JPS61172231A - 情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体

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Publication number
JPS61172231A
JPS61172231A JP60015046A JP1504685A JPS61172231A JP S61172231 A JPS61172231 A JP S61172231A JP 60015046 A JP60015046 A JP 60015046A JP 1504685 A JP1504685 A JP 1504685A JP S61172231 A JPS61172231 A JP S61172231A
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JP
Japan
Prior art keywords
protective layer
recording
layer
recording medium
glass substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP60015046A
Other languages
English (en)
Inventor
Yonosuke Takahashi
高橋 洋之介
Fumiaki Shinozaki
文明 篠崎
Kyoichi Naruo
成尾 匡一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、高エネルギー密度のレーザービームを用いて
情報の書き込みおよび/または読み取りができる情報記
録媒体に関するものである。
[発明の技術的背景および従来技術] 近年において、レーザー光等の高エネルギー密度のビー
ムを用いる情報記録媒体が開発され、実用化されている
。この情報記録媒体は光ディスクと称され、ビデオ・デ
ィスク、オーディオ・ディスフ、さらには大容量静止画
像ファイルおよび大容量コンピュータ用ディスク・メモ
リーとして使用されうるものである。
光ディスクは、基本構造としてプラスチック、ガラス等
からなる円盤状の透明基板と、この上に設けられたBi
、Sn、In、Te等の金属または半金属からなる記録
層とを有する。
光ディスクへの情報の書き込みは、たとえばレーザービ
ームをこの光ディスクに照射することにより行なわれ、
記録層の照射部分がその光を吸収して局所的に温度」−
貸する結果、物理的あるいは化学的な変化を生じてその
光学的特性を変えることにより情報が記録される。光デ
ィスクからの情報の読み取りもまた、レーザービームを
光ディスクに照射することなどにより行なわれ、記録層
の光学的特性の変化に応じた反射光または透過光を検出
することなどにより情報が再生される。
最近では記録層を保護するためのディスク構造として、
二枚の円盤状基板から構成し、そのうちの少なくとも一
枚の基板上に記録層を設け、この二枚の基板を記録層が
内側に位置し、かつ閉空間を形成するようにリング状内
側スペーサとリング状外側スペーサとを介して接合して
なるエアーサンドイッチ構造が提案されている。このよ
うな構造を有する光ディスクでは、記録層は直接外気に
接することなく、情報の記録、再生は基板を透過するレ
ーザー光で行なわれるために、一般に記録層が物理的ま
たは化学的な損傷を受けたり、あるいはその表面に塵埃
が付着して情報の記録、再生の障害となることがないな
どの利点がある。
情報記録媒体は、前述のように種々の分野において非常
に利用価値が高いものであるが、それ自体変形、変質な
どを生じ難く、その保存性が良好であることが望まれて
いる。特に、情報の書き込みおよび読み取りを基板側か
ら行なう場合には記録感度および記録精度などの点から
、基板が変形、変質しにくいものであることが望まれる
従来より、記録媒体の基板の変形(耐溶剤性等)および
防傷性(耐スクラッチ性等)などを改良・する目的で、
基板の記録層が設けられる側とは反対側の表面に保護層
を設けることが知られている。すなわち、基板材料とし
てポリメチルメタクリレート等のプラスチック物質を用
いた場合には、基板が大気中の水分等によって変形しや
すく、また機械的な衝撃によって損傷を受けやすいため
