JPH1059553A - 用紙収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 Ａ４サイズおよびレターサイズの用紙を選択
的に収納することができ、しかもコストダウンがかから
ない簡素化された構成にする。 【解決手段】 用紙カセット２の横側壁10，11間の底部
に、積載収納された用紙を１枚ずつ分離するための公知
のコーナー爪４を回動可能に支持して、給紙方向に対し
て直交する方向(Ａ４サイズ位置MAとレターサイズ位置M
Lの間)に移動可能なサイドフェンス３を設け、さらに、
Ａ４サイズセット時にはサイドフェンス３に対向する位
置、またレターサイズセット時には給紙方向の上流側に
おける用紙カセット２の後側壁12側の位置に取り付ける
サイドフェンス兼バックフェンス５を備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、複写機，プリン
タ，ファクシミリ装置などの記録用の用紙を収納する用
紙収納装置に係り、特に、Ａ４サイズ(長さ297mm，幅21
0mm)の用紙とレターサイズの用紙(279mm，216mm)とのい
ずれかを収納することが可能な用紙収納装置に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】異なるサイズの記録紙を収納することが
できる用紙収納装置として、特開平5-92820号公報に開
示されたものがある。

【０００３】前記用紙収納装置は、収納される記録紙の
サイズおよび向き(給紙方向に対して紙の長手方向が設
置されるか短手方向が設置されるか)に応じて、複数の
位置に選択的に装着されて、収納される記録紙の幅と長
さを規制する複数の用紙位置規制部材を備えている。す
なわち、この用紙収納装置は、記録紙を収納し、記録紙
の幅を規制する位置に用紙位置規制部材を取り付け、さ
らに記録紙の長さを規制する位置に別の用紙位置規制部
材を取り付けるという構成である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の用紙収納装置においては、収納した記録紙の位置を
規制する用紙位置規制部材を複数必要とするため、コス
トが高くなるという問題があった。

【０００５】そこで本発明は、前記従来の問題を解決
し、Ａ４サイズおよびレターサイズの用紙を選択的に収
納することができ、しかもコストダウンがかからない簡
素化された構成の用紙収納装置を提供することを目的と
する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、用紙の中央を基準として給紙するように
規制する給紙系から構成されている給紙装置に使用さ
れ、Ａ４サイズまたはレターサイズの用紙のいずれか一
方を収納することが可能な用紙収納装置において、用紙
を収納する用紙カセット本体と、この用紙カセット本体
に収納される用紙の幅方向に移動可能に設置される第１
位置規制部材と、前記用紙カセット本体における前記第
１位置規制部材に対向する位置または給紙方向の上流側
の側部に着脱可能に設置される第２位置規制部材とを備
え、Ａ４サイズの用紙を収納する場合には、前記用紙カ
セット本体における前記第１位置規制部材に対向する位
置に前記第２位置規制部材を設置して、第１位置規制部
材を用紙サイズに合わせて移動させ、第１位置規制部材
と第２位置規制部材とによって用紙の幅方向を位置規制
し、かつ用紙カセット本体における給紙方向の上流側の
側部によって用紙の長さ方向を位置規制し、レターサイ
ズの用紙を収納する場合には、前記用紙カセット本体に
おける給紙方向の上流側の側部に前記第２位置規制部材
を設置して、第１位置規制部材を用紙サイズに合わせて
移動させ、第１位置規制部材と用紙カセット本体におけ
る給紙方向に対して直交する方向の側部によって用紙の
幅方向を位置規制し、かつ第２位置規制部材によって用
紙の長さ方向を位置規制することを可能に構成したもの
であり、この構成によって、第２位置規制部材をＡ４サ
イズの用紙収納時におけるサイドフェンスとして利用
し、かつレターサイズの用紙収納時におけるバックフェ
ンスとして利用することができるため、中央基準の給紙
系であって、かつ前記両サイズを収納することが可能な
構成でありながら、簡素化された構成にすることができ
る。

【０００７】また、本発明は、用紙の片側を基準として
給紙するように規制する給紙系から構成されている給紙
装置に使用され、Ａ４サイズまたはレターサイズの用紙
のいずれか一方を収納することが可能な用紙収納装置に
おいて、用紙を収納する用紙カセット本体と、この用紙
カセット本体における用紙の片側基準位置に設置される
第１位置規制部材と、前記用紙カセット本体における前
記第１位置規制部材に対向する位置または給紙方向の上
流側の側部に着脱可能に設置される第２位置規制部材と
を備え、Ａ４サイズの用紙を収納する場合には、前記用
紙カセット本体における前記第１位置規制部材に対向す
る位置に前記第２位置規制部材を設置して、第１位置規
制部材と第２位置規制部材とによって用紙の幅方向を位
置規制し、かつ用紙カセット本体における給紙方向の上
流側の側部によって用紙の長さ方向を位置規制し、レタ
ーサイズの用紙を収納する場合には、前記用紙カセット
本体における給紙方向の上流側の側部に前記第２位置規
制部材を設置し、第１位置規制部材と用紙カセット本体
における給紙方向に対して直交する方向の側部によって
用紙の幅方向を位置規制し、かつ第２位置規制部材によ
って用紙の長さ方向を位置規制することが可能であるよ
うに構成したものであり、この構成によって、第２位置
規制部材をＡ４サイズの用紙収納時におけるサイドフェ
ンスとして利用し、かつレターサイズの用紙収納時にお
けるバックフェンスとして利用することができるため、
片側基準の給紙系であって、かつ前記両サイズを収納す
ることが可能な構成でありながら、簡素化された構成に
することができる。

