JPS61172243A - テ−プ速度基準回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明はカセットテープ等のテープ巻き取り装置におけ
るテープ速度基準回路に関するものである。

［発明の技術的背景］ ビデオカセットや音声用のカセットを生産する際には、
予め供給リールに巻かれている長尺のテープを小径の巻
き取りリールへ巻き取るテープ巻き取り装置が使用され
る。

このようなテープ巻き取り装置は、テープの巻き乱れを
防止し、また、可能な限り高速に巻き取るために、テー
プの走行速度を正確に管理する必要がある。このテープ
の走行速度を管理するための装置の従来例を第４図を参
照して説明する。

供給リール台３には予め磁気テープ１が長尺に巻かれた
供給リール２が装着されており、前記磁気テープ１は同
図に示す矢印Ｘ方向に送られ、巻き取りリール台５に装
着された巻き取りリール６により巻き取られるようにな
っている。この磁気テープ１は巻き取りリール６に一定
長巻き取られると、図示しない切断装置により切断され
、引き続いて別の新しい巻き取りリールに巻き取られる
ようになっている。

前配巻き取りリール台５を駆動する駆動Ｐ−タフは、張
力制御回路８により制御され、磁気テープ１の巻き取り
時の張力を一定に保持するようになっている。

磁気テープ１の走行経路には、磁気テープ１を外周に粘
接させ、かつ、磁気テープ１の走行とともに回転するり
］ローラ９が配置され、このタコローラ９と同軸に多数
の小孔１０を円形状に穿設した円板１１が取り付（）ら
れている。そして、この円板１１の小孔１０に近接して
配置した検出器１２により磁気テープ１の走行状態に対
応した検出パルス信号を出力するようになっている。

この検出器１２の出力は、速度検出回路１４によって磁
気テープ１の走行速度に比例した電圧に変換された後駆
動回路１３に送出される。また、この駆動回路１３には
磁気テープ１の走行速度の基準となる基準電圧が基準電
圧発生回路１５から入力されるようになっている。駆動
回路１３は、基準電圧発生回路１５からの基準電圧と速
度検出回路１４の出力電圧とを一致させるように供給リ
ールモータ１６の回転数を制御し、磁気テープ１の走行
状態を管理するようになっている（実開５９−６３８５
１号参照）。

［費用技術の問題点］ 上述した従来装置においては、磁気テープ１の実際の走
行速度が予め設定した設定走行速度と異なるという問題
がある。この問題について第５図を参照してさらに詳）
ホする。

同図は縦軸に口に気テープ１の走行速度を、横軸に時間
ｔをとり、巻き取りリール６に巻き取られる１巻分の磁
気テープ１の走行速度の変化を示すグラフである。

いま、設定走行速度ＶＤで１巻ぎ分の磁気テープ１を巻
き取った場合の巻き取り終了時間をＴｏ。

このときの供給リール２に巻かれている磁気テープ１の
直径をＤｏとする。

磁気テープ１の直径がＤｔ（＞Ｄｏ）の場合には、この
磁気テープ１の走行速度■１は第５図で一点鎖線で示す
ように前記設定走行速度Ｖｏよりも速くなり、この結果
、巻き取り終了時間Ｔ１は前記Ｔｏよりも小さい値とな
る。

一方、磁気テープ１の直径がＤ２　　（＜ＤＯ）の場合
には、このときの磁気テープ１の走行速度■２は第５図
で破線で示すように前記設定走行速度Ｖｏよりも遅くな
り、この結果、巻き取り終了時間Ｔ２は前記Ｔｏよりも
大きい値となる。

このように磁気テープ１の走行速度が、設定走行速度Ｖ
ｏより速すぎたり遅すぎたりするのは、第４図に示す装
置の速度制御系の利得が有限であるためである。

このような従来装置の問題を解決するために、例えば！
１気テープ１の走行速度と供給リール２の回転数との比
を検出し、その結果から供給リール２の直径を算出して
速度検出回路１４の出力電圧を補正し、この補正結束と
基準電圧発生回路１５の基準電圧とを加算して磁気テー
プ１の走行速度を制御するようにした手段も知られてい
る（実開昭５９−６３８５１号参照）。

−罠　− しかし、この手段においては、供給リール２の直径に応
じた出力電圧及び基準電圧発生回路１５の基準電圧をど
のように加算するかを決定するためには速度制御系の複
雑な調整が必要となり、さらに、設定走行速度を変更す
る場合には速度制御系の再調整をしなければならないと
いう欠点があった。

