JPS6117265A - 磁気デイスク用規整板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮亙欠！ 本発明は磁気ディスク用規整板に関するものである。よ
り具体的には、回転するシート状磁気記録媒体の規整レ
ベルよりも媒体に向って磁気ヘッドを突出させて磁気記
録または再生を行なう方式に用いられる磁気ディスク用
規整板に関するものである。

艷ＩＬ摺 一般に、シート厚が薄く、シャケ・ントに収納された磁
気ディスクがある。記録／再生は、ジャケットに収納さ
れた状態で薄いディスクシートのみを回転させ、これに
ジャケットの開口部からヘッドすなわちトランスジュー
サを当てて行なわれる。この場合、径の大きいディスク
であれば、ディスク自体に加わる遠心力の作用により、
ディスクにヘッドを近接させてもヘッドが離隔して逃げ
ることがなく、安定したヘッド当りが得られる。

しかし径の小さなディスクでは、径の大きなディスクと
比較してディスク自体に加わる遠心力が小さいので、ヘ
ッドを突き出すと記録面が逃げてしまい、安定し、たヘ
ッド当りが得られない。たとえば−辺が５ｃｍ程度のパ
ック寸法を有するジャケットに収納されたディスクでは
長幼なヘッド当りが得られない。当然のことながら、安
定した記録または再生を実現するには、ディスクの記録
面に対するヘッド当りの精度は高いことが要求される。

しかし、このようにヘッドの逃げが生ずるとヘッド当り
の精度が劣化し、安定した記録または再生が実現されな
い。

このため従来は、特開昭５７−１１３４５９および同５
７−１１３４８０などに開示されているように、ヘッド
の突出しに対して磁気シートの非へ・ンド側、すなわち
ヘッドのないシート背面の側にシートが逃げることを規
整する構成をとったものがある。この規整は、シートの
逃げを規整する形状の凹部を有しヘッド位置に対応する
シート背面をその背面側から押圧する規整板によって行
なわれる。

このような規整板に設けられた凹部は、磁気ヘッドの突
出による磁気シートの凸部を収容するためにシートの自
由変形曲面に沿った形状をなすことが有利であることが
知られている（実開昭５９−５０４６　）。このような
自由変形曲面を有する磁気ディスク用規整板は、磁気シ
ートの回転に伴って曲面に沿って空気層流が生ずる可能
性があり、これが磁気記録シートを回転駆動負荷を軽減
させる。したがって駆動モータはトルクが小さいものを
使用できる。

しかしこのような自由変形曲面は、その曲率が少なくと
も２次元方向に連続的に変化し、これを所望の形状に設
計して機械加工によって実現することは、容易でない。

本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、磁気ディ
スクシートの回転負荷トルクが小さい磁気ディスク用規
整板を“提供することを目的とする。

発」ＬΩ」［示 本発明によれば、回転するシート状磁気記録媒体の規整
レベルよりも磁気ヘッドを該記録媒体に向って突出させ
て磁気記録または再生を行なう方式に用いられる磁気デ
ィスク用規整板は、記録媒体と接触し得る部分が全体と
してほぼ平担な平面をなす第１の部分と、第１の部分に
連続し、規整板が記録媒体に対して磁気ヘッドと反対側
に配置されたときに記録媒体の磁気ヘッドによって突出
した部分を受けるための窪み部を有する第２の部分とを
含み、この窪み部は、記録媒体の回転方向に平行な断面
の形状が全体としてほぼ凹状をなし、第２の部分の少な
くとも記録媒体と接触し得る部分は、記録媒体とほぼ同
様の形状および弾性を有する研削部材を記録媒体の突出
状態と実質的に同じ状態にして研削することによって得
られた形状と実質的に同じ形状を有する。

