JPS6117750Y2 - - Google Patents

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JPS6117750Y2
JPS6117750Y2 JP2720384U JP2720384U JPS6117750Y2 JP S6117750 Y2 JPS6117750 Y2 JP S6117750Y2 JP 2720384 U JP2720384 U JP 2720384U JP 2720384 U JP2720384 U JP 2720384U JP S6117750 Y2 JPS6117750 Y2 JP S6117750Y2
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JP
Japan
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basket
rotating shaft
seal
center case
hollow
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JP2720384U
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JPS59162893U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の利用分野] 本考案は、遠心脱水洗濯機に関するものであ
る。
[考案の背景] 一般に、洗濯と遠心脱水を一つバスケツト内で
行う、いわゆる、遠心脱水洗濯機においては、バ
スケツト底部の中空回転軸を固定し、この中空回
転軸内を貫通してパルセータ回転軸を設ける構成
をとつている。そして、この構成であると、中空
回転軸とセンターケースのシールと、センターケ
ースと外槽のシールとが必要であつて、2個のシ
ール材を用いる必要があり、組立性が悪い。
[考案の目的] 本考案の目的は、上記の問題点にかんがみ、組
立性のすぐれた遠心脱水洗濯機を提供するにあ
る。
[考案の概要] 本考案の要旨は、センターケースと中空回転軸
の間に介装される内側シールと、外槽とセンター
ケースの間に介装される外側シールと、センター
ケースに支持される取付部とを、一体に形成して
なるシール装置を備えた遠心脱水洗濯機にある。
[考案の実施例] 以下、本考案を、一実施例図面に基づいて詳説
する。
図面において、外箱10の内部には、弾性支持
装置12によつて外槽14を防振支持する。この
弾性支持装置12は、外槽14の下側部外周に形
成された吊り具16に防振バネ18により弾性的
に押圧される下部スライダー、防振バネ18の下
方を受けるバネキヤツプ20、吊り棒22、吊り
棒22の上部に取り付けられた上部スライダー2
6などを備えている。上部スライダー26は、外
箱1に固定されたコーナープレート28に、摺動
可能、かつ回転可能に支持されている。弾性支持
装置12は、外槽4を取り巻いて4個設けられて
いる。
脱水兼洗濯機として用いられているバスケツト
30は、回転可能に外槽14内に支持され、その
周壁には多数の脱水孔32が形成されている。こ
のバスケツト30は、合成樹脂で一体に成形さ
れ、その上端には、脱水時にバスケツト30の動
的安定性を増すための、バランスリング34が固
定されている。
中空回転軸36は、その内部にはパルセータ3
8を駆動する回転軸40が貫通し、しかもその上
端には、パルセータ38を、かつ、その下端には
プーリー42を有する。パルセータ38の下部
は、軸シール44、上部メタル46などにより水
封する。外槽14の上端には、バスケツト30へ
の衣類出入口48を有する槽カバー50が設けら
れている。
外槽14の底部には、上部ベアリング52によ
つて中空回転軸36が回転自在に設ける。上部ベ
アリング52は、センターケース54に支持され
る。センターケース54と外槽14との間には、
シール56を介装する。センターケース54に
は、中空回転軸36の外周に接触する中空軸シー
ル58を設ける。
下ケース60は、止めボルト62、ナツト64
などによつてセンターケース54の下部に固定さ
れ、かつ中空回転軸36を支持する下側ベアリン
グ66を有する。下部ベアリング66の上方に
は、ブレーキドラム68が固定され、そのブレー
キドラム68にはブレーキバンド70が巻き付け
られている。ブレーキレバー72及びクラツチレ
バー74は、下ケース60に固着されたレバーピ
ン76によつて回転自在に支持され、かつ電磁石
などによつて作動する操作レバーによつて操作さ
れる。
クラツチ機構は、クラツチバネ80、ラチエツ
ト82、コイルカラー84、回転軸40に固着さ
れた軸ボスなどからなつている。駆動用電動機8
8は、下ケース60に支持され、その回転力は、
プーリー90、Vベルト92、プーリー42を介
して回転軸40に伝達される。外箱10の上部に
は、パネル部94と衣類出入口96を有するトツ
プカバー98が載置されている。衣類出入口96
には、蓋100が開閉自在に設けられている。パ
ネル部94には、制御用のタイマー102が内蔵
され、かつ表面にはタイマーつまみ104が設け
られている。
第2図及び第3図は、バスケツト30を詳細に
