JPS6117512A - 低溶血性ビタミンe注射液 - Google Patents
低溶血性ビタミンe注射液Info
- Publication number
- JPS6117512A JPS6117512A JP13777684A JP13777684A JPS6117512A JP S6117512 A JPS6117512 A JP S6117512A JP 13777684 A JP13777684 A JP 13777684A JP 13777684 A JP13777684 A JP 13777684A JP S6117512 A JPS6117512 A JP S6117512A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vitamin
- injection solution
- hemolysis
- active agent
- saccharide
- Prior art date
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- Pending
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- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は低溶血性のビタミン出水性注射液に関し、更に
詳細には非イオン性界面活性剤で可溶化し、糖類を配合
した低溶血性のビタミン出水性注射液に関する。
詳細には非イオン性界面活性剤で可溶化し、糖類を配合
した低溶血性のビタミン出水性注射液に関する。
♂タミン田は脂質とくに不飽和脂肪酸に対する抗酸化作
用により、過酸化脂質の生成を防ぐと共に、゛皮膚につ
いても直接投与により、皮膚血管系に働らき、末梢血管
を拡張し、血流を良くするなどの作用もある重要カ脂溶
性ビタミンである。
用により、過酸化脂質の生成を防ぐと共に、゛皮膚につ
いても直接投与により、皮膚血管系に働らき、末梢血管
を拡張し、血流を良くするなどの作用もある重要カ脂溶
性ビタミンである。
一般に脂溶性ビタミンの水性注射液を製するには非イオ
ン性界面活性剤を用い可溶化するが、この場合界面活性
剤の添加量が多いほど可溶化は容易となり安定な水溶液
が得られる。しかし、このようにして得られた水性注射
液は、界面活性剤の溶血性のため、種々の副作用を引き
起す。特に、ビタミン団の投与量は、1日100119
以上とビタミンに類、人などの他の脂溶性物質に比べて
多く、その為水性注射液を得るためには非常に多くの界
面活性剤が必要とされる。
ン性界面活性剤を用い可溶化するが、この場合界面活性
剤の添加量が多いほど可溶化は容易となり安定な水溶液
が得られる。しかし、このようにして得られた水性注射
液は、界面活性剤の溶血性のため、種々の副作用を引き
起す。特に、ビタミン団の投与量は、1日100119
以上とビタミンに類、人などの他の脂溶性物質に比べて
多く、その為水性注射液を得るためには非常に多くの界
面活性剤が必要とされる。
そこで、溶血性の低いビタミン乙の水性注射剤を得るた
め、界面活性剤の含有量を少なくす゛ることか試みられ
ているが、界面活性剤の添加量が少なくなると経時的に
白濁が生じる等、裳剤の安定性が損なわれるという問題
が生じる。その為、安定性向上の目的で第2の界面活性
剤、レシチン等の安定剤を添加することとなるが、注射
剤として他の添加剤が増えるのは好ましくなく、また溶
血性の面からも不利となる。また、注射剤中にシクロデ
キストリンを添加し、溶血性を低下せしめる方法が報告
されている(%開昭57−18607号)が、脂溶性ビ
タミンであるビタミンmの可溶化液にシクロデキストリ
ンを添加した場合、白濁が生じる等の欠点があった。
め、界面活性剤の含有量を少なくす゛ることか試みられ
ているが、界面活性剤の添加量が少なくなると経時的に
白濁が生じる等、裳剤の安定性が損なわれるという問題
