JPS61178332A - 両面複写機の用紙収容搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この・発明は、両面複写機において片面複写済用紙を中
間トレイで一旦収容し、両面複写用の給紙部まで上記中
間トレイを移動させ、上記片面複写済用紙を両面複写用
の用紙として供給するようにした用紙収容搬送装置の改
良に関する。

［従来の技術］ 一般に、所謂両面複写機には、片面複写済用紙を収容し
て当該用紙を両面複写用の用紙として供給する用紙収容
搬送装置が設けられている。従来におけるこの種の用紙
収容搬送装置としては例えば特開昭５８−１０５２４８
号公報に示されるものがある。

これは、片面複写済用紙を中間トレイで一旦収容した後
、当該用紙の他の片面に原稿椴を複写すべく、感光体の
転写部へ上記片面複写済用紙を一枚ずつ搬送手段で搬送
するようにしたものである。

ところが、この様な従来の用紙収容搬送装置にあっては
、片面複写済用紙の収容位置と上記感光体の転写部位置
との距離は比較的離れていることから、上記片面複写製
用紙を搬送手段で搬送するに際し、その搬送長が長くな
る弁組詰まりし易すくなるという虞れが生ずる。

この様な事態を解決するために、本件出願人は第６図に
示ずような両面複写機の用紙収容搬送装置を既に提案し
ている（特願昭５８−２０９１４３号公報参照）。これ
は、感光体（１）の転写部（２）寄りに両面複写用の給
紙部（３）を設け、片面複写製用紙（Ｐｌ）を中間トレ
イ（５）で一旦収容するようにし、移動手段（図示せず
）により、上記片面複写製用紙（Ｐｌ）の収容位置と上
記両面複写用の給紙部（３）位置との間で上記中間トレ
イ（５）を往復動させるようにしたものである。このタ
イプによれば、片面複写製用紙（Ｐｌ）は上記中間トレ
イ（５）と共に上記感光体（１）の転写部（２）近くの
給紙部（３）まで搬送されることから、上記片面複写製
用紙（Ｐｌ）のみが単独で搬送される距離が短縮される
ことになり、その分、用紙搬送経路での紙詰まりは少な
く抑えられる。尚、第６図中、（６）は給紙カセット、
（７）は給紙カセット（６）内の用紙（Ｐ）ｅ送り出す
給紙ロール、（８）は用紙（Ｐ）に転写されたトナー像
を定着する定着ロール、（９）は複写機外へ排出される
複写溝の用紙（Ｐ）を収容する排紙トレイ、（１０）は
その排出ロール、（１１）及び（１２）は用紙（Ｐ）の
搬送経路を構成するガイド及び搬送ベルト、（１３）は
ガイド（１１）内の用紙（Ｐ）を搬送するガイドロール
、（１４）は片面複写製用紙（Ｐｌ）を中間トレイ（５
）若しくは排紙トレイ（９）側の搬送経路に向けて分配
する分配手段である。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、この様な従来における両面複写機の用紙
収容搬送装置にあっては、上記中間トレイ（５）に片面
複写製用紙（Ｐｌ）を収容するに際し、上記中間トレイ
（５）に当該用紙（Ｐｌ）位置決め用の壁部（１５）を
設けなければならないが、両面複写用の給紙部（３）位
置では、上記用紙（Ｐｌ）の供給動作を損わないように
上記壁部（１５）を解放あるいは退避させるようにしな
ければならない。この場合、上記壁部（１５）を解放あ
るいは退避させるために別駆動系を設けると、機構が徒
に複雑化してしまうという問題が生ずる。

