JP3099076B2 - オイル塗布ロ−ラ - Google Patents
オイル塗布ロ−ラInfo
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Description
の電子写真装置等における定着ロ−ラ等にトナ−オフセ
ットを防止するためのオイルを供給するオイル塗布ロ−
ラに関する。
は、第4図に示すように転写工程で表面にトナ−Tを転
写された複写紙Cはその後定着工程に搬送されると、定
着ロ−ラ22とこれに圧接している加圧ロ−ラ23との
間を通紙し、熱と圧力によって複写紙Cに画像を定着す
るという方式が採用されている。しかしこの方式では定
着ロ−ラ22や加圧ロ−ラ23の表面に未定着トナ−T
が残留するため、ロ−ラやブレ−ド等のクリ−ニング機
構24を設けたり、オイル塗布ロ−ラ21を設けたりし
ている。このうち、オイル塗布ロ−ラ21はトナ−Tと
接触するロ−ラに直接離型剤(例えばシリコ−ンオイ
ル)としてのオイルを塗布するもので、トナ−オフセッ
トを防止したり、トナ−の離型性を良くしたり、或は紙
の通りをよくするために用いられている。このオイル塗
布ロ−ラは、従来第3図に示すように離型剤としてのシ
リコ−ンオイル12を封入したアルミパイプ11に複数
の穴11aを開け、そのアルミパイプ11に紙13を巻
いて貼着し、その上にフェルト14を巻いた構造であ
る。そしてシリコ−ンオイル12は穴11aを介してア
ルミパイプ11の外側の紙13、フェルト14へ毛細管
現象により浸透するようになっていて定量のオイルがフ
ェルト表面ににじみ出ることにより相手ロ−ラにオイル
を塗布して上記の効果をあげていた。
布ロ−ラは、穴の開いたパイプ11に単に紙13とフェ
ルト14を巻回させただけなのでオイルが過剰となり易
くオイルの安定供給に欠けていた。また紙を間に挟むだ
けの構造なのでクッション性に欠けると共に熱に弱い欠
点があるため、高熱の加わる部分のロ−ラには使用出来
なかった。本発明は上記従来のオイル塗布ロ−ラの欠点
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは
未使用時にはオイルの供給を出来るだけ少なくし、使用
時にはオイルの安定供給を可能とすると共に、耐熱性繊
維を使用することによりクッション性と耐熱性を向上さ
せて200度前後の高温度上でも使用できるオイル塗布
ロ−ラであって、しかもオイル塗布機能だけではなくク
リ−ニング機能も向上させることにより、オイル塗布ロ
−ラとしてだけではなくクリ−ニングロ−ラとしても使
用出来るオイル塗布ロ−ラを提供することを目的とする
ものである。
め、本発明におけるオイル塗布ロ−ラは、内部に離型剤
を封入しその周囲に長手方向に連続して小孔を形成した
中空円筒状の芯金と、その芯金の小孔をふさぐように貼
着した第1の耐熱性繊維と、その第1の耐熱性繊維上に
形成され前記芯金の小孔に対応する位置に切れ目を設け
た弾性層と、その弾性層上に巻着し、表面に前記芯金内
の離型剤がにじみ出るようにした第2の耐熱性繊維とを
備えたものである。また上記弾性層は独立気泡のシリコ
−ンゴムとし、発泡させた後研磨することが望ましい。
ラと同様、定着ロ−ラ及び/又は加圧ロ−ラに圧接させ
る。そしてアルミパイプ内のシリコ−ンオイルが小孔か
らにじみ出て第1の第1の耐熱性繊維、切れ目を設けた
弾性層、第2の耐熱性繊維を介し相手ロ−ラにオイルを
塗布する。また2つの耐熱性繊維や弾性層を用いている
ため熱に強く、クッション性が増したのでクリ−ニング
ロ−ラとしても使用可能である。
図面に基づいて説明する。第1図は本発明のオイル塗布
ロ−ラの縦断断面図、第2図は製造時の一部斜視図であ
る。これらの図において符号1は中空円筒状の芯金で、
通常は中空のアルミパイプを用いる。このアルミパイプ
の内部には離型剤(シリコ−ンオイル)2を封入してい
る。またパイプ1の表面にはその長手方向に沿って12
0°づつずれた3列の位置に螺旋状に小孔1aが穿設さ
れている。3はそのアルミパイプの小孔1aをふさぐよ
うに両面テ−プで巻き付けたアラミド繊維等の第1の耐
熱性繊維で、例えば「ポリ−m−フェニレンイソフタル
アミド、商品名は米国デュポン社のNomex(登録商
標)」のシ−トとする。このアルミパイプの小孔1aを
ふさぐのは、後述のゴムを発泡させたときそのゴムがパ
イプ内面に入るのを防止するためである。またこのシ−