支１叢Ｌｌ」 次に添付図面を参照して本発明の詳細な説明する。

磁気シートの記録／再生装置は、第１図に概念的に示す
ように、矢印Ｒの方向に回転する磁気シート１４の記録
面２２側に配置された磁気へラド３０と対応する位置の
シート背面２４側に規整板３２が半固定的に配設され、
磁気ヘッド３０で磁気シート１４を押圧したときのシー
ト１４の軸１０と平行な方向の逃げを規整している。

規整板３２は、第２図に斜視図を、第３図に第２図の一
点鎖線ＩＩＩから切断して見た断面端面を示すように、
本実施例では磁気シート１４の背面２４を案内する平担
な案内面３８を有し、その中央に一方が開放された窪み
、もしくは凹部３６が形成されている。凹部３６は、第
３図からも明らかなように曲率が少なくともシート回転
方向Ｒと同じ２次元方向において連続的に変化する曲面
４０を有する９第１図の一点鎖線ＩＶおよびＶから切断
して見た断面端面をそれぞれ第４図および第５図に示す
ように、シート１４は規整板３２の曲面４０と凹部３６
に向かって突き出される磁気ヘッド３０との協同作用に
よって位置規整が加えられる。

このように磁気シート１４の表面から磁気へラド３０を
突出させて磁気シート１４の背面２４を規整板３２の案
内面３８に当接させたとき、形成されるａ＆気シート１
４の記録面のレベル、すなわち規整板３２の案内面３８
のレベルに磁気シート１４の総厚を加算したレベルを磁
気シートの規整レベルと称し、磁気へラド３０はこの磁
気シートの規整レベルよりも記録媒体に向って琴出させ
て磁気記録または再生が行なわれる。

このような曲面４０を有する規整板３２は、本実施例で
は第６図に示す装置によって形成される。この装置は、
モータ１００の駆動軸１０２に中心部のコア１０４が好
ましくは着脱可能に担持されたラッピングシート１０６
を有する。

ラッピングシート１０６は、軸１０２を中心とした薄い
平担な円板形状をなし、モータ１００によって矢印Ｒの
方向に回転駆動される。その形状、重さ、弾性などの物
理的特性は、記録／再生装置に使用する磁気シート１４
と実質的に同じにするのが有利である。

ラッピングシート１０Ｂは第１３図にその断面を拡大し
て示すように、ベース１０８と、研磨剤層１１０とから
なる。ベース１０８は好ましくは、磁気シート１４と同
様のプラスチ・ンク材料からなる。研磨剤層１１０は、
後述するように規ｉ板３２またはその鏡型１３２の材料
表面を研削ないしは研磨して曲面４０を形成するのに適
した研磨剤を含む。好ましくは、ベース＋０８の研磨剤
層１１０と反対側の主面に磁気シート１４の記録面２２
と実質的に同じ組成の材料の層１１２を被着させてもよ
い。

ラッピングシート１０６の一方の主面１２４の側には、
これと平行に支持体１５０が配設されている。

支持体１５０には、図示のように、曲面４０を形成すべ
き規整板３２またはその鏡型１３２が装着可能に構成さ
れる。支持体１５（ｌ全体は、動作状態では矢印Ａの方
向から主面１２４に押圧され、規整板３２の面３８、ま
たはその鏡型１３２の面３８に相当する面が主面１２４
上を摺接する。

ラッピングシート１０８の他方の主面１２２の側には、
これと平行に支持体１５２がへ設され、これには、図示
のように突出体］５４が支持されている。

突出体１５４は、磁気ヘッド３０と実質的に同じ形状を
有し、移動機構１５８によってラッピングシート１５８
の半径方向Ｃに移動可能に支持されている。

支持体１５２全体は、動作状態では矢印Ｂの方向から押
圧され、突出体１５４が主面１２２に当接して、磁気デ
ィスク記録／再生装置におけるのと同様の状態で１回転
するシート１０６の規整レベル１５８よりも支持体１５
０に向って突出する。