示す部分拡大図及び底面図である。バスケツト3
0の外底部には、放射状リブ110と、円周状リ
ブ112が一体に形成されている。バスケツト3
0の底部には、金属製のブツシユ114が成形時
に固定される。バスケツト30には、その内底面
に当て板116を、かつその外底面に当て板11
8それぞれ当接し、両当て板116,118をボ
ルト120及びナツト122によつて締め付け
る。バスケツト30の外底面には、リブ110,
112を設ける。このリブ110,112に当て
板118が当接する。
ボルト120が貫通する、バスケツト30の底
面部分には、貫通用ボス124を設ける。貫通用
ボス124は、放射状リブ110と、円周状のリ
ブ112の交点に形成する。貫通用ボス124と
同一のものが円周方向に2個形成されており、ボ
ルト126,128が取り付けられる。
バスケツト30の底部中央には、金属製のブツ
シユ130が、バスケツト30の成形時に固定さ
れる。中空回転軸36をバスケツト30の底部か
らブツシユ130に挿入し、かつナツト132を
装着すると、ブツシユ130が当て板116,1
18により挾持される。
リブ110,112に対応してバスケツト30
の内壁には、突起134が一体に形成されてい
る。この突起134は、リブ110,112を形
成する際に、バスケツト30の底部に発生するヒ
ケをおさえるとともに、洗濯時に洗濯物に摩擦力
を付与するものである。
バスケツト30の底部には、バスケツト30の
排気孔136を囲んでくし状の突起138が一体
に形成されている。くし状の突起138は、パル
セータ38のポンプ作用により水流が第1図から
第2図に示した矢印のごとく生じた時に、その水
流に含まれるリントを濾過する。くし状の突起1
38に付着したリントは、排水時及び脱水時に、
点線矢印のように水流が変わるとき、外槽14外
に排水される。くし状の突起138の外方には、
この突起138の高さより高いリング140を設
ける。パルセータ38の外周部に対向するバスケ
ツト30の底部には、砂抜き穴142が設けられ
ている。
第4図は、第1図の部分拡大図で、シール装置
を、以下、詳説する。バスケツト30の底部にそ
の上端が固着されている中空回転軸36は、外槽
14の下部に設けられた上部ベアリング52と、
下ケース60に設けられた下部ベアリング66と
によつて回転自在に支持されている。パルセータ
38の回転軸40は、この中空回転軸36内を貫
通し、上部メタル46及び下部メタルとによつて
中空回転軸36内で回転できるように支持され、
かつスラスト部144により軸方向の移動が阻止
されている。回転軸40には、その上方にパルセ
ータ38が、かつ下方に駆動用プーリー42が固
定されている。
外槽14と中空回転軸36の間には、上部ベア
リング52を支持するセンターケース54が介装
され、このセンターケース54にはリング状のシ
ール部56,58を有するシール146が固着さ
れている。外側シール部56は、外槽14とセン
ターケース54との間に挿入される。内側シール
部58は、センターケータ54と中空回転軸36
との間に挿入される。
シール146は、内部に金属製リング148を
有している。内側シール部58と外側にシール部
56との間には、センターケース54の取付部1
50を設ける。内側シール部58と、取付部15
0と、外側シール部56とは、同一のシール部材
で一体的に形成される。
中空回転軸36の下側には、軸ボス86が設け
られる。軸ボス86は、回転軸40に強固に固定
されている。軸ボス86と中空回転軸36との間
には、クラツチバネ80が巻き付けてある。クラ
ツチバネ80は、その一端をコイルカラー84に
係止させている。クラツチレバー74に設けられ
たラチエツト82は、通常時コイルカラー84に
係合して、クラツチバネ80の回転を抑制してい
る。クラツチバネ80が、通常巻緩み自由となる
ために、回転軸40に結合した軸ボス86の回転
力が中空回転軸36に伝達されない。クラツチレ
バー74に設けたラチエツト82とコイルカラー
84との係合がはずれた場合には、クラツチバネ
80が巻締り自由となるために、軸ボス86の回
転が中空回転軸36に伝達される。
以上の構成において、洗濯時、外槽14を満水
状態にした後に、タイマー102によつて電磁ソ
レノイド(図示せず)の通電を断ち、ねじりバネ
78により操作レバーを揺動させ、ブレーキレバ
ー72及びクラツチレバー74の先端に設けたラ
チユエツト82を、ブレーキバンド70及びコイ
ルカラー84にそれぞれ係合させる。その結果、
ブレーキドラム68は、ブレーキバンド70のブ
レーキライニングにより圧接されて、回転阻止状
態となる。従つて、中空回転軸36は、制動状態
となる。一方、クラツチバネ80は、クラツチレ
バー74に設けたラチユエツト82に係止される
ので、巻緩み自由となる。この状態で、タイマー
102によつて駆動用電動機88に通電すると、
回転軸40のみが回転し、中空回転軸36は回転
しない。すなわち、バスケツト30は静止状態を
保持し、かつパルセータ36のみ回転して、洗濯
運転が実行される。
次に、脱水運転は、タスマー102により図示
しない排水弁を開放して、外槽14内の水を排水
するとともに、電磁ソレノイドに通電して操作レ
