JPS61172246A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、磁気記録再生装置（以下ＶＴＲという）に
関し、特に通常再生とスチル再生及びスローモーション
再生（以下、両者をあわせて特殊再生という）古で異な
る回転ヘッドを使用するＶＴＲにおいて、通常再生モー
ドと特殊再生モーＦとのモード切換わり時のドラム回転
位相制御系の位相同期引込み時間を短縮するように構成
したＶＴＲに関するものである。

〔従来の技術〕

第７図はドラム１上に設げられた回転ヘッドの一般的な
配置を示す図である。図において、２ａ。

２ｂは互いに異なるアジマス角を有する回転ヘッドであ
り、記録及び通常再生に用いられる。３ａ。

３ｂは同一のアジマス角を有する回転ヘッドであり、特
殊再生に用いられる。

第８図は従来のＶＴＲにおけるドラム回転位相制御装置
の一例を示すブロック図である。図において、４はドラ
ムを駆動する！−ラムモータ、５はトラムモータ４の回
転位置を光学的もしくは磁気的に検出する回転位置検出
器、６は回転位置検出器５より出力される回転位置検出
信号から一定時間遅延したヘソ「スイッチ信号を作る波
形整形回路である。７は基準位相を表わす基準信号発生
回路であり、この基準信号発生回路７から出力される基
準位相信号と波形整形回路６から出力されるヘットスイ
ッチ信号の位相を位相比較器８にて比較し、位相差に比
例した位相誤差信号を得る。この位相誤差信号は位相補
償回路９．増幅器１０を介してドラムモータ４に印加さ
れ、このようにして基準位相信号とヘッドスイッチ信号
の位相差が０となるようトラムモータ４の回転位相を制
御する位相制御装置２０が構成されている。

第９図はドラムの回転位置検出信号とへソドスイソチ信
号の関係を示す図である。図において、ｆａ）は回転位
置検出信号、（ｂｌは通常再生用の回転ヘッド２ａ、　
　２ｂを使用しているときのへソドスインチ信号であり
、これば波形整形回路６において回転位置検出信号（ａ
ｌから時間τ１だけ遅延して得られる。ｆｃｌは特殊再
生用の回転ヘッド３ａ、３ｂを使用しているときのへッ
ドスイソチ信号であり、これは回転位置検出信号（ａｌ
から時間τ２だけ遅延して得られる。この遅延時間τ１
．τ２はヘッドスイッチ信号（１）１．　（Ｃ）の立ち
上がり及び立ち下がりのタイミンクが、使用している回
転ヘッドがテープ上の記録トラックの下端付近の一定位
置に達した時と一致するように設定される。第７図に示
したように通常再生用の回転ヘッド２ａ、２ｂと特殊再
生用の回転ヘッド３ａ、３ｂとは９０°の位置関係にあ
るので、遅延時間τ１とτ２の間には次式の関係が成り
立つ。

τ２−τ１＝Ｔ／４ ただし、Ｔはドラムモータ４の回転周期である。

ある時刻において通常再生から特殊再生に切換わったと
すると、使用する回転ヘッドは＠７図に示した通常再生
用の回転ヘッド２ａ、２ｂから特殊再生用の回転ヘッド
３ａ、３ｂに切換わり、ヘッドスイッチ信号も第９図に
おける（ｂｌからＩｃＩに切換わる。この時の様子を第
１０図に示す。ドラム回転位相制御系では常に基準信号
とヘッドスイッチ信号の位相差が０になるように制御さ
れている。

通常再生から特殊再生に切換わった時点でヘッドスイッ
チ信号は位相が９０°遅れたものに切換わるため、基準
信号より位相が９０’遅れてしまう。

この基？１！信号とへソドスイ・７チ信号の位相差に応
じた位相誤差信号が位相比較器８から出力され、位相補
償回路９．増幅器１０を介してドラムモータ４ムこ印加
される。するとドラムモータ４の回転速度が速くなり、
基準信号に対するヘッドスイッチ信号の位相の遅れが縮
められ、両者の位相差は０に収束する。

