JP2000016598A - 給紙カセット - Google Patents

給紙カセット

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JP2000016598A
JP2000016598A JP10192735A JP19273598A JP2000016598A JP 2000016598 A JP2000016598 A JP 2000016598A JP 10192735 A JP10192735 A JP 10192735A JP 19273598 A JP19273598 A JP 19273598A JP 2000016598 A JP2000016598 A JP 2000016598A
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JP
Japan
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sheet
paper
cassette
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Pending
Application number
JP10192735A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Korenaga
賢二 是永
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙カセットを給紙方向に対して直角な方向
に装着する場合でも、分離爪による用紙分離を良好に維
持することができる給紙カセットを提供する。 【解決手段】 用紙Pの送り出し側先端部の2つの角部
に一対の分離爪24,24を保持させて用紙分離作用を
行う給紙カセットであって、給紙カセット本体の上面を
覆う開閉カバー30を設けると共に、開閉カバー30に
一対の分離爪24,24の間隔を所定幅とする規制部3
3を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ装置、各種プリンタ等の給紙装置に備えられ、用紙
分離作用を分離爪を用いて行う形式の給紙カセットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機やファクシミリ装置等の画像形成
装置においては、給紙部に給紙カセットや給紙トレイ等
の用紙収容手段を配置し、用紙を1枚ずつ取出して画像
記録部に向けて送るようにしている。画像形成装置の給
紙部においては、給紙トレイからの送り出し部には、用
紙を1枚ずつ送り出すために、給紙ローラとリタードロ
ーラとを組み合わせた用紙分離機構を配置しているが、
小型の画像形成装置においては、分離爪を用いた用紙分
離機構を設けていることが多い。分離爪を用いた用紙分
離部材においては、給紙カセットの用紙送り出し側で、
用紙の先端部の2つの角部を分離爪により保持し、給紙
ローラの回転により上の1枚の用紙のみを分離して送り
出すことができるようにしている。
【0003】図8は、従来の給紙カセットにおける用紙
の保持状態の説明図である。分離爪を用いた給紙カセッ
トは、図8に示すように形成されているもので、スプリ
ング12、12により上方に付勢されるボトムプレート
10に用紙Pを載置し、その用紙Pの送り出し側の2つ
の角部に対応させて分離爪部材20、20を配置してい
る。そして、分離爪部材の分離爪24、24を用紙の角
部の上に位置させて押圧する状態で、用紙を給紙ローラ
等により送り出す際に、堆積されている用紙の上側の1
枚のみが、分離爪による保持位置から外れて給紙され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】分離爪による用紙分離
機構を用いた給紙カセットは、画像形成装置における用
紙を送り出す方向に向けて給紙カセットを装着すること
が多いので、給紙カセットを画像形成装置の給紙部に装
着する際には、用紙が給紙カセットから飛び出したりす
ることはない。ところが、装置の前側から給紙カセット
を装着する方式の画像形成装置においては、給紙カセッ
トの装着方向が、用紙の送り出し方向に対して直角な方
向となるものがあるために、用紙の角部を保持する分離
爪に対して横方向(用紙の送り出し方向に直交する方
向)の力が加わるという問題がある。例えば、給紙カセ