に、熱硬化型樹脂、光硬化型樹脂または無機物質からな
る保護層をプラスチック基板表面に付設することにより
、表面硬度を高めて防傷性を向上させたり、吸湿による
変形を防止することが提案されている。
ところで、記録媒体の基板としてはプラスチック基板以
外に、ソーダ石灰ガラス等のガラス基板を使用すること
ができる。ガラス基板は、アクリル樹脂等のプラスチッ
ク基板と比べて吸湿による変形の程度が小さく、表面の
硬度が高く、そして形状の経時安定性が高いなどの大き
な利点を有する。
しかしながら、ガラス基板においてはプラスチック基板
の場合とは異なったガラス特有の問題が生じる。すなわ
ち、ガラス基板中に含まれているNa”、K+等のアル
カリ金属イオン、およびM g2+、Ca”+等のアル
カリ土類金属イオン(以下、これらを総称してアルカリ
イオンという)が熱や水分の影響により基板表面に析出
するために、時間の経過とともに表面が白濁しがちであ
る。この基板表面の白濁(いわゆる白ヤケ)がレーザー
光の入射面に発生すると記録感度の低下および記録欠陥
の発生を引き起こし、記録媒体自体の保存性を悪化させ
る傾向にある。
[発明の要旨] 本発明は、ガラス基板の白ヤケを防止して保存性の向上
した情報記録媒体を提供することをその目的とするもの
である。
上記の目的は、ガラス基板上にレーザーによる情報の書
き込みおよび/または読み取りが可能な記録層を有する
情報記録媒体において、記録層が設けられる側とは反対
側の基板表面に熱可塑性樹脂を含有する保護層が設けら
れていることを特徴とする本発明の情報記録媒体により
達成することができる。
本発明者は、ガラス基板表面に生じる白ヤケの防止につ
いて研究した結果、基板表面に熱可塑性樹脂を含有する
保護層を設けることにより、基板表面の白ヤケの発生を
顕著に低減もしくは防止して、情報記録媒体の保存性の
顕著な向上を実現することができることを見出し、本発
明に到達したものである。
すなわち、本発明によれば、経時によりガラス基板表面
に析出するアルカリイオンを上記熱可塑性樹脂を含む保
護層中に効果的に拡散、捕捉させること等によって、基
板表面の白濁を防ぐことができる。従って、記録媒体の
保存性が向上し、特に情報の書き込みおよび読み取りが
基板側から行なわれる場合には、感度低下および欠陥の
発生を防ぐことができる。
また、保護層に用いられる熱可塑性樹脂は光、熱などに
対する体積収縮率が小さいため、基板を変形させること
が殆どない。従って、表面硬度および形状の経時安定性
において優れたガラス基板を用い、かつガラス特有の白
ヤケに対する防止効果を有する保護層を設けてなる本発
明の記録媒体は基板の変形、変質を殆ど生じることがな
く、高い保存性を示すものである。
さらに、本発明の記録媒体の製造において保護層は通常
、塗布液を塗布乾燥することにより形成することができ
るため、保護層の材料として熱硬化型樹脂または光硬化
型樹脂を用いた場合のように、熱硬化または光硬化工程
など別設の工程を必要としないとの利点を有する。従っ
て、本発明の保護層を有する記録媒体はその製造が容易
であって、かつ製造コストを低く抑えることができる。
[発明の構成] 以上に述べたような好ましい特性を有する本発明の情報
記録媒体は、たとえば、次のような方法により製造する
ことができる。
本発明において使用する基板はソーダ石灰ガラス等から
なるガラス板であり、特に寸度安定性、透明性および平
面性などの点で優れた強化ガラス板であることが好まし
い。
基板の記録層が設けられる側と反対側の表面には、ガラ
ス基板中に含まれるアルカリイオン(Na”、K4′、
Mg2+、Ca2′)等)の析出による表面の白濁を防
止するために、保護層が設けられる。
本発明の特徴的な要件である保護層は、熱可塑性樹脂を
含有する層である。
本発明に用いられる熱可塑性樹脂の例としては、ポリメ
チルメタクリレート等のアクリル系ポリマー、塩素化ポ
リエチレン等の塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、
ポリエチレン、ポリスチレン、ブタジェン共重合体、ポ
リウレタン、セルロース誘導体(酢酸セルロース、硝酸
セルロース等)、ポリ塩化ビニル、ポリヒドロキシスチ
レン、ポリビニルトルエンなどを挙げることができる。
これらのうちで、基板表面の白やけ防止効果に加えて、