が生じる。その為、安定性向上の目的で第2の界面活性
剤、レシチン等の安定剤を添加することとなるが、注射
剤として他の添加剤が増えるのは好ましくなく、また溶
血性の面からも不利となる。また、注射剤中にシクロデ
キストリンを添加し、溶血性を低下せしめる方法が報告
されている(%開昭57−18607号)が、脂溶性ビ
タミンであるビタミンmの可溶化液にシクロデキストリ
ンを添加した場合、白濁が生じる等の欠点があった。
したがって、長時間の保存においても白濁等の問題が生
じない安定な、しかも溶血性の低いビタミンmの水性注
射液の開発が望まれていた。
じない安定な、しかも溶血性の低いビタミンmの水性注
射液の開発が望まれていた。
以上の現状に鑑み、本発明者らは界面活性剤を含有する
ビタミン団の水性注射剤につい゛て、その溶血性を低減
すべく種々研究をおζなった結果、特定の糖類を配合せ
しめることにより上記目的が達成されることを見出した
。
ビタミン団の水性注射剤につい゛て、その溶血性を低減
すべく種々研究をおζなった結果、特定の糖類を配合せ
しめることにより上記目的が達成されることを見出した
。
すなわち、本発明は非イオン性界面活性剤で可溶化され
たピタミyieの水性注射液において、1.0〜20重
量−〇単糖、二11!または糖アルコールを配合したこ
とをl!#徴とする低溶血性ビタミン也注射液を提供す
るものである。
たピタミyieの水性注射液において、1.0〜20重
量−〇単糖、二11!または糖アルコールを配合したこ
とをl!#徴とする低溶血性ビタミン也注射液を提供す
るものである。
本発明の低溶血性ビタミン也注射ta、非イオン性界面
活性剤で可溶化されたビタミンIの水性注射液に常法に
従って、全液量に対し1.0〜20重量−の単糖、二糖
または糖アルコールを配合することによって調製される
。
活性剤で可溶化されたビタミンIの水性注射液に常法に
従って、全液量に対し1.0〜20重量−の単糖、二糖
または糖アルコールを配合することによって調製される
。
この単糖、三糖及び糖アルコールの例としては次のもの
が挙けられる。単糖としては、グルコース、マンノース
、フルクトースナトの6炭糖及びアラビノースなどの5
炭糖等が、三糖としてはショ糖等が、糖アルコールとし
てはマンニトール、ソルビトールなどがあけられる。こ
れらのm類には、立体異性体、2セミ体のものが存在す
るが、本発明においてはその区別なく適用でき、またこ
れらの単糖、二糖、糖アルコールの幾種類かを組合せる
とともできる。
が挙けられる。単糖としては、グルコース、マンノース
、フルクトースナトの6炭糖及びアラビノースなどの5
炭糖等が、三糖としてはショ糖等が、糖アルコールとし
てはマンニトール、ソルビトールなどがあけられる。こ
れらのm類には、立体異性体、2セミ体のものが存在す
るが、本発明においてはその区別なく適用でき、またこ
れらの単糖、二糖、糖アルコールの幾種類かを組合せる
とともできる。
また、本発明で使用される主な界面活性剤としては硬化
ヒマシ油?リオキシエチレン誘導体テエチレンオキサイ
ド゛平均重合度40〜60のもの、例えll1HOo−
60(商品名日光ケ ′ミカルズ社)等や?リオ
キクエチレンソルピタン脂肪酸エステル等であり、更に
安定性向上の為、ソルビタン脂肪酸エステル、−リオキ
シエチレ/ソルビット脂肪酸エステル、?リグリセリン
脂肪歳エステル等を添加しても良い。
ヒマシ油?リオキシエチレン誘導体テエチレンオキサイ
ド゛平均重合度40〜60のもの、例えll1HOo−
60(商品名日光ケ ′ミカルズ社)等や?リオ
キクエチレンソルピタン脂肪酸エステル等であり、更に
安定性向上の為、ソルビタン脂肪酸エステル、−リオキ
シエチレ/ソルビット脂肪酸エステル、?リグリセリン
脂肪歳エステル等を添加しても良い。
更に、本発明の低溶血性ビタミンE注射液には従来より
用いられているプロピレングリコール、グリセリン、?
リエチレングリコール、緩衝剤などをさらに配合しても
良い。
用いられているプロピレングリコール、グリセリン、?