ットを給紙部に装着する際に、給紙カセットに対して横
方向の衝撃が加えられると、図の鎖線で示したように、
分離爪が用紙Pから外れる方向に倒れることがある。そ
れによって、用紙Pが分離爪により保持されない状態と
なり、給紙カセットを装着した後で正常な給紙の動作が
行われずに、重送等が発生する原因となる。
【0005】本発明は、上述したような従来の分離爪を
用いた給紙カセットの問題を解消し、給紙カセットを用
紙の送り出し方向に対して直角な方向に装着する場合で
も、分離爪による用紙分離を良好に維持することができ
る給紙カセットを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、用紙の送り出し側先端部の2つ
の角部を一対の分離爪で保持させて用紙分離作用を行う
給紙カセットであって、給紙カセット本体の上面を覆う
開閉カバーを設けると共に、開閉カバーに一対の分離爪
の間隔を所定幅とする規制部を設けた。また、請求項2
の発明は、上記規制部が、開閉カバーの内面に設けた、
分離爪を揺動可能に支持する支持部材が嵌合する嵌合部
である。さらに、請求項3の発明は、上記開閉カバー
に、給紙カセット本体に対して開閉カバーを位置決めす
る位置決め部を設けた。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の給紙
カセットについて図面を参照しつつ述べる。図1は、本
発明の実施の形態の給紙カセットの分離爪部材を示す斜
視図である。図2は、本発明の実施の形態の給紙カセッ
トにおける用紙の保持状態を示す断面図である。図3
は、図2の給紙カセットの全体を示す平面図である。図
4は、図3のA−A線における給紙カセットの断面図で
ある。図5は、図3の給紙カセットにおける開閉カバー
の開状態を示す斜視図である。図6は、図5の給紙カセ
ットにおける開閉カバーの要部を示す断面図である。図
7は、他の実施の形態の開閉カバーの要部を示す断面図
である。
【0008】図1は、本発明の給紙カセットに適用する
分離爪部材20の構成を示しているもので、アーム部材
21の後端部にはサイドガイドに対して揺動可能に取り
付けるためのヒンジ部22を配置し、アーム部材の先端
部側には立上り部23を配置し、その上端部に分離爪2
4を折り曲げて設けている。アーム部材21と立上り部
23、分離爪24は、1枚の板金を折り曲げて一体に形
成している。また、アーム部材21の長さや、立上り部
23等の長さは、給紙カセットにおける用紙収容枚数に
対応させて構成することができるものであり、アーム部
材21の後端部に配置するヒンジ部の位置等も任意に構
成することが可能である。
【0009】図2は、給紙カセットの用紙収容部での用
紙Pの保持状態を示すもので、ボトムプレート10に載
置されている用紙Pは、分離爪部材20、20に設けて
いる分離爪24、24により、給紙側先端部の2つの角
部が規制される状態とされる。
【0010】そして、図2に示すように、分離爪24、
24が設けられた分離爪部材20、20を揺動可能に支
持する支持部材(サイドガイド16、17)の上方に、
後述する開閉カバー30が、支点34を中心に開閉自在
に設けられる。そして、開閉カバー30の後述する構
成、作用により、分離爪24、24が横方向(紙面左方
向)に倒れたりすることを防止され、給紙不良等を発生
することが防止される。
【0011】上述した開閉カバー30は、図3〜6に示
すような給紙カセット1に対して適用が可能である。図
3に示す給紙カセットの平面図において、画像形成装置
の給紙部に着脱する方向は、矢印Xで示す方向であり、
給紙カセットからの用紙の送り出し方向は矢印Y方向に
設定される。給紙カセット1において、画像形成装置の
前側に対応させてハンドル部2を配置しており、用紙収
容部3の下部には給紙カセット1本体の底板の上にスプ
リング12、12を介して付勢され、後端部に配置する
ヒンジ部11、11を介して揺動可能なボトムプレート
10を設けている。
【0012】用紙収容部3の両側には用紙の側部を規制
するサイドガイド16、17を配置し、用紙の後端部を
規制するエンドガイド15を配置している。サイドガイ
ド16、17とエンドガイド15とは、給紙カセット1
がユニバーサルタイプの場合には、収容する用紙のサイ
ズに対応させて、各々が移動可能に設けられる。サイド
ガイド16、17においては、一般の給紙カセットの場