逆にある時刻において特殊再生から通常再生に切換ねっ
たとすると、使用する回転ヘッドは第７図に示した特殊
再生用の回転ヘッド３ａ、３ｂから通常再生用の回転ヘ
ッド２ａ、　　２ｂに切換わり、ヘッドスイッチ信号も
第９図におけるＩｃＩから山）に切換わる。特殊再生か
ら通常再生に切換わった時点でヘッドスイッチ信号は位
相が９０°進んだものに切換ねるため、基準信号より位
相が９０°進んでしまう。するとドラムモータ４の回転
速度が遅くなり、基準信号に対するヘッドスイッチ信号
の位相の進みが縮められ、両者の位相差は０に収束する
。

ここで、上記位相補償回路９は例えば第１）図に示した
ようなラグ・リード・フィルタから構成される。このラ
グ・リード・フィルタの伝達関数Ｆ　（ｓ）は入力信号
をＶ　ｉｎ、出力信号をＶｏｕｔ。

２つの低抗体の抵抗値をＲ１及びＲ２，コンデンサの容
量をＣとすると次式で表わされる。

Ｖｊｎ　　　　１＋ｓＣ（Ｒ１＋Ｒ２）基準信号とヘッ
ドスイッチ信号の位相差がＯの時の位相誤差信号の電圧
値をＶｏ、基準信号よりヘッドスイッチ信号の位相が９
０”遅れている時の位相誤差信号の電圧値を■０＋Δ■
９０．基準信号よりヘッドスイッチ信号の位相が９０°
進んでいる時の位相誤差信号の電圧値を■０−ΔＶ９０
とする。通常再生から特殊再生に切換わった時と特殊再
生から通常再生に切換わった時に位相比較器８から出力
される位相誤差信号と位相補償回路９の出力をそれぞれ
第１２図、第１３図に示す。位相補償回路９のコンデン
サの充電、放電に時間を要するため、位相補償回路９の
入力の位相誤差信号がステップ状に変化した場合、位相
補償回路９の出力は入力に対して立ち上がりあるいは立
ち下がりの時間遅れが生じる。位相補償回路９の時定数
は、通常数Ｈｚ以下に設定されているので、通常再生と
特殊再生との切換わり時に基準信号とヘッドスイッチ信
号の間に９０”の位相差が生じてから、この位相差がＯ
に収束するまでの時間は長くなる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のＶＴＲは以上のように構成されているので、通常
再生と特殊再生の切換わり時において、基準位相信号と
ヘッドスイッチ信号の位相差が９０°から０になるまで
の時間、ドラムの回転速度が定常速度とは異なるため、
再生信号の時間軸変化が起こり、画面上で再生画像が水
平方向に伸び縮みする。しかも、位相誤差信号は位相補
償回路を通ることにより、立ち上がりあるいは立ち下が
りの時間遅れを生じるため、ドラムの位相同期引込み時
間が長くなり、画面上での再生画像が伸び縮みする時間
が長くなるという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、通常再生と特殊再生の切換ねり時におけるド
ラムの位相同期引込み時間を短くして、画面上で再生画
像が伸び縮みする時間を短くできるＶＴＲを得ることを
目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係るＶＴＲのドラム回転位相制御装置は、通
常再生と特殊再生の切換ねり時に、一定期間増幅器の基
準電位を定常時とは異なる電位に切換えて位相誤差信号
をレベルシフトするようにしたものである。

〔作用〕

この発明においては、通常再生と特殊再生の切換わり時
に、一定期間位相誤差信号がレベルシフトされ、位相補
償回路における位相誤差信号の立ち上がり、あるいは立
ち下がりの時間遅れに影響を受けることなく、ドラムモ
ータの加速、減速が行なわれる。

〔実施例〕

第Ｆ図はこの発明の一実施例によるドラム回転゛　位相
制御装置を示すブロック図である。図において、第８図
と同一部分には同一符号を付しである。

第１図において、１０は位相誤差信号を増幅してドラム
モータ４に伝える増幅器であり、１）は３種類の異なる
リファレンス電位を増幅器１０に与えるリファレンス電
位切換回路、１８は通常再生から特殊再生に切換ねった
時点からの一定期間と、特殊再生から通常再生に切換わ
った時点からの一定期間と、前記以外の期間との３種類
の各々期間において前記リファレンス電位切換回路１）
のリファレンス電位を切換える制御信号発生回路である
。