［問題点を解決するための手段及び作用］この発明は以
上の問題点に着目して為されたものであって、その課題
とするところは、用紙搬送経路での紙詰まりを少なく抑
えながら、簡単な機構で片面複写製用紙の収容および供
給動作を行えるようにした両面複写様の用紙収容搬送装
置を提供することにある。そして、この課題を達成する
ために、この発明は、片面複写製用紙を収容する中間ト
レイが移動するタイプを前提とし、中間トレイに片面複
写製用紙が位置決めされる位置決め壁を倒れ自在に設け
、この位置決め壁を保持手段を介して立ち姿勢に保持す
る一方、上記位置決め壁には係止腕を突設すると共に、
両面複写用の給紙部側には上記係止腕に対応して係合部
材を設け、上記中間トレイが上記給紙部位置に到達した
時点で上記係合部材に上記係止腕を係合させ、上記位置
決め壁を倒れ姿勢に保持するようにしたものである。こ
の場合、片面複写製用紙の収容位置では、上記位置決め
壁は立ち姿勢に拘束されることから、中間トレイ内に収
容される用紙が上記位置決め壁に衝合したとしても、上
記位置決め壁が倒れることはなく、上記用紙は中間トレ
イ内に確実に位置決め収容される。また、上記給紙部位
ばては、上記位置決め壁は倒れ姿勢に拘束されることか
ら、用紙の供給経路が上記位置決め壁によって遮られる
ことはなく、その分、用紙の供給動作はスムースに行な
われる。更に、上記係止腕と係合部材とは中間トレイの
移動力で係脱するので、上記位置決め壁は、別駆動系を
用いることなく、上記両部材の係脱動作に応じて所望の
姿勢に自動的に設定され得る。

［実施例］ 以下、添附図面に示す実施例に基づいてこの発明の詳細
な説明する。

この実施例に係る両面複写機の用紙収容搬送装置は、第
１図に示すように、片面複写製用紙（Ｐｌ）を収容する
中間トレイ（５）と、片面複写製用紙（Ｐｌ）の収容位
置及び両面複写用の給紙部（３）位置の間で上記中間ト
レイ（５）を往復動させる移動手段（３０〉とを備えて
いる。

この実施例において、複写機の機体（２０）内の下方に
はフレーム（２１）が配設されており、上記中間トレイ
（５）及び上記移動手段（３０）がフレーム（２１）内
に設置されている。そして、上記移動手段（３０）は、
例えば、上記中間トレイ（５）の下側に設けられる三つ
の支持ロール（３１）と、上記フレーム（２１）の長手
方向に沿って敷設され且つ上記支持ロール（３１）を案
内移動させる支持レール（３２）と、上記中間トレイ（
５）を往復動させる駆動モータ、駆動ワイヤ等の駆動手
段（図示せず）とで構成されており、上記支持レール（
３２）の両端には上記中間トレイ（５）の端部に衝合し
て作動するリミットスイッチ（３３）等が設置され、こ
のリミットスイッチ（３３）に連動する制御部（図示せ
ず）により、上記駆動手段が適宜駆動し、片面複写済用
紙（Ｐｌ）の収容位置及び両面複写用の給紙部（３）位
置で上記中間トレイ（５）を位置決め停止させるように
なっている。

そしてまた、片面複写済用紙（Ｐｌ）の収容位置におい
て、上記中間トレイ（５）は、上記給紙部（３）側端部
及びその幅方向一端部が下方になる傾斜姿勢に配置され
ている。

また、この実施例において、上記中間トレイ（５）の上
記給紙部（３）側端部には、例えば第２図及び第３図に
示すように、一対の位置決め壁（４０）が所望間隔で設
置されている。上記位置決め壁（４０）は、横断面略コ
字状の板材からなり、この位置決め壁（４０）の両側部
下側には取付孔（４１）が開設されている。そして、上
記中間トレイ（５）の下側には取付プレート（４２）が
固着され、この取付プレー＋−（４２）に枢軸（４３）
が設けられ、上記取付孔（４１）に上記枢軸（４３）を
嵌挿することにより、上記中間トレイ（５）に対し上記
位置決め壁（４０）が上記枢軸（４３）を回転中心とし
て倒れ自在に取付けられている。

更に、上記位置決め壁（４０）の両側部以外の壁部下端
は下方に突設され、この突出端には上記給紙部（３）側
に向かって鉤状に折曲される係止腕（６０）が一体向に
形成されている。そして、上記位置決め壁（４０）は保
持手段（５０）を介して立ち姿勢に保持されるようにな
っている。上記保持手段（５０）は、上記位置決め壁（
４０）の両側部上側に設けられた係止ビン（５１）と上
記取付プレート（４２）に設けられた係止軸（５２）と
に一対の保持スプリング（５３）を架設して、上記位置
決め壁（４０）を立ち上がり方向へ付勢する一方、上記
位置決め壁（４０）の両側部以外の壁部にはその下端か
ら上方へ延びる第一の係止スリット（５４）を開設する
と共に、上記係止軸（５２）の略中火にはストッパビン
（５５）を突設し、上記係止スリット（５４）の上端縁
に上記ストッパビン（５５）を係止させることにより、
上記位置決め壁（４０）の立ち姿勢を保持するようにな
っている。そしてまた、この実施例において、上記係止
腕（６０）の水平部には上記第一の係止スリット（５４
）に隣接する第二の係止スリット（５６）が開設されて
おり、この第二の係止スリット（５６）の端縁に上記ス
トッパビン（５５）が係止された状態で上記位置決め壁
（４０）の倒れ姿勢位置が規制されるようになっている
。この場合、上記位置決め壁（４０）の倒れ姿勢位置は
上記保持スプリング（５３）の付勢力が反転する死点位
置より上方に設定されている。

