランスファ装置６０は出力軸１１に一体的に設けられ
るトランスファドライブギヤ６１が、リヤドライブ軸１
２に回転自在に嵌合するそのドリブンギヤ６２に噛合い
、それらのドリブンギヤ６２とリヤドライブ軸１２との
間に噛合い式のトランスフ１クラツチ６３がＲ＜ノられ
る。ここで、トランスファケース２内の軸方向中間の上
部に軸支部２ａが形成され、その後方下部にも他の軸支
部２ｂが形成され、軸支部２ａでリヤドライブ軸１２の
前端が軸受６４により支持される。一方、出力軸１１の
後部にスプライン嵌合丈るトランスファドライブギｒ６
１とその前方の第５連用ドリブンギヤ５６との間にはカ
ラー６５が介設され、ドライブギヤ６１の後部に軸受６
６が取付けられ、且つロックナツト６７で締結される。 そして、軸受６６を軸支部２ｂに嵌合して出力軸１１の
後端が軸支されるのであり、こうしてトランスファドラ
イブギヤ６１は上記軸受６６とミヅシ」ンケース１の接
合部の軸受６８により両持ちで支持される。 このように構成された４輪駆動Ｉ装置の動作について説
明する。副変速機２０を高速域側にシフトした状態でト
ランスファクラッチ６３を解放すると、主変速機４０の
出力軸１１の変速動力はフロントデフ装置３０を介して
前輪のみに伝達し、ＦＦの２輪駆動になる。一方、トラ
ンスファクラッチ６３を係合すると出力軸１１の動力が
１〜ランスファ装置６０．リヤドライブ軸１２を介して
後輪側にも伝達し、４輪駆動になり、この４輪駆動状態
において副変速機２０を低速域側にシフトすると、メイ
ンドライブ軸１０に減速したエンジン動力が入力するこ
とで、すべての変速域のギヤ比が一律に大きくなって走
破力が増大する。 次いで、第３図において組付は作業について説明すると
、２つ割りのミッションケース１の内部に入力軸９、副
変速機２０の各ギヤ２１．２２．２４、シンクロ装置Ｆ
２５、フロントデフ装置３０のクラウンギヤ３２、差動
装置３３、主変速＠４０のメインドライブ軸１０、出力
軸１１、前進５段、後進１段の各ギヤ４１ないし４８．
５１．５２．５４．５５．５６およびシンクロ装Ｗ２Ｏ
，５０，５７等を、シムで所定の位置に設置し、ギヤに
おいて適切な歯当りが得られるように調整して組付ける
。また、ミ・ツションケース１の接合部の外部において
、メインドライブ軸１０の突出部には第５連用のドライ
ブギヤ５５およびシンクロ装置５１をロックナツト５８
で締結する。同様にして、出力軸１１の突出部にはキー
５９により第５速用のドリブンギヤ５６、更にトランス
ファ装置６０のドライブギヤ６１．軸受６６をカラー６
５．ロックナツト６７で締結し第１のブロックを構成す
る。 一方、エクステンションケース３側ではそこから突出す
るリヤドライブ軸１２に、トランスファドリブンギヤ６
２．トランスファクラッチ６３．軸受６４をロックナツ
ト６９で締結し、上記軸受６４を軸支部２ａに嵌合しな
がらエクステンションケース３にトランスファケース２
の後端を接合する。そして、このようにメインギヤボッ
クス部とトランスファおよびエクステンション部の２つ
に分割組立てされた状態で、ミッションケース１にトラ
ンスファケース２の前端を、トランスファドライブギヤ
６１゜トランスファドリブンギヤ６２を噛合わせ且つ軸
受６６を軸支８１ｉ２ｂの孔７０に嵌合しながら接合し
て一体化し第２のブロックを構成する。 なお、各ケース１ないし３の内部には主変速機４０の変
速操作機構が設置され、更に主としてトランスファケー
ス２の上部にはトランスファクラッチ６３の切換機構が
設置されており、上述の組付けの際にこれらの機構も一
緒に組付けることは勿論である。

【発明の効果】

以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、縦
置きトランスアクスル型の４輪駆動装置においてトラン
スファ装置６０でのトランスファドライブギヤ６１がド
リブンギヤ６２と同様に軸受６６゜６８により両持ちで
支持されるので、４輪駆動時の噛合い音の軽減、歯車の
疲労寿命の向上が図れる。 更に予めエクステンションケース３に組付けられたトラ
ンスファケース２からなる第２のブロックをミッション
ケース１を主体にした第１のブロックに接合して組付け
られ、この途中でロックナツトの締付けをしないで済む
ので組付は性が向上し、逆に両ケース１．２の間で分解
できるので主変速機４０の保守、整備が容易になる。更
に、前進４段または５段の４輪駆動または２輪駆動の組
立体として互換性を有し、生産性が高い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置の一実施例を示す縦断面図、
第２図は一部の水平断面図、第３図は組付は状態を示す
縦断面図である。 １・・・ミッションケース、２・・・トランスファケー
ス、３・・・エクステンションケース、７・・・クラッ
チ、８・・・クランク軸、９・・・入力軸、１０・・・
メインドライブ軸、１１・・・出力軸、１２・・・リヤ
ドライブ軸、２０・・・副変速癲、３０・・・フロント
デフ装置、４０・・・主変速機、６０・・・トランスフ
ァ装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ミッションケース内に主として副変速機、フロントデフ
   装置、主変速機を設置し、トランスファケース内にトラ
   ンスファ装置を設置し、エクステンションケース内にリ
   ヤドライブ軸を設置する縦置きトランスアクスル型にお
   いて、ミッションケース側のメインギヤボックス部と、
   トランスファケース、エクステンションケース側のトラ
   ンスファおよびエクステンション部の２つの組立体を成
   し、これらの組立体の結合により最終的な組付けを行う
   ように構成したことを特徴とする車両用４輪駆動装置。