JPS61183679A

JPS61183679A - 離型剤塗布装置

Info

Publication number: JPS61183679A
Application number: JP2417385A
Authority: JP
Inventors: Chiaki Kato; 千明加藤
Original assignee: Sumitomo Electric Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date: 1985-02-09
Filing date: 1985-02-09
Publication date: 1986-08-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ＰＰＣ複写機、ラインプリンター、ファクシ
ミリ、ラミネーター等の定着装置に用いる離型剤塗布装
置に関するものである。

（従来技術）コピー紙に転写されたトナーを加熱定着口ーラと加圧弾
性ローラの間を通すことによってコピー紙にトナーを焼
き付ける定着装置に於いて、ローラのどちらか一方ある
いは両方に離型剤（通常はシリコーンオイルが用いられ
る）を塗布するが、この為の離型剤塗布装置として本出
願人は第３図のようなものを特許出願した。これは周面
に貫通した開穴（１）をもつ中空状のローラ（２）の表
面に弗素樹脂多孔質体の多孔質層（３）を形成しローラ
の中空部に離型剤（４）を保持して両端を密閉し、ロー
ラの母線方向に当接させてローラ例えば定着ローラ（５
）、の回転に合わせて回転させて離型剤を塗布する装置
である。なお第３図中（６）は加圧弾性ローラ、（７）
はコピー紙、（８）はトナー、（９）は剥離爪、（１０
）はヒータ、（１４）はブレードである。

（発明が解決しようとする問題点）しかし乍ら上記に於いては末だ下記のような問題点があ
る。

■長手方向を均一にローラに密着させる事が難しい。こ
れはどちらも表面がかなり固くしかも定着ローラの場合
わずかなりラウンをつける事が多いからである。

■ローラの停止時に離型剤が少しずつ浸出する。

これは離型剤のヘッド圧がかかり、ローラ下面よりオイ
ルが少しずつ出るからである。

■オイルの塗布量に差がある。これは中空ローラの貫通
穴部に比べ閉塞部ではオイルの塗布量が少いからである
。

■定着ローラの表面に傷をつける。これは表面が固いた
めである。

上記に鑑み本発明はこのような問題点を解消するため開
発されたものである。

（問題点を解決するための手段）即ち本発明の離型剤塗布装置は、断面円形状芯金の外側
に厚さ１票以上の離型剤保持弾性体層を設け、その外側
に４弗化エチレン樹脂等弗素樹脂多孔質チューブを被せ
、離型剤保持弾性体層には予め離型剤を含浸させたこと
を特徴とするものである。

（作用）上記弾性体層によりその中に保持された離型剤が多孔質
チューブを介して適度に浸出すると同時に塗布装置と定
着ローラ等ローラ間の衝撃、ひずみ等を吸収緩和し接触
をよくする。

以下例示の図面について本発明の詳細な説明する。第１
図に示す様に本発明に於いては、塗布装置はローラ状で
あって、定着ローラとの長手方向の密着性を良くするた
めに、断面円形状中空又は充実芯金（１１）の外層に厚
さが１頭以上の離型剤保・　持弾性体層（１２）を設け
、その外側最外層に弗素樹脂例えば４弗化エチレン樹脂
の多孔質チューブ（１３）を被せる。

上記離型剤保持弾性体層（１２）は１票未満ではその弾
性効果が少なく、ニップ幅を大きくとれないし押え圧力
が強すぎると定着ローラの弗素樹脂コーテイング面に悪
影響を及ぼす。又離型剤保持弾性体層（１２）としては
耐熱フェルト（呉羽繊維（株）：ノーメツクス（商品名
）、帝人（株）：コーネックス（商品名）等）、連続気
泡のシリコーンゴムなどがある。又発泡ウレタンの繊維
部にシリコーンゴム又は弗素ゴムを被覆したものもある
。

また上記４弗化エチレン樹脂多孔質チューブ（１３）は
肉厚が０．１〜３＋ａ、多孔度が３０〜８５％のものを
用いるがよい。

なお離型剤は弾性体層に予め含浸させておくが、量的に
足りない場合には第３図のように芯金に周面に穴をあけ
離型剤を内部に封入してもよい。

またこの本発明のローラ状定着装置は定着ローラに従動
させて使う。即ちこのローラは定着ローラの回転につれ
て回転する。

（実施例）以下に本発明の理解を助けるため実施例を述べる。

（１）外径１６ｍｍｙｊ、肉厚２調で長さ３５０膿のア
ルミニウム製の芯金に、連続気泡のシリコーンゴムを厚
か９票長さ３２０咽被せ、最外層に３０咽ダ、肉厚０．
２　ｍ　、多孔度７０％の４弗化エチレン樹脂多孔質チ
ューブを被せた。