【０００８】また、本発明は、前記第１位置規制部材
に、収納された用紙を１枚ずつ分離するためのコーナー
爪機構を設置したものであり、この構成によって、用紙
の片側に配置された片側コーナー爪分離方式による用紙
の分離動作が支障なく行われることになる。

【０００９】また、本発明は、用紙の中央を基準として
給紙するように規制する給紙系から構成されている給紙
装置に使用され、Ａ４サイズまたはレターサイズの用紙
のいずれか一方を収納することが可能な用紙収納装置に
おいて、用紙を収納する用紙カセット本体と、この用紙
カセット本体に収納される用紙の幅方向に移動可能に互
いに対向して設置される一対の第１位置規制部材と、前
記第１位置規制部材とは異なる位置において用紙カセッ
ト本体に収納される用紙の幅方向に移動可能に設置され
る横位置規制部材と、前記用紙カセット本体における前
記横位置規制部材に対向する位置または給紙方向の上流
側の側部に着脱可能に設置される第２位置規制部材とを
備え、Ａ４サイズの用紙を収納する場合には、前記用紙
カセット本体における前記横位置規制部材に対向する位
置に前記第２位置規制部材を設置して、前記一対の第１
位置規制部材と横位置規制部材とを用紙サイズに合わせ
て移動させ、一対の第１位置規制部材および横位置規制
部材と第２位置規制部材とによって用紙の幅方向を位置
規制し、かつ用紙カセット本体における給紙方向の上流
側の側部によって用紙の長さ方向を位置規制し、レター
サイズの用紙を収納する場合には、前記用紙カセット本
体における給紙方向の上流側の側部に前記第２位置規制
部材を設置して、前記一対の第１位置規制部材と横位置
規制部材とを用紙サイズに合わせて移動させ、一対の第
１位置規制部材および横位置規制部材と用紙カセット本
体における給紙方向に対して直交する方向の側部とによ
って用紙の幅方向を位置規制し、かつ第２位置規制部材
によって用紙の長さ方向を位置規制することを可能に構
成したものであり、この構成によって、一対の第１位置
規制部材および横位置規制部材によって用紙の幅方向の
位置規制が確実に行われ、第２位置規制部材をＡ４サイ
ズの用紙収納時におけるサイドフェンスとして利用し、
かつレターサイズの用紙収納時におけるバックフェンス
として利用することができるため、中央基準の給紙系で
あって、かつ前記両サイズを収納することが可能な構成
でありながら、簡素化された構成にすることができる。

【００１０】また、本発明は、前記一対の第１位置規制
部材に、収納された用紙を１枚ずつ分離するためのコー
ナー爪機構をそれぞれ設置したものであり、この構成に
よって、用紙の両側に設置されたコーナー爪分離方式に
よる確実な用紙の分離動作が支障なく行われることにな
る。

【００１１】また、本発明は、前記第２位置規制部材に
用紙における長さ方向の端部に弾接する弾性部材を着脱
可能に設け、Ａ４サイズの用紙を収納する場合には、前
記弾性部材を第２位置規制部材から外して用紙カセット
本体における給紙方向の上流側の側部に設置し、レター
サイズの用紙を収納する場合には、前記弾性部材を、第
２位置規制部材に設けて、第２位置規制部材を介して用
紙カセット本体における給紙方向の上流側の側部に設置
することが可能であるように構成したものであり、この
構成によって、前記と同様にＡ４サイズとレターサイズ
を収納することができると共に、弾性部材によって両サ
イズの用紙がそれぞれ収納されている状態において給紙
方向へ付勢されるため、コーナー爪分離方式などによる
給紙動作が安定することになる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。

【００１３】図１は本発明の第１実施形態を説明するた
めの用紙収納装置の斜視図、図２はＡ４サイズ用にセッ
トされる状態の図１の装置の平面図、図３はレターサイ
ズ用にセットされる状態の図１の装置の平面図である。

【００１４】なお第１実施形態の装置は、記録紙(用紙)
の長手方向を給紙方向に向けて給紙する用紙縦送り用に
構成され、しかも記録紙の中央を基準として給紙する中
央基準(センター振り分け基準)の複写機などに適用さ
れ、さらにＡ４サイズ(297mm×210mm)の用紙と、レター
サイズ(279mm×216mm)の用紙を入れ替えて使用すること
ができるように構成されている。