［発明の目的］ 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、設定走
行速度と実際の走行速度とを一致させることが可能であ
り、かつ、複雑な調整をすることなく設定走行速度を変
更し得るテープ速度基準回路を提供することを目的とす
るものである。

［発明の概要］ 上記目的を達成するための本発明の概要は、供給リール
に巻回され、巻き取りリールにより巻き取られるテープ
の走行速度に対応する検出パルス信号を基にこのテープ
の駆動系を制御し前記テープを所定の走行速度に保持す
るテープ速度基準回路において、設定走行速度に対応す
る設定値信号を送出する走行速度設定手段と、前記検出
パルス信号を計数し計数結果が前記設定値信号と一致し
たときに計数終了信号を送出する検出計数手段と、前記
計数終了信号が入力されるまで駆動系を加速若しくは減
速させる速度電圧信号を送出するとともに計数終了信号
が入力されると前記設定走行速度に対応する速度電圧信
号を駆動系に送出する速度電圧発生回路とを具備し、実
際のテープの走行速度を検出して検出した走行速度が予
め設定した設定走行速度と一致したときその状態を維持
するようにしたことを特徴とするものである。

［発明の実施例］ 以下に本発明の実施例を第１図を参照して説明する。尚
、同図に示す装置において第４図に示すものと同一の機
能を有するものには同一の符号を付し、その詳細な説明
は省略する。

第１図に示す装置が第４図に示すものと異なる点は、基
準電圧発生回路１５を省略するとともに、速度検出回路
１４の代わりに、磁気テープ１の走行速度を設定走行速
度に設定するための設定値信号を送出する走行速度設定
手段３３と、一定周期のタイミング信号すを送出するタ
イミング回路３２とこのタイミング信号りにより定期的
にリセツ１〜されながら検出器１２からの検出パルス信
号ａを計数しその罰数値が前記設定値信号と一致したと
きに計数終了信号Ｃを送出する計数値比較回路３１とか
らなる検出計数手段３０と、前記計数終了信号Ｃを基に
所定の速度電圧信号Ｏを駆動回路１３へ送出する速度電
圧発生回路４０とを具備したことである。前記走行速度
設定手段３３．検出計数手段３０及び速度電圧発生回路
４０によりテープ速度基準回路を構成している。前記計
数値比較回路３１は、第２図に示すようにタイミング信
Ｑｂ及び検出パルス信号ａを入力し、検出パルス信＠ａ
の計数を行う第１の計数回路４１と、この第１の計数回
路４１の計数結果と設定値信号とを入力し、両者の値が
一致したときに計数終了信号０を送出する比較回路４２
とを有している。

前記速度電圧発生回路４０は、計数終了信号Ｃを入力し
これを基に制御信号を送出する制御回路３４と、この制
御信号により制御され磁気テープ１の走行開始とともに
一定周期のクロック信号ｄを送出するクロック発生回路
３５と、前記制御信号により制御されクロック信号ｄを
加算計数又は減算計数してその計数値を送出する第２の
計数回路３６と、この計数値をＤ／Ａ　（デジタル−ア
ナログ）変換し速度電圧信号（アナログ信号）ｅとして
駆動回路１３に送出するＤ／Ａ変換回路３７とを有して
いる。

次に上記構成の装置の作用を、＠３図に示す検出パルス
信号ａ、タイミング信号す、計数終了信号Ｃ，クロック
信号ｄ及び速度電圧信号ｅの関係を示すタイミングチャ
ートをも参照して説明する。

尚、第３図において各信号の横軸は時間を示しており、
この時間については低速皮帯Ｍ１．中速度帯Ｍ２及び高
速度帯Ｍ３の３つの時間帯に分割して示している。そし
て検出パルス信号ａは低速度帯Ｍ１から高速度帯Ｍ３に
至るほど周期が知くなっており、これは磁気テープ１の
走行速度が次第に上昇していることを示している。

また、タイミング回路３２から送出されるタイミング信
号すは、一定の周期に保持された繰り返し信号であり、
前記各時間帯にそれぞれ属する時間幅Ｓ１〜Ｓ２．Ｓ３
〜８４　、Ｓｓ〜Ｓ６は同一で、かつ、第１の計数回路
４１は時間Ｓ１．Ｓ３　。

Ｓ５の各瞬時に計数を開始し、時間８２　、　Ｓ４　。

Ｓ６の各瞬時にリセットされるようになっている。

いま、走行速度設定手段３３からの設定値信号と、第１
の計数回路４１による５個の検出パルス信＠ａの計数結
果とが一致したとき比較回路４２から計数終了信号Ｃが
送出されるように予め設定されているものとする。