本実施例では、支持体１５０に規整板３２またはその鏡
型１３２が装着され、シート１０６を矢印Ｈの方向に回
転させて両支持体１５０および１５２を矢印ＡおよびＢ
の方向から押圧し、その際、移動＊構１５θによって突
出体１５４を半径方向に順次移動させることによって、
規整板３２に曲面４０が、またはその鏡型１′３２に曲
面４０に相当する面が形成される。

規整板３２の凹部３８に直接曲面４０を形成する場合は
、規整板３２を支持体１５０に装着する。また、規整板
３２を製造する金型を作成するための親型１３２に曲面
４０を形成する場合は、現型１３２を支持体１５０に装
着する。

現型１３２を形成する実施例を説明すると、第７図に示
すような断面形状を有する部材１３２を用意する。この
部材１３２は、凹部１３Ｂを除いては目的の規整板３２
と実質的に同じ形状を有する。四部１３Ｂは、規整板３
２の凹部３６に対応する全体として凹型の断面形状を有
し、凹部３Ｂのおおまかな形状に機械加工されている。

この実施例では、底面１８０と、第１の斜面１８４およ
び１８４と、第２の斜面１６６と、第３の斜面１８８と
からなる。底面１６０は平担な平面であり、第１の斜面
１６４および＋５４は、本実施例では底面１６０に対し
て４５６の角度をなしている。また、第２の斜面１６６
は、第１の斜面１８４に対してゆるやかな角度の面とり
をなし、第３の斜面ＩＨは、第１の斜面１ｉ１ｔ４に対
して第２の斜面１８Ｂよりもさらにゆるやかな角度の面
とりをなしている。

本実施例では、ラッピングシート１（＋８の走行方向Ｒ
について上流側の斜面１６８の傾斜を下流例の斜面１８
Ｂのそれより急峻にしている。つまり、凹部１３６の中
央に対して左、右非対称である。勿論、同じ傾斜度（対
称）であってもよい。これらの面１８０〜１６８が最終
的には規整板３２の曲面４０になる。

このような凹部１３Ｂが形成された部材１３２を支持体
１５０に装着し、突出体１５４をある半径方向の位置に
配置して、第８図に示すように支持体１５０および１５
２をそれぞれ矢印ＡおよびＢの方向から押圧する。この
状態でモータ１００を駆動してラッピングシート１０６
を矢印Ｒの方向に定常回転させ、部材１３２のシー）　
１０８に摺接する部分の研削を行なう。所定の時間、研
削を行なうと、その凹部１３Ｂの形状は第９図に示すよ
うになる。

つまり、斜面１６４および１５−４の一部、ならびに斜
面１６６および１８８の表面付近が少なくとも部分的に
研削され、丸みが与えられて曲面ＩＨａおよび１６８ａ
が形成される。この研削で形成される曲面１６６ａおよ
び１６８ａは、シート１０４の走行方向Ｈについてその
上流側が比較的急峻であり、下流側１　Ｂ８ａが比較的
ゆるやかである。これは、磁気記録シート１４が規整板
３２に摺接する際に形成される自由変形曲面と実質的に
同一である。

次に支持体１５４の移動機構１５６を操作して突出体１
５４を半径方向Ｃに移動させ、所望の半径方向位置にお
いて同様の操作により研削を行なう。

シート１０６の中心軸１０２に近い位置はど研削を深く
するのが、より実際的である。このようにして、複数の
半径方向位置（たとえば３個所）におシ゛）で研削を行
なえば、磁気記録シー目４の自由変形曲面に正確に一致
した曲面が凹部１３６に形成される。

この現型１３２を使用してその形状を正確に計測するな
どして金型を作成し、この金型を使用すれば、自由変形
曲面に正確に一致した曲面４０を有する規整板３２を容
易かつ迅速に製造することができる。