リエチレングリコール、緩衝剤などをさらに配合しても
良い。
叙上の如くして得られた本発明の低溶血性ビタミンE注
射液は、従来の水性注射液と比べその溶血性が極めて低
下し、生理食塩水と比べてもほとんど差のない程度であ
り、筋肉注射、静脈注射等として安全に使用できるもの
である。そして、この注射液は長期間の保存に対しても
安定であり、白濁等を生じない。
射液は、従来の水性注射液と比べその溶血性が極めて低
下し、生理食塩水と比べてもほとんど差のない程度であ
り、筋肉注射、静脈注射等として安全に使用できるもの
である。そして、この注射液は長期間の保存に対しても
安定であり、白濁等を生じない。
次に実施例をあけ、本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1
酢酸トコ7.111−7−ル 200 Q(
商品名ニラコールBOO−60) プロピレングリコール 200翼gグルコース
200m9クエン酸ナトリウム
10Hgクエン酸 0.
5■蒸留水 全量 5d(製 法) 酢酸トコフェノール、ニラコールHCO−60゜ゾロぎ
レンゲリコールを約80℃の水浴上で混合熔融して均一
にし、攪拌しながら、これに約80℃の蒸留水を加え、
攪拌、可溶化した後、グルコース、クエン酸ナトリウム
、クエン酸を加え、蒸留水で5−とする。これを0.2
2μmのメン!ジンフィルターを用いて沖過し5−褐色
アンプルに充填し窒素ガスを置換し溶閉した。
商品名ニラコールBOO−60) プロピレングリコール 200翼gグルコース
200m9クエン酸ナトリウム
10Hgクエン酸 0.
5■蒸留水 全量 5d(製 法) 酢酸トコフェノール、ニラコールHCO−60゜ゾロぎ
レンゲリコールを約80℃の水浴上で混合熔融して均一
にし、攪拌しながら、これに約80℃の蒸留水を加え、
攪拌、可溶化した後、グルコース、クエン酸ナトリウム
、クエン酸を加え、蒸留水で5−とする。これを0.2
2μmのメン!ジンフィルターを用いて沖過し5−褐色
アンプルに充填し窒素ガスを置換し溶閉した。
実施例2
酢酸トコフェロール 200■ニツコールHC
O−608003g ソルビタントリオレエート 50叩プロピレング
リコール 50011gD−ソルビトール液(7
0%) 200119蒸留水
全量 5−(製 法) 実施例1と同様にした。
O−608003g ソルビタントリオレエート 50叩プロピレング
リコール 50011gD−ソルビトール液(7
0%) 200119蒸留水
全量 5−(製 法) 実施例1と同様にした。
実施例3
酢酸トコフェロール 200嘘
ソルビタンモノオレエート 100011??リオキシ
エチレン20モルエーテル プロピレングリコール 20011FD−ソルビト
ール液(70%) 200算g蒸留水
全量 5m (製 法) 実施例1と同様にした。
エチレン20モルエーテル プロピレングリコール 20011FD−ソルビト
ール液(70%) 200算g蒸留水
全量 5m (製 法) 実施例1と同様にした。
実施例4
酢酸トコフェロール 200η
ニツコールHCO−60800■
ゾロピレングリコール 500高2シヨ糖
200冨g蒸留水
全量 5−(製法) 実施例1と同様にした。
200冨g蒸留水
全量 5−(製法) 実施例1と同様にした。
実施例5
実施例1〜4で調製された低溶血性ビタミンE注射液を
それぞれ検体1〜4、実施例1〜4のうちグルコース、
ショ糖あるいはD−ノルビトールなどの糖あるいは糖ア
ルコールを除いた処方のものをそれぞれ検体5〜8とし
、これらの溶血率を測定した。この結果を第1表に示す
。
それぞれ検体1〜4、実施例1〜4のうちグルコース、
ショ糖あるいはD−ノルビトールなどの糖あるいは糖ア
ルコールを除いた処方のものをそれぞれ検体5〜8とし
、これらの溶血率を測定した。この結果を第1表に示す
。
溶血率の測定は、血球成分と等容量の生理食塩水に浮遊
させたものを血球浮遊液とし、測定検体と1対1に混合
し、37℃、3時間インキュベーションした後に測定し
た。測定はインキュベーション後2000r、p、m
J−0分間遠沈し、上清について540 nm の吸光
度から測定した。溶血標準曲線は血球浮遊液1ゴに蒸留
水1 meを加え完全に溶血させ、これを蒸留水で6倍
希釈したものを100%溶血とした。
させたものを血球浮遊液とし、測定検体と1対1に混合
し、37℃、3時間インキュベーションした後に測定し
た。測定はインキュベーション後2000r、p、m
J−0分間遠沈し、上清について540 nm の吸光
度から測定した。溶血標準曲線は血球浮遊液1ゴに蒸留
水1 meを加え完全に溶血させ、これを蒸留水で6倍