バーを揺動させ、ブレーキレバー72及びラチエ
ツト82と、ブレーキバンド70及びコイルカラ
ー84との係合を解除する。このために、中空回
転軸36は、ブレーキドラム68による制動が解
かれるとともに、クラツチバネ80は巻締り自由
となる。その結果、タイマー102により、駆動
用電動機88が通電されて、回転軸40が回転す
ると、クラツチバネ80が巻締り自由となつてい
るため、中空回転軸36と回転軸40は連結され
て、回転軸40とともに中空回転軸36も回転
し、バスケツト30及びパルセータ38が高速度
で回転することにより、脱水運転が実行される。
本実施例では、内側シール部58と、外側シー
ル部56と、この両シール部56,58に設けた
取付部150とを一体的に形成したシール146
を設け、内側シール部58をセンターケース54
と中空回転軸36との間に介装し、かつ外側シー
ル部56を、外槽14とセンターケース54との
間に介装するとともに、取付部150をセンター
ケース54に取り付けるようにしたので、従来の
ように、複数個のシール材を設けるものに比較し
て、漏水は少なくなるとともに、部品点数も少な
くなるので、組立がきわめて簡単になる。しか
も、あらかじめシール146をセンターケース5
4に装着しておき、そのシール146を、外槽1
4の中央開口に押し込むだけで、シール146を
セツトすることができるものであり、組立性がよ
い。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、組立性のすぐ
れた遠心脱水洗濯機がえられる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例で、第1図は縦断側面
図、第2図はバスケツトの部分拡大断面図、第3
図はバスケツトの拡大底面図、第4図は要部拡大
断面図である。 10……外箱、12……弾性支持装置、14…
…外槽、30……バスケツト、36……中空回転
軸、38……パルセータ、40……回転軸、52
……上部ベアリング、54……センターケース、
56……外側シール、58……内側シール、88
……駆動用電動機、146……シール、150…
…取付部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外箱と、この外箱内に弾性支持装置によつて吊
    下げ支持された外槽と、この外槽内に回転可能に
    支承されたバスケツトと、このバスケツト内で回
    転するパルセータと、このパルセータを駆動する
    ための回転軸と、前記バスケツトを駆動するため
    の中空回転軸と、この中空回転軸及び前記回転軸
    を駆動する駆動用電動機とを備えたものにおい
    て、前記外槽の下部に、前記中空回転軸を回転自
    在に支承する上部ベアリングを支持するセンター
    ケースを設けるとともに、このセンターケースと
    前記中空回転軸との間に介装される内側シール
    と、前記外槽と前記センターケースとの間に介装
    される外側シールと、前記センターケースに支持
    される取付部とを一体に設けたシールを設けたこ
    とを特徴とする遠心脱水洗濯機。
JP2720384U 1984-02-29 1984-02-29 遠心脱水洗濯機 Granted JPS59162893U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2720384U JPS59162893U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 遠心脱水洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

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JP2720384U JPS59162893U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 遠心脱水洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59162893U JPS59162893U (ja) 1984-10-31
JPS6117750Y2 true JPS6117750Y2 (ja) 1986-05-30

Family

ID=30158099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2720384U Granted JPS59162893U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 遠心脱水洗濯機

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JP (1) JPS59162893U (ja)

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JPS59162893U (ja) 1984-10-31

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