JPS6117567A - 光学活性α,β−不飽和アルコ−ルの製造法 - Google Patents

光学活性α,β−不飽和アルコ−ルの製造法

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JPS6117567A
JPS6117567A JP13979984A JP13979984A JPS6117567A JP S6117567 A JPS6117567 A JP S6117567A JP 13979984 A JP13979984 A JP 13979984A JP 13979984 A JP13979984 A JP 13979984A JP S6117567 A JPS6117567 A JP S6117567A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はケトン化合物の不斉還元による光学活性a、β
−不飽和アルコールの製造法に関する。さらに詳しくは
本発明は一般式(I)〔式中、R1はハロゲン原子で置
換されて′いてもよい炭素数8〜8のシクロアルキル基
またはハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数5〜
8のシクロアルケニル基を表わすか、または、ハロゲン
原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のハロ
アルキル基、シアノ基、炭素数1〜4のアルコキシル基
、フェノキシ基あるいはフェニル基で置換されていても
よいフェニル基を表わす。R2はイミダゾール−1−イ
ル基または1.2.4−トリアゾール−1−イル基を表
わす。〕 で示されるケトン化合物を一般式(n)〔式中、R8は
炭4素数1〜8のアルキル基、炭素数6〜10のアリー
ル基または炭素数7〜11のアラルキル基を表わす。R
4は水素原子、炭素数1〜6のアルギル基または炭素数
7〜16のアラルキル基を表わす。Rsは水素原子、炭
素数1〜10のアルキル基またはR素数7〜16のアラ
ルキル基を表わすか、または、炭素数1〜6のアルキル
基あるいは炭素数1〜6のアルコキシル基で置換されて
いてもよい炭素数6〜18のアリール基を表わす。*印
は不斉炭素゛を意味する。〕 で示される光学活性アミノアルコールと酸類の塩に水素
化ホウ素金属を反応させて得られる水素化ホウ素還元剤
で酸類の存在下または非存在下に不斉還元することによ
る一般式(m)〔式中、R1,R2および*印は前記と
同じ意味を表わす。〕 で示される光学活性アルコール誘導体の製造法に関する
ものである。
上記一般式(m)で示される光学活性アルコール誘導体
、即ちアゾール系α、β−不飽和アルコールハ例えば、
1−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(1、2、4
−)リアゾール−1−イル)−4,4−ジメチル−1−
ペンテン−8−オール、1−(4−クロロフェニル)−
2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4,4
−ジメチル−1−ペンテン−3−オールあるいは1−シ
クロへキシル−2−(1,2゜4−トリアゾール−1−
イル)−4,4−ジメチル−1−ペンテン−8−オール
に代表されるように、殺菌剤、植物生長調節剤または除
草剤の有効成分として有用であることが知られている。
そしてその活性においては、光学異性体の間で顕著な差
違があり、例えば上述の1−(2゜4−ジクロロフェニ
ル)−2−(1、2,4−トリアゾール−1−イル)−
4,4−ジメチル−1−ペンテン−8−オール、1−(
4−クロロフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)−4,4−ジメチル−1−ペンテン−8
−オールにおいては、殺菌剤として(へ)体が、植物生
長調節剤および除草剤として(+)体が、強い効力を有
することも知られている(特開昭57−99575号お
よび特開昭57−106669号公報)。
このようなことから、その使用目的により(ハ)体また
は(→体の何れか一方の光学異性体を、工業的にも効率
よ(製造する方法の開発が望まれている。
従来、一般にケトン化合物のカルボニル基を還元してア
ルコール化合物に導くための還元剤としては、水素化ア
ルミニウムリチウムや水素化ホウ素ナトリウムに代表さ
れる種々の試薬が知られているが、これらの試薬を用い
た場合にはその還元生成物は光学不活性即ちラセミ体で
あり、また、用いるケトン化合物に不飽和結合を含む場
合、殊に本発明方法の原料物質のようなα、β−共役不
飽和ケトンの還元に用0た場合には、カルボニル基に加
え二重結合部位の還元も起こり易く、さらには、二重結
合に関する立体配置の異性化の可能性も生じてくる。 
これまでに、前記一般式(I)で示されるケトン化合物
の不斉還元法としては、例えば一般式〔式中、Xは水素
