JPS6117616Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6117616Y2
JPS6117616Y2 JP12730179U JP12730179U JPS6117616Y2 JP S6117616 Y2 JPS6117616 Y2 JP S6117616Y2 JP 12730179 U JP12730179 U JP 12730179U JP 12730179 U JP12730179 U JP 12730179U JP S6117616 Y2 JPS6117616 Y2 JP S6117616Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
high frequency
input
voltage
agc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12730179U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5643917U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12730179U priority Critical patent/JPS6117616Y2/ja
Publication of JPS5643917U publication Critical patent/JPS5643917U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6117616Y2 publication Critical patent/JPS6117616Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は受信機の高周波増幅回路に関するもの
である。
受信機の高周波増幅回路の必要条件は下記の通
りである。即ち、 AGC特性(大入力特性)が良いこと。
混変調妨害が少ないこと。
安定に高利得が得られるS/N比が良いこ
と。
選択度特性が良いこと。
上記内容は周知の事実であり、従来より種々の
回路工夫がなされてきた。
第1図は従来の高周波(RF)増幅回路例で、
フオワードAGCを用いている。ここで1はその
受信機の必要周波数帯を通過させるバンドパスフ
イルタ(B・P・F)、C1〜C7はコンデン
サ、R1〜R6は抵抗、L1〜L2はL・C同調
回路、D1、D2はゲルマニウムダイオード、D
3はシリコンダイオード、VR1は半固定可変抵
抗、Q1は高周波増幅用トランジスタ、Q2は位
相反転用トランジスタである。
トランジスタQ1のフオワードAGC動作につ
き次に説明する。Q2のベースに中間周波IF増
幅回路(図示せず)のAGC用に用いているリバ
ースAGC用の電圧を入力にし、コレクタを出力
とすると、いま、高周波(RF)入力が無いと
き、Q2のベース電圧は最も高く、Q2のコレク
タ電流は最大でコレクタ電圧は最も低い状態にな
り、Q1のベース電位は低くなるためQ1のコレ
クタ電流も最下点になる。この状態の時、Q1の
コレクタ電流をほゞ利得最大点附近にVR1で予
じめ調節しておく。即ちRF入力が無いときのト
ランジスタQ2の最大コレクタ電流で決定される
トランジスタQ2のコレクタ電圧と、電源(+V
DD)間の電圧を、可変抵抗器VR1と抵抗R1と
で分圧し、トランジスタQ1が最大利得となる様
に調整する。
次にRF入力が増加するに従つてリバースAGC
が掛つてQ2のベース電圧が減少し、Q2のコレ
クタ電圧が上がり、Q1のコレクタ電流が増加し
利得を低下させていく。即ちこの時、R3,R2
の電圧降下が大きくなりコレクタ電圧が下がり、
利得を低下させていく方向に働く。フオワード
AGCは直線性及び混変調歪がAGCがかゝる程改
善される方向に働き、過負荷特性(大入力特性)
に強い特性をもち、リバースAGC方式に比べ特
性的にはかなりの改善効果があり、移動無線機や
テレビ受信機の様に電界強度の変化が大きいセツ
トに用いられている。しかしながら第1図の回路
も極強電界には限界があり、90dbμ入力附近よ
り飽和し始め検波出力が低下し始める。又、第1
図の回路では、極強電界に対する対策としてQ1
の入力側にゲルマニウムダイオードD1,D2を
並列に入れてクリツピングしているが当然の事な
がら、()ゲルマニウムダイオードの順方向電
圧が低くリーク電流が多い為に周囲温度の変化に
対する受信感度及びS/N比の低下が著しい。
()クリツピング歪が生ずる。等の欠点があ
る。
そこで本考案は之等の問題点を解決する回路を
提供するもので、以下本考案の実施例を第2図、
第3図に従い説明する。尚、第2図に於いて第1
図と同一部分については第1図と同一の図番を用