【００１５】図１〜図３において、用紙収納装置１は、
記録紙を収納する上方が開放された箱状の用紙カセット
本体(以下、用紙カセットという)２を主体とし、用紙カ
セット２内には、用紙カセット２の横側壁10，11間の底
部に、積載収納された用紙を１枚ずつ分離するための公
知のコーナー爪４を回動可能に支持し、かつ給紙方向に
対して直交する方向(記録紙の幅方向)に移動可能に設け
られた第１位置規制部材としてのサイドフェンス３と、
このサイドフェンス３に対向する位置または給紙方向の
上流側における用紙カセット２の後側壁12側の位置に着
脱可能に取り付けられる第２位置規制部材としてのサイ
ドフェンス兼バックフェンス５とを備えている。

【００１６】サイドフェンス３は、Ａ４サイズおよびレ
ターサイズの記録紙における給紙方向に対して平行な一
方の側端部を保持するために用いられる。サイドフェン
ス兼バックフェンス５は、Ａ４サイズの記録紙における
給紙方向に対して平行な他方の側端部を保持するために
用いられ、レターサイズの記録紙における給紙方向の後
端部を保持するために用いられる。すなわち、サイドフ
ェンス兼バックフェンス５は、Ａ４サイズの記録紙用の
サイドフェンスと、レターサイズの記録紙用のバックフ
ェンスとを兼用するものである。

【００１７】用紙カセット２の横側壁10，11間の底部に
は、サイドフェンス兼バックフェンス５を、サイドフェ
ンス３に対向する位置に着脱可能に取り付けるためのサ
イドフェンス固定穴６と、または給紙方向の上流側にお
ける用紙カセット２の後側壁12側の位置に着脱可能に取
り付けるためのバックフェンス固定穴９とが設けられて
いる。

【００１８】さらにサイドフェンス３に対向する用紙カ
セット２の横側壁11には、サイドフェンス３方向に突出
したサイド突起部８が設けられており、このサイド突起
部８は、レターサイズの記録紙における給紙方向に対し
て平行な側端部を保持するために用いられる。また用紙
カセット２の後側壁12には、給紙方向に突出したエンド
突起部７が設けられており、このエンド突起部７は、Ａ
４サイズの記録紙における給紙方向の後端部を保持する
ために用いられる。

【００１９】この第１実施形態の装置は、用紙縦送り用
であって、かつ中央基準給紙の構成であるため、サイド
フェンス３は、Ａ４サイズの表示部MAとレターサイズの
表示部MLとの間において、Ａ４サイズの記録紙の幅とレ
ターサイズの記録紙の幅との差の1/2である３mm移動す
ることが可能な構成になっており、一方、サイドフェン
ス固定穴６は、サイド突起部８の先端から３mmの位置
に、サイドフェンス兼バックフェンス５の内前面が位置
するように設定されている。またバックフェンス固定穴
９は、エンド突起部７の先端から、Ａ４サイズの記録紙
の長さとレターサイズの記録紙の長さとの差である20mm
の位置に、サイドフェンス兼バックフェンス５の内前面
が位置するように設定されている。

【００２０】次に、前記構成の第１実施形態の装置に記
録紙を収納する方法を、Ａ４サイズの記録紙とレターサ
イズの記録紙の場合に分けて説明する。

【００２１】(Ａ４サイズの記録紙の場合)Ａ４サイズの
記録紙の幅は、レターサイズの記録紙の幅に比べて短い
ため、サイドフェンス３に対向して設けられたサイド突
起部８の方向(図２のＡ４サイズの表示部MA方向)にサイ
ドフェンス３を移動し、記録紙の給紙方向に対して平行
な一方の側端部を保持する。記録紙の他方の側端部は、
サイドフェンス兼バックフェンス５をサイドフェンス固
定穴６に取り付けることにより、サイドフェンス兼バッ
クフェンス５の内前面によって保持する。

【００２２】またＡ４サイズの記録紙の長さはレターサ
イズの記録紙よりも長いため、記録紙の後端部は用紙カ
セット２のエンド突起部７によって保持する。

【００２３】このように、サイドフェンス３を移動させ
ると共にサイドフェンス兼バックフェンス５をサイドフ
ェンス固定穴６に取り付けることにより、Ａ４サイズの
記録紙の幅方向における位置を規制することができる。
また用紙カセット２の後側壁12にエンド突起部７を設け
ることにより、Ａ４サイズの記録紙の長さ方向の位置を
規制することができる。したがって、記録紙の幅および
長さ方向の位置を確実に規制することができることにな
り、記録紙の給紙時にスキューなどの給紙不良を発生さ
せることを防止することができる。