原子または塩素原子を表わす。〕 で示されるケトン化合物を、不斉修飾水素化ア71/ 
iニウムリチウム化合物で還元し、一般式(7)〔式中
、Xおよび*印は前記と同じ意味を表わす。〕 で示される光学活性アルコール化合物を得る方しかしな
がら該方法は、(1)水素化アルミニウムリチウムを用
いることから、水分との接触による発大などの危険性が
あることや(2)より光学純度の高いアルコール化合物
を得るためには、N−置換アニリンのような添加物を多
量必要とすることなどの点で、工業的には必ずしも充分
な方法とは言い難い。
また、不斉還元において不斉修飾水素化ホウ素還元剤を
用いる光学活性アルコールの製造法としては以下の方法
が報告されている。
■ S、Co1onaら、 J、 Chem、 Soc
、、 PerkinTrans  I、 871 (1
978)に記載されている水素化ホウ素ナトリウムと光
学活性なエフェドリンのオニウム塩を用いる方法。。
■ R,F、Borch  ら、J、Org、Chem
、、87゜2847(1972)に記載されている光学
活性アミンボJ体を用いる方法。
■   M、  F、  Grundon   ら  
、   TetrahedronLetters  、
 295 (1976)に記載されているα−アミノ酸
エステルボラン錯体を用いる方法。
■   A、Hira(+   ら  、   J、 
 Chem、  Soc、  Chem。
Comm、、315 (1981’) ; S、 It
sun。
ら+1bid、  469(198,8):S、Its
un。
下 ら、 J、 Chem、 Soc、、 Perkin 
#rans I。
1678(198B)に記載されている光学活性アミノ
アルコールとボランを用いて芳香族ケトンを不斉還元す
る方法。
しかし、■、■および■は光学収率が低く実用的な方法
とは言い難い。また、■は高い光学収率を達成するため
にホウ素換算でアミノアルコールの2倍モルのボランを
使用するという欠点があり、工業的に実施するには必ず
しも充分とは言い難い。
このような状況の下に、本発明者らは、前記一般式(I
)で示されるケトン化合物を不斉還元して一般式(m)
で示される光学活性アルコール誘導体を得る方法につき
鋭意検討を重ねた結果、前記一般式(n)で示される光
学活性アミノアルコールと酸類の塩に水素化ホウ素金属
を反応させて得られる水素化ホウ素還元剤を用いること
により、カルボニル基のみが選択的に還元され、目的の
光学活性アゾール系α、β−不飽和アルコールが安全に
しかも効率よく得られることを見出した。
以下に本発明につき説明する。
一般式(IF)で示される光学活性アミノアルコールと
酸類の塩に水素化ホウ素金属を反応させることにより得
られる光学活性アミノアルコールで修飾された水素化ホ
ウ素還元剤は、溶媒中、一般式(II)で示される光学
活性アミノアルコールと酸類との塩と水素化ホウ素金属
を反応させることにより得られる。
前記一般式(n)で示される光学活性アミノアルコール
は、例えば市販の光学活性なアラニン、C−フェニルグ
リシン、フェニルアラニン、バリン、ロイシン、イソロ
イシン等のアミノ酸の誘導体に一般式(VI) R’ bMgY     (VI) 〔式中、R′5は炭素数1〜10のアルキル基または炭
素数7〜16のアラルキル基を表わすか、または、炭素
数1〜6のアルキル基あるいは炭素数1〜6のアルコキ
シル基で置換゛されていてもよい炭素数6〜18のアリ
ール基を表わし、Yはハロゲン原子を表わす。〕で示さ
れるグリニヤール試薬を反応させるか、または上記のア
ミノ酸の誘導体を還元することにより製造できる( A
、 Mckenz ie ら 、J。
Chem、Soc、、 1.28.79 (192B 
) :A、Mckenzieら、C,hem、 Ber
、、 62 。
288 (1920) :A、Mckenzie  ら
、J。
Chem、Soc、、779(1926):  S。
Hayashi   ら  、   Chem、   
Pharm、   Bull、。
17.145(1969))。
一般式(n)において、R8は上述のアミノ酸の誘導体
に由来する置換基であり、その具体例としではメチル基
、イソプロピル基、イソブチル基、5eC−ブチル基、
フェニル基またはベンジル基が挙げられ、R4の具体例
としては水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル
基マたはイソプロピル基が挙げられる。またR6の具体
例としてはフェニル基、0−トリル基、m−トリル基、
p−トリル基、2.5−キシリル基、0−メトキシフェ
ニル基、m−メトキシフェニル基、p−メトキシフェニ
ル基、0−エトキシフェニル基、ベンジル基またはメチ
ル基が挙げられる。
光学活性アミノアルコールと酸類の塩の原料である酸類
としては、例えば塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等の鉱酸、