上記増幅器１０及びリファレンス電位切換回路１）は、
例えば第２図に示すような回路で構成される。図におい
て、１２．１３はオペアンプであり、抵抗値Ｒ３，Ｒ４
，Ｒ５，Ｒ６の４つの抵抗体とともに増幅器１０を構成
している。１５，１６．１７はそれぞれ電位Ｆ、Ｑ、ｒ
尤１．Ｅ２の曲流電源である。１４は前記３つの直流電
源の中から１つを選択するアナ１）グスイソチであり、
前記直流電源１５，１６．１７とともにリファレンス電
位切換回路１）を構成している。この増幅器１０の入力
をＶｉｎ２．ＩＩＩ力をＶｏｕｔ２．　　リファ［′ン
ス電位をＲｉ　　（ｉ＝ｏ、１．２）とすると、入力■
ｉｎ２と出力Ｖｏｕｔ　２の関係は次式で表わされる。

次に一１）記構成の動作について説明する。

リファレンス電位切換回路１）において選択されるリフ
ァレンス電位は、通常再生及び特殊再生の両モードにお
ける定常状態においてはＦ、ｏ、Ｊ常再生から特殊再生
に切換ねった時点からの一定期間はＩＥｌ、特殊再生か
ら浦富’ｉｌ＋生に切換ね−、た時点からの一定期間は
ｌｊ、２である。従っζ、通常再生から特殊再１）−に
切換ねった時点からの一定期間、増幅器１０の出力は だり高くなり、ドラムの回転速度が速くなる度合が増大
される。このときのリファレンス電位及び増幅器の出力
を第３図に示す。また、特殊ｉＱ仕から通常ｌＩｆ生に
切換ねった時点からの一定期間、増幅器１０の出力は だり低くなり、ドラムの回転速度が遅くなる度合が増大
される。このときのリファレンス電位及び増幅器１０の
出力を第４図に示す。」−述のように、増幅器１０のリ
ファレンス電位を切換えた場合の位相同期引込みの様子
を第５図及び第６図に示す。

第５図は通常再生から特殊再生に切換わった場合であり
、第６図は特殊再生から通常再生に切換わった場合であ
る。両図において、増幅器１０のリファレンス電位を切
換えない従来の装置の場合の位相を破線で示す。

ｉｌｌ當再牛モー］′から特殊再生モーｌ゛あるいは特
殊再生モー］゛から通常再生モードに切換える際の、増
幅器１０のリファレンス電位のレベルシフ１−ｉｔ及び
リファレンス電位をＥＱからＥｌあるいはＲ２に切換え
ておく時間の長さを適切に選択すれば、モード切換時に
要する位相同期引込み時間を最短時間におさえることが
できる。

なお、通常使用するモータにおいては、一般にモータに
一足電圧を与えた場合、増速速度と減速速度とは異なり
、増速速度は早く、減速速度は遅いため、増速の場合に
設定した増幅器１０のレベルシフトの時間量よりも減速
の場合の時間量を長く設定した方が最適に位相同期引込
み時間を短縮できる。

なお、上記説明では位相比較器の入力として回転ヘッド
の出力を切換えるためのヘソドスインチ信号を使用した
が、ドラムの回転位置信号に同期する他の信号を使用し
てもよい。また以りの説明においては、ＶＴＲにおける
通常再生用ヘッドと特殊再生用ヘッドを配置した場合に
ついて述べたが、本発明は、テープ速度の異なる録再モ
ードに対応したヘッドをそれぞれ配置した場合にも有効
であり、３種類以上の異なるヘッドを配置して使用する
場合にも同様の効果があることは明らかである。またこ
こでは、ＶＴＲについて述べたが、他の情報信号記憶装
置１例えばディジタルオーディオ信号磁気記録再生装置
等にも有効であることば看うまでもない。