硬度(耐スクラッチ性)およびポリマー自体がアルカリ
で分解されにくいという点から、塩素化ポリエチレン等
の塩素化ポリオレフィン、ポリスチレン、ブタジェン共
重合体が特に好ましい。ブタジェン共重合体の例として
は、ブタジェンとスチレン、ビニルトルエン、アクリロ
ニトリル、塩化ビニル、メチルメタクリレート等との共
重合体が挙げられる。
また、本出願人による特願昭58−173676号明細
書に記載されているようなカルボキシル基を有するポリ
マー、および無水マレイン酸基を有するポリマーを挙げ
ることができる。これらの官能基はポリマーを構成する
七ツマー中に1個以上含まれているのが好ましい。
カルボキシル基および/または無水マレイン酸基を有す
るポリマーとしては、アクリル酸、エチルアクリル酸、
?−メトキシアクリル酸、2−ブトキシアクリル酸、2
−フェノキシアクリル酸、クロルアクリル酸、ヒドロキ
シアクリル酸、シアノアクリル酸、ジメチルアミノアク
リル酸、2.2−ジメチルヒドロキシアクリル酸、ジエ
チレングリコール七ノアクリル酸、トリメチロールプロ
パンモノアクリル酸、イタコン酸、クロトン酸。
ソルビン酸、桂皮酸、フマル酸、マレイン酸、シトラコ
ン酸、メサコン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸
、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸
、および無水マレイン酸等のホモポリマーまたはコポリ
マーなどを挙げることができる。これらのポリマーのう
ちで、アルカリイオンの捕捉性他の点から、特に好まし
くはスチレン・無水マレイン酸共重合体である。
本発明に用いられる熱可塑性ポリマーの分子量は、ポリ
マーの種類によって異なるが一般にはlX103〜3X
10”の範囲であり、好ましくは3X 103〜3X 
105の範囲である。上記ポリマーは単独でも、あるい
は二種以上の混合物でも用いることができる。
さらに、本発明の保護層は熱可塑性樹脂のみから構成さ
れていてもよいが、熱可塑性樹脂と別物質との混合物か
ら構成されていてもよい。たとえば、保護層はカルボキ
シル基および/または無水マレイン酸基を有するポリマ
ーとエポキシ化合物との混合物から構成されていてもよ
い。このような保護層が設けられた情報記録媒体は、高
温・高湿環境下における吸湿変形、密着性の低下、劣化
等を防止することができる点で特に好ましい。
具体的なエポキシ化合物の例としては、ビスフェノール
Aのグリシジルエーテル等のビスフェノール系エポキシ
化合物;エチレングリコールグリシジルエーテル、プロ
ピレングリコールグリシジルエーテル等のグリコール系
エポキシ化合物;γ−グリシドキシプロビルメチルジェ
トキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル
)エチルトリメトキシシラン等のエポキシシラン化合物
;およびこれらの混合物を挙げることができる。
上記のカルボキシル基および/または無水マレイン酸基
含有ポリマーとエポキシ化合物との混合比は20:1〜
1:5(重量比)の範囲であるのが好ましく、特に好ま
しくはlo:1〜1:3の範囲である。
保護層の形成においては、まず上記のポリマーを溶剤に
溶解して塗布液を調製する。
樹脂を溶解するための溶剤としては、メタン−ル、エタ
ノール、プロパツール、ブタノール、アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジアセトンア
ルコール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチ
ルセロソルブ、メチルセロソルブアセテート、エチルセ
ロソルブアセテート、ジメチルホルムアミド、シンナー
などを挙げることができる。
これらの樹脂溶液中には、さらに密着力の向上のための
シランカップリング剤、あるいは可茫剤、滑剤など各種
の添加物を目的に応じて添加することも可能である。
次に、この塗布液をスプレー法、スピンナー法、ディッ
プ法、ロールコート法、ブレードコート法、ドクターロ
ール法、スクリーン印刷法などの塗布方法により基板表
面に塗布して塗膜を形成したのち乾燥することにより、
基板上に保護層を形成することができる。保護層の層厚
は一般に0.05乃至20ルmであり、好ましくは0.