希釈したものを100%溶血とした。
第1表
以上の結果から明らかな如く、本発明の注射液は、その
溶血性が著しく改善され、生理食塩水の溶血性とほとん
ど差のないものである。
溶血性が著しく改善され、生理食塩水の溶血性とほとん
ど差のないものである。
以上
Claims (1)
- 1 非イオン性界面活性剤で可溶化されたビタミンEの
水性注射液において、1.0〜20重量%の単糖、二糖
または糖アルコールを配合したことを特徴とする低溶血
性ビタミンE注射液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13777684A JPS6117512A (ja) | 1984-07-03 | 1984-07-03 | 低溶血性ビタミンe注射液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13777684A JPS6117512A (ja) | 1984-07-03 | 1984-07-03 | 低溶血性ビタミンe注射液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6117512A true JPS6117512A (ja) | 1986-01-25 |
Family
ID=15206569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13777684A Pending JPS6117512A (ja) | 1984-07-03 | 1984-07-03 | 低溶血性ビタミンe注射液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6117512A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63188624A (ja) * | 1987-01-29 | 1988-08-04 | Maruzen Kasei Kk | ビタミンe含有水性液 |
JPH03279324A (ja) * | 1990-03-29 | 1991-12-10 | Otsuka Pharmaceut Co Ltd | 脂溶性ビタミン注射液 |
JPH10511382A (ja) * | 1994-12-23 | 1998-11-04 | メルク シヤープ エンド ドーム リミテツド | 界面活性剤及びエマルションによる溶血の防止 |
JP4713706B2 (ja) * | 2000-03-14 | 2011-06-29 | テルモ株式会社 | 脂溶性ビタミン可溶化液入り容器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4950124A (ja) * | 1972-09-27 | 1974-05-15 | ||
JPS59104313A (ja) * | 1982-12-06 | 1984-06-16 | Ajinomoto Co Inc | 脂溶性ビタミン含有水性液 |
-
1984
- 1984-07-03 JP JP13777684A patent/JPS6117512A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4950124A (ja) * | 1972-09-27 | 1974-05-15 | ||
JPS59104313A (ja) * | 1982-12-06 | 1984-06-16 | Ajinomoto Co Inc | 脂溶性ビタミン含有水性液 |
Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
JPS63188624A (ja) * | 1987-01-29 | 1988-08-04 | Maruzen Kasei Kk | ビタミンe含有水性液 |
JPH03279324A (ja) * | 1990-03-29 | 1991-12-10 | Otsuka Pharmaceut Co Ltd | 脂溶性ビタミン注射液 |
JPH10511382A (ja) * | 1994-12-23 | 1998-11-04 | メルク シヤープ エンド ドーム リミテツド | 界面活性剤及びエマルションによる溶血の防止 |
JP4713706B2 (ja) * | 2000-03-14 | 2011-06-29 | テルモ株式会社 | 脂溶性ビタミン可溶化液入り容器 |
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