酢酸等のカルボン酸またはp−トルエンスルホン酸等の
有機スルホン酸な、どが挙げられる。また、該塩は塩そ
のものとして用いるか、還元剤の製造に際し、予め系内
で光学活性アミノアルコールと酸より生成させてもよい
水素化ホウ素金属としては、例えば水素化ホウ素ナトリ
ウム、水素化ホウ素カリウム、水素化ホウ素リチウム、
水素化ホウ素亜鉛等があげられるが、入手の容易な水素
化ホウ素ナトリウムを用いることにより本発明の目的を
充分に達成することができる。
水素化ホウ素金属と光学活性アεノアルコールのモル比
はホウ素換算で、通常0.7:1〜2:1、好ましくは
0.7:1〜1.8:1、より好ましくは1:1である
用いられる溶媒は、反応に関与しないものであれば特に
限定されるものではないが、例えばベンゼン、トルエン
、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素、塩化
メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四
塩化炭素等のハロゲン化炭化水素あるいはこれらの混合
溶媒であり、水素化ホウ素金属を溶解するために、通常
例えばジメチルスルホキシド、ジグライム、ジメチルホ
ルムアミドまたは1.8−ジメチル−2−イミダゾリジ
ノンなどを併用することもできる。また、反応温度は通
常−78〜100°Cの範囲であり、好ましくは一40
〜100°Cの範囲である。
なお、反応は通常窒素やアルゴンなどの不活性ガスの雰
囲気下で行なわれる。
このようにして得られる還元剤は反応液より単離して用
いてもよいが、通常は単離することなくその溶液のまま
次の還元反応に使用する。
次に、このようにして得られた還元剤を用いて、前記一
般式(r’)で示されるケトン化合物から前記一般式(
m)で示される光学活性アルコール誘導体を還元反応に
より製造するに際し、用いる還元剤の量は該ケトン化合
物1モルに対し、ホウ素換算で0.5モル以上であり、
通常1〜5モルの範囲であり、1〜2モルの範囲でも充
分に目的を達成することができる。
また、上述の還元反応の溶媒は不活性溶媒であれば特に
限定されるものではないが、好適には、ベンゼン、トル
エン、キシレン、クロルベンゼンなどの芳香族炭化水素
、塩化メチレン、1.2−ジクロロエタン、クロロホル
ム、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素、ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジグライム
のようなエーテル類などの有機溶媒またはこれらの混合
溶媒が用いられ、また還元剤の製造において用いた溶媒
をそのままあるいは上記溶媒と混合して用いることもで
きる。還元反応は前述のような不活性ガスの雰囲気下で
行なわれる。還元反応の温度は通常−80〜100°C
の範囲であるが、工業的には一10〜50°Cの範囲で
行なわれる。
なお、上記還元反応において、該反応を酸類の存在下に
行なうこともでき、前記一般式(I)で示されるケトン
化合物の8体および2体間の異性化が抑制され、目的と
する光学活性アルコール誘導体の収率を高めることがで
きる。上述の酸類としては、例えば四塩化チタン、三フ
ッ化ホウ素エーテラート、塩化アルミニウムなどのルイ
ス酸、酢酸、クロル酢酸、プロピオン酸などのカルボン
酸または塩酸、硫酸、リン酸などの鉱酸が挙げられる。
このような酸類とケト化合物のモル比は通常0.01:
1〜1:1の範囲であり、好ましくは0.01:、1〜
0.5:1の範囲である、 このようにして還元反応を行った後、通常反応液に例え
ば塩酸および硫酸のような鉱酸の水溶液を加え、有機層
と水層に分液し、有機層を水洗、乾燥した後、有機溶媒
を留去することにより容易に目的とする前記一般式(m
)で示される光学活性アルコール誘導体が高収率で得ら
れる。
光学収率は生成物の旋光度を測定することにより、ある
いは光学活性充填剤を用いた高速液体クロマトグラフィ
ーで直接エナンチオマー比を測定することにより求めら
れる。
なお、使用した光学活性アミノアルコールは上記反応後
の水層にアルカリ水溶液を加え、有機溶媒で抽出するこ
とにより立体配置を保持したまま容易に回収され、再使
用することができる。
以下、実施例により本発明製造法を詳述するが、本発明
はこれらに限定されるものではない。
実施例1 窒素雰囲気下、(S)−2−アミノ−1゜1−ジフェニ
ル−4−メチルペンタン−1−オール塩酸塩0.551
F(1,8ミリモル)を1.2−ジクロロエタン5−に
懸濁させ一゛20℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム
0.0681F(1,8ミリモル)のジメチルホルムア
ミド1−溶液を加え一20℃より2時間を要して室温と
した。次に、この懸濁液に(E)−1−(4−クロロフ