1乃至5gmである。
基板の保護層とは反対側の表面には、平面性の改善、接
着力の向上および記録層の変質防止の目的で、また記録
感度を向−卜させ、S/N比を高める目的で、下塗層が
設けられていてもよい。下塗層の材料としては、たとえ
ば、ポリメチルメタクリレート、アクリル酸・メタクリ
ル酸共重合体、スチレンΦ無水マレイン酸共重合体、ポ
リビニルアルコール、N−メチロールアクリルアミド、
スチレン・スルホン酸共重合体、クロルヌルホン化ポリ
エチレン、ポリイミド、酢酸ビニル・塩化ビニル共重合
体、エチレンφ酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポ
リエチレン、ポリスチレン、ポリウレタン、セルロース
誘導体(酢!セルロース、硝酸セルロース等)、ポリヒ
ドロキシスチレン、ポリビニルトルエン、ポリ塩化ビニ
ル、塩素化ポリオレフィン、ポリプロピレン、ポリカー
ボネートなどの高分子物質ニジランカップリング剤など
の有機物質;および酸化物(Si02、A文203等)
、弗化物(MgF2等)などの無機物質を挙げることが
できる。
基板からm1llIするアルカリイオンが他層に拡散す
るのを防止するためには、親水性基および/または無水
マレイン酸基を有するポリマーからなる下塗層が設けら
れているのが好ましい。この場合に、記録感度およびS
/N比を向」ニさせるためには、ポリメチルメタクリレ
ート、ニトロセルロース、ポリヒドロキシスチレンまた
は塩素化ポリオレフィンからなる中間層が」−配下塗層
と記録層との間に設けられているのが好ましい。
下塗層(および中間層)は、上記高分子物質を適当な溶
剤に溶解または分散した後、この塗布液をスピンコード
、ディップコート、エクストルージョンコート、バーコ
ード、スクリーン印刷などの塗布方法を用いて基板上に
塗布することにより形成することができる。下塗層の層
厚は一般に0、Ol乃至20gmであり、好ましくは0
.1乃至10弘mである。
また、下塗層(または中間層)の材料としては、レーザ
ービームのトラッキング用溝やアドレス信号等の情報を
表わす凹凸の形成を目的として、光硬化型ポリマーを用
いることができる。その場合に使用される材ネ↑1の代
表的な例としては光重合性千ツマ−(オリゴマー)と光
重合開始剤との混合物が挙げられる。光重合性モノマー
(オリゴマー)としては、エチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、トリメ
チロールプロパン、ペンタエリスリト−ル等のメタクリ
ル酸エステル、アクリル酸エステルなど公知の材料を用
いることができる。また光重合開始剤としては、ベンゾ
フェノン、ベンゾインメチルエーテル等のベンゾインア
ルキルエーテル、アンスラキノン等のキノン類他の従来
公知の材料を好適に用いることができる。
光硬化型ポリマ一層の形成は、まず上記光重合性モノマ
ーに重合開始剤を溶解した後、この溶液を凹凸が形成さ
れたスタンパ−とガラス基板との間に流し込む。次いで
、紫外線等の電磁放射線を照射して千ツマ−を重合硬化
させた後、スタンパ−を剥離することにより行なうこと
ができる。上記塗布液(モノマー溶液)中には、酸化防
止剤、安定化剤など各種の添加物を目的に応じて添加し
てもよい。このようにして形成される中間層の層厚は一
般に0.05乃至100 gmであり、好ましくは0.