第１０図〜第１２図に示す実施例は、凹部１３６ａの形
状が第７図の実施例と異なる。まず、第１θ図に示すよ
うな断面形状を有する部材１３２ａを用意する。

この部材１３２ａも、凹部１３６ａが規整板３２の凹部
３６に対応するような形状におおまかに機械加工されて
いる。

この実施例では概略的に、底部分１７０と、第１の傾斜
部分１７２および１７４と、第２の傾斜部分　　　。

１７６と、第３の傾斜部分１７８とからなる。底部分１
７０は全体としてほぼ平担な、すなわち非常に小さい曲
率の凹面からなり、第１の傾斜部分１７２および１５４
は、本実施例では底部分１７０より大きい曲率の凹面か
らなる。また、第２の傾斜部分１７６は、相対的に大き
な曲率の凸面をなし、第３の傾斜部分１７８は、第２の
傾斜部分１７Ｂよりも小さい曲率の凸面を形成している
。

本実施例では、ラッピングシー）　１０Ｂの走行方向Ｒ
について上流側の傾斜部分１７８が下流側の傾斜部分１
７６より深く形成されている。つまり、四部１３６の中
央に対して左右非対称である。勿論、対称であってもよ
い。これらの曲面１８０〜１６８は、相互に滑らかに連
続するように曲率が変化している。これが最終的には規
整板３２の曲面４０になる。

このような四部１３θａが形成された部材１３２ａを支
持体１６０に装着し、第７図〜第９図の実施例と同様に
して曲面１７０〜１７８の研削を行なうと（第１１図）
、その凹部１３８ａの形状は第１２図に示すようになる
。

つまり、傾斜部１７２および１７４の一部、ならびに傾
斜部１７６および１７８の表面付近が少なくとも部分的
に研削され、曲面１７８ａおよび１７８ａが形成される
。この研削で形成される曲面１７６ａおよび１７８ａは
やはり、シート１０４の走行方向Ｈについてその上流側
１？８ａが比較的急峻であり、下流側１７８ａが比較的
板やかである。

一例を示すと、たとえば直径約５０ｍｍ程度で厚さ約４
０ｐｍ程度の磁気記録シート１４の場合、これとほぼ同
一形状でヤング率４００〜８００ｋｇ／＋ｍｓ＋２程度
のラッピングシート１０６を用意する。規整板３２の鏡
型１３２の凹！１３ＢはＲ方向の幅が約２〜８Ｉｌｓ程
度、突出体１５４は、シート１０８との接触部分の輻が
約０．１〜０．３　＋ｏ＋ｅ程度、その規整レベル１５
８からの突っ込み深さが約　１１００ｐ程度とする。こ
のような条件下でシート１０Ｂによる研削を行なった結
果、上流側斜面１７６ａの傾斜が約１．６０°、斜面１
７８ａの傾斜が約１．０３°の曲面が形成された。

こうして複数の半径方向位置に突出体１５４を順次移動
させて研削を行なうことにより、磁気記録シート１４が
規整板３２に摺接する際に形成される自由変形曲面と実
質的に同一な曲面が四部１３８ａに形成される。したが
って、この場合も鏡型１３２ａを使用して金型を作成し
、この金型を使用すれば、自由変形曲面に正確に一致し
た曲面４０を有する規整板３２を容易かつ迅速に製造す
ることができる。

勿論、鏡型１３２または１３２ａを使用せず、規整板３
２の材料を直接第７図または第１０図の形状に加工して
、これを研削して規整板３２を作成するようにしてもよ
い。

こうして自由変形曲面に正確に一致した曲面を備えた磁
気ディスク用規整板を容易に形成することができる。ま
た、このようにして決定された曲面の凹部を備えた磁気
ディスク用規整板によれば、磁気記録シートが回転する
と、規整板と磁気記録シートとの間に空気の層流が形成
される可能性があり、これによって磁気ディスクシート
の回転負荷トルクが効果的に軽減される。さらに、曲面
４０が実質的に磁気シート１４の自由変形曲面に一致し
ているので、磁気ヘッド３０および規整板３２の配置に
おける許容誤差を比較的大きくとっても磁気へラド３０
は高い位置精度で磁気記録シート１４に当接することが
できる。