ェニル)−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル
)−4,4−ジメチル−1−ペンテン−8−オン0.8
48F(1,2ミリモル)の1.2−ジクロロエタン4
−溶液を室温で加え48時間攪拌した。次いで2N塩酸
6gItを加え2時間攪拌した。中間層を連去した後、
有機層を水洗し、減圧濃縮した。残留物をクロロホルム
を展開液としてシリカゲル2fのカラムで精製すると0
.85Nの(+)−(E)−1−(4−クロロフェニル
)−2−(1,2,4−)リアゾール−1−イル)−4
,4−ジメチル−1−ペンテン−8−オールの結晶が得
られ、ガスクロマトグラフィーで分析すると反応率は9
6.3%であった。生成物の組成はアルコールE体78
.9%、アルコール2体20,8%であった。飽和アル
コール体(原料ケトンのα、β−不飽和ケトンのカルボ
ニJし基と二重結合のいずれもが水素化還元された生成
物を意味する。)0.8%であった。光学活性カラムに
よる高速液体クロマトグラフィーで生成アルコール8体
のエナンチオマー比を分析すると(+)体86.1%、
(−)体13.9%であった。
光学収率72.2% 実施例2〜5 実施例1において、(S)−2−アミノ−1,1−ジフ
ェニル−4−メチルペンタン−1−オール塩酸塩に代え
て(S)−2−アミノ−1,1−ジフェニル−プロパン
−1−オール塩酸塩、(S)−2−アミノ−1,1−ジ
フェニル−8−メチルブタン−1−オーJL/塩酸塩、
(R)−2−アミノ−1,1−ジフェニル−8−フェニ
ルプロパン−1−オール酢酸塩または(S)−2−アミ
ノ−1,1−ジ(2′−メトキシフェニル)−4−メチ
ル−ペンタン−1−オール酢酸塩を用い、実施例1に準
じて行ない、(E)−1−(4−クロロフェニル)−2
−(1,2,4−トリアゾール−1−イル’)−4,4
−ジメチル−1−ペンテン−8−オールの(+)体およ
び(−)体を得た。結果を表−1にまとめた。
実施例6 実施例1において、(S)=2−アミツー−1,1−ジ
フェニル−4−メチル−ペンタン−1−オール塩酸塩を
酢酸塩に代え、水素化ホウ素ナトリウムを0.075F
(1,98ミリモル)使用し、(E)−1−(4−クロ
ロフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾール−1−
イル)−4,4−ジメチル−1−ペンテン−3−オンに
酢酸0.01621 (0,27ミリモル)を添加し、
反応を91時間行った以外は実施例1と同様に行ない、
(+)−(E)−1−(4−クロロフェニル)−2−(
1,2,4−)リアゾール−1−イル)−4,4−ジメ
チル−1−ペンテン−8−オールを得た。反応率は10
0%であり、生成、物の組成はアルコールE体9o、s
%、アルコール飽和体8.4%、アルコールZ 体6.
8%であった。アルコールE体のエナンチオマー比ハ(
+)体86.5%、(−)体13.5%であった。
光学収率78% 実施例7 (S)−2−アミノ−1,1−ジフェニル−4−メチル
ペンタン−1−オール0.117g(0,48ミリモル
)のクロロホルム溶液8−に酢酸0.05j1M’(0
,87ミリモル)を加え一60°Cに冷却した。水素化
ホウ素ナトリウム0.01118g(0,87ミリモル
)のジメチルホルムアミド溶液0.5−を加え、2時間
を要して室温とした。この懸濁液に(E)−1−(4−
クロロフェニル)−2−(1,2゜4−トリアゾール−
1−イル)−4,4−ジメチル−1−ペンテン−8−オ
ン0.084F(0,29ミリモル)の塩化メチレン溶
液8mを加え、室温で17時間攪拌した。実施例1と同
様の処理を行ない、(+)−(E)−1−(4−クロロ
フェニル)−2−(1,2゜4−トリアゾール−1−イ
ル)−4,4−ジメチル−1−ペンテン−8−オールヲ
得り。
反応率は58.7%であり、生成物の組成はアルコ−J
LZ E 体85.4 %、7 JLZ :2− JL
Z Z 体14.5%であり、アルコール8体のエナン
チオマー比は(+)体86.0%、(−)体14.0%
であった。
実施例8〜11 実施例1において、 (E)−1−(4−クロロフェニル)−2−(1,2,
4−)リアゾール−1−イル)−4,4−ジメチル−1
−ペンテン−8−オンに代えて(E)−1−(2,4−
ジクロロフェニル’)−2−(1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)−4,4−ジメチル−1−ペンテン−8
−オンを用い、(S)−2−アミノ−1,1−ジフェニ
ル−4−メチルペンタン−1−オール塩酸塩に代えて、
(S)=2−アミノ−1,1−ジフェニルプロパン−1
−オール塩酸塩、(S)−2−アミノ−1゜1−ジフェ
ニル−8−メチル−ブタン−1−オール塩酸塩、(S)
−2−アミノ−1,1−ジペンジループロパン−1−オ
ール塩酸塩または(S)−2−アミノ−8−フェニル−
プロパン−1−オール塩酸塩を用いた以外は実施例1と