1乃至50μmである。
次いで、基板(または下塗層もしくは中間層)上には記
録層が設けられる。
記録層に用いられる材料の例としては、Te、Zn、I
n、Sn、Zr、AIL、Tf、Cu、Ga、Au、P
t等の金属;Bi、As、Sb等の半金属;Ge、Si
等の半導体;およびこれらの合金またはこれらの組合せ
を挙げることができる。また、これらの金属または半金
属の硫化物、酸化物、ホウ化物、ケイ素化合物、炭化物
および窒化物等の化合物;およびこれらの化合物と金属
との混合物も記録層に用いることができる。あるいは、
色素とポリマーとの組合せを利用すること・もてきる。
記録層は、上記材料を用いて蒸着、スパッタリング、イ
オンブレーティングなどの方法により基板上に形成され
る。記録層は単層または重層でもよいが、その層厚は一
般に100乃至5500λの範囲であり、好ましくは2
00〜1000人の範囲である。
記録層上には、機械的強度の向上などの目的で、たとえ
ばゼラチン、ゼラチン誘導体等の天然高分子物質;セル
ロース誘導体、ポリサッカライド、ラテックス状ビニル
ポリマー等の合成高分子物質などからなる保護膜が設け
られていてもよい。
なお、前述の貼り合わせタイプの記録媒体においては、
上記構成を有する二枚の基板をその記録層が対向するよ
うにして接着剤等を用いて接着、組み立てることにより
製造することができる。
また、エアーサンドイッチタイプの記録媒体においては
、二枚の円盤状基板のうちの少なくとも一方が上記構成
を有する基板を、リング状の外側スペーサと内側スペー
サとを介して接合することにより製造することができる
さらに、本発明の情報記録媒体は読取り専用の記録媒体
に限定されるものではなく、たとえば光磁気ディスクな
どの情報の消去可能型の記録媒体をも含むものである。
このようにして製造される本発明の情報記録媒体は、取
扱いの容易さおよび損傷の防止、破損処理が生じた場合
の後処理などの点から、収納ケースに収納された状態で
使用することができる。収納ケースは、たとえば、ポリ
カーボネート等のプラスチック物質またはアルミニウム
等の金属からなる円盤状の箱型をなし、レーザービーム
による情報の書き込みまたは読み取りのためのスリット
状の開口部が設けられたものである。
次に本発明の実施例を記載する。ただし、これらの各個
は本発明を制限するものではない。
[実施例1] (1)表面カリ強化処理(深さ:約30 gm)の施さ
れた円盤状のソーダ石灰ガラス基板(外径:300mm
、内径:35mm、厚さ:1.3mm)をアルカリ性溶
液およびイソプロピルアルコールで洗浄、乾燥した。
次に、熱可塑性の塩素化ポリエチレン(商品名: CP
E−HA、山陽国策パルプ■製)およびN−β(アミノ
エチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(密着
改良剤、商品名: KBM−603、信越シリコーン■
製)を用いて下記組成を有する塗布液を調製した後、フ
ィルター(ポアサイズ:19Lm)を用いて加圧濾過し
た。
1101騰 塩素化ポリエチレン           5g密着改
良剤            125 m gメチルエ
チルケトン         70m文メチルセロソル
ブアセテート     30mMこの塗布液を上記ガラ
ス基板上に回転数1100Orpのスピンナーを用いて
30秒間塗布したのち、lOOoCの温度で2分間乾燥
して、乾燥膜厚が約1pLmの保護層を形成した。
次いで、ガラス基板の保護層が設けられている側とは反
対側の表面に、ポリメチルメタクリレートからなる下塗
層を上記と同様のスピン塗布法により0 、31Lmの
厚さで形成した。
この下塗層上に、真空蒸着法によりI n300人およ
びGe5100人を共蒸着させて層厚が400人の記録
層を形成した。
このようにして、順に保護層、基板、下塗層および記録
層からなる試料Iを製造した。
(2)上記(1)の試料の製造において、熱可塑性ポリ
マーとして塩素化ポリエチレンの代りにポリスチレン(
分子量:3X10’)を用いること以外は、上記(1)
の方法と同様の操作を行なうことにより、順に保護層、
基板、下塗層および記録層からなる試料■を製造した。
得られた試料工および■を記録層を内側にして対向させ
、プラスチックスペーサを介して接着することにより、
エアーサンドイッチ構造の情報記録媒体を製造した。
[実施例2] (1)実施例1において、熱可塑性ポリマーとして塩素
化ポリエチレンの代りにビニルトルエン拳ブタジェン共
重合体(商品名ニブライオライトVT、グツドイヤー社
製)を用いること以外は、実施例1の方法と同様の操作
を行なうことにより、順に保護層、基板、下塗層および
記録層からなる試料■を製造した。
(2)また、熱可塑性ポリマーとして塩素化ポリエチレ
ンの代りにスチレン・ブタジェン共重合体(商品名ニブ
ライオライト5−5B、グツドイヤー社製)を用いるこ
と以外は実施例1の方法と同様の操作を行なうことによ
り、順に保護層、基板、下塗層および記録層からなる試
料IVを製造した。
得られた試料■およびIVを記録層を内側にして対向さ
せ、プラスチックスペーサを介して接着することにより
、エアーサンドイッチ構造の情報記録媒体を製造した。
[実施例3] (1)実施例1において、保護層用の塗布液として下記
組成を有する塗布液を用いること以外は実施例1の方法
と同様の操作を行なうことにより、順に保護層、基板、