更にまた、上記両面複写用の給紙部（３）は、例えば第
１図に示すように、上記中間トレイ（５）内の片面複写
済用紙（Ｐｌ）を引込むための引込みロール（７１）と
、当該引込みロール（１１）で引込まれた用紙（Ｐｌ）
を所定の搬送経路へ向けて送り出す送出しロール（１２
）と、この送出しロール（７２）に弾接して上記用紙（
Ｐｌ）を一枚ずつ順に案内するりタートパッド（７３）
とで構成されており、上記引込みロール（７１）及び送
出しロール（７２）は上記中間トレイ（５）の幅方向−
側に設けた案内プレート（７５）の軌跡に沿って上下動
し、上記中間トレイ（５）と干渉することなく中間トレ
イ（５）内の用紙（Ｐｌ）上に接触配置されるようにな
っている。そして、この給紙部（３）近傍のフレーム（
２１）には、上記係止腕（６０）に対応して係合部材と
しての板状カム（８０）が設けられ、この板状カム（８
０）は上記フレーム（２１）の一部を鉤状に切り起こし
たものであり、上記中間トレイ（５）が上記給紙部（３
）位置に到達した時点において上記板状カム（８０）に
係止腕（６０）が係合し、上記位置決め壁（４０）が倒
れ姿勢に保持されるようになっている。

尚、第２図中、符号（５ａ）は上記リタードパッド（７
３）の配置スペースを確保するために上記中間トレイ（
５）に形成された切欠であり、両面複写機のその他の構
成部材は第６図に示す先行例と略同様なものになってい
る。

従って、この実施例に係る両面複写機の用紙収容搬送装
置によれば、上記中間トレイ（５）が片面複写溝用紙（
Ｐｌ）の収容位置に設定されている場合には、片面複写
溝用紙（Ｐｌ）は所定の搬送経路を通じて上記中間トレ
イ（５）内に導かれる。

このとき、上記用紙（Ｐｌ）は中間トレイ（５）の傾斜
姿勢に沿って所定方向へ摺動することになるが、上記位
置決め壁（４０）は、第４図に示すように、立ち姿勢に
保持されていることから、上記中間トレイ（５）内の用
紙（Ｐｌ）は上記位置決め壁（４０）及び案内プレート
（７５）に衝合して位置決めされ°、整列収容される。

この状態において、用紙（Ｐｌ）の滞積量が多くなると
、当該用紙（Ｐｌ）の自重により上記位置決め壁（４０
）を倒れ方向へ移動させる加重が増加することになるが
、上記保持スプリング（５３）の付勢力を上記用紙（Ｐ
ｌ）の最大滞積量に対応した加重より大きく設定してお
けば、用紙（Ｐｌ）収容時において上記位置決め壁（４
０）が倒れることはなく、上記中間トレイ（５）内にお
ける用紙（Ｐｌ）の収容状態が損われるという事態は確
実に回避される。

また、上記中間トレイ（５）に片面複写溝用紙（Ｐｌ）
が収容された時点で図示外の両面複写スイッチを操作す
ると、上記中間トレイ（５）は両面複写用の給紙部（３
）に向かって移動していき、上記給紙部（３）位置に到
達した時点で停止する。

このとき、第５図に示すように、中間トレイ（５〉の移
動力により上記係止腕（６０）が上記板状カム（８０）
に乗り上がって係止されるため、上記位置決め壁（４０
）は所定位置まで倒れ込み倒れ姿勢のまま保持されるほ
か、上記上記引込みロール（７１）、送出しロール（７
２）及びリタードパッド（７３）が所定位置に配置され
る。この状態において、上記位置決め壁（４０）が用紙
（Ｐｌ）の供給経路を遮ることはないので、中間トレイ
（５）内の用紙（Ｐｌ）は、上記引込みロール（７１）
に引込まれた後、送出しロール（７２）とりタートバッ
ド（７３）との間を通過して所定の搬送経路へスムース
に供給される。