【００２４】(レターサイズの記録紙の場合)レターサイ
ズの記録紙の幅は、Ａ４サイズの記録紙の幅に比べて長
いため、用紙カセット２における一方の横側壁10方向
(図３のレターサイズの表示部ML方向)にサイドフェンス
３を移動し、記録紙の給紙方向に対して平行な一方の側
端部を保持する。記録紙の他方の側端部は、サイドフェ
ンス兼バックフェンス５をサイドフェンス固定穴６から
取り外し、用紙カセット２における他方の横側壁11のサ
イド突起部８によって保持する。

【００２５】またレターサイズの記録紙の長さはＡ４サ
イズの記録紙よりも短いため、サイドフェンス兼バック
フェンス５をバックフェンス固定穴９に取り付けて、記
録紙の後端部をサイドフェンス兼バックフェンス５によ
って保持する。

【００２６】このように、サイドフェンス３を移動させ
ると共にサイド突起部８により、レターサイズの記録紙
の幅方向における位置を規制することができる。またサ
イドフェンス兼バックフェンス５をバックフェンス固定
穴９に取り付けることにより、レターサイズの記録紙の
長さ方向の位置を規制することができる。したがって、
記録紙の幅および長さ方向の位置を確実に規制すること
ができることになり、前記Ａ４サイズの記録紙の給紙時
と同様に、スキューなどの給紙不良を発生させることを
防止することができる。

【００２７】以上のように、サイドフェンス３を移動可
能にし、サイドフェンス兼バックフェンス５を取り外し
可能であるように構成して、記録紙のサイズに合わせて
その取り付け位置を変更することができるため、簡単な
構成によってＡ４サイズおよびレターサイズの２種の記
録紙を収納して給紙することができる。またサイドフェ
ンス兼エンドフェンス５を、Ａ４サイズの記録紙用のサ
イドフェンスと、レターサイズの記録紙用のバックフェ
ンスとして兼用することができる構成であるため、２種
の記録紙を収納して給紙することができる装置としては
簡単であって、コストはかからない構成となる。

【００２８】図４は本発明の第２実施形態を説明するた
めの用紙収納装置の斜視図、図５はＡ４サイズ用にセッ
トされる状態の図４の装置の平面図、図６はレターサイ
ズ用にセットされる状態の図４の装置の平面図である。
なお、以下の説明において、図１〜図３に基づいて説明
した部材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説
明は省略する。

【００２９】第２実施形態の装置は、記録紙の長手方向
を給紙方向に向けて給紙する用紙縦送り用に構成され、
しかも記録紙の給紙方向に対して平行な一方の側端部を
基準として給紙する片側基準の複写機などに適用され、
さらにＡ４サイズの用紙とレターサイズの用紙とを入れ
替えて使用することができるように構成されている。

【００３０】図４〜図６において、用紙収納装置１は、
記録紙を収納する上方が開放された箱状の用紙カセット
２を主体とし、用紙カセット２内には、用紙カセット２
の横側壁10，11間の底部に固定され、積載収納された用
紙を１枚ずつ分離するための公知のコーナー爪４を回動
可能に支持する第１位置規制部材としてのサイドフェン
ス13と、このサイドフェンス13に対向する位置または給
紙方向の上流側における用紙カセット２の後側壁12側の
位置に着脱可能に取り付けられる第２位置規制部材とし
てのサイドフェンス兼バックフェンス５とを備えてい
る。

【００３１】サイドフェンス13は、片側基準の設定位置
に前記のように固定され、Ａ４サイズおよびレターサイ
ズの記録紙における給紙方向に対して平行な一方の側端
部を保持するために用いられる。

【００３２】この第２実施形態の装置は、用紙縦送り用
であって、かつ片側基準給紙の構成であるため、サイド
フェンス固定穴６は、サイド突起部８の先端から、Ａ４
サイズの記録紙の幅とレターサイズの記録紙の幅との差
である６mmの位置に、サイドフェンス兼バックフェンス
５の内前面が位置するように設定されている。またバッ
クフェンス固定穴９は、エンド突起部７の先端から、Ａ
４サイズの記録紙の長さとレターサイズの記録紙の長さ
との差である20mmの位置に、サイドフェンス兼バックフ
ェンス５の内前面が位置するように設定されている。

【００３３】次に、前記構成の第２実施形態の装置に記
録紙を収納する方法を、Ａ４サイズの記録紙とレターサ
イズの記録紙の場合に分けて説明する。

【００３４】(Ａ４サイズの記録紙の場合)用紙カセット
２底部に固定されたサイドフェンス３によって記録紙の
給紙方向に対して平行な一方の側端部を保持し、記録紙
の他方の側端部は、Ａ４サイズの記録紙の幅がレターサ
イズの記録紙の幅に比べて短いため、サイドフェンス兼
バックフェンス５をサイドフェンス固定穴６に取り付け
ることにより、サイドフェンス兼バックフェンス５の内
前面によって保持する。