下塗層および記録層からなる試料Vを製造した。
塗1液fl威 スチレン・無水マレイン酸共重合体    2g(共重
合モル比: 52/48 、分子量:4X10’)メチ
ルエチルケトン         50m文メチルセロ
ソルブアセテート50 m fl(2)また、保護層用
の塗布液として下記組成を有する塗布液を用いること以
外は実施例1の方法と同様の操作を行なうことにより、
順に保護層、基板、下塗層および記録層からなる試料V
Iを製造した。
1光亘り皿誠 スチレン・無水マレイン酸共重合体    2g(共重
合モル比: 52/48 、分子量:  4X 10’
 )γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン(商
品名: KBM−403、信越シリコーン■製)2gメ
チルエチルケトン         50m文メチルセ
ロソルブアセテート50mJlj得られた試料■および
VIを記録層を内側にして対向させ、プラスチックスペ
ーサを介して接着することにより、エアーサンドイッチ
構造の情報記録媒体を製造した。
[比較例1] 実施例1において、基板表面に保護層を設けないこと以
外は実施例1の方法と同様の操作を行なうことにより、
順に基板、下塗層および記録層からなる試料を二枚製造
した後、これらを実施例1の方法と同様にして接着し、
エアーサンドイッチ構造の情報記録媒体を製造した。
実施例1.2および比較例1で得られた各情報記録媒体
について、下記の二つの条件下での保存性試験により評
価した。
情報記録媒体を、 (a)温度40°C1湿度80%R)((7)恒温恒湿
槽中で3箇月間放置後、および (b)温度60℃、湿度90%RHの恒温恒湿槽中で1
箇月間放置後、 基板の表面状態を目視により観察し、その結果をA−C
の三段階で評価した。
A:白ヤケが発生していなく、シワその他の表面状態の
劣化がなかった B:白ヤケまたはシワが表面の一部に発生していた C:白ヤケの発生により表面が白濁していた得られた結
果をまとめて第1表に示す。
第1表 試料  (a)    (b) 実施例II     A     A II     A     B 実施例2  酊    A     BIV     
A     B 実施例3V     A     B VI     A     A 比較例I        OC

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1。ガラス基板上にレーザーによる情報の書き込みおよ
    び/または読み取りが可能な記録層を有する情報記録媒
    体において、記録層が設けられる側とは反対側の基板表
    面に熱可塑性樹脂を含有する保護層が設けられているこ
    とを特徴とする情報記録媒体。 2。上記熱可塑性樹脂が、塩素化ポリオレフィン、ポリ
    スチレン、ブタジエン共重合体のうちの少なくとも一種
    を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の情
    報記録媒体。 3。上記熱可塑性樹脂が、カルボキシル基および/また
    は無水マレイン酸基を有するポリマーであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の情報記録媒体。 4。上記保護層が、カルボキシル基および/または無水
    マレイン酸基を有するポリマーとエポキシ化合物との混
    合物からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の情報記録媒体。 5。上記カルボキシル基および/または無水マレイン酸
    基を有するポリマーが、スチレン・無水マレイン酸共重
    合体であることを特徴とする特許請求の範囲第3項もし
    くは第4項記載の情報記録媒体。 6。上記情報記録媒体が収納ケースに収納されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第5項のいず
    れかの項記載の情報記録媒体。
JP60015046A 1985-01-28 1985-01-28 情報記録媒体 Pending JPS61172231A (ja)

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JP60015046A Pending JPS61172231A (ja) 1985-01-28 1985-01-28 情報記録媒体

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JP (1) JPS61172231A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020069722A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 ダイニック株式会社 熱溶融転写型インクリボン

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JP2020069722A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 ダイニック株式会社 熱溶融転写型インクリボン

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