肱−一】 本発明によれば、このように、記録／再生装置に使用さ
れる磁気ディスクとばば同様の物理的特性を有するラッ
ピングシートを使用して規整板の自由変形曲面決定のた
めの最終研削を行なっている。したがって、自由変形曲
面に正確に一致した曲面を備えた磁気ディスク用規整板
を容易に形成することができる。また、このようにして
決定された曲面の四部を備えた磁気ディスク用規整板は
、磁気ディスクシートの回転負荷トルクを軽減すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、磁気ディスク記録／再生装置における磁気シ
ート、磁気ヘッドおよび規整板の関係をを概念的に例示
する斜視図、 第２図は第１図に示す規整板の例を示す斜視図、 第３図は第２図における一点鎖線ＩＩＩから切断して見
た断面端面図、 第４図および第５図はそれぞれ、第１図の一点鎖線ＩＶ
および■から切断して見た断面端面図、第６図は本発明
による磁気ディスク用規整板を形成するための研削装置
の例を示す概念図、第７図ないし第１２図は、第６図に
示す装置による規整板形成方法を説明するための説明図
、第１３図は第６図に示す装置に使用されるラッピング
シートの部分拡大断面端面図である。 −の　　　　の雪 １４、、、磁気記録シート ３０．、、磁気ヘッド ３２、、、規整板 ３Ｂ、、、回部 ４０、、、曲　面 １００、、、モータ １０８、、、ラッピングシート １０８、、、ベース １１０、、、研磨剤層 １３２、、、親　型 １５０．１５２．支持体 １５４、、、突出体 １５Ｂ、、、移動機構 ＩＥｉ６ａ、、曲　面 特許出願人　富士写真フィルム株式会社奉１図 孔２図　　　　　　も３７ 秦４図 う２ 本５　（￥１ 毛６図 一一一一二＝ 奉７図 茎ａ　凹 に 第ｑ　図 秦ｌＯ図 Ｅ　７７７！？ 基１２図 革、１３図 り擾

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、回転するシート状磁気記録媒体の規整レベルよりも
   磁気ヘッドを該記録媒体に向って突出させて磁気記録ま
   たは再生を行なう方式に用いられる磁気ディスク用規整
   板において、該規整板は、前記記録媒体と接触し得る部
   分が全体としてほぼ平担な平面をなす第１の部分と、 第１の部分に連続し、該規整板が前記記録媒体に対して
   前記磁気ヘッドと反対側に配置されたときに該記録媒体
   の該磁気ヘッドによって突出した部分を受けるための窪
   み部を有する第２の部分とを含み、 該窪み部は、前記記録媒体の回転方向に平行な断面の形
   状が全体としてほぼ凹状をなし、第２の部分の少なくと
   も前記記録媒体と接触し得る部分は、該記録媒体とほぼ
   同様の形状および弾性を有する研削部材を該記録媒体の
   突出状態と実質的に同じ状態にして研削することによっ
   て得られた形状と実質的に同じ形状を有することを特徴
   とする磁気ディスク用規整板。 ２、特許請求の範囲第１項記載の規整板において、 前記第２の部分の少なくとも前記記録媒体と接触し得る
   部分は、前記窪み部の前記断面における該記録媒体の回
   転軸と平行な中心線に対して非対称であり、 該接触し得る部分の傾斜は、該記録媒体の回転方向にお
   ける上流側が下流側より大きく形成されていることを特
   徴とする規整板。 ３、特許請求の範囲第１項記載の規整板において、前記
   窪み部は、前記断面が全体としてほぼ矩形の状態から研
   削されて形成された形状と実質的に同じ形状を有するこ
   とを特徴とする規整板。 ４、特許請求の範囲第１項記載の規整板において、前記
   窪み部は、前記断面形状における曲率が全体として連続
   的に変化する滑らかな凹形の状態から研削されて形成さ
   れた形状と実質的に同じ形状を有することを特徴とする
   規整板。