この後、両面複写用の用紙（Ｐｌ）の供給が完了すると
、図示外の検知手段からの信号に基づいて上記中間トレ
イ（５）は片面複写溝用紙（Ｐｌ）の収容位置に向けて
再び移動していく。このとき、係止腕（６０）と板状カ
ム（８０）との係合状態は上記中間トレイ（５）の移動
力により簡単に外れ、しかも、上記保持スプリング（５
３）は常時位置決め壁（４０）を立ち上がり方向へ付勢
しているので、上記位置決め壁（４０）は所定の立ち姿
勢位置に復帰し、この状態のまま上記中間トレイ（５）
は上記用紙（Ｐｌ）の収容位置に再び設定されることに
なり、以後の用紙（Ｐｌ）の収容動作はスムースに行な
われる。

尚、中間トレイ（５）の具体的構成や用紙収容位置での
配置状態については、上記実施例で示したものに限定さ
れるものではなく、例えば上記中間トレイ（５）の両側
部に側板を立設したり、中間トレイ（５）の移動方向の
みに対して当該中間トレイ（５）を傾斜させる等適宜選
択して差支えない。また、位置決め壁（４０）の数、形
状、支持構造等についても、上記実施例で示したものに
限られるものではなく、適宜設計変更して差支えない。

更に、上記保持手段（５０）についても、上記位置決め
壁（４０）を立ち姿勢に保持し得るものであれば、上記
実施例で示したものに限られない。

更にまた、上記係止腕（６０）の形状や係止部材の具体
的構成についても、適宜設計変更して差支えない。また
、移動手段（３０）や両面複写機の他の構成部材につい
ても、適宜設計変更できることは勿論である。

［発明の効果］ 以上説明してきたように、この発明に係る両面複写機の
用紙収容搬送装置によれば、中間トレイに位置決め壁を
設け、片面複写済用紙の収容位置において上記位置決め
壁で用紙の位置決めを可能にする一方、両面複写用の給
紙部位置において別駆動系を用いることなく上記位置決
め壁を用紙の供給動作の妨げにならない位置へ移動させ
るようにしたので、簡単な機構で片面複写済用紙の収容
及び供給動作を確実に行なうことができる。またこの発
明においては、片面複写済用紙を単独で搬送する距離が
不必要に長くなることはないので、搬送経路での紙詰ま
り事故が多発するという懸念も有効に解消される。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る両面複写機の用紙収容搬送装置
の一実施例を示す説明図、第２図は第１図中■方向から
見た矢視図、第３図は第２図中■部分解斜視図、第４図
は片面複写流用紙収容時における位置決め壁の状態を示
す断面説明図、第５図は両面複写用の給紙部における位
置決め壁の状態を示す断面説明図、第６図は両面複写機
の用紙収容搬送装置の先行例を示す説明図である。 ［符号の説明］ （Ｐｌ）・・・片面複写済用紙 （５）・・・中間トレイ （３０）・・・移動手段 （４０）・・・位置決め壁 （５０）・・・保持部材 （６０）・・・係止腕 （８０）・・・板状カム（係合部材） 特許出願人　　富士ゼロックス株式会社代　理　人　　
弁理士　　中村　智廣 （外２名） 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 片面複写済用紙を収容する中間トレイと、片面複写済用
   紙の収容位置及び両面複写用の給紙部位置の間で上記中
   間トレイを往復動させる移動手段とを備え、上記中間ト
   レイ内の片面複写済用紙を上記給紙部へ搬送し、当該用
   紙を両面複写用の用紙として供給するようにした両面複
   写機の用紙収容搬送装置において、上記中間トレイに片
   面複写済用紙が位置決めされる位置決め壁を倒れ自在に
   設け、この位置決め壁を保持手段を介して立ち姿勢に保
   持する一方、上記位置決め壁には係止腕を突設すると共
   に、上記給紙部側には上記係止腕に対応して係合部材を
   設け、上記中間トレイが上記給紙部位置に到達した時点
   で上記係合部材に上記係止腕を係合させ、上記位置決め
   壁を倒れ姿勢に保持するようにしたことを特徴とする両
   面複写機の用紙収容搬送装置。