いることにする。
第2図に於いて、D1′,D4及びD2′,D5
は夫々高周波信号伝送路lとアースGND間に接
続されたシリコンダイオードで、D1′,D4と
D2′,D5は互いに逆方向に並列接続されてい
る。C8は高周波信号伝送路lに直列に挿入した
コンデンサ、D6,D7は電流変化によつて抵抗
成分のみ変化するPINダイオードで、L・C同調
回路L1の両端に直列接続されている。C9は
L・C同調回路L1のアース側端子2とアース
GND間に接続したコンデンサ、R7,D8は電
源(+VDD)とアースGND間に直列接続した抵
抗及びツエナーダイオードで、その接続点がL・
C同調回路L1のアース側端子2に接続されてい
る。3はしきい値検出回路例えばICにて構成さ
れた電圧比較器、R8,VR2は該電圧比較器の
反転入力端子(−入力端子)に基準電圧を与える
ための抵抗及び可変抵抗器、R9,R10はトラ
ンジスタQ2のコレクタと電圧比較器3の非反転
入力端子(+入力端子)間及び電圧比較器3の出
力端子とPINダイオードD6,D7の接続点4間
に夫々接続した抵抗である。その他の部分は第1
図の回路と変わりがない。
第2図の回路で特徴とする改良点は下記の通り
である。
(a) 高周波増幅用能動素子の前段にPINダイオー
ドによる減衰器を設けたこと。
(b) その減衰器の動作点を電圧比較器のしきい値
検出回路で制御し、高周波増幅回路や中間周波
増幅回路を制御する一般的なAGC回路や遅延
型AGC回路が飽和し始める直前から高周波信
号を減衰させる様にしてS/N比の低下を防い
だこと。
(c) 又クリツピング用ダイオードを全てシリコン
ダイオードにし、2個ずつ逆方向に直列接続し
たものを並列接続して動作点を深くし、ダイオ
ードによる非直線歪をなくし、温度特性を改善
したこと。
次に第2図の回路の動作について詳細に説明す
る。
先ず高周波RF入力信号が無い時は、第1図の
回路の場合と同様トランジスタQ2のコレクタ電
流は最大で、トランジスタQ1の電流は利得が最
高点になる様に設定されている。次にRF入力が
増加するに従つてトランジスタQ2のコレクタ電
圧が上がり、トランジスタQ1のコレクタ電流が
増加して利得が減少し利得制御が行なわれる。し
かし前述した様に第1図の回路であれば、この利
得制御も入力90dbμ付近で飽和領域に達し、そ
れ以上の入力に対してはAGC効果がなくなる。
そこで第2図の本考案回路では、80dbμのRF
入力レベル付近から動作が始まり、AGCレンジ
が拡大する。即ちRF入力レベルが80dbμ以下の
とき、電圧比較器3の出力電圧は、ツエナーダイ
オードD8のカソード電圧より低くなつており、
PINダイオードD7はON、PINダイオードD6は
OFFでRF信号の減衰作用は無い。一方80dbμ以
上の入力になると、電圧比較器3の出力は反転
し、その出力はツエナーダイオードD8のカソー
ド電圧より高くなつてPINダイオードD7は
OFF、PINダイオードD6はONとなり、RF信号
に対して減衰作用を行なう。
尚、可変抵抗器VR2は電圧比較器3の出力の
反転開始時期を決定するためのもので、該可変抵
抗器によつて、電圧比較器3の反転入力端子(−
入力端子)の電圧を、RF入力が80dbμのときの
トランジスタQ2のコレクタ電圧と等しい電圧に
設定している。
尚又第2図の回路に於いて、PINダイオードを
D6とD7の2本使いにしているのは、L・C同
調回路L1の実効選択度の低下を防止する為と、
減衰効果の増大を図る為であるが、当然ながらも
つと高級回路であるT型、π型を基本にした3本
以上のPINダイオードを用いたり、又単にPINダ
イオードとしてD6を1本用いるだけでもよい。
斯様に第2図の回路では極強電界に対して効果
的な自動利得制御AGCを行なうことが出来る。
又第2図の回路では高周波増幅用トランジスタQ
1の前段のクリツピング用ダイオードとして、ゲ
ルマニウムダイオードに代えてシリコンダイオー
ドD1′,D4,D2′,D5を用いたので通常到
来する電界強度内ではクリツピング歪を発生しな
い様にすることが出来る。
第1図の従来回路と、第2図の本考案回路の実
験結果データを第3図に示す。第3図に於いて、
Aは第2図の本考案回路を用いた場合、Bは第1
図の従来回路を用いた場合の高周波入力レベルに
対する低周波出力信号レベルを夫々示す特性曲線
で、第3図から明らかな様に、本考案回路の場
合、90dbμ以上のRF入力レベルに対して効果が
見られる。又Cで示されている様に、高周波入力
レベルに対するノズルレベルは従来回路と本考案
回路とで変わりがない。更に第2図の回路を用い
れば、混変調妨害特性も格段に良好になることが
実験的に確かめられた。
以上の様に本考案に係る受信機の高周波増幅回