これに粘度１万Ｃ，Ｓ、のジメチルポリシロキサン（信
越化学製：　ＫＦ＃９６Ｈ）を約８０２真空含浸　　　
゛させた。

上記の離型剤塗布装置を第２図のように定着ローラ上に
ニップ幅（１５）　２　ｍｍで定着ローラに従動するよ
うセットした。

（２）上記の芯金に厚さ１．２ｍｍ、目付３００　ｆ／
ｒｒｌの≠−メックスフエルトを巻き付は外径３０咽χ
で長さ３２０朋のローラを作り、最外層に３０間ダ、肉
厚０．２　ｒｒｒｔｎ、多孔度７０％の４弗化エチレン
樹脂多孔質チューブを被せた。その後上記と同様に離型
剤を含浸させ第２図のように定着ローラ上にセットした
。

（１）、（２）で２０枚／分で通紙テストを行なったが
、１万枚まで約３７のオイル塗布量で定着ローラの表面
も非常にきれいで正常なトナーのコピー紙への定着がな
された。

（発明の効果）以上の様な発明の塗布装置によれば下記のような利点が
ある。

■　弾性体層の弾性によって塗布装置と定着ローラ等ロ
ーラ間の衝撃、ひずみ等が吸収される。

従って定着ローラとの密着が均一で長手方向のオイル塗
布量のばらつきがほとんどない。

■　塗布装置の表面が柔く、しかもｉ中ローラに従動で
回転する為摩擦力が小さい（塗布部が固定では摩擦抵抗
が大きくなる）。従って蒜ｉローラへの影響が少ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置の断面図、第２図は本発明の詳細
な説明する図、第６図は先に本出願人か特許出願した離
型剤塗布装置の正面図を夫々例示している。（１）・・・貫通した開穴、（２）・・・中空状のロー
ラ、（３）・・・弗素樹脂体の多孔質層、（４）・・・
離型剤、（５）・・・定着ローラ、（６）・・・加圧弾
性ローラ、（７）・・・コピー紙、（８）・・・トナー
、（９）・・・剥離爪、（１０）・・・ヒータ、（１１
）・・・芯金、（１２）・・・離型剤保持弾性体層、（１３）・・・４弗化エチレン樹脂等弗素樹脂の多孔質
チューブ、 α）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）断面円形状芯金の外側に厚さ１ｍｍ以上の離型剤
保持弾性体層を設け、その外側に４弗化エチレン樹脂等
弗素樹脂多孔質チューブを被せ、離型剤保持弾性体層に
は予め離型剤を含浸させたことを特徴とする離型剤塗布
装置。
（２）離型剤保持弾性体層が連続気泡のシリコーンゴム
である特許請求の範囲第（１）項記載の離型剤塗布装置
。
（３）離型剤保持弾性体層が耐熱フェルトである特許請
求の範囲第（１）項記載の離型剤塗布装置。
（４）離型剤保持弾性体層が発泡ウレタンの繊維部にシ
リコーンゴムを被覆したものである特許請求の範囲第（
１）項記載の離型剤塗布装置。
（５）離型剤保持弾性体層が発泡ウレタンの繊維部に弗
素ゴムを被覆したものである特許請求の範囲第（１）項
記載の離型剤塗布装置。
（６）離型剤塗布装置が定着ローラ又は加圧ローラに従
動して回転するものである特許請求の範囲第（１）項記
載の離型剤塗布装置。
（７）４弗化エチレン樹脂多孔質チューブが肉厚が０．
１〜３ｍｍ、多孔度が３０〜８５％である特許請求の範
囲第（１）項記載の離型剤塗布装置。
（８）断面円形状芯金が充実状である特許請求の範囲第
（１）項記載の離型剤塗布装置。
（９）断面円形状芯金が中空状である特許請求の範囲第
（１）項記載の離型剤塗布装置。
（１０）芯金が周面に貫通穴を有し且つ中空状部分に離
型剤が入れられた特許請求の範囲第（９）項記載の離型
剤塗布装置。