同様に行ない、(+)−(E)−1−(2,4−ジクロ
ロフェニル)−2−(1,2,4−)−リアゾール−1
−イル)−4,4−ジメチル−1−ペンテン−8−オー
ルを得た。結果を表−2にまとめた。
実施例12 窒素雰囲気下、(S’)−2−アミノ−1゜1−ジフェ
ニル−4−メチルペンタン−1−オール塩酸塩0.27
5F(0,90ミリモル)を1.2−ジクロロエタン5
IIIgに懸濁させ、−20°Cに冷却し、水素化ホウ
素ナトリウム0.084f(0,90ミリモル)のジメ
チルホルムアミド0.5−溶液を加え、−20°Cから
2時間を要して室温とした。この懸濁液に室温で(E)
−1−シクロへキシル−4,4−ジメチル−2−(1,
2,4−)リアゾール−1−イル)−1−ペンテン−8
−オン157q(0,60ミリモル)の1.2−ジクロ
ロエタン2d溶液を滴下し24時間攪拌した。反応液に
2N塩酸6−を加えて遊離した(S・)−2−アミノ−
1,1−ジフェニル−4−メチルペンタン−1−オール
塩酸塩を濾去した後、有機層を水で洗浄後減圧濃縮した
。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
して(−)−(E)−1−シクロヘキシル−4,4−ジ
メチル−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−1−ペンテン−8−オール0.158 fを得た。反
応率は98,7%であり、生成物の組成はアルコ−98
体95.7%、アルコール2体4.8%であり、アルコ
−98体のエナンチオマー比は(+)体18.8%、(
−)体81o2%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1はハロゲン原子で置換されていてもよい
    炭素数3〜8のシクロアルキル基またはハロゲン原子で
    置換されていてもよい炭素数5〜8のシクロアルケニル
    基を表わすか、または、ハロゲン原子、炭素数1〜4の
    アルキル基、炭素数1〜4のハロアルキル基、シアノ基
    、炭素数1〜4のアルコキシル基、フェノキシ基あるい
    はフェニル基で置換されていてもよいフェニル基を表わ
    す。R_2はイミダゾール−1−イル基または1,2,
    4−トリアゾール−1−イル基を表わす。〕 で示されるケトン化合物を一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_3は炭素数1〜8のアルキル基、炭素数6
    〜10のアリール基または炭素数7〜11のアラルキル
    基を表わす。R_4は水素原子、炭素数1〜6のアルキ
    ル基または炭素数7〜16のアラルキル基を表わす。R
    _5は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基または炭
    素数7〜16のアラルキル基を表わすかまたは、炭素数
    1〜6のアルキル基あるいは炭素数1〜6のアルコキシ
    ル基で置換されていてもよい炭素数6〜18のアリール
    基を表わす。*印は不斉炭素を意味する。〕 で示される光学活性アミノアルコールと酸類の塩に水素
    化ホウ素金属を反応させて得られる水素化ホウ素還元剤
    で酸類の存在下または非存在下に不斉還元することを特
    徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1、R_2および*は前記と同じ意味を表
    わす。〕 で示される光学活性アルコール誘導体の製造法。
JP13979984A 1984-07-04 1984-07-04 光学活性α,β−不飽和アルコ−ルの製造法 Granted JPS6117567A (ja)

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JP13979984A Granted JPS6117567A (ja) 1984-07-04 1984-07-04 光学活性α,β−不飽和アルコ−ルの製造法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170007136A (ko) * 2015-07-08 2017-01-18 나부테스코 가부시키가이샤 전자 비례 밸브

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KR20170007136A (ko) * 2015-07-08 2017-01-18 나부테스코 가부시키가이샤 전자 비례 밸브

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JPH0528228B2 (ja) 1993-04-23

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