路は高周波増幅用能動素子の前段に、所定の大入
力の点を検出するしきい値検出回路と、該しきい
値検出回路によつて制御され所定の大入力の点よ
り高周波信号を減衰させるPINダイオードとを設
けたので、S/N比を劣下させることなく強電界
に対し効果的なAGC特性を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の受信機の高周波増幅回路を示す
回路図、第2図は本考案に係る受信機の高周波増
幅回路を示す回路図、第3図は第1図及び第2図
の回路を用いた場合の高周波入力レベルに対する
低周波出力信号レベル及びノイズレベルの実験結
果を示した特性図である。 Q1……高周波増幅用トランジスタ、3……電
圧比較器、D6,D7……PINダイオード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 利得制御可能な高周波増幅用能動素子の前段
    に、所定の大入力の点を検出するしきい値検出回
    路と、該しきい値検出回路によつて制御され前記
    所定の大入力の点より高周波信号の減衰動作を開
    始するPINダイオードとを設けたことを特徴とす
    る受信機の高周波増幅回路。
JP12730179U 1979-09-14 1979-09-14 Expired JPS6117616Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12730179U JPS6117616Y2 (ja) 1979-09-14 1979-09-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12730179U JPS6117616Y2 (ja) 1979-09-14 1979-09-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5643917U JPS5643917U (ja) 1981-04-21
JPS6117616Y2 true JPS6117616Y2 (ja) 1986-05-29

Family

ID=29359164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12730179U Expired JPS6117616Y2 (ja) 1979-09-14 1979-09-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6117616Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5643917U (ja) 1981-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4019160A (en) Signal attenuator circuit for TV tuner
US4270222A (en) Radio-frequency head having a self-adaptive dynamic range
JPH0117855Y2 (ja)
JP3335079B2 (ja) Agc回路
US3939428A (en) Receiver with automatic pass band control
JPS6117616Y2 (ja)
US4271535A (en) Noise eliminating system
JP3191119B2 (ja) ラジオ受信機
JP3191120B2 (ja) ラジオ受信機
US4268807A (en) Band-pass filter and gain stage
JPH0155790B2 (ja)
JP3005472B2 (ja) 受信機
JPS6349008Y2 (ja)
EP0969596A2 (en) Variable attenuation circuit
JP2519320Y2 (ja) チューナのagc回路
JP3174230B2 (ja) ラジオ受信機
JPS59231908A (ja) 利得制御回路
JP3326720B2 (ja) ラジオ受信機
US3360735A (en) Automatic gain control circuit having means for compensating for capacitive effect
KR830000429B1 (ko) 제어신호 발생회로
JP3292957B2 (ja) ラジオ受信機
JPH0292173A (ja) アンテナダイバーシティ方式のテレビジョン受像機
JPS6137814B2 (ja)
JPH07321733A (ja) 自動利得制御回路
JP2522432Y2 (ja) Fm受信装置