ト3にも前記小孔1aをふさぐ位置とはずれた別の位置
に、アルミパイプと後述のゴムとの接着を良くするため
穴3aを設けるものとする。4は前記シ−ト3上に形成
される弾性層で、好ましくは独立気泡のシリコ−ンゴム
とする。このシリコ−ンゴム4はアルミパイプ上に設け
た後、発泡させてその表面を研磨し、その後アルミパイ
プ1の小孔1aに対応する位置に切れ目5を形成する。
独立気泡のシリコ−ンゴム4を用いるのは、アルミパイ
プ内部のオイルがゴム4までにじみ出で浸漬するとこの
ゴム4は膨潤する性質があるため、ロ−ラの未使用時は
オイルの流出が制限され、ロ−ラの回転使用時のみ切れ
目がゆがんでオイルが流出する構造になるからである。
また同様に独立気泡のシリコ−ン発泡ゴムを使えば、側
面からシリコ−ンオイルが漏れない、放熱を防ぐ利点も
ある。6はシリコ−ンゴム4上に巻着し、接着剤で貼着
する最上層の第2の耐熱性繊維で、前記第1の耐熱性繊
維3と略同様の材質とするが前記のシ−ト状とは異な
り、相手ロ−ラにオイルを塗布したりクリニ−ングした
りするために厚みを持ったフェルト状のものとする。尚
前記シリコ−ンオイル2は従来のオイル塗布ロ−ラと同
様に、アルミパイプ1の中にフェルト6を巻く前に入れ
ておく。そしてアルミパイプ1の小孔1aからにじみ出
るシリコ−ンオイル2は、シ−ト3、シリコ−ンゴム4
の切れ目5を介して当該フェルト6ににじみ出て相手ロ
−ラにオイルを塗布したりクリニ−ングしたりするもの
である。尚図中、7はフランジである。
2の耐熱性繊維と弾性層を用いているので、耐熱性とク
ッション性が向上し、オイル塗布機能だけではなくクリ
−ニング機能も向上させることにより、オイル塗布ロ−
ラとしては勿論、クリ−ニングロ−ラとしても使用出来
る。特に紙を用いた従来品に比べ、シリコ−ン発泡ゴム
とノ−メックスペ−パ及びノ−メックスフェルトを使用
すれば200度前後の耐熱性にすぐれた効果が得られ
る。また弾性層に切れ目を設けたので、アルミパイプの
穴の大きさに関係なくその切れ目でオイル量を調整でき
るのでオイルの安定供給ができる。特に独立気泡のシリ
コ−ンゴムを用いるとセル中にオイルを保持できる。ク
リ−ナ対象物に柔らかく接するためニップ幅が取れる等
の効果を奏する。
る。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】内部に離型剤を封入し、その周囲に小孔を
形成した中空円筒状の芯金と、 その芯金の小孔をふさぐように貼着した第1の耐熱性繊
維と、 その第1の耐熱性繊維上に形成され、前記芯金の小孔に
対応する位置に切れ目を設けた弾性層と、 その弾性層上に巻着し、表面に前記芯金内の離型剤がに
じみ出るようにした第2の耐熱性繊維と、からなること
を特徴とするオイル塗布ロ−ラ。 - 【請求項2】弾性層を独立気泡のシリコ−ンゴムとし、
発泡させた後研磨することを特徴とする請求項1記載の
オイル塗布ロ−ラ。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03317287A JP3099076B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | オイル塗布ロ−ラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05123623A JPH05123623A (ja) | 1993-05-21 |
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Family
ID=18086550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP03317287A Expired - Fee Related JP3099076B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | オイル塗布ロ−ラ |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
1991
- 1991-11-06 JP JP03317287A patent/JP3099076B2/ja not_active Expired - Fee Related
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