【００３５】またＡ４サイズの記録紙の長さはレターサ
イズの記録紙よりも長いため、記録紙の後端部は用紙カ
セット２のエンド突起部７によって保持する。

【００３６】このように、サイドフェンス兼バックフェ
ンス５をサイドフェンス固定穴６に取り付けることによ
り、サイドフェンス３と共にＡ４サイズの記録紙の幅方
向における位置を規制することができる。また用紙カセ
ット２の後側壁12にエンド突起部７を設けることによ
り、Ａ４サイズの記録紙の長さ方向の位置を規制するこ
とができる。したがって、記録紙の幅および長さ方向の
位置を確実に規制することができることになり、記録紙
の給紙時にスキューなどの給紙不良を発生させることを
防止することができる。

【００３７】(レターサイズの記録紙の場合)用紙カセッ
ト２の底部に固定されたサイドフェンス３によって、記
録紙の給紙方向に対して平行な一方の側端部を保持し、
記録紙の他方の側端部は、レターサイズの記録紙の幅が
Ａ４サイズの記録紙の幅に比べて長いため、サイドフェ
ンス兼バックフェンス５をサイドフェンス固定穴６から
取り外し、用紙カセット２における他方の横側壁11のサ
イド突起部８によって保持する。

【００３８】またレターサイズの記録紙の長さはＡ４サ
イズの記録紙よりも短いため、サイドフェンス兼バック
フェンス５をバックフェンス固定穴９に取り付けて、記
録紙の後端部をサイドフェンス兼バックフェンス５によ
って保持する。

【００３９】このように、サイドフェンス兼バックフェ
ンス５をバックフェンス固定穴９に取り付けることによ
り、サイドフェンス３と共にレターサイズの記録紙の長
さ方向の位置を規制することができる。したがって、記
録紙の幅および長さ方向の位置を確実に規制することが
できることになり、前記Ａ４サイズの記録紙の給紙時と
同様に、スキューなどの給紙不良を発生させることを防
止することができる。

【００４０】以上のように、サイドフェンス３を固定
し、サイドフェンス兼バックフェンス５を取り外し可能
であるように構成して、記録紙のサイズに合わせてその
取り付け位置を変更することができるため、簡単な構成
によってＡ４サイズおよびレターサイズの２種の記録紙
を収納して給紙することができる。またサイドフェンス
兼エンドフェンス５を、Ａ４サイズの記録紙用のサイド
フェンスと、レターサイズの記録紙用のバックフェンス
として兼用することができる構成であるため、２種の記
録紙を収納して給紙することができる装置としては簡単
であって、コストはかからない構成となる。

【００４１】図７は本発明の第３実施形態を説明するた
めの用紙収納装置においてＡ４サイズ用にセットされる
状態を示す平面図、図８はレターサイズ用にセットされ
る状態の図７の装置の平面図、図９は図７における弾性
部材の取り付け状態を示す斜視図、図10は図８における
弾性部材の取り付け状態を示す斜視図である。

【００４２】第３実施形態の装置は、記録紙の長手方向
を給紙方向に向けて給紙する用紙縦送り用に構成され、
しかも記録紙の中央を基準として給紙する中央基準の複
写機などに適用され、さらにＡ４サイズの用紙と、レタ
ーサイズの用紙を入れ替えて使用することができるよう
に構成されている。

【００４３】図７，図８において、用紙収納装置１は、
記録紙を収納する上方が開放された箱状の用紙カセット
２を主体とし、用紙カセット２内には、用紙カセット２
の横側壁10，11間の底部に、積載収納された用紙を１枚
ずつ分離するための公知のコーナー爪４を回動可能に支
持し、かつ給紙方向に対して直交する方向に移動可能
に、しかも相対向して設けられた第１位置規制部材とし
ての一対のサイドフェンス３，３と、このサイドフェン
ス３，３の設置位置とは異なる用紙カセット２の横側壁
10に、給紙方向に対して直交する方向に移動可能に設け
られた横位置規制部材としての後サイドフェンス14と、
この後サイドフェンス14に対向する位置または給紙方向
の上流側における用紙カセット２の後側壁12側の位置に
着脱可能に取り付けられる第２位置規制部材としてのサ
イドフェンス兼バックフェンス５とを備えており、この
サイドフェンス兼バックフェンス５には記録紙の後端部
に弾接して記録紙を給紙方向へ付勢する弾性部材として
の板バネ15が着脱可能に設けられている。

【００４４】板バネ15は、図９に示すように本例では水
平部15aと、この水平部15aから延出する４枚の上部腕部
15bおよび２枚の下部腕部15cとからなっており、４枚の
上部腕部15bにおける外側の２枚が用紙カセット２の後
側壁12またはサイドフェンス兼バックフェンス５に対し
て着脱可能に取り付けられる。