合と同様に、2つのサイドガイドは相互に連動させる機
構を介して離接する方向に移動させ、用紙の送り方向の
中心部を一定に維持できるようにすることが可能であ
る。また、用紙の送り出し方向の後端部を規制するエン
ドガイド15は、ボトムプレート10に設けた孔10a
から給紙カセット1の底部に設けた固定保持用の係止部
1eに、その下端部を係止させるようにしているが、そ
の他に、任意の固定手段を適用可能である。
【0013】用紙の両側を規制するエイドガイド16、
17に対して、ヒンジ部22、22を介して分離爪部材
20、20をそれぞれ揺動可能に設けている。そして、
用紙を保持する分離爪24、24の上側への移動を規制
することにより、給紙部で用紙の上面が余分に上側に突
出せずに、給紙ローラ等の給紙部材に対して、一定の接
触圧力を保たせるようにしている。
【0014】図4は給紙カセット1の側面から見た状態
での説明図である。図4に示すように、給紙カセット1
に配置するボトムプレート10は、ヒンジ部11を介し
て後端部付近が支持されている。給紙側先端部側に配置
するスプリング12は、大量の用紙をボトムプレートに
載置した状態でも、ボトムプレート10を上昇させるこ
とができる弾性力を有している。
【0015】サイドガイド16、17は、ボトムプレー
ト10の揺動に影響されない位置に配置されており、2
つのサイドガイド16、17には分離爪部材20、20
がそれぞれヒンジ部22を介して揺動可能に支持されて
いる。給紙カセット1が給紙部に装着されている場合
は、給紙部側に取り付けられた図示しない給紙ローラに
用紙の最上紙が接触する。そのため、給紙カセットの用
紙収容部3に収容している用紙の量の多少にかかわら
ず、分離爪部材20、20の分離爪24、24の位置を
常時一定の位置に保持できる。そして、用紙の角部に分
離爪部材20、20の自重により、分離爪24、24が
用紙の角部を一定の押圧力で保持される。したがって、
ボトムプレート10に支持された用紙の上の面を一定の
高さに規制して、給紙ローラによる給紙の動作が良好に
行われる。
【0016】次に開閉カバー30について述べる。図5
に示すように、開閉カバー30は、側壁1a,1aに設
けられた支点34を中心に開閉するように支持されてい
る。開閉カバー30の閉時に内面となる面には、開閉カ
バー30の剛性を高めるために、補強リブ31が多数設
けられている。開閉カバー30の側部の補強リブ31に
は、溝33、33が設けられている。また、開閉カバー
30の横方向の両側部には、突起部32、32が設けら
れている。
【0017】先ず、開閉カバー30に設けられた溝33
の詳細について述べる。図6に示すように、開閉カバー
30の内面側に補強リブ31が設けられている。補強リ
ブ31には、複数の溝33が設けられている。複数の溝
33の一つには、給紙カセット内に収容される用紙サイ
ズに応じて移動されるサイドガイド17(又は、サイド
ガイド16)上部が、開閉カバー30の閉時に嵌合す
る。溝33における補強リブ31の内面側には、図6に
示すように傾斜部31aが設けられ、カバー閉時に溝3
3とサイドガイド17(又はサイドガイド16)とが嵌
合し易いようになっている。
【0018】上記のように溝33が開閉カバー30に構
成されるため、開閉カバー30が閉じられると、サイド
ガイド16、17が正確に位置決めされ、それに伴い、
図2に示すように、分離爪24,24の幅が所定幅に規
制される。そのため、爪24,24広がってしまい、用
紙Pから外れることが防止される。
【0019】次に、開閉カバー30に設けられた突起部
32について述べる。図2に示すように、開閉カバー3
0の閉時、突起部32はカセット本体の側壁1aと接触
する。それに伴い、カセット本体に対し、開閉カバー3
0の位置が正確に位置決めされるようになっている。こ
のように、突起部32が開閉カバー30に構成されるた
め、分離爪24,24の間の幅が更に正確に規制され
る。
【0020】次に、他の実施の形態の給紙カセットの開
閉カバー30について述べる。図7は、その開閉カバー
30の詳細を示した断面図である。図7に示すように、
開閉カバー30に、複数の孔40が設けられている。複
数の孔40の1つには、給紙カセット内に収容される用
紙サイズに応じて移動されるサイドガイド17(又は、
サイドガイド16)の上部が、開閉カバー30の閉時に
嵌合する。孔40における開閉カバー30の内面側に