〔発明の効果〕

以」二のように、この発明に係るＶＴＲによれば、通常
再生と特殊再生のモード切換ねり時に、一定期間増幅器
の基準電位を切換えてドラムモータに印加する位相誤差
信号をレベルシフトするようにしたので、位相同期引込
み時間が短くなり、ドラムモータの回転速度が変化する
ことによって生じる再生画像の伸び縮みする時間を短く
できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の−・実施例による磁気記録ｌ［ｔ／
ｌ装置のブロック図、第２図は１−記実施例におりる増
幅器及びリファレンス電４ｒ７．ＩＪＪ換回路の一例を
示す回路図、第３図及び第４図はモーＩＬＪＪ換わり時
にお＆Ｊるリファレンス電イ１γ及び増幅器出力を示す
図、第５図及び第６図はモー＋’　Ｌツノ換わり時に、
Ｆ？けるｆ）７相同期引込みの様トを示す図、第７図は
１′ラムｌ−に装着された回転ヘソ１′の一般的な配置
を示す図、第８図は従来の磁気記録再生装置のフ′Ｉ−
１ツク図、第９図はそのｉ゛ラム回転位置検出信号及び
ヘッドスイッチ信号をボず図、第１０図はモード切換わ
り時のへソドスイソチ信−ＪのＬＪＪ換わりを示ず図、
第１）図は１）７打ロｄｉ償回路の−・例を小才ラグ・
リード・フィルタの回路図、第１２図及び第１３図はモ
ー１°切換わり時における位相誤差信号及び位相補償回
路出力を丞ず図である。 図において、１は回転１゛ラム、２ａ、２ｂ、３ａ、３
ｂは回転ヘノ１゛、４は１′ラムモータ、５は回転位置
検出器、６は波形整形回路、７は基準電５３発生回路、
８は位相比較器、９は位相？ｌｌｉ償回路、１０は増幅
器、１）はリファレンス電位切換回路（基準電イ１７．
ＩＪＪ換Ｉ段）、１８は制御信号発７１回路、２０は位
相制御回路である。 な１台図中同−符号は同・又は相当部分を示す。 ｆし埋入　　早　瀬　憲　−・ 第３図 第４図 第５図 第６図 第１０図 「 （Ｃ）　　　七−１゛七η′）卆戸綿名　　　　　　　
Ｕ　　’￥：再々Ｌ　　　　　　　　　生芋ｉ宋ｐ牛生
第１）図 第１２図 第１３図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）位相の異なる複数の回転ヘッドが装着された回転
   ドラムと、該回転ドラムを回転駆動するモータと、上記
   回転ドラムの回転位置検出信号から動作モードに応じた
   ヘッドスイッチ信号を作成する波形整形回路、該ヘッド
   スイッチ信号と基準位相信号とを位相比較する位相比較
   器、及び該比較結果を増幅する増幅器とを有し、該増幅
   した位相制御信号を上記モータに出力する位相制御装置
   とを備え、上記複数の回転ヘッドを動作モードに応じて
   切換えて使用する磁気記録再生装置において、動作モー
   ドの切換時に所定時間、上記位相制御装置の出力がレベ
   ルシフトされるよう該位相制御装置の上記増幅器の基準
   電位を切換える基準電位切換手段を備えたことを特徴と
   する磁気記録再生装置。
2. （２）上記基準電位切換手段は、相異なる基準電位を有
   する第１ないし第３の基準電位源と、上記３つの基準電
   位源から１つの基準電位源を選択するスイッチ手段とか
   らなり、上記第１の基準電位源は定常回転時の電位であ
   り、上記第２の基準電位源は通常再生と特殊再生の切換
   わり時において、回転位置検出信号の位相が基準位相信
   号の位相より遅れている場合にモータの回転が速くなる
   よう増幅器の出力電圧を高くするための電位であり、上
   記第３の基準電位源は回転位置検出信号の位相が基準位
   相信号の位相より進んでいる場合にモータの回転が遅く
   なるよう増幅器の出力電圧を低くするための電位である
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の磁気記録
   再生装置。
3. （３）上記基準電位切換手段は、上記位相制御装置の出
   力をレベルシフトするための第２又は第３の基準電位源
   を増幅器に供給する時間量を設定する手段を備えている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の磁気記録
   再生装置。
4. （４）上記レベルシフト時間量設定手段は、モータの増
   速時と減速時とにおいて異なる時間量を設定するように
   なっていることを特徴とする特許請求の範囲第３項記載
   の磁気記録再生装置。