【００４５】サイドフェンス３，３の一方および後サイ
ドフェンス14は、Ａ４サイズおよびレターサイズの記録
紙における給紙方向に対して平行な一方の側端部を保持
するために用いられる。またサイドフェンス３，３の他
方は、Ａ４サイズおよびレターサイズの記録紙における
給紙方向に対して平行な他方の側端部を保持するために
用いられる。さらにサイドフェンス兼バックフェンス５
は、Ａ４サイズの記録紙における給紙方向に対して平行
な他方の側端部を保持するために用いられ、レターサイ
ズの記録紙に対しては板バネ15を介して給紙方向の後端
部を保持するために用いられる。すなわち、サイドフェ
ンス兼バックフェンス５は、Ａ４サイズの記録紙用のサ
イドフェンスと、レターサイズの記録紙用のバックフェ
ンスとを兼用するものである。

【００４６】用紙カセット２の横側壁10，11間の底部に
は、サイドフェンス兼バックフェンス５を、後サイドフ
ェンス14に対向する位置に着脱可能に取り付けるための
サイドフェンス固定穴６と、または給紙方向の上流側に
おける用紙カセット２の後側壁12側の位置に着脱可能に
取り付けるためのバックフェンス固定穴９とが設けられ
ている。

【００４７】この第３実施形態の装置は、用紙縦送り用
であって、かつ中央基準給紙の構成であるため、サイド
フェンス３，３は、Ａ４サイズの記録紙の幅とレターサ
イズの記録紙の幅との差の1/2である３mmそれぞれ移動
することが可能な構成になっており、一方、サイドフェ
ンス固定穴６は、本例では、用紙カセット２の横側壁11
に一部突出させた突出部11aから３mmの位置に、サイド
フェンス兼バックフェンス５の内前面が位置するように
設定されている。またバックフェンス固定穴９は、用紙
カセット２の後側壁12の先端から、Ａ４サイズの記録紙
の長さとレターサイズの記録紙の長さとの差である20mm
の位置に、サイドフェンス兼バックフェンス５に設けら
れた板バネ15の内弾性面が位置するように設定されてい
る。

【００４８】次に、前記構成の第３実施形態の装置に記
録紙を収納する方法を、Ａ４サイズの記録紙とレターサ
イズの記録紙の場合に分けて説明する。

【００４９】(Ａ４サイズの記録紙の場合)Ａ４サイズの
記録紙の幅は、レターサイズの記録紙の幅に比べて短い
ため、サイドフェンス３，３および後サイドフェンス14
を用紙カセット２の内方に向かって移動し、記録紙の給
紙方向に対して平行な両前側部を両サイドフェンス３，
３によってそれぞれ保持し、さらに記録紙の両後側部
は、サイドフェンス兼バックフェンス５をサイドフェン
ス固定穴６に取り付けることにより、後サイドフェンス
14とサイドフェンス兼バックフェンス５の内前面によっ
て保持する。

【００５０】またＡ４サイズの記録紙の長さはレターサ
イズの記録紙よりも長いため、記録紙の後端部は、図９
に示すように、用紙カセット２の後側壁12に取り付けた
板バネ15によって保持し、かつ給紙方向に付勢する。

【００５１】このように、サイドフェンス３，３と後サ
イドフェンス14を移動させると共にサイドフェンス兼バ
ックフェンス５をサイドフェンス固定穴６に取り付ける
ことにより、Ａ４サイズの記録紙の幅方向における位置
を規制することができる。また用紙カセット２の後側壁
12に板バネ15を取り付けることにより、Ａ４サイズの記
録紙の長さ方向の位置を規制することができると共に給
紙方向へ付勢することができ、両コーナー爪４による分
離給紙が良好に行われる。したがって、記録紙の幅およ
び長さ方向の位置を確実に規制することができることに
なり、記録紙の給紙時にスキューなどの給紙不良を発生
させることを防止することができる。

【００５２】(レターサイズの記録紙の場合)レターサイ
ズの記録紙の幅は、Ａ４サイズの記録紙の幅に比べて長
いため、用紙カセット２の横側壁10，11方向に両サイド
フェンス３，３および後サイドフェンス14を移動し、記
録紙の給紙方向に対して平行な両前側部を両サイドフェ
ンス３，３によってそれぞれ保持し、さらに記録紙の両
後側部は、サイドフェンス兼バックフェンス５をサイド
フェンス固定穴６から取り外し、用紙カセット２におけ
る他方の横側壁11の突出部11aと後サイドフェンス14の
内前面によって保持する。

【００５３】またレターサイズの記録紙の長さはＡ４サ
イズの記録紙よりも短いため、サイドフェンス兼バック
フェンス５をバックフェンス固定穴９に取り付けて、さ
らに、図10に示すように、サイドフェンス兼バックフェ
ンス５に板バネ15を取り付けてその板バネ15によって記
録紙の後端部を付勢状態で保持する。

【００５４】このように、移動したサイドフェンス３，
３と後サイドフェンス14と共に用紙カセット２における
他方の横側壁11の突出部11aにより、Ａ４サイズの記録
紙の幅方向における位置を規制することができる。また
板バネ15を備えたサイドフェンス兼バックフェンス５を
バックフェンス固定穴９に取り付けることにより、レタ
ーサイズの記録紙の長さ方向の位置を規制すると共に給
紙方向に付勢することができる。したがって、記録紙の
幅および長さ方向の位置を確実に規制することができる
ことになり、前記Ａ４サイズの記録紙の給紙時と同様
に、スキューなどの給紙不良を発生させることを防止す
ることができる。