この状態では、第１の計数回路４１は第３図に示すよう
に高速度帯Ｍ３に属する時間Ｓ６が経過する時点で計数
終了信号Ｏを送出する。すなわち、検出パルス信号ａが
タイミング信＠ｂの時間幅８５〜８６間で第１の計数回
路４１により５回計数され、この計数結果が比較回路４
２に入力されるので比較回路４２は計数終了信号Ｃを送
出するのである。

一方、速度電圧発生回路４００制御回路３４は、この装
置の動作開始と同時にクロック発生回路３５を動作状態
にセットしてクロック信号ｄを梵牛させるとともに、第
２の計数回路３６を加尊８１数状態にセットする。

これにより第２の計数回路３６はクロック信号ｄの加算
計数を開始し、加算結果を順次Ｄ／Ａ変換回路３７へ送
出する。Ｄ／Ａ変換回路３７は第２の計数回路３６の加
算結果を順次Ｄ／Ａ変換し速度電圧信＠ｅを駆動回路１
３に送出する。この速度電圧信号ｅのレベルは第３図に
示すＪ：うに時間の経過とともに上昇する。この上昇の
度合いは磁気テープ１の走行速度の上昇に対応している
。

そして、前記高速度帯Ｍ３における時間Ｓ６の瞬時に計
数終了信号Ｃが制御回路３４に入力されると、制御回路
３４は制御信号をクロック発生回路３５に送出しクロッ
ク信号ｄの発生を停ｊ１−させるとともに、第２の計数
回路３６にも制御信号を送出しその計数結果をホールド
する。

これにより第２の計数回路３６から一定の計数結果の値
がＤ／Ａ変換回路３７へ送出される状態になり、Ｄ／Ａ
変換回路３７は一定の速度電圧信号Ｏを駆動回路１３に
出力するため、駆動回路１３により制御される供給リー
ルモータ１６は一定の回転数で回転し、この結果、磁気
テープ１は走行速度設定手段３３により設定される設定
走行速度に保持される。

本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、そ
の要旨の範囲内で種々の変形が可能であることはいうま
でもない。

例えば、上述した実施例においては、磁気テープ１を徐
々に加速づる場合の走行速度の制御について説明したが
、制御回路３４により第２の８１数回路３６を減算Ｍ数
の状態にセットし、クロック発生回路３５からのクロッ
ク信号ｄの計数値を時間の経過とともに減少さけるよう
に一す−れば、磁気テープ１の走行速度を徐々に減速す
る場合にも適用できる。

また、磁気テープ１の走行速度を変更するには、走行速
度設定手段３３からの設定値信号を変えるとともに旧数
値比較回路３１の設定値を変えて計数終了信号Ｃの発生
タイミングを変更すればよい。

さらに、磁気テープの他種々のテープ類を巻ぎ取る装置
にも上述した実施例と同様に適用できる。

［発明の効果］ 以上詳述した本発明によれば、テープの速度制御系の利
得が有限であっても、テープの走行速度の設定値と実際
の走行速度とを一致させることができるテープ速度基準
回路を提供することができる。

また、格別複雑な調整を行うことなく設定走行速度を容
易に変更し得るテープ速度基準回路を提供することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すブロック図、第２図は第
１図に示す回路における計数値比較回路の詳細を示すブ
ロック図、第３図は第１図に示す回路各部の信号の関係
を示すタイミングチャート、第４図は従来のテープ巻き
取り装置及びテープ速度基準回路の構成を示すブロック
図、第５図は第４図に示す装置によるテープの走行速度
と巻き取り時間との関係を示すグラフである。 １・・・磁気テープ、２・・・供給リール、６・・・巻
き取りリール、３０・・・検出計数手段、３３・・・走
行速度設定手段、 ４０・・・速度電圧発生回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 供給リールに巻回され、巻き取りリールにより巻き取ら
   れるテープの走行速度に対応する検出パルス信号を基に
   このテープの駆動系を制御し前記テープを所定の走行速
   度に保持するテープ速度基準回路において、設定走行速
   度に対応する設定値信号を送出する走行速度設定手段と
   、前記検出パルス信号を計数し計数結果が前記設定値信
   号と一致したときに計数終了信号を送出する検出計数手
   段と、前記計数終了信号が入力されるまで駆動系を加速
   若しくは減速させる速度電圧信号を送出するとともに計
   数終了信号が入力されると前記設定走行速度に対応する
   速度電圧信号を駆動系に送出する速度電圧発生回路とを
   具備したことを特徴とするテープ速度基準回路。