は、傾斜部41が設けられ、カバー閉時に孔40とサイ
ドガイド17(又はサイドガイド16)とが嵌合し易い
ようになっている。
【0021】このように、孔40が開閉カバー30に構
成されるため、開閉カバー30が閉じられると、サイド
カバー16、17正確に位置決めされ、それに伴い、上
述の溝33と同様に作用をする。即ち、分離爪24,2
4の間の幅が正確に規制され、用紙Pから外れることが
防止される。
【0022】上述のように、給紙カセットを画像形成装
置の給紙部に装着する際に、用紙の圧力に分離爪部材2
0、20を横に倒すような作用が加えられたとしても、
分離爪24、24を横倒しする方向の力に対しては、開
閉カバー30に設けられた溝33(または孔40)の作
用により、分離爪が倒れたりすることを防止できる。
【0023】したがって、溝33(または孔40)を設
けた開閉カバー30を装備した給紙カセットは、画像形
成装置の給紙部に対して装置の前側から着脱することが
可能であり、給紙カセットを給紙部に装着する際に、多
少の衝撃が加えられたとしても、分離爪24、24によ
る用紙の保持作用が影響を受けることがなく、用紙が分
離爪24、24から外れたりして、給紙不良等が発生す
ることを防止できる。
【0024】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明により、
給紙用カセット内に収納された用紙に埃が付いたり汚れ
る等を防止することができると共に、一対の分離爪を収
容される用紙幅に応じた所定幅に規制し、分離爪が横方
向に倒れることを阻止でき、給紙カセットから用紙を送
り出す際に、用紙の分離不良等が生じることを防止でき
る。
【0025】また、請求項2の発明により、簡易な構成
で確実に分離爪が横方向に倒れることを阻止できる。さ
らに、請求項3の発明により、給紙カセット本体に対す
る開閉カバーの位置決めを正確、且つ確実に行うことが
でき、一対の分離爪の間隔を、収容される用紙幅に応じ
た所定幅に規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の給紙カセットの分離爪部
材を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の給紙カセットにおける用
紙の保持状態を示す断面図である。
【図3】図2の給紙カセットの全体を示す平面図であ
る。
【図4】図3の給紙カセットのA−A線における断面図
である。
【図5】図3の給紙カセットにおける開閉カバーの開状
態を示す斜視図である。
【図6】図5の給紙カセットにおける開閉カバーの要部
を示す断面図である。
【図7】他の実施の形態の開閉カバーの要部を示す断面
図である。
【図8】従来の給紙カセットにおける用紙の保持状態の
説明図である。
【符号の説明】
1 給紙カセット 16 サイドガイド(支持部材) 17 サイドガイド(支持部材) 24 分離爪 30 開閉カバー 31 補強リブ 32 突起(位置決め部) 33 溝(規制部) 40 孔(規制部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の送り出し側先端部の2つの角部を
    一対の分離爪で保持させて用紙分離作用を行う給紙カセ
    ットであって、給紙カセット本体の上面を覆う開閉カバ
    ーを設けると共に、開閉カバーに一対の分離爪の間隔を
    所定幅とする規制部を設けたことを特徴とする給紙カセ
    ット。
  2. 【請求項2】 上記規制部が、開閉カバーの内面に設け
    た、分離爪を揺動可能に支持する支持部材が嵌合する嵌
    合部であることを特徴とする請求項1に記載の給紙カセ
    ット。
  3. 【請求項3】 上記開閉カバーに、給紙カセット本体に
    対して開閉カバーを位置決めする位置決め部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の給紙カセッ
    ト。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007008651A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Canon Inc 給紙装置、並びに記録装置及び画像読取装置
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