【００５５】以上のように、サイドフェンス３，３と後
サイドフェンス14を移動可能にし、サイドフェンス兼バ
ックフェンス５を取り外し可能であるように構成して、
記録紙のサイズに合わせてその取り付け位置を変更する
ことができるため、簡単な構成によってＡ４サイズおよ
びレターサイズの２種の記録紙を収納して給紙すること
ができる。またサイドフェンス兼エンドフェンス５を、
Ａ４サイズの記録紙用のサイドフェンスと、レターサイ
ズの記録紙用のバックフェンスとして兼用することがで
きる構成であるため、２種の記録紙を収納して給紙する
ことができる装置としては簡単であって、コストはかか
らない構成にすることができる。さらに板バネ15によっ
て記録紙の後端部を付勢状態で保持することができるた
め、分離給紙などの給紙が安定して行われることにな
る。

【００５６】なお、第３実施形態のサイドフェンス３，
３および後サイドフェンス14の移動は用紙カセット２の
底部に対するスライド移動の外にも、用紙カセット２の
底部におけるＡ４サイズの記録紙とレターサイズの記録
紙とのセット位置(規制基準位置)に対応した位置に穴あ
るいは溝を設けて、サイドフェンス３，３および後サイ
ドフェンス14を取り外しすることが可能な構成にしても
よい。

【００５７】また各実施形態にて説明した各部材および
それらの構成関係を適宜組み合わせることによって、各
種の仕様に適合した用紙収納装置を構成することができ
る。

【００５８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の用紙収納
装置によれば、１つの位置規制部材をＡ４サイズの用紙
収納時におけるサイドフェンスとして利用し、またレタ
ーサイズの用紙収納時におけるバックフェンスとしても
利用することができるため、中央基準あるいは片側基準
の給紙系であって、かつ前記両サイズを収納することが
可能な構成でありながら、簡素化された構成にすること
ができ、この種の装置としてはコストがかからない構成
にすることができる。

【００５９】また、前記と同様にＡ４サイズとレターサ
イズを収納することができると共に、弾性部材によって
両サイズの用紙がそれぞれ収納されている状態において
給紙方向へ付勢されるため、給紙動作を安定させること
ができるなどの効果を得ることができる。さらに、コー
ナー爪を使用した用紙の分離動作も支障なくかつ確実に
行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施形態を説明するための用紙収
納装置の斜視図である。

【図２】図１の装置においてＡ４サイズ用にセットされ
る状態を示す平面図である。

【図３】図１の装置においてレターサイズ用にセットさ
れる状態を示す平面図である。

【図４】本発明の第２実施形態を説明するための用紙収
納装置の斜視図である。

【図５】図４の装置においてＡ４サイズ用にセットされ
る状態を示す平面図である。

【図６】図４の装置においてレターサイズ用にセットさ
れる状態を示す平面図である。

【図７】本発明の第３実施形態を説明するための用紙収
納装置においてＡ４サイズ用にセットされる状態を示す
平面図である。

【図８】図７の装置においてレターサイズ用にセットさ
れる状態を示す平面図である。

【図９】図７における弾性部材の取り付け状態を示す斜
視図である。

【図１０】図８における弾性部材の取り付け状態を示す
斜視図である。

【符号の説明】

１…用紙収納装置、 ２…用紙カセット、 ３，13…サ
イドフェンス、 ４…コーナー爪、 ５…サイドフェン
ス兼バックフェンス、 ６…サイドフェンス固定穴、
７…エンド突起部、 ８…サイド突起部、 ９…バック
フェンス固定穴、10，11…用紙カセットの横側壁、 12
…用紙カセットの後側壁、 14…後サイドフェンス、
15…板バネ。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 用紙の中央を基準として給紙するように
   規制する給紙系から構成されている給紙装置に使用さ
   れ、Ａ４サイズまたはレターサイズの用紙のいずれか一
   方を収納することが可能な用紙収納装置において、 用紙を収納する用紙カセット本体と、この用紙カセット
   本体に収納される用紙の幅方向に移動可能に設置される
   第１位置規制部材と、前記用紙カセット本体における前
   記第１位置規制部材に対向する位置または給紙方向の上
   流側の側部に着脱可能に設置される第２位置規制部材と
   を備え、 Ａ４サイズの用紙を収納する場合には、前記用紙カセッ
   ト本体における前記第１位置規制部材に対向する位置に
   前記第２位置規制部材を設置して、第１位置規制部材を
   用紙サイズに合わせて移動させ、第１位置規制部材と第
   ２位置規制部材とによって用紙の幅方向を位置規制し、
   かつ用紙カセット本体における給紙方向の上流側の側部
   によって用紙の長さ方向を位置規制し、 レターサイズの用紙を収納する場合には、前記用紙カセ
   ット本体における給紙方向の上流側の側部に前記第２位
   置規制部材を設置して、第１位置規制部材を用紙サイズ
   に合わせて移動させ、第１位置規制部材と用紙カセット
   本体における給紙方向に対して直交する方向の側部によ
   って用紙の幅方向を位置規制し、かつ第２位置規制部材
   によって用紙の長さ方向を位置規制することを可能に構
   成したことを特徴とする用紙収納装置。
2. 【請求項２】 用紙の片側を基準として給紙するように
   規制する給紙系から構成されている給紙装置に使用さ
   れ、Ａ４サイズまたはレターサイズの用紙のいずれか一
   方を収納することが可能な用紙収納装置において、 用紙を収納する用紙カセット本体と、この用紙カセット
   本体における用紙の片側基準位置に設置される第１位置
   規制部材と、前記用紙カセット本体における前記第１位
   置規制部材に対向する位置または給紙方向の上流側の側
   部に着脱可能に設置される第２位置規制部材とを備え、 Ａ４サイズの用紙を収納する場合には、前記用紙カセッ
   ト本体における前記第１位置規制部材に対向する位置に
   前記第２位置規制部材を設置して、第１位置規制部材と
   第２位置規制部材とによって用紙の幅方向を位置規制
   し、かつ用紙カセット本体における給紙方向の上流側の
   側部によって用紙の長さ方向を位置規制し、 レターサイズの用紙を収納する場合には、前記用紙カセ
   ット本体における給紙方向の上流側の側部に前記第２位
   置規制部材を設置し、第１位置規制部材と用紙カセット
   本体における給紙方向に対して直交する方向の側部によ
   って用紙の幅方向を位置規制し、かつ第２位置規制部材
   によって用紙の長さ方向を位置規制することが可能であ
   るように構成したことを特徴とする用紙収納装置。
3. 【請求項３】 前記第１位置規制部材に、収納された用
   紙を１枚ずつ分離するためのコーナー爪機構を設置した
   ことを特徴とする請求項１または２記載の用紙収納装
   置。
4. 【請求項４】 用紙の中央を基準として給紙するように
   規制する給紙系から構成されている給紙装置に使用さ
   れ、Ａ４サイズまたはレターサイズの用紙のいずれか一
   方を収納することが可能な用紙収納装置において、 用紙を収納する用紙カセット本体と、この用紙カセット
   本体に収納される用紙の幅方向に移動可能に互いに対向
   して設置される一対の第１位置規制部材と、前記第１位
   置規制部材とは異なる位置において用紙カセット本体に
   収納される用紙の幅方向に移動可能に設置される横位置
   規制部材と、前記用紙カセット本体における前記横位置
   規制部材に対向する位置または給紙方向の上流側の側部
   に着脱可能に設置される第２位置規制部材とを備え、 Ａ４サイズの用紙を収納する場合には、前記用紙カセッ
   ト本体における前記横位置規制部材に対向する位置に前
   記第２位置規制部材を設置して、前記一対の第１位置規
   制部材と横位置規制部材とを用紙サイズに合わせて移動
   させ、一対の第１位置規制部材および横位置規制部材と
   第２位置規制部材とによって用紙の幅方向を位置規制
   し、かつ用紙カセット本体における給紙方向の上流側の
   側部によって用紙の長さ方向を位置規制し、 レターサイズの用紙を収納する場合には、前記用紙カセ
   ット本体における給紙方向の上流側の側部に前記第２位
   置規制部材を設置して、前記一対の第１位置規制部材と
   横位置規制部材とを用紙サイズに合わせて移動させ、一
   対の第１位置規制部材および横位置規制部材と用紙カセ
   ット本体における給紙方向に対して直交する方向の側部
   とによって用紙の幅方向を位置規制し、かつ第２位置規
   制部材によって用紙の長さ方向を位置規制することを可
   能に構成したことを特徴とする用紙収納装置。
5. 【請求項５】 前記一対の第１位置規制部材に、収納さ
   れた用紙を１枚ずつ分離するためのコーナー爪機構をそ
   れぞれ設置したことを特徴とする請求項４記載の用紙収
   納装置。
6. 【請求項６】 前記第２位置規制部材に用紙における長
   さ方向の端部に弾接する弾性部材を着脱可能に設け、 Ａ４サイズの用紙を収納する場合には、前記弾性部材を
   第２位置規制部材から外して用紙カセット本体における
   給紙方向の上流側の側部に設置し、 レターサイズの用紙を収納する場合には、前記弾性部材
   を第２位置規制部材に設けて、前記弾性部材を第２位置
   規制部材を介して用紙カセット本体における給紙方向の
   上流側の側部に設置することが可能であるように構成し
   たことを特徴とする請求項１，２または４記載